エラリイ・クイーンのレビュー一覧

  • シャム双生児の秘密

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    ネタバレ

    印象的だったのは、ダイイングメッセージとは、ということ。
    それと「Yの悲劇」でも思ったのだけど、かなり特殊な身体的特徴を持つ登場人物の行動や言動が、とても純粋で清らかなものに感じられる。筆者の優しさのようなものを垣間見るような気がした。

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    2012年01月08日
  • ローマ帽子の秘密

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    ネタバレ

    エラリー・クイーン・シリーズ

    弁護士モンティー・フィールド殺人事件。ローマ劇場で毒殺されたモンティ・フィールド。現場から消えた被害者の帽子。強請屋である被害者のシルクハットに隠された秘密。劇場に招待されていたモンティー・フィールドの元共同経営者ベンジャミン・モーガン。モンティー・フィールドに強請られていたベンジャミン・モーガン。被害者のポケットにあった小物入れの持ち主フランシス・アイヴィス・ホープ。彼女の婚約者で役者のスティーブン・バリー。モンティー・フィールドの強請りのネタの隠し場所。

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    2013年03月10日
  • アメリカ銃の秘密

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    ネタバレ

    エラリー・クイーン・シリーズ

    2万の観衆の前でロデオ・ショー中に射殺されたバック・ホーン。25口径の拳銃。エキストラなどの持つ45丁の銃。消えた拳銃。バック・ホーンの紹介でやってきた新しい団員ベンジー・ミラー。同じ現場同じショーの最中に再び繰り返された殺人。被害者はウッディー。銃弾の入射角の謎。

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    2011年11月18日
  • オランダ靴の秘密

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    ネタバレ

    エラリー・クイーン・シリーズ

     百万長者アビゲール・ドルーン夫人殺害事件。手術前に絞殺された被害者。容疑者であるジャニーはアリバイを主張するが証人の正体を明かさない。ジャニーのアリバイ証人スワンソンの登場。同時刻に起こったジャニー殺害事件。靴紐の修理に使われた絆創膏の謎。ジャニーに化けた犯人が残した手術着に隠された秘密。

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    2011年11月18日
  • 十日間の不思議

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    ネタバレ

    エラリイ・クイーンの中では今のとこ一二を争う位好き。安定のライツヴィル。とにかく終盤の推理シーンは圧巻の一言。ネタバレになるかグレーなんだけど、この本を読んでた時は「後期クイーン問題」って言葉がマイブームで、その構造のお手本みたいな作品。「後期クイーン問題」の意味については各自ディクショナリーを参照しましょう。あとがきにも書いてあったけど、一か所地の文で嘘の情報が書かれている。でも別にアンフェアだって騒ぐ必要は無い。全体的には超絶に面白いから。

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    2011年11月03日
  • ギリシャ棺の秘密

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    超長かった記憶。でも読むのはしんどくなかった。エラリイの推理手法の成り立ちについての記述が有って個人的にはかなり好き。

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    2011年11月02日
  • Yの悲劇

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    日本では古典ミステリーの最高傑作と呼び声の高い本作。

    かの江戸川乱歩も褒め称えたとか。

    内容は確かにすごい!
    全ての文章が犯人当ての布石となっていて無駄がない。

    ラストは、意外な犯人が。
    奇妙な凶器の理由も、本来なら有り得ない動機も全て丹念に読めば見えてきます。

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    2011年03月08日
  • Zの悲劇

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    多分受けるイメージはこうでしょう。
    「地味」「面白くない」「期待はずれ」
    私もそう思いました。
    しかもずーーーっとある男の無実追及だし。
    退屈するな、と。

    でも本当の楽しみは
    最後、レーンの話にあるわけで。
    そう、ワクワクさせる要素があるんです。
    そこがお楽しみ。

    そして、26人が消去され、
    最後の一人になったとき…
    はっとさせられることでしょう。

    短気な人には向かない作品。
    でも通な人にはとても面白い作品。

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    2010年07月06日
  • 日本庭園の秘密

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    国名シリーズ最終作ですが、
    残念なことに読者の挑戦表記がない!
    非常に残念であります。

    この事件は舌を巻くことでしょう。
    なにしろ、トリックが奇想天外なもの
    まぁ、予想不可能なものだからです。
    そしてラスト前に出てくる事実にも
    まず驚くことでしょう。

    ああ、終わったと読者が油断した隙に
    もう一発一撃を食らわせるのですから。

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    2010年06月30日
  • 犯罪カレンダー(7月~12月)

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    前半部はなんだかなーと思っていたけど
    後半月はよかったなぁ。
    何よりもちょっと謎解きの興味をそそられて、
    なおかつ殺人事件も起こるという
    2コンボの作品もあるのでなおよし。

    そして一番面白いのは
    なんと、ドッキリミステリーがあること。
    そう、エラリイ氏はだまされたわけで…
    そういう使い方もミステリーはできますな。
    確かに。

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    2010年06月29日
  • アメリカ銃の秘密

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    あんまり評判はよくない本ですね。
    確かに、弾道学が出てきたりと
    非常に複雑な事情が絡んだりするせいかと。

    でもトリックは大胆ですし、
    普通じゃありえないような事実が
    ばっ!と出てきたりといろんな面で面白いと思いますけど。
    ただ、引っ掛けるわなもあるからそこのところは注意ね。

    エラリイは第2の犯罪が防げなく
    しょぼくれてましたね。
    でもあれは防げなかった気がします。

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    2010年06月23日
  • オランダ靴の秘密

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    おなじみ「読者への挑戦」シリーズ。
    病院内、手術前に殺人が露見する
    特殊中の特殊な設定です。

    たぶん犯人は容易に推測できるでしょう。
    広義での犯人は。
    ただし、そこで油断すると著者の思う壺です。
    してやられますよ。

    しかしながら「金」というものは結局
    人を変えてしまうものですな。

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    2010年06月21日
  • フランス白粉の秘密

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    事件が錯綜して
    一部読みづらい部分はありますが
    非常に読み手の推理意欲を書きたててくれる良書です。
    もちろん国名シリーズのため読者の挑戦つき。

    真犯人はなかなかでないことでしょう。
    何しろ別に出てくる事件が邪魔をし
    その真犯人が出てくることを
    かたくなに拒みますからね…

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    2010年06月11日
  • 十日間の不思議

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     犯罪研究家エラリー・クイーン・シリーズ全33作中18番目の作品。『ローマ帽子の謎』が1929年の作品ですから、それから19年経っていますので、中期の作品ですね。

     初読だと思っていたんですけど、エラリイが語る事件の説明まで進んで、「あれ? このシーンは何となく覚えている」と気づき、エラリイがアナグラムについて説明する段階になって、ようやく2度目と確信したぐらい、まったく事件の概要そのものは覚えていませんでした…。でも、トリックそのものは心理的なのですが、ひねってあってとても素晴らしいと思いますね。これが現代に翻訳されたら、ベスト10には入りますね。☆☆☆☆というところです。と思っていたので

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    2010年06月05日
  • ギリシャ棺の秘密

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    エラリイがはじめて関わった事件。
    まだ若造のエラリイ君は
    様々な推理の誤りをおかしつつも
    やがて真相へと近づいていきます。

    エラリイの作品ではかなり長く
    眺めが苦手な人にはお勧めはあえてしません。
    しかしながら読者をあきさせないので
    そんなに苦にはならないのは確かで…

    この作品は
    あの読者への挑戦つきであります。

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    2010年06月04日
  • Xの悲劇

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    シェイクスピア俳優・ドルリーレーンの最初の事件簿です。
    ドルリーレーンが生き生きしています。舞台を降りた名優が犯罪を解き明かしていくストーリーなのですが、話の各所にちりばめられた、シェイクスピア作品からの台詞の引用がすごく好きです。シェイクスピアを読みたくなります。
    ドルリーレーンの持って回ったような言い方とか仕草が微笑ましいです。

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    2010年06月03日
  • 日本庭園の秘密

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    あれ?と思っていたことは最後に解き明かされた。けど、まさかこういう事件展開とは思いもつかなかった。すっかり、はまってしまったようだ。

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    2010年03月29日
  • エジプト十字架の秘密

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    アメリカはウエスト・バージニアの片田舎で起きた凶悪な殺人事件に興味を抱いたエラリー・クイーン。その惨状は、T字路に立つT字型の道路標識に、首を切られた死体が磔にされており、被害者宅の扉にはTの血文字が残されていた。「T」とは何を意味するのか。やがて同様の殺人事件が離れた別な地域で起き、単身現場にかけつけるエラリーが事件の謎を解こうと推理を巡らせるが…。NYでの活躍が中心だったエラリーが、クイーン警視とは行動を別にし単身地域を駆け回るところがこれまでと違う点。前半は「T」をめぐっての宗教的象徴、タウ十字架と博学者らしい解釈、古代宗教的な狂信者、裸体主義者村など、事件の異常性を強調するような記述が

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    2011年07月22日
  • Yの悲劇

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    ハッター家連続殺人事件。
    自殺した当主の夫。卵酒による毒殺未遂、なしに注射された毒。
    夜中に殺害された当主ハッター夫人、凶器に使われたマンドリンの謎。
    爆発した薬品庫。

    2009年1月30日購入

    2009年1月31日初読

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    2009年10月07日
  • Yの悲劇

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    エラリークインは赤○次郎のように突拍子も無い人間が犯人だったりしない。
    まさに正統派。
    その作品の中でも最高に出来のいい作品。
    だって絶対犯人わからないけど、(犯人がわかった時の衝撃度はすごかった)絶対納得しますよ。
    X,Yとクオリティが高いのだが、Zがダメダメなのが残念。

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    2009年10月04日