エラリイ・クイーンのレビュー一覧

  • Yの悲劇
    ううう。ううう。
    レーンを好きになれそうでなりきれない、、、のは訳のせいなのか、そういうものか。。。。
    同じ判のXの悲劇が無い。。。のでカドカワのを購入。ちょっと時間あけて読もう。
  • 九尾の猫〔新訳版〕
    ニューヨークで起こった連続絞殺事件に挑む名探偵エラリイ・クイーンたちの活躍を描くミステリー。

     エラリイ・クイーンといえば本格ミステリ、というイメージが強かったのでこうしたシリアルキラーものの作品は意外でした。展開もロジックというよりかは、警察の粘り強い捜査や囮捜査などが中心となります。ミステリ要...続きを読む
  • 十日間の不思議
    エラリーがライツヴィルに到着してから八日間に渡って様々な出来事が起こります。ハワードとサリーの恋愛の暴露、謎の脅迫、宝石の盗難事件、墓荒らし、そして殺人事件、これらが一つに繋がる様は心地良いものの、謎を解明する手段に宗教を持ち込んでいるのでピンと来るものがなく、結局微妙に感じてしまいます。
    また、エ...続きを読む
  • 災厄の街〔新訳版〕
    何十年かぶりに読んだエラリークイーン。
    これは読んでなかった。
    というかエラリークイーンはYの悲劇とか有名どころしか読んでなかったんだな。
    なんとも不思議な作品です。
    いわゆる本格物、としてはタブーが多すぎ(笑)
    過去訳には誤訳もあったらしい。
    いずれにしても不思議な読後感の作品です。
  • ダブル・ダブル
    ライツヴィルシリーズの4作目

    【あらすじ】
     ある日、エラリー宛に匿名の手紙が届く。そこにはライツヴィルの富豪の訃報が載った新聞の切れ端が入っていた。そして、別の日に届いた手紙には、先の訃報に関連した人物が行方不明になったとの切れ端が入っていた。
     やがて、行方不明の人物の娘がエラリーの元に尋ねて...続きを読む
  • 十日間の不思議
    ライツヴィルシリーズの3作目。

    【あらすじ】
    ある夜、エラリーの元に旧大戦中に知り合った知人・ハワードが血まみれの状態で現れた。彼は度々、記憶喪失を体験しており、その最中に何らかの犯罪行為に手を染めたのではないかと不安を持っていた。そこでハワードは、エラリーに監視役としてライツヴィルにある自宅に来...続きを読む
  • フォックス家の殺人
    ライツヴィルシリーズの2作目。

    【あらすじ】
    第二次世界大戦の戦績により、ライツヴィルの英雄に祭り上げられたディビィー大尉。しかし彼は、戦争中の血生臭い記憶と、殺人犯の息子—父親が母親を毒殺した—であることの負い目で、精神に異常を来たしていた。
    エラリーはディビィーの妻リンダから、彼の父親が殺人犯...続きを読む
  • ダブル・ダブル
    冒頭にいきなり魅力的な謎が来たのがよかった。
    その後、ちょっと間延び気味かと感じはじめたときの、ふたたび大きな事件という展開もいい。

    でも最後がなあ。ずいぶん無理やり感がある。
    あと、最後に来て一気に物語が進むってのも面白味が無い。
    徐々に徐々に謎を解きほぐすアイテムが出てきてくれないと、僕として...続きを読む
  • 十日間の不思議
    いわゆる「後期クイーン問題」の代表作というイメージの強い作品。スーパーマンではなく、悩める名探偵である。そのあたりを強調するたのか叙述方法にも工夫が凝らしてあったりして、趣向に対する作者のこだわりを感じさせる。

    こうなってしまうと、犯人は一種の神である。この手の「おち」は今となっては決してめずら...続きを読む
  • Yの悲劇
    こちらも本当に久し振りの再読。内容完全に忘れてた。当時はセンセーショナルな内容だったのかもしれないが、現代では十分起こりえるレベルか。Xのほうが個人的にはミステリーとして出来がイイと思う。
  • 十日間の不思議
    ラストは衝撃的。
    涙が出るほどのつらい最後で、ああ、ここから『九尾の猫』のアレになるのか、と納得できる。
    (なので、『九尾の猫』をほんとは先に読んじゃいけない)。

    しかし・・・・・・

    衝撃の最後までが長い。
    これといった事件が起きるのは、物語も中盤に入ってからのこと。
    「クイーンだから、我慢して...続きを読む
  • フォックス家の殺人
    今までのクイーンと比べちょっと異質感があるかな。
    謎が少々小粒だし、「小説」としてはそれほどいい出来ではないかも。いろいろ強引なところもあったし。

    とはいえエラリー・クイーンの作品。面白くないはずはありませんぜ。
  • Zの悲劇

     Yの時点で60越えのおじいちゃん主人公だったドルリー・レーンに、心ならずも温かい眼差しを送っていたものですが・・まさか、本作がその10年後になっていようとは(笑) もう、温かいを通り越して介護の視線でした。
     ついでに相棒のサム警部も定年となっては、さしものクイーンも読者の視線を気にしたのか、突...続きを読む
  • Xの悲劇

    自分は正直言うと、古典ミステリは苦手です。特に、殺人事件を、関係者のインタビューによって解決していくタイプは苦手で、とてもページをめくらせる力があると思えない。クリスティもヴァン・ダインも、イマイチ積読から抜け出せないのはそういう理由からです。
    本書も、スタートはその臭いが漂っていましたが、途中の...続きを読む
  • ダブル・ダブル
    ライツヴィルものは初読でした。童謡殺人というには括りが少し弱い……けれど、背後にあるなにか得体の知れないものの存在を感じてしまいそうになる。
  • Yの悲劇

    Xのときもそうですが、我慢して我慢して、ある種修行のような前半の黙読を経て辿り着いた後半戦の勢いと言ったらなんでしょう、この作家の特徴なんでしょうか。。しかも最後の結末と言ったら!偉そうに予想していた結末を完全に覆されて、ただただ唖然とするばかりでした・・面白かったです。
    ただ、ここからはネタバレ...続きを読む
  • ダブル・ダブル
    町の飲んだくれや大富豪が古い童謡の順番で死んでいくライツヴィルの町。偶然なのか誰かの意図なのか解らないままに進行していく事態に、エラリイが困惑し悩みながら関わっていく。

    読み終わってから色々考えてしまう。
    これ一回でしかできない物語だと思う。
    大きなくくりで見立てものとした場合、本作は奇妙な位置を...続きを読む
  • 十日間の不思議
    最後はさすがクイーンと唸ったが、殺人事件までの振りは長くてしんどかった。
    この時期のクイーンは、どこか宗教に傾倒した感がある。
  • 十日間の不思議
    久方ぶりに手に取ったクイーン。ただ、少々読む順序を間違えてしまったらしく、ライツヴィルが始めて登場する『災厄の町』から読むべきだったのかもしれない。
     
     個人的には本作のエラリイよか、前期のエラリイのほうが魅力的に映る。
    私は、「悩む探偵」を魅力的ではないと思う、とは思わない。クリスティの生んだ名...続きを読む
  • Yの悲劇
    初読みエラリークイーン作品
    評価が高いのはわかるけど、探偵が終始白黒はっきりしてくれなくてイライラした
    意図的なんでしょうが、訳が問題なのかクイーンの文章が好みじゃないのか・・・