エラリイ・クイーンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
再読。
ドルリイ・レーンものはなかなか読み応えがあっていい。
ドルリイ・レーンの人となりは、好き嫌いが分かれるところであろうが、四部作の評価については(ひとまとまりで見たときについてでは)一致するだろう。
ただ、個々で見て何が一番かと問えば、「Xの悲劇」か「Yの悲劇」かで分かれる。
私はどちらかと言えば、心情的にどちらも一番だと、言いたくなってしまう(笑)。
というのも、秀でている箇所がそれぞれ違う為、比較し様がないと思うからである。思うにそれぞれの良さがあるから、このような意見割れが起こるのであろう。
「Xの悲劇」の秀でている点は、その「簡潔明瞭な論理展開」だろう。成程、と思わせるそのスッキリ加減は、やはり傑作といわれるゆえんだろう。
「パズル」の真髄を見た。
しかし、ダイイングメッセージのインパクトは、やはり「Yの悲劇」が随一。
Xも悪くは無いのだが、意味を明かされてもピンとこないようなものだからか、それが評価を多少落としている要因ではないかと思わざるを得ない。