鈴木康士のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
心霊探偵八雲シリーズ第1弾。
特殊な身体を有して生まれた、斉藤八雲。
大学の部室で寝泊まりすることが多い八雲に、大学の女学生が知人に教えられ、
訪ねて来た。八雲なら解決できると、依頼をしてくるのだが、
果たしてそれはどんな依頼で、八雲の特殊な身体と関係があるのだろうか。
特殊設定ミステリーであり、ホラーミステリーである、このシリーズ。
完全版が出てる中であえてこの文庫本を読んでることは気にしないでください。
八雲の特殊な身体がゆえに起きた人生、そしてどうしてこんなことになったのか。
全ては生まれた時から始まっていたのかもしれない。
ちょっとばかし、幽遊白書の飛影と被る感じがあるのはおかしいだろうか。
あえてどういうことかは言いませんが読んだ人だけがわかる?
幽遊白書知らないと分かりませんが、とても似ているというか、
八雲が生まれたばかりで意識がはっきりしているということは
考えにくいので、違うとも言えるかな。
アニメ化も舞台化もしてる作品ですが、作品に触れるのはこの1巻が初なので、
これから12巻+スピンオフ?をいつ読み終わることやら。
読書好きが一気にシリーズ読むとは限らないので、気長に読んでいきたいですね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今までのシリーズの中で1番胸糞悪い事件だった。
連続殺人事件に巻き込まれ、美雪の因縁により容疑者に仕立て上げられた八雲。もちろん八雲が犯人ではなくて、犯人は後藤刑事とは管轄外の夏目刑事。クソ男3人が被害者を拉致監禁、妊娠したことが分かり放置。一心と面識のあった寺の僧侶がその3人のうちの1人の父で、息子が犯した罪を訴えることもできずかといって監禁された女性を見殺しにもできず、ただ生きながらえさせるために食べ物を与え見離さずにいた。だが息子が罪の意識に耐えられなくなり自殺してしまい、結局その女性を殺し遺体は湖の中へ。…夏目さん最後は死んじゃったけど、この人のしたことは悪いけど、大好きだった人が散々痛めつけられて本当に辛かっただろうな…と思うので美波さんと穏やかな世界にいてほしい本当に。
そして八雲の逃走幇助とか警官に暴力を振るうとか、色々やらかして吹っ切った後藤刑事。ついに警察じゃなくなる!タイトルの心霊探偵というワードがようやく8巻で!ここから益々楽しみ。
石井はあんなに慕っていてかわいそうやけど宮川刑事と頑張ってほしいここもいいコンビ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ間違えて6を先読んだから余計その後の奈緒ちゃんの将来を思って泣いてしまった…。明美先生が生きていたらきっと八雲は全然違う未来を歩んでいただろうなと思う…死なないでほしかったけど、常に死がそばにあるこのシリーズの中では大切な人の死が余計に深く刺さる…。
そして一心さん…人ができすぎている…プロポーズも素敵すぎた。明美先生が亡くなって絶対辛かったはずなのに奈緒ちゃんを引き取るために死亡日を1日ずらして家族だったという既成事実を作るほど、奈緒ちゃんを引き取る覚悟と責任感。引き取った後は実の子どものように深い愛情で育てて、姉の子どもである八雲とも真正面から向き合って、慈悲深い精神と包容力が八雲を犯罪者にすることなくちょっと捻くれているけど本当はいいやつのまま成長させることができたんやで…。八雲が一心や後藤刑事に出会わなかったらとっくに死んでたんかな、生きててくれてよかった。 -
Posted by ブクログ
警察すら翻弄する天才的な頭脳を持つ怪盗・山猫が、大胆な手口で事件の裏に隠された真実に迫るミステリー。怪盗でありながら探偵のように本質を暴く山猫の行動が、善悪の境界を揺さぶりながら物語を動かしていく。
山猫は義賊のようでありながら、その動機や本心は多く語られず、どこか危うさとミステリアスな魅力を併せ持つ存在として描かれていた。自分のルールに従い、社会のルールでは裁けないものに介入していく姿には痛快さがある一方で、その正しさとは何かを考えさせられる深みも感じた。シリーズ第1作として物語としての満足感がありながらも、山猫という人物の謎はまだ多く残されており、これからどのように描かれていくのか、続編も楽しみになる一冊だった。 -
Posted by ブクログ
先が予想できない展開ですらすらと読めた。
友達に勧められてこの本を買ったが、あっという間に1冊読み終えた。
霊が見えると言う主人公が様々な事件を解決していくかつ、主人公の女の子との恋愛模様を描かれている。
最後の一文にあった「人間は未完成の方が面白い」というのが良いフレーズだなと思った。逆に完璧な人っていうのは、つまらなく思えてしまうのかもしれない。その未完成さがその人の人間味を醸し出したり、ある意味その人の良さだったりするので、あまりごちゃごちゃ考えずに、好き勝手生きる方が、その人らしさが出ていいのかもしれない。
先も読んでみたいと思ったので、さっき2冊目をポチった。 -
Posted by ブクログ
『幽霊に交渉して事件解決なんてあるのか!?』と、事件解決のヒントの見つけ方が斬新すぎる作品。
殆どのミステリーは、事件が起こると被害者の周辺情報をもとに犯人を探っていくが、本作では現場に残る被害者の魂に問いかけて解決していく。
本作は、死者の魂を見ることができる不思議な赤い目をもつ大学生・斎藤八雲が解決する事件の数々が描かれている。
(ただし、見えるだけであり、除霊などをすることはできない)
八雲と同じ大学に通う小沢晴香と仲良く?ヒントを探り、鋭い洞察力と赤い眼で見た幽霊の姿から謎を紐解いていく。
個人的に本作の魅力だと感じるのは、切り抜かれた描写を描く順番である。
点々と事件に関連するシーンが書かれているが、初めて読んだ時、「これが後にどう繋がってくるんだ?」と感じさせられてしまう。
ただ、読み進めていくうちに「あのシーンは、こういう事かな?」という何となくの予想はつけ易くはなるが、何せ八雲しか握っていないヒントもあることから、事件全貌を予想することは難しいと感じる。
本作はホラーというジャンルにはなるが、ミステリー要素も非常に強い。
また、第一巻は文字数もそれほどなく、短編で書かれているため、あっという間に読み終わってしまった。
(そして今、2巻・3巻と手を出してしまっている。)
非常に人気が高い作品で、シリーズも幾つか出ているので、ぜひ手に取って、この不思議な事件に向き合ってみてほしい。