エラリイ・クイーンのレビュー一覧

  • 災厄の街〔新訳版〕

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     評判の良いライツヴィル物。再読になるが、読み終えた今も全く覚えてないし思い出せない(^^;;。が、読んで良かった印象。懐かしいエラリイ、再度逢えただけで満足してる。新訳のハヤカワ文庫、かなり分厚いし。邦画「配達されない三通の手紙」も観てるはず。暇があれば発掘します。また、ミステリーの古典物、再読したい。流れで「フォックス家の殺人」に手を伸ばし……。

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    2022年01月24日
  • 十日間の不思議〔新訳版〕

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    ネタバレ

    帯に堂々と「後期クイーン的問題」と謳って、ネタバレしているのには困ったもんだ。ここでのクイーンは騙されます、少なくとも一度は間違った推理をします、と明言してるようなモンだからねえ。まあ、そういうものとして読んで、きちんと面白かったからよしとしよう。この新訳で始めて、「十日間の不思議」を読む人はみんなそんな読み方をするんだろうなあ。

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    2021年10月07日
  • クイーンのフルハウス

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    評価高めなのは、全エラリー・クイーン作品の中で一番というか唯一気持ちが揺さぶられる「キャロル事件」が入っているから。「アメリカの悲劇」的なテーマで、恵まれない境遇から努力で這い上がった主人公が追い詰められる悲しさが胸を打ち、愛情と非情、大切な人達を守るための打算や裏切りなど人間の多面性が掘り下げられている。それら全てを受け止めて探偵がとった行動は、国別シリーズの頃から180度変わってフィリップ・マーロウに近い。
    短編集のタイトルはクイーンにかけて五編でフルハウスというのが、お洒落で気が利いているけれど、どれがスリーカードでどれがワンペアか?長さ基準?この「キャロル事件」に寄席の小噺的「パラダイ

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    2021年09月26日
  • 十日間の不思議〔新訳版〕

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    ネタバレ

    『災厄の町』『フォックス家』と世間的には成功とは言えなくとも、関係者を満足させて一応の平和をもたらしてきたライツヴィルを三度目訪れたエラリイと、彼を迎える表面的には豊かな一家。
    この結末はつらい。

    ライツヴィルといえば田舎特有というか、ねっとりした人間関係、ガサツでいやらしい群衆たちというイメージだけど、これまでの二冊に出てきた不快な人々の中でもダントツ不快な二人!と起こりながら読んでた(笑)

    でも最後は辛い。なんともいえない。なるほど、これがエラリイのトラウマになるわけだ…。

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    2021年09月08日
  • 九尾の猫〔新訳版〕

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    ネタバレ

    レーンシリーズより面白かったと思う。
    カザリス逮捕の時点で7割ほどの進捗だったのでこの後どんな展開かと思ったら、セレストとジミーの結婚、動機の追求、そして真犯人解明と最後の最後まで楽しめた。

    ただ、犯人が女性だったが、細い紐で抵抗されず男を殺せるものだろうか?そう考えてカザリス夫人を犯人候補から退けていたので、やや疑問が残った。

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    2021年09月07日
  • 災厄の街〔新訳版〕

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    ネタバレ

    面白かった。クイーンは旧訳のドルリー・レーンものを四苦八苦しながら読んで以来なので、新訳の読みやすさに感動しながら読んだ。

    エラリイが偽名で滞在するライツヴィルで、借りた家の持ち主の家族の中で計画殺人が??という話だけど、クイーンらしくとてもフェアだし、手がかりは全て読者に示されていて、そこそこミステリ読んできた人なら、なんとなくの真相の大枠は掴めるのではないかなと思う。
    本が梱包されていた件にしたって、エラリイには最終盤になってパットから聞かされるまでわからないけれど、読者にはもう最初から詳らかにされていたわけだし。
    手紙にしても現在進行形のものではないだろう、とか、ジムが不在の三年のうち

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    2021年08月22日
  • ギリシャ棺の秘密

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    ずーっと思ってた、エラリー・クイーンは頭切れるのにほんまに最後の最後までなんも喋らんなあってことがようやく解明された。若いころに得意満面で披露した推理が思い切り間違ってて赤っ恥かいたことがあるからやってんな。それが今作で描かれてて納得した。

    それにしても推理を自分の中だけであたためすぎるからどんどん犠牲者増えてくのはかなり気になる(笑)まあ連続殺人事件なんてそんなもんか。

    今回もかなり入り組んだ事件で登場人物も多すぎて大変。毎度のことながらさっぱり謎解きはできへんかったし最後の最後まで誰が犯人なのかわからんかった。

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    2021年08月14日
  • エジプト十字架の秘密

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    エラリー・クイーンの短編集ばっかり読んでたけどやっぱり長編小説も面白かった。
    国名シリーズの中でも傑作といわれている本作はタイトルと中身があんまり関係ないのだけ残念(笑)
    私はエジプトとかが大好きやから、舞台はエジプトなのかと思って読んだけど違った。

    エラリー・クイーンは本作では最後にはいつも通り素晴らしい働きをするけど最後の最後まで私たちと同じ全くの役立たずやったのが印象的。
    短編では40ページくらいで終わらせる為に事件発生から謎解きまであっという間やったから、今回は一体いつになったらクイーンが事件を解決してくれるのかが待ち遠しかった。

    あまりにも登場人物が多かったけどいつもながら皆そ

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    2021年07月16日
  • 災厄の街〔新訳版〕

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    ライツヴィルシリーズ第一作。推理だけでなく小説として面白く、読み始めると止まらなくなる。訳も相変わらず読みやすくて助かる。真相はほぼ自分でも推理できた。傑作と言われるのも納得。

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    2021年04月11日
  • フォックス家の殺人〔新訳版〕

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    戦争で心を病んだフォックス大尉。父が母を毒殺したという過去が彼の心理に関わっていると思われ、父の無実を証明することが彼を救う手段になるのではないか、ということで相談されたエラリイ。十二年前の事件の細部を繙き、真実を明らかにしようとするミステリ。
    描かれる事件は十二年前に起こった、一見単純に見える毒殺事件のみ。ということでミステリとしては地味なんじゃないか、読み進むための求心力があるのだろうか、などと思ってしまいましたが。それは杞憂でした。フォックス大尉とその妻の苦しみ、事件が町に落とした波紋、ライツヴィルという町の雰囲気、といった物語性が魅力的。そして丁寧に過去の細部を検証していく中で起こった

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    2021年04月05日
  • 十日間の不思議〔新訳版〕

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    九日目に謎は解かれた
    恐喝してきたのはだれだったの?
    それもハワードとサリーのお芝居だったの?
    謎は解けたの……?

    そして遅れてやってきた十日目
    真実は……?

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    2021年03月28日
  • フォックス家の殺人〔新訳版〕

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    ネタバレ

    トリックそのものは小ぶりだが、薬屋の台帳や水差しに残った跡から見せる推理は鮮やかで、らしい。そして、「ヨードチンキ」ならぬ、アスピリンの謎が、最後に悲劇的な真相を導くのにはニヤリ。

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    2021年03月22日
  • 十日間の不思議〔新訳版〕

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    ネタバレ

    推理小説における探偵の意味というのを考えてしまった。

    謎を解きました。めでたし、めでたしにはならない事をこう描くのか。

    若い頃じゃなくて、今、出会えた方がよかったのね。

    クイーン、こわい(~_~;)

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    2021年03月03日
  • 災厄の街〔新訳版〕

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    ネタバレ

    殺人は一件だけで、しかも百ページを超えてもまだ起きない。トリックも軽量級で、迂生でさえ最初の手紙の下りで、ほぼこの先の展開が読めてしまった。そんなわけで「エラリー・クインの最高傑作」てな惹句に惹かれて、緻密過ぎる謎解きや、凝りまくったトリックを期待すると当てが外れる。巻末の解説に依ると、本作はエラリー・クインが所謂パズラーに一種の行き詰まりを感じていた時期の作らしい。なるほど。とは言え、読んでてすごく楽しかったのは事実。

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    2021年03月01日
  • 災厄の街〔新訳版〕

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    ネタバレ

     本格推理と言うよりも、家庭小説と呼んだ方がいい作品ですね。

     クイーンがこのライツヴィルの作品で変わったというのが、よくわかります。

     勿論、小説の基本は推理だともいわれるわけですので、これだけの力量があるのは当然だったのだと思うのですが、離れてしまったがゆえにこれまで読まなかったことに大後悔です。

     とても家庭的な悲劇な作品でした。読みごたえがありました!

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    2021年02月25日
  • フォックス家の殺人〔新訳版〕

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    ベイヤード・フォックスの息子デイヴィーと、
    タルボット・フォックスの養女リンダ
    夫婦の心配事をエラリイは解決できるか?

    情報を集めて集めて……集まってきた情報も加えて解きほぐす。
    フォックス家はどうなるのか??

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    2021年02月19日
  • フォックス家の殺人〔新訳版〕

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    ネタバレ

    一時、離れていました。

    久しぶりのクイーンです。
    新訳という事で思った以上に読みやすかったです。

    肝心の本編も面白かった!
    12年前の殺人の再調査。聞いただけでもワクワクするじゃありませんか?

    過去を振り返りながら調査を進めるエラリィ。

    楽しませて頂きました。
    面白かった‼️

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    2021年02月09日
  • 災厄の街〔新訳版〕

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    中学生のころ、エラリー・クイーンのいわゆる"国名シリーズ"をいくつか読んで、「エラリーってかっこいい…」と憧れていたことを思い出した。はっきりと「美形」として描かれていたのか覚えていないが、若く、長身?で、切れ者?で、そして鼻眼鏡だか縁なし眼鏡だかをしょっちゅう磨いていたような(眼鏡萌えだったのかもしれない)。あとなんといっても名前が素敵。エラリー・クイーン。説明が前後したが、これは20世紀アメリカの推理小説作家名=従兄弟同士の二人の共作のためのペンネームであり、作中の探偵役(ややこしいことに職業は推理小説作家)の人物の名前でもある。

    それで急に、果たして探偵エラリー・ク

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    2021年02月07日
  • 九尾の猫〔新訳版〕

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    ニューヨークを舞台に連続絞殺事件が起こる。手がかりもなく、目撃者も容疑者もまったくいない。“猫”と呼ばれる犯人が残したものは死体とその首に巻きつけたタッサーシルクの紐だけだった。前の事件で自信を無くしたエラリーは、関わり合いになりたくないと思うが、周囲の勧めもあって調査に乗り出す。
    エラリーの落ち込み具合がひどく、事件解明も遅々として進まずもどかしい。
    次に誰が殺されるのか、被害者の共通点がわからずパニックを引き起こすような連続殺人事件。そして殺害動機。昔の作品なのに、古さを全然感じない。

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    2020年10月29日
  • Xの悲劇

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    初めてのエラリー・クイーン氏の作品。探偵ドルリイ・レーンの登場。今までには出てこなかった、特徴的な人間で、もともと役者だったところで、シェイクスピアの引用をしたりと、面白い。
    P.244 L.2のシェイクスピア劇の不朽性を語る場面の、スター偏重主義についての主張のたとえを、警視たちの捜査の重点の置くところの過ちになぞらえて、語るのが面白かった。次はYの悲劇。

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    2018年11月15日