Izumiのレビュー一覧
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叉羅国編が完結。
相変わらずの茉莉花のチートじみた能力が存分に発揮されているし、もの覚えがいいだけでない茉莉花の成長も感じられて末恐ろしい。珀陽も相変わらず、涼しい顔して先々まで見据えた決定をしていて、それなのに、茉莉花を女の子として捉えたときの珀陽の反応は年相応というか、もう尊い。個人的にはラーナシュの前向きさやさっぱりした気遣い、身ぐるみを剥がしてくるような要求を穏やかな顔でしてくる珀陽に対する、無意識な仕返しのような手紙とかが読んでて楽しかった。
茉莉花のこれまでの仕事の線が全て意図せず侵略戦争の点に繋がっているというところで今巻が終わり。茉莉花が叉羅国で売った恩の回収もきっと今後あるだ -
購入済み
最後の最後で!
この作品は毎回ドキドキハラハラ(死語?)させてくれます!読んでいて早く先を読みたくなってしまいます✨
購入された方はわかってくださると思いますが、一番ドキドキさせられたのは最後でしたねw -
購入済み
仕方無い運命
スピンオフ作品である以上、どうしてもオリジナリティな部分で弱くなってしまう。
でも,単体の作品としては完成形に近い秀作なのは変わらない。
あとは皇后の年齢設定からどうしてもねぇ〜
仕方無い評価になってしまう。
気分的には満点にしたいけどね。
この作品も、コミカライズまでが上限。
原作の魅力を壊しかねないので。 -
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ネタバレ1巻からの宿題であった仁耀。
彼が脱獄したことで茉莉花は黒槐国へ行くことになって、そこで隠された大きな事件に遭遇して…と言う流れ。
これは黒槐国編が始まるのかなと思ったけれどどうやらこの一巻で決着がついた(のかな?)
それにしても仁耀の思いは複雑。
珀陽のことを高く高く評価しているのに怖いと言う。
それは天才を理解し難い怖さなのだろうか。
でも、この結末は良かった。
未来に委ねられ、まだ何かが変わっていく余地を残した。
「いつか、また」その日を待ちたい。
そして茉利花は官吏として目指す先が定まってきた感じだね。
外交で戦争よりも大きな成功を収め戦争を起こさないようにするという目標。
うん、 -
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ネタバレ平穏な生活を送りたい女官の類い稀な才を見つけた皇帝が、グイグイ自分の世界に巻き込んでいくこの感じこの感じ~。ありがちな展開だが、ツボは白虎変身。
物事の視点を変えると見えてくるものが変わってくるという試験の件は興味深かったな。知識と知識を結ぶ道を作る。点から道が延び無数の繋がりが生まれ、意味を知る。ここの文章よかった。主人公の世界が広がっていった感じが手に取るように分かる感覚を味わえた。本を読むってこういうのが楽しい。皇帝が主人公の結婚相手の条件を語るシーン【顔がよくて、頭がよくて、身分もあって、収入もなければならない。現時点で思いつけるのは私しかいないんだ】笑いました。 -
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ネタバレ叉羅国編の2巻目。
いよいよ舞台は叉羅国へと言うことで、何が起こるのだろうと期待していたら、いきなり襲われた混乱の中でラーナシュと対立する家の主シヴァンに保護されるとは、流石、巻き込まれ体質の茉利花らしい^^
でも中盤は茉利花官吏伝的にはわりと地味に叉羅国の事情や文化の違いの説明に終始していたのだけど、やっぱりそれだけでは終わらなかった。
今回のお話の個人的ハイライトは茉利花が罪に問われそうなったシヴァンを自らの意志で助けようと勇気を出してラーナシュに声を掛ける場面。
今までの茉利花なら、助けたいと思っても自分にはとても出来ないと諦めてしまっていた彼女が、誰に強要された訳でもなく、自分を -
ネタバレ 購入済み
まさか
まさか旦那様が女装して出てくるなんて。でも、自宅に居る時くらい、もっと男らしい方がギャップがあってカッコイイのになぁ…と、ちょっと残念。
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ネタバレははあ、こう来たかあ。恋は力だもんね^^
前巻ラストの珀陽の告白からの顛末が気になる今巻。
冒頭明かされる茉利花の選択は、まあ、彼女の性格からしてやっぱりなという感じだった。
それでも珀陽と二人のデートでなかなかいい感じだと思っていたら、突然の叉羅国人絡みの展開で、これはこの巻での進展はないんだろうなと思っていたのだけど、まさかの、想いの暴露、茉利花のちょっとやけ気味(?)の告白だった!
これはもう二人で幸せになるには茉利花が行くところまで高みに昇るしかないよねえ。いやあ大変だ。
でもモチベーションは十分すぎるだろう。
頑張って!
それにしても、これはちょっと、というか、かなり、茉利花さん -
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ネタバレ「茉莉花官吏伝」で描かれていた、茉莉花の赤奏国への赴任と内乱を止めるための人質作戦が莉杏視点で描かれる。
暁月が珀陽をどう思っているのかというところがわかるのも楽しいし、人質作戦の時に皇帝としてではなく暁月個人として莉杏の身を案じて反対しているところとか、莉杏に振り回され気味で拗ねて1行手紙を渡すとか、莉杏の想いだけではなく、暁月から莉杏へ向く想いの強さを感じられる描写も増えてきた。莉杏と暁月の絆が強まっているのも感じられるし、著しいスピードでの成長もありつつ、変わらない莉杏の純粋さもかわいい。これからの2人もますます楽しみ。 -
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ネタバレおー、なかなか怒涛の巻だね。
湖州編後半。
死亡事件の調査から隣国の侵略の計画を知った茉莉花たちがどうするかと思ったら、まさか茉莉花が軍師になると!
これは予想外。
茉莉花が女の子のこともあって、そっちの方に行くとは思ってなかったよ。
茉莉花恐るべしい。
だんだんチートになっていくね笑。
いや面白い。
戦を勝利に導いて湖州編も終わりだと思っていたら、そこからの展開がまたジェットコースター。
英雄として禁色を与えられてその上、翔景の結婚申し込み、さらに珀陽の告白だと!
で、そこで引きですか!?
これは卑怯だ笑。
続きが読みたくなる。
兎にも角にも次の巻が楽しみだ。 -
Posted by ブクログ
このシリーズは序章が大体同じような感じで始まってたんだけど、今回はちょっと違くて、茉莉花の「表に出ている」立身出世物語から始まってて新鮮。茉莉花はまた白楼国を離れて今度は叉羅国へ。これまで以上の危険な目に遭いながらも、機転というか茉莉花の能力を存分に活かして対応していく。ラーナシュもだいぶ頭いいなって思った。一方でラーナシュと敵対している家の当主シヴァンは、ちょっと抜けてるところがあってかわいかった。かわいいと言えば、話の中で白楼国の描写がある場面が出てくるんだけど、そこで珀陽と大虎が兄弟喧嘩してて子星が仲裁に入ってて。その喧嘩のやりとりがめっちゃかわいい。
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Posted by ブクログ
科挙試験を通りようやく官吏になった茉莉花の新人初日からのあれこれ。
いやなんか仕事に対する心構えとかとても真っ当でなかなか読み応えがあった。
最初から隣の国の皇帝の世話役とか難しい仕事だけど、前向きに頑張っているなあ。
このまま真っ直ぐハッピーな展開なのかなと思っていたら、途中から陰謀話が加わって、前巻でのマツリカの行動の真の意味が突き刺さる展開にちょっと驚いた。
そうか、こういう物語になっていくんだ。
真っ直ぐなだけでない清濁合わせ飲む、そういう現場で痛みを知りながらも頑張るお話なんだな。
うん、そういうの嫌いじゃない。
珀陽も裏表のある皇帝みたいだけど根本のところは人に優しいな。
さて -
Posted by ブクログ
ネタバレ珀陽と茉莉花がちょっと進展する。茉莉花が相変わらず珀陽に振り回される。そんな珀陽もプライベートでは茉莉花に振り回される。かわいらしい皇太子殿下が登場する。春雪の茉莉花に対するツッコミの切れ味が増している。大虎と翔景が相変わらず斜め上の張り合いをしている。暁月・莉杏・海成がちょこっと出てきてほんわかするやりとりをする。この巻で出てくるラーナシュという異国の青年もだいぶ濃いキャラだけど、それに負けない茉莉花の周囲の賑やかさが楽しい。あとは、もう出てこないと思っていた玉霞が出てくるサプライズ。茉莉花が大切にしてきたことが繋がっているんだなーと思うと感慨深い。