エラリイ・クイーンのレビュー一覧

  • 九尾の猫〔新訳版〕

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    ネタバレ

    作者の代名詞である理詰めのロジックで勝負する物語ではなく、事件の背景にある関係者の心理分析に力点が置かれており、真相の意外性もあるし、物語としての深みを感じさせる作品であった。

    (以下、物語のあらすじに触れています。)
    <猫>と名付けられた犯人による連続殺人事件が5件続き、エラリイに出馬が要請され、捜査に当たるものの、さらに4件の殺人が続き、なすすべもなく、焦燥に駆られるエラリイ。一見、無差別連続殺人と思われた事件だが、エラリイの分析によって、その特徴が次第に明らかにされていき、物語の約半分ぐらいのところで、被害者間の意外なつながりがわかり、重要な容疑者が浮かび上がる。
    無関係と思われた被害

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    2018年05月09日
  • 九尾の猫

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    ネタバレ

    マスコミによる民衆の扇動、容疑者との心理戦、最後のドンデン返しといろいろな要素が詰まって読み応えある。現代からするとちょっと雑な部分が残るけど、そこを割り引いても面白い。

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    2018年04月21日
  • Yの悲劇

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    有名過ぎて一回くらいは読んでいただろうと思い込んでいました。

    未読。びっくりするぐらい初見。

    読み始めが偶然にも2月2日だったので、プロローグでやたらとテンションがあがりました。

    名探偵が敗北宣言をするという、古典定型からすると衝撃があります。

    13歳のいいところのお坊ちゃんが4歳の弟と一緒にきいきい騒ぐのも衝撃。

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    2017年02月13日
  • 十日間の不思議

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    探偵探偵探偵探偵探偵探偵(ry。地味ながらも9日目の推理のぶっとび具合とラストの趣向が今のミステリへもかなり影響しているのを感じる作品だった。あと鮎川哲也先生のネタバレ解説で笑った

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    2015年12月13日
  • 九尾の猫〔新訳版〕

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    久しぶりのクイーン。ちょっと違う感じがするのは彼のせいか、私が歳をとったせいか…
    彼女にそれだけの事が本当に出来たのかという疑問が私には残っている。

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    2015年10月26日
  • 九尾の猫〔新訳版〕

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    これも驚きのエラリークイーン。
    シリアルキラーの先駆けらしい。
    クイーンを順番に読んでみたくなった。
    2人の作家って、やっぱり特殊だな。

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    2015年10月25日
  • 日本庭園の秘密

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    国名シリーズ最終作。
    ここまで対立しているクイーン父子を見るのは初めてな気がする。
    解決はあっさりだが、ラストの数十ページには
    中期クイーンの片鱗が垣間見える。

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    2015年10月22日
  • 帝王死す

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    アートというものが投機の対象でしかないならば
    戦争もやはりハプニング・アートの一例にほかならない
    くだらないことである
    表現の自由は存在せず、ただ暴力を煽り正当化するなにか
    …たとえば、ありきたりな「物語」
    そんなものがでっち上げられているばかりなのだから
    クイーン親子は、20世紀最大の武器商人「ボディジェン社」から
    強引な「招待」を受ける
    「帝王」キング・ベンディゴに殺害予告が届いたからだ
    ベンディゴの一族は、社の創業以来
    世界中のほとんどあらゆる戦争を、裏からコントロールしている
    しかし、事件を追及するにつれ
    すべてでっち上げで作り出された「帝国」の真実が
    エラリーには見えてくるのだった

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    2015年10月11日
  • 九尾の猫〔新訳版〕

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    「猫」と呼ばれる絞殺魔が出現し次々に絹紐で殺人を犯す、という物語の骨組みや、犯人の動機を精神分析からアプローチしていくところはサイコ・スリラーの先駆と言えますし、「なぜ被害者の年齢が若くなっていくのか?」、「なぜ既婚女性は狙われないのか?」、「なぜ電話帳に記載されている人ばかり狙うのか?」という謎が結びつく真相は鮮やかで、ミッシング・リンクものとしても秀逸です。スランプの名探偵が復活するまでを描いたドラマ的な側面もあり、非常に高い水準で纏っている作品だと思います。
    ただ、全体的に冗長気味なのと、容疑者が少ないためどんでん返しが分かり易いのが残念です。

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    2015年10月01日
  • 九尾の猫

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    ニューヨークで組紐による無差別連続絞殺事件が発生。警察やエラリーの必死の捜査にも関わらず止まらない殺人に、メディアはネコを模した犯人像を書きたて、市民は恐怖を募らせる。やがてエラリーは、被害者の出生にある共通点を見つけ出す。

    【感想】
    既に何名か殺人が起こった状態で始まり、そこにエラリーが投入されるという展開で始まる。犯人の顔も被害者の関連性もなかなか見えてこず、先の展開を期待しながら読める。
    被害者の共通点が判明してから犯人を追い詰める過程は緊迫感があり良い。あっさり終わったと思わせて捻りも用意されているので、読み応えがあった。

    あとがきによると、フレデリック・ダネイのベス

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    2014年07月08日
  • Xの悲劇

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    エラリー・クイーン初読!
    どうやら『Yの悲劇』の方が有名らしいですね。何も知らずに『Xの悲劇』を手に取りました……
    面白いッ!
    すごい描写が細かい。
    本当にあった話じゃないかと疑うほど。土地勘もないし、分かりにくい所もあるけれど、それに勝るレーン氏の推理、観察力‼︎
    ちょうど並行して、SHARLOCKを観ていたので、「ホームズだ!ホームズだ!」とワクワクしながら読みました。
    最後まで、レーン氏は種明かしをしないので読者も一緒に推理できるんですが、もう最初からダメでした。全く追いつけない……
    種明かし読んで、「そこかよー」となる。
    サム警部になった気分です。

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    2014年03月25日
  • 九尾の猫

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    クイーンファンを自認しながら、本書はその梗概すらすっかり忘れていた・・・・・・。もうほとんど初読のような感じで読んだのだが・・・。

    いやもう、完成度高い。
    パズラーとしてはちょっと薄いけれど、サスペンスとしては超一級。ぐいぐい読ませる。
    もちろん、中盤で「なぜこの順番で殺されていたか」を説明するシーンは冷徹なまでにロジカルで、読者はクイーンの真骨頂である論理の快感を味わうことができる。
    ラストもちょっと泣けるなあ。ほんと、そのまま法月綸太郎みたいだった。

    中盤から後半にかけて、少々間延びしている感はあるが、その瑕疵は本書全体の完成度からして、わずかなかすり傷でしかない。

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    2013年11月17日
  • 九尾の猫

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    本格というよりは警察小説の色合いが濃い作品。ミッシング・リンクものなのだが、同時に社会的テーマも扱っていて、既読のクイーン作品とはまるで雰囲気が違う。

    チームで捜査したり、また気の遠くなるような広範囲から犯人を絞り込んでいく様は正に警察小説の展開。でも推理のプロセスはばりばりの本格。エラリイが見つけた小さな手掛かり。読者でも容易に気付くそのヒントをどのように発展させるのかと思いきや──いや、参った。これだけきれいに繋がるとぐうの音も出ないわ。作家自身がベスト作品と評するのもわかる。

    異色の作品なだけに、生粋のファンから見ればそこが違和感だったりするのかもしれないが、クイーンの別の面を堪能で

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    2013年03月31日
  • 十日間の不思議

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    ライツヴィルという架空の街を舞台にしたシリーズ第三作。
    エラリー作品では異色の登場人物の少なさ。
    その分、人物たちの内面や行動が細やかに描かれてる。
    派手さはないが、心理的な描写でハラハラしながらドラマは結末へ。
    そして意外な幕引き。印象深い作品でした。

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    2013年03月10日
  • シャム双生児の秘密

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    ネタバレ

    あらすじ:
    クイーン父子は、旅の途中に唐突に山火事に追われ、山頂に逃げる。
    山頂にはザヴィヤー外科医の邸があり、そこでひとまず難を逃れ、一夜を過ごす。
    しかし、翌日にザヴィヤー外科医が銃で殺害されていた。
    死体の手には破れたトランプカードが握られていて。。。

    ダイイングメッセージの謎を解いて行く内容。

    クイーン父子の推理が数回、ビシッと解決に導けていないのが
    読んでいてもどかしい(笑


    シャム双生児の秘密の発表が1933年。
    80年近く前の作品でも読みやすいのは、何度も翻訳されてきたのと
    エラリー・クイーンの文章自体が丁寧に違いない。

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    2012年12月18日
  • 十日間の不思議

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     お人よしのエラリィが、どうしたものか、面倒事に巻き込まれる話。まあ、「面倒事」で済ませられれば良かったのであろうが、ことはそんなにやさしいものではなかった。エラリィが最後に行う、犯人に対するアクションが意外だった。しかし、読む順番を間違えたなぁ。

    ‐2012/10/29‐蕗屋は生きております

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    2012年10月29日
  • 犯罪カレンダー(7月~12月)

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    短編集☆ミステリー歳時記(´¬`)エラリー・クイーンとニッキィ・ポーター名コンビだょね。お父さんもいいキャラしてるし(笑)

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    2012年09月22日
  • ギリシャ棺の秘密

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    かなり凝った設定で、読み応えがあった。
    犯人は、やっぱりかーという感じだったが、そこに至るまでの二転三転が面白かった。エラリーが悩み、読者も同じ泥沼に嵌まるという。裏を掻いて裏を掻いて元に戻れなくなる、という。。。

    エラリー最初の事件、というのが一番の味噌かもしれない。エピソード1、というか、レジェンドオブ、というか。ある程度続いてきたシリーズの途中でこれを挟むというのも、ドラマ的だと思う。

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    2012年09月19日
  • 犯罪カレンダー(1月~6月)

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    短編もの☆1月から6月まで月ごとのイベントに合わせて事件を解決していく作り(^O^)/
    短編だからさくさく読めて持ち歩くのにちょうどいいかな。
    ニッキィって赤毛なんだねぇ。

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    2012年09月09日
  • Yの悲劇

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    異常な性癖の持ち主揃いとして有名なハッター家。その主人ヨーク・ハッタ―の自殺を発端に、少年の毒入り卵酒の誤飲騒ぎ、楽器を使った撲殺と不可解な事件が続き、ドルリー・レーン氏の出番となる。
    ***
    あまりにも有名な古典ミステリの傑作たる所以を思い知る一方で、評価されすぎでは?とも思った。
    真相を掴んだように見えながらなかなか推理を披露しないレーン氏、警部や検事を含め情緒豊かな登場人物に疲れたり、イライラしながら読み進めたのに、真相解明を引き延ばした理由が腑に落ちず。。
    当時、この点はすんなり受け入れられたんだろうか。

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    2012年03月12日