エラリイ・クイーンのレビュー一覧

  • フランス白粉の秘密

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    事件が錯綜して
    一部読みづらい部分はありますが
    非常に読み手の推理意欲を書きたててくれる良書です。
    もちろん国名シリーズのため読者の挑戦つき。

    真犯人はなかなかでないことでしょう。
    何しろ別に出てくる事件が邪魔をし
    その真犯人が出てくることを
    かたくなに拒みますからね…

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    2010年06月11日
  • 十日間の不思議

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     犯罪研究家エラリー・クイーン・シリーズ全33作中18番目の作品。『ローマ帽子の謎』が1929年の作品ですから、それから19年経っていますので、中期の作品ですね。

     初読だと思っていたんですけど、エラリイが語る事件の説明まで進んで、「あれ? このシーンは何となく覚えている」と気づき、エラリイがアナグラムについて説明する段階になって、ようやく2度目と確信したぐらい、まったく事件の概要そのものは覚えていませんでした…。でも、トリックそのものは心理的なのですが、ひねってあってとても素晴らしいと思いますね。これが現代に翻訳されたら、ベスト10には入りますね。☆☆☆☆というところです。と思っていたので

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    2010年06月05日
  • ギリシャ棺の秘密

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    エラリイがはじめて関わった事件。
    まだ若造のエラリイ君は
    様々な推理の誤りをおかしつつも
    やがて真相へと近づいていきます。

    エラリイの作品ではかなり長く
    眺めが苦手な人にはお勧めはあえてしません。
    しかしながら読者をあきさせないので
    そんなに苦にはならないのは確かで…

    この作品は
    あの読者への挑戦つきであります。

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    2010年06月04日
  • Xの悲劇

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    シェイクスピア俳優・ドルリーレーンの最初の事件簿です。
    ドルリーレーンが生き生きしています。舞台を降りた名優が犯罪を解き明かしていくストーリーなのですが、話の各所にちりばめられた、シェイクスピア作品からの台詞の引用がすごく好きです。シェイクスピアを読みたくなります。
    ドルリーレーンの持って回ったような言い方とか仕草が微笑ましいです。

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    2010年06月03日
  • 日本庭園の秘密

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    あれ?と思っていたことは最後に解き明かされた。けど、まさかこういう事件展開とは思いもつかなかった。すっかり、はまってしまったようだ。

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    2010年03月29日
  • エジプト十字架の秘密

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    アメリカはウエスト・バージニアの片田舎で起きた凶悪な殺人事件に興味を抱いたエラリー・クイーン。その惨状は、T字路に立つT字型の道路標識に、首を切られた死体が磔にされており、被害者宅の扉にはTの血文字が残されていた。「T」とは何を意味するのか。やがて同様の殺人事件が離れた別な地域で起き、単身現場にかけつけるエラリーが事件の謎を解こうと推理を巡らせるが…。NYでの活躍が中心だったエラリーが、クイーン警視とは行動を別にし単身地域を駆け回るところがこれまでと違う点。前半は「T」をめぐっての宗教的象徴、タウ十字架と博学者らしい解釈、古代宗教的な狂信者、裸体主義者村など、事件の異常性を強調するような記述が

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    2011年07月22日
  • Yの悲劇

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    ハッター家連続殺人事件。
    自殺した当主の夫。卵酒による毒殺未遂、なしに注射された毒。
    夜中に殺害された当主ハッター夫人、凶器に使われたマンドリンの謎。
    爆発した薬品庫。

    2009年1月30日購入

    2009年1月31日初読

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    2009年10月07日
  • Yの悲劇

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    エラリークインは赤○次郎のように突拍子も無い人間が犯人だったりしない。
    まさに正統派。
    その作品の中でも最高に出来のいい作品。
    だって絶対犯人わからないけど、(犯人がわかった時の衝撃度はすごかった)絶対納得しますよ。
    X,Yとクオリティが高いのだが、Zがダメダメなのが残念。

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    2009年10月04日
  • 災厄の街〔新訳版〕

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    イイね!なんか、爽快!!
    クイーンの中でも精度が高いのでは。キャラクターも面白いし、適度に少ない。主人公のエラリイは、回によってこじれてるときとスッキリしてるときと差があるのたけど、スッキリさんでした。
    人間関係のナゾが、犯人周辺以外でも複雑に絡んでいて、人間関係のドラマとしても面白かった。女心の複雑なパターンも、それぞれに深みがあった。
    さすが、ですねぇ。

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    2026年07月23日
  • 九尾の猫〔新訳版〕

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    エラリークイーンものの中では傑作と言われている作品のひとつですね。新ジャンルを生み出した意味でも興味深いです。

    ニューヨーク中を恐怖に陥れた連続絞殺魔〈猫〉事件。5人の犠牲者が出ているが、手がかりも目撃者もいない。ただ死体とその首に残されたタッサーシルクの紐があるだけだった。過去の事件で一度は引退を決意したエラリーだが周囲に懇願されて犯人と対峙する。そして捜査陣に精神科医も加わり多角的に操作は進む。しかし殺人はその後も続き被害者は9人にまで及ぶ。

    エラリーは作中で複数殺人のABC理論というのを持ち出します。犯人がDを殺したい時に捜査を混乱させるためにABCという3人の無関係な人を先に殺して

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    2026年06月13日
  • 九尾の猫〔新訳版〕

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    ネタバレ

    前半は動きが少なく、読み進めるのが遅くなってしまった。
    エピローグかと思いきやどんでん返しがあり見事にだまされてしまった。
    どんでん返しの途中からなんとなく犯人は見えていたが、犯人の動機を思うと切なかった。

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    2026年06月13日
  • 靴に棲む老婆〔新訳版〕

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    ネタバレ

    色々な要素が詰め込まれた話になっていて、展開もテンポ良くとても面白かった。
    2件の殺人事件と1件の自然死、全て一連の事件の一部でありながらそれぞれ真犯人以外の人物の意図が絡んでいて、それが事件をさらに複雑にしていた。一つの証拠をきっかけにその全体像がスッキリと解き明かされるのもとても良かった。
    要素は多いんだけど、まとまりがよくて読みやすかった。エラリー単独も良いけどクイーン親子として登場する話はやっぱり好きだなと思った。

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    2026年05月23日
  • ダブル・ダブル〔新訳版〕

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    ネタバレ

    あとがきにも書いてあったけど、エラリーがしきりに二面性を意識して慎重になっている。
    見立て殺人は納得の動機を用意するのが難しそうだなぁと思うけど、うまい動機だと感じた。あとがきでも触れられていた僧正殺人事件も読んだが、動機はダブル・ダブルの方が好みだった。
    最初の2件は犯人の手によるものではないというのも面白かった。(そこからそんなすぐにこれほどの計画を立てられるのに、最後あっさり自白したなという気はしたけど)
    うまく繋がりすぎ感はなくもないけど、最後のエラリーの語りでの補強もあり、モヤモヤが残るほどではないと感じた。

    ライツヴィルで散々苦しげな結末に向き合ってきたエラリーだけどついに堂々と

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    2026年05月11日
  • 災厄の街〔新訳版〕

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    ネタバレ

    国名シリーズのエラリーとはだいぶ印象が違う。クイーン警視が登場しないせいか、あまり積極的に捜査してる感じはしない。そういえばエラリーって作家だったなと思い出した。とはいえ最後の推理パートはさすがの謎解きで面白かった。
    あとがきにも書いてあったが、事件そのもの以外の人物描写なども多く、読み応えがあった。
    田舎の社会の嫌な感じがジムやノーラを始めライト一家を苦しめるところは息苦しさを感じる。この舞台に部外者としてエラリーが身分を隠して訪れるという設定が面白いなぁと思った。裁判のシーンも面白かった。
    最後の謎解きを始める直前、エラリーの「真実とは不快なものだ」というセリフが印象に残った。

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    2026年04月08日
  • 九尾の猫〔新訳版〕

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    ネタバレ

    9人も被害者がいる(エラリーが捜査に加わる時点ですでに5人が被害に遭っている)こともあり、かなり展開はあったので最後まで面白く読めた。
    犯人に関してはそもそも候補者が少ないので想定内ではあったが、被害者の繋がりが判明する部分は納得のいく説明がされていてとても面白かった。
    事件そのものも面白いんだけど、それによって街や市民たちの間に不安とか恐怖が漂う様子が不気味。残りページ数とか雰囲気でまだ何かあるんだろうなとは思いつつ、犯人が逮捕されいったん解決したかのような描写が入ってからの真相パートが良かった。エラリーが苦悩しているのは少し辛いけど、締めくくりとしては前向きなものだと感じた。
    ジミーが失礼

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    2026年03月05日
  • 災厄の街〔新訳版〕

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    たぶん初クイーン。他のシリーズ作品を読んでいない(記憶に無い)ので、これが「シリーズ最高傑作」と言われても比較しようがないのだけど、シンプルなトリックかつ人間心理の深層がよく描かれていて、確かに面白かった。エラリー・クイーン氏のチャラすぎる描写だけはマイナスポイントにせざるを得ないけど、時代を感じさせない古典ミステリの傑作だと思う。
    作品の主題とは少しずれるけど、村八分とか空気を読むとかの言葉に代表されるように、集団同調圧力が強いのは日本特有の現象なのかと思っていたんだけど、本作を読んでいてアメリカでもあんまり変わらないんだなというのが個人的に印象深かった。

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    2026年02月27日
  • 犯罪カレンダー(1月~6月)

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    久々のクイーン!クイーンの良さは、理詰めで犯人に迫っていく迫力ですが、残念ながら、あまりその良い点がなかったように思いました。ひとつめの話は、日本人にはまず解くことは不可能。二つめの話も、知識のある日本人ならという感じで、三つめの話も、最後の最後に肝となる情報が提示されて、あまりフェアではなかったです。最後のストーリーも、犯人の割り出し方が、かなり強引に感じました。少し残念な一冊だったかな。

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    2025年10月20日
  • フォックス家の殺人

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    ネタバレ

    ライツヴィル物は他のエラリイ・クイーンのシリーズとは雰囲気が違いますね。全体的に暗い雰囲気が漂ってる感じで。事件も家庭の暗い部分の話とかが多いし。まあこの雰囲気も好きですけどね(笑)今回は過去の事件の調査だったけど現代でも色々と動きがあって楽しめました(笑)事件の真相はなんとなく予想がつくところはありますね。それでも楽しめるのは良いです(笑)

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    2025年09月25日
  • 九尾の猫

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    ネタバレ

    『十日間の不思議』での失敗から立ち直れないエラリイ。結構アッサリ立ち直ってました。それでも最後は・・・。ちょっと重い結末ですね。殺害される被害者たちの共通点が見つかった瞬間はいいですね(笑))何回読んでもドキドキさせられてしまう(笑)犯人の名前が「猫」っていうのは原文でもそうなのかな~。「猫」って言葉に別の意味があるんでしょうか(笑)

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    2025年09月25日
  • 九尾の猫〔新訳版〕

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    ネタバレ

    『十日間の不思議』事件でダメージを受けたエラリイが復活するまでが割りと早い。あまりウジウジされても困るので良かった。事件解決後に再び心にダメージを受けたエラリイに与えられたセグリマン博士の言葉が良い。事件の展開は面白い。被害者たちの共通点が明かされるあたりから盛り上がってくるな~。他のクイーンの作品も新しく読みたいな。

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    2025年09月25日