エラリイ・クイーンのレビュー一覧

  • Xの悲劇

    Posted by ブクログ

    謎解きのレベルが高い。演出過剰気味で軽快さに欠くきらいがある。老俳優レーンの人物造型は良。解答は色んな意味で迂遠。【0512新】

    0
    2009年10月04日
  • Yの悲劇

    Posted by ブクログ

    日本では『Xの悲劇』よりも高評価らしいが…評価しづらい。トリックと結末は星5。だが脚本・演出が重苦しい…星4。【0510古】

    0
    2009年10月04日
  • 災厄の街〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    結婚したばかりのノーラが、「夫のジムが自分を毒殺しようとしているのでは?」と疑念を抱くところから始まる。
    実際ノーラは毒の症状でずっと体調が悪いのだが、新年を迎えるパーティーの中、ノーラのグラスを奪い取ったローズマリー(夫の姉)が毒で死亡し、グラスを用意していたジムが疑われる。

    ジムの無実を信じるノーラの家族たちだが、この町の人達にはこの一家を敵とみなすような態度をとられ、それでもあきらめずに戦う。主人公のエラリーも見捨てずに家族に寄り添う。

    ノーラとジムのことは悲しい結末だけど、ノーラの赤ちゃんは生まれ、パットとカートの手で幸せになるように育てられていくだろう。真実は知らせず、きっと墓場

    0
    2025年11月25日
  • クイーン検察局

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「恐喝課 金は語る」
    「偽装課 代理人の問題」
    「不可能犯罪課 三人の寡婦」
    「珍書課 変り者の学部長」
    「殺人課 運転席」
    「公園巡視課 角砂糖」
    「未解決事件課 隠された金」
    「自殺課 名誉の問題」
    「強奪課 ライツヴィルの盗賊」
    「詐取課 あなたのお金を倍に」
    「埋宝課 守銭奴の黄金」
    「魔術課 七月の雪つぶて」
    「偽相続人課 タイムズ・スクエアの魔女」
    「不正企業課 GI物語」
    「麻薬課 黒い台帳」
    「誘拐課 消えた子供」

    0
    2025年11月09日
  • フォックス家の殺人〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    海外作品を増やしたくて読破

    結構古い作品なので、展開やトリックが当時は斬新だったのかと予想されるが今となっては、という感想

    作者の名前=探偵の名前、というのは面白い

    0
    2025年08月27日
  • ローマ帽子の秘密

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    王道のミステリーという感じで面白かった。
    著者と同名のエラリイの方がメインなのかと思ったが父リチャードの方がメインだった印象。
    時代も文化も違うから仕方ないことではあるけど、帽子の中に書類が入るとか夜会服を着ているなら帽子を被るのが当たり前みたいな前提になかなか馴染みなく、しかもこれが重要な要素になっているためイメージしづらい部分はあった。犯人が恐喝されていた内容にも時代を感じた。
    父子のコンビで探偵役というのが今まで読んだことなく新鮮で面白かった。シリーズ他作品も読んでみたいと思った。

    0
    2025年06月05日
  • ダブル・ダブル〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ほかの方の感想にもありますがストーリーはラノベ感がすごい。あとがきには「ミステリ界屈指の萌えキャラ」とあってなるほど。越前さんの訳なので手に取ったのですが、他の作品もこんな感じなのかな…

    0
    2025年06月03日
  • ダブル・ダブル〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    冒頭、謎の切り抜きが送られてくるというだけではさほど話に惹き込まれなかったが、天真爛漫なリーマが登場し、距離感のない行動に戸惑うエラリーという構図が面白い。ここだけ読んでいると、ラノベヒロイン感がある。(ドッド博士の助手と恋に落ち、呆気なかったが)

    マザーグースに因んだ見立て殺人で、そのためにまた殺人。ダブルダブルは人間の表と裏。

    金持、貧乏人、乞食に泥棒、お医者に弁護士、商人、チーフと、歌に倣ってどんどん殺されていくが、そのまま落ちとしてエラリーがやられそうになる。
    偶然を利用しまくっているが、ちょっと都合が良すぎる。

    0
    2025年05月16日
  • フォックス家の殺人〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    母を殺して有罪判決を受けた父に対して、自分は容姿も父に似ているし父・殺人者の血も入っているから自分もいずれ人殺しをしてしまうんじゃないかと悩む息子。戦争でその考え方が強まり、帰国してからは妻をいずれ殺すのではないかと苛まれる。

    キーとなるぶどうジュースだが、水差しのネタとは、日常的でわかりやすくて面白い。
    落ちは虚無感。本人も分からずやったとはいえ、なんてこった。

    0
    2025年05月11日
  • 九尾の猫〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    出だしから既に5人も亡くなっていてその後もどんどん殺されていき、題の通り9人殺されるのだろうかと面白かったのだが、真相が微妙だった。
    この人が怪しいと見せかけてからの、実はこの人と最も親しい存在のこの人!というやり方は良かったが、これだけ長編な割には、もっと犯人の考え方や生い立ちなどをがっつりと説明して欲しかった。

    0
    2025年04月13日
  • 十日間の不思議〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    エラリー・クイーンの他作品に比べると登場人物が少なく派手さも無いが、背後に潜む巨悪の存在感は負けず劣らずといった感じで、不思議な雰囲気が強い中でしっかり論理によって解決される事件だった。

    0
    2024年10月17日
  • 災厄の街〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    『ハヤカワ海外ミステリハンドブック』で紹介されていたので読んでみたかった。

    『Xの悲劇』『Yの悲劇』とは違って、人間ドラマが濃くてクリスティーのような感じ。

    結婚式直前に失踪したジムが突如ライツヴィルの町に戻ってきた。3年間彼の帰りを待っていたノーラと無事に式を挙げ、ようやく幸せな日々が始まったように見えたが…。

    ミスリードがわかりやすいので、早い段階で犯人など色々気付いてしまう。自分だけでなく気付いてしまう人は多いと思う。
    最後まで予想を裏切ることなく終わってしまった。
    謎解きメインではなく人間ドラマを読むシリーズなのかな。

    0
    2024年10月08日
  • 九尾の猫

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    何十年も前に何度も読んだ作品。
    連続殺人事件で、まったく手がかりがないってのは、現代の科学捜査ではありえないんだけど、これは昭和にすると20年代…そりゃそうだろってお話。
    犯人はわかってみればまあまあ可哀想といえば可哀想なんだけど、だからといって殺された方にはなんの罪もないわけで。
    なにより、最後まで名前がないってのがこの作者さんが意図したところなのかなと。
    若い2人が結婚したことだけが救いかな。
    やっぱり大好き☆エラリークイーン☆

    0
    2024年09月23日
  • 靴に棲む老婆〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ”<ポッツ靴>はアメリカの靴ーどこでも3ドル99セント” 製靴業で一財産を築いたポッツ家の現当主コーネリア。彼女には2人の夫との間に6年の子供がいた。先夫との間の3人の子はいずれも変人揃い。現夫との間の子、3人はまともであるが、コーネリアからは抑圧されていた。
     そんなある日、名誉を傷つけられたとして長男は異父弟に対し、拳銃での決闘を申し込む。彼らと関わることになったエラリーは、実包を空砲とすり替えて重大な結果を回避しようとするのだが、思わぬ事態が生じてしまった。そして更なる悲劇が……というお話。

     強圧的な姿勢で家族に臨む女主人と、不満を持ちながらも彼女に逆らうことのできない子どもたち。自

    0
    2024年09月22日
  • フォックス家の殺人

    Posted by ブクログ

    12年前に妻を毒殺した事件を再調査するお話。正直、どんな風に12年も前の事件の証拠が出てくるのかワクワクでした。見つかったと思ったら関係無かったり、また別の話やったり…結構ヤキモキする。

    0
    2024年08月18日
  • 九尾の猫〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    時々、こういう古典を読みたくなる。
    エラリーとクイーン警視父子のやりとりが好きで読んでいるようなもの。
    事件のトリックとか謎の解明の方法とか今読むとなんだかなという感じになってしまう。
    個人的には、もっと安楽椅子探偵っぽいのが好きだ。なので、本作のように、事件がニューヨーク全体を恐怖に陥れる描写や、事件解決のために一般女性に危険な囮捜査をさせたり、最後は高名な学者に会いにウィーンまでいって精神医学的議論の上事件の真相を明らかにしていく流れは、読んでいて疲れる。
    真相を知っても、勝手なエラリーのこじつけのようにも感じ、なるほど!とはならない。

    でも、いいのだ。
    あの二人の会話、醸し出す空気感を

    0
    2024年08月05日
  • 十日間の不思議〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    初めてのエラリイ・クイーン。こんな感じなのね?一年越しの謎解きだった、、、
    次作の九尾の猫も読んでみよう。

    0
    2024年08月01日
  • 災厄の街〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    1942年発表のエラリー・クイーンシリーズ第15作。架空の町ライツヴィルを舞台にした新シリーズが幕を開ける。国名シリーズを代表とするバッキバキのロジカルなミステリとは一味違う、人間ドラマに重きを置いた骨太作品。クリスティ作品に慣れている読者なら、裏に流れる物語の脈流を読みきってしまうかもしれない。しかし、結末を読みきってもなお、終始底知れない悪意と恐怖を煽りゾクゾクとさせる演出の妙技は抜群。未曾有の災厄に見舞われたクイーンだか、はたして再びライツヴィルに戻って来れるのか。

    0
    2024年07月09日
  • ローマ帽子の秘密

    Posted by ブクログ

    劇場で悪徳弁護士が毒殺され、その際に被害者のローマ帽子が持ち去られた事件を追うクイーン親子のお話。国名シリーズ第1作目。積読状態になっていた本だけど、中盤から面白みが出て、犯人逮捕の場面はすごくハラハラしました。最後まで読んで良かった

    0
    2024年04月11日
  • Xの悲劇

    Posted by ブクログ

    正直途中で中だるみしたけど、普通に楽しめた。
    ドルリー・レーンのようなユニークな紳士の探偵は好きだし、もっとテンポよく物語が進んでいけば面白かったかもしれない。

    描写が細かく説明されているところと小説的な風景描写…?のバランスが変だったかな…読まなくても良いところとしっかり読むべきところの見分けはすぐにつくけど、読まなくて良いところの文章が多すぎて、読むべきところで目が滑ってしまう…

    ただトリックはミステリに求めている意外性と面白さもあったので、そこはよかった。

    エラリー・クイーンの作品は初めて読んだけど、他にも良作がたくさんあると思うので、引き続き読んでいきたいな。

    0
    2024年01月24日