エラリイ・クイーンのレビュー一覧

  • 靴に棲む老婆〔新訳版〕

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    ピストルによる決闘に立ち会う事になったエラリィ。なんとかやめさせようと策を講じるが、事件は起きてしまう。
    マザーグースの歌になぞらえてストーリーが進むので、独特の雰囲気を醸しだしていて、最後までドキドキしました。エラリィの最後の方の行動は、なかなか勇気がいるので私にはできないです。

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    2024年07月07日
  • 災厄の街〔新訳版〕

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    エラリー・クイーンなんて、いつぶりに読んだか分からないくらい。

    今回新訳版が書店の平積みになっていたので、衝動買い。

    日本で「配達されない三通の手紙」という題名で映画化されているらしい。
    (映画は愛憎ドロドロらしい)

    で、本書は正統派ミステリー。
    エラリー・クイーンが本人役で全編登場する。(他のエラリー作品もそうなのか?)

    舞台となる街ライツヴィル。三部作的な後書きがあったが、実際はどうなんだろうか?

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    2024年07月05日
  • 日本庭園の秘密

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    クイーンパパと、エラリイが対峙している状況に終始ハラハラしてました。次々と明かされる事実にビックリするばかり。

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    2024年05月24日
  • スペイン岬の秘密

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    黒い帽子、黒のマント、ステッキのみを身につけた被害者の謎にエラリイ・クイーンが臨む国名シリーズ第9作目。今回、パパは出てきません。寂しい。テンポ良く色んな事が起きたからか、今まで読んだ国名シリーズの中で1番面白いと感じました。

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    2024年04月21日
  • 靴に棲む老婆〔新訳版〕

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    ネタバレ

    クイーンを語れるほど読んでるわけではない、というひとの感想。コミカルな要素がたくさんあって、テンポよく、面白かった。変人を変人と最後まで書き切ったし、変人だなと受け入れられるほどの描写もあったので、読んでる側の納得感もあった。

    とある殺人事件のお話を途中で投げ出し中なのですが、人物描写や劇場感はこちらの方が好みかなとは思いました。変人一家は同じなんですが、人物側の描写が足りてないのか。そちらもいずれ読みますが。

    嵌められた人物の言動と結末、ああ、そうか、だから真っ白になってしまったのね、と。真相を知ればなるほど、とても巧妙でした!

    なんとなくエラリィが得した感もないわけではなく。いずれにせよ、展開の割に後味はそこまで悪くない不思議。

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    2024年02月18日
  • フォックス家の殺人〔新訳版〕

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    12年前の事件を再捜査するクイーン。
    論理パズルと回想・記憶って噛み合うのだろうかと思っていたけど、さすがに上手いねぇ。ライツヴィルシリーズの中では好みの作品だ。

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    2023年10月14日
  • 十日間の不思議〔新訳版〕

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    「後期クイーン的問題」と扱われる作品。
    エラリイ・クイーンのひとりフレデリック・ダネイが「探偵小説と小説中の探偵を摘発する部分を持っている」とするエラリイ最後の事件。
     まるで自身の作風を否定するかのような作品だけど、パズルの限界を感じていたのかなぁ。もっと突き詰めるのは難しかったのでしょうね。

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    2023年10月07日
  • ダブル・ダブル〔新訳版〕

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    とびきりキュートで理知的だけど、世慣れてなくて薄幸なヒロイン、リーマを楽しむ物語といってもいいかもしれない。
    「はちみつとクローバー」のはぐちゃんをぼんやりイメージするのは私だけ?

    マザーグースの見立て殺人。ヴァンダインもアガサクリスティも取り上げていたのを読んで、「マザーグースを知ってたら、きっともっとぞくぞくわくわくするのに!」と、どこか悔しい思い。
    エラリークイーンは神学的モチーフも絡んでくるので、楽しむためにも予備知識を仕入れたいなあと思います。

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    2023年05月12日
  • 災厄の街〔新訳版〕

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    ネタバレ

    初めて読んだエラリイ・クイーンの小説。
    前半では、田舎町の良い面も描かれるが、事件後は圧倒的に悪い面が多く描かれる。
    登場人物たちの濃い人間関係によって拗れていく事件が、緻密な人間描写によって、なんの無理もなく展開されていく様子は、圧巻だった。
    こうした、ドロドロとした関係のミステリ、そして、探偵が気付くのがあまりにも遅いミステリは、イライラして読むのが辛いこともあるのだが、今作は、エラリイの人柄もあって、スルスルと読めた。
    真犯人が被害者となるはずだったノーラであることに関しては、状況的に考えて、わりとすぐわかるのだが、ジムの姉にまつわる謎解きは、最後までわからなかった。
    何より、意外だったのは、ノーラが、夫を犯人に仕立て上げた事で、物語序盤から、魅力的なパットに感情移入させられてしまっていたので、読者もエラリイも、ノーラの狂気に気づくことができない、という仕掛けを、作者は作っていたのかなと思った。

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    2023年05月07日
  • 十日間の不思議〔新訳版〕

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    ネタバレ

    エラリークイーン研究の新書で、エヴァンゲリオンに似ているという説を見て、興味惹かれて読んでみました。(とは言っても、エヴァと親しんだことがないので比較はできず。なんとなしのミーハー心です)

    事件前のエラリーの感情が太字で書かれ、意味を勘繰っていたけれど、感情的に入り込むことで判断が鈍って犯人にミスリードされてしまったのかな、、
    幕引きの仕方(自害を示唆する)がどこかドルリーレーンのような、自分で用意した舞台を終わらせた感じがしてしっくりこず。本人が法で裁かれることを望んでいないことは理解できたけれど、時代の法制度上、どのみち死刑になるということなのか?

    それでも、難しくて正直さっぱりだった神学モチーフも、感情のもつれも気になって気になって一気読みでした。

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    2023年05月02日
  • 災厄の街〔新訳版〕

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    ライツヴィルものの第1作。
    謎解きももちろん素晴らしいのだけど、今回読んでみてそれ以上に感心したのが、ライツヴィルの街そのもの。
    無責任で、人の不幸を待ち望み、煽るためなら嘘も厭わない街の人たち。これって現代と何らかわらない。ことにネットではなおさらで、人の本質ってものはこういうものかと納得してしまう。だからこそ理性的な振る舞いが求められるのでしょうね。

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    2023年04月29日
  • ダブル・ダブル〔新訳版〕

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    マザーグースの見立て殺人なんだけど、馴染みがないせいでまったく思いつけない。説明されて、「なるほどね、うまい見立てだ」と後付けで納得するしかないのが残念。とはいえ素材のアレンジは見事なもの。連続殺人の工夫はさすがだ。
    ライツヴィルにくるとクイーンの鋭さが鈍るのはご愛嬌ですかね。

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    2023年04月21日
  • 靴に棲む老婆〔新訳版〕

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    久しぶりにエラリイ・クイーンを手にしたけど、やっぱり面白い。クイーンの作品はかつて一通り読んだけど、新訳シリーズに期待しちゃう。けっこうクイーンのキャラが違う印象になるよね。ドルリィ・レーンの4作品もハヤカワで新訳出してくれませんかね。

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    2023年04月14日
  • 靴に棲む老婆〔新訳版〕

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     一九四三年初版。国名シリーズ→ハリウッド→ライツヴィルときて、またここでニューヨーク市警レギュラー陣わちゃわちゃシリーズへ戻る。わちゃわちゃぶりはだいぶこなれてきた…ヴェリー部長刑事もよく喋るし(昔は影のようだった)、プラウティ医師も少ない出番ながら「(プラウティ医師、退場)」なんて太字の括弧付きで書かれたりするし…と思ったら、解説によるとこうした登場人物たちの性格や“ノリ”は一九三九年に放送開始されたラジオドラマ版エラリー・クイーン・シリーズに寄せたものだとのこと。
     なるほど、それだけでもなるほど、なんですが、本作はさらにそのラジオドラマ版に登場するある人物の、前日譚まで兼ねているということだ。こういう演出は本当にクイーンの得意技だよなあと思うが、当時のラジオドラマファンの人はさぞかし喜んだだろう。論創社から四冊出ているというラジオドラマの脚本集、私もいずれ読まねばなるまい。

     ミステリーとしてのトリックやらロジックやらについてのコメントは、すでに世にある解説や他の方のレビューにお任せして、私はやっぱり、『十日間の不思議』のレビューに引き続き、エラリーの恋愛について語りたい。ので語ります。

    ※他作品も含め、このあと事件の真相に関わるようなネタバレはしないつもりですが、そうでない部分についても先入観を持たされるのはごめんだという方はご注意ください。

     今回のエラリーのロマンスは、エラリーがシリーズの主人公名探偵として到達できる最大限の「恋の成就」だったのではないかなあ。という話。(ど、どうでもいい!が続ける)
     まず、エラリーは結婚する未来を封じられている(第一作『ローマ帽子〜』の序文では、後に妻子を設けイタリアに移住する未来が描かれていたのに、いつのまにかその設定は闇に葬られた)。そして、一九三八年『ハートの4』で初登場し、短編集『エラリー・クイーンの新冒険』に収められた一九三九年発表の四作品で甘々のイチャつきぶりを見せた相思相愛の恋人ポーラ・パリスは、その後姿を表さない(らしい)。やはり、探偵役にステディな相手がいると、作劇上何かと都合が悪いのかもしれない。“名探偵を結婚させると不自由”という言説は、以前『明智小五郎全集(講談社文庫)』の解説でも見かけた。
     見えざる神の手によって結婚も恋愛も阻止される運命にあることを悟った(?)のか、エラリーは『災厄の町』でパティ・ライトといい感じになるも、“美女に惚れられても身を引いてしまう寅さん体質”(飯城勇三『エラリー・クイーン完全ガイド』より)を遺憾無く発揮。ポーラのときのように決定打をかましにはいかず、失恋といえば失恋に終わった。それに対し、今回の恋のお相手とは、飯城さんの解説によれば今後も“友達以上恋人未満”の関係が続くということだから、いわば“持続可能な男女関係”(←野宮真貴が横山剣とのデュエット曲に関して述べた言葉をお借りしました)に持ち込めたわけで、物語の都合を背負ったエラリーの立場としては最大限の勝利なのではないだろうか。私みたいな下世話な読者に対しても、楽しいニヤニヤを提供できるし。
     エラリーがどれだけ熱をあげるかは色々だが、ある時期以降結構どの作品でも印象的なヒロインが登場するのもクイーン作品の面白いところだ。色んな美女が出てきて、まさに寅さん見てる気分。女性の台詞は特に古い訳だとどうも不自然に感じがち(「〜ですの」とか)なので、どんどん新訳が出てくれたら嬉しいなと思うけど、ちょっと古い日本映画の女優さんのあのお上品な話し方をイメージすれば良いと思えば、苦手意識が減るかもしれない!

     

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    2023年04月13日
  • 九尾の猫〔新訳版〕

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    面白かった!!
    表現が詩的なところもあり、皮肉たっぷりのところもあり、読み物としても楽しい。悩めるエラリィを応援したくなる。
    犯人は途中でそうかなぁと思ったけれど、分かっても最後まで一気読みさせる。

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    2023年03月07日
  • 九尾の猫

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    社会派ミステリ。
    連続殺人犯を追うエラリイ・クイーン。
    全く手掛かりがない状態から、一気に事件が繋がり、容疑者が見つかるシーンがとても印象的。
    大衆の混乱を描いた章も、価値がある名シーン。
    結末にも一捻りあり、最後まで楽しめた。

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    2023年01月28日
  • 靴に棲む老婆〔新訳版〕

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    メタミス的なひねりもあまりない、直球勝負なミステリで、長さも考えるとメイントリックがやはり軽い気がする。その分、読み物としては抜群に面白い。濃すぎる登場人物に、マザーグース殺人と仕掛けも派手。最後の拳銃が見つかってからの、罠と称するエラリイのドタバタなんて過剰サービスの気もする。巻末の解説ではラジオドラマとの関係が指摘されているが、なるほどなあという感じ。
    個人的には生涯で初めて読んだエラリー・クイーン物で、多分中学生(ひょっとしたら小学生)の頃のことで、異様に面白かったことはともかく、終盤の展開(犯人が誰とか、署名を巡るあーだこーだ)をまるごと覚えていたのは、さすがに子供の記憶力。ひさしぶりの再読に感慨深かかったり。

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    2023年01月08日
  • 災厄の街〔新訳版〕

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    ネタバレ

    お正月に読むのにぴったり!

    よく言われているプロットがすごい、の意味を初めて理解したかもしれない
    犯人やトリックや動機を知ることより、一連の真実を知ったことで"今まで見てきたもの"が全く違う見え方になるのが、そしてそれがとても哀しい話なのが独特の読後感に繋がってるのかな…と思った
    裁判のパートは飽きるかなと思ったけどそうでもなくて、全体的に面白かった

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    2023年01月02日
  • ダブル・ダブル〔新訳版〕

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    クイーンの描く童謡見立て殺人。差出人不明の新聞の切り抜きに興味を引かれ、久しぶりにライツヴィルへと引き戻されるエラリイ。事件の被害者の娘でエラリイを魅了する妖精のようなリーマ。
    エラリイが謎解きを語り始めるまで「何がどうなっているのか」がハッキリしない状況で、久しぶりに先の読めない「事件」に翻弄されて楽しめました。

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    2022年10月17日
  • ダブル・ダブル〔新訳版〕

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    四月四日~六月十三日までのライツヴィルの事件に対するエラリィの取り組み。
    出かけてザーッと調べてパッと解決とはいかない事件。
    現実ってそんなものかなぁと思ってしまう

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    2022年09月17日