エラリイ・クイーンのレビュー一覧
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アメリカの作家「エラリー・クイーン」の長篇ミステリ作品『災厄の町〔新訳版〕(原題:Calamity Town)』を読みました。
「エラリー・クイーン」作品は、『オランダ靴の謎』以来なので、約3年振りですね。
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【巨匠の代表作を新訳で贈る】
結婚式直前に失踪した「ジム」が、突如としてライツヴィルの町に戻ってくる。
三年間じっと彼の帰りを待っていた婚約者の「ノーラ」と式を挙げ、幸福な日々が始まったかに見えた。
ところがある日、「ノーラ」は夫の持ち物から奇妙な手紙を見つけた。
そこには妻の死を知らせる文面が……旧家に起こった奇怪な毒殺事件の真相に、名 -
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ネタバレアメリカで放送された人気ラジオ番組≪エラリー・クイーンの冒険≫の脚本を「エラリイ・クイーン」自身が編集する月刊誌≪EQMM≫向けにカレンダー仕立てにして小説化した作品で、本巻には前半の六編が収録されています。
■1月 双面神クラブの秘密
■2月 大統領の5セント貨
■3月 マイケル・マグーンの凶月
■4月 皇帝のダイス
■5月 ゲティスバーグのラッパ
■6月 くすり指の秘密
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1791年2月、初代大統領「ワシントン」は、ある場所に密かに記念の品を埋蔵した。
そして一世紀半後 「エラリイ・クイーン」がその場所の割り出しに挑戦する!
大統領と名探偵の -
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ネタバレ
面白かった!
いままで読んだエラリー・クイーンの本の中で一番真実にびっくりしたし分かりやすかったし納得したような気がする。
途中でカザリス博士犯人説が持ち上がった時は残りのページ数こんなにあるのにもう犯人分かるって…それほんまに犯人?何かこの後まだ展開ありそうやし真犯人は別にいるのでは?と思ったら案の定やった。
産婦人科医が自分がお産でとりあげた人をひとりずつ選んで…っていうのはなるほど、というか、よく考えたなあとしみじみ思った。
しかも何故男性は既婚者もいるけど女性は未婚ばつかりなのか?ていう伏線もちゃんと「電話帳で探したから。名字がかわってる女性は見つけられなかった」ということでちゃ -
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ネタバレ『十日間の不思議』で辛い挫折を味わったエラリイが、NYに帰ってきて、父クイーン警視や市長たちに請われて連続絞殺魔と戦う。
ライツヴィルという田舎でのじっとりした人間関係の中の殺人と、ニューヨークという世界屈指の大都会で、被害者同士の繋がりさえ見えてこない連続殺人。
一人で推理し戦ったライツヴィルと、警察組織がバックにつき、警視やヴェリーや、途中からは被害者遺族まで加わって捜査にあたるニューヨーク。
いろんなことが対照的でとても面白かった。
ミッシングリンクものは、たくさん死ぬ割にその繋がりを探すというところでどうしても足踏みしがちで、読んでいて途中だれてしまった。
被害者の数もちょっと多すぎ -
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・厄災の家がライツヴィルという田舎町に広がるミステリー。
・女性記者ロバータが隠しているものは何?
ローラが隠しているものは何?って思いながら読んだ。
・ジムの証拠が揃いすぎてる気がしたが。それは。
・498pあるけど400pすぎてもいったいだれが犯人なのか不明だった。
・時々参加している朝カフェ読書会でよんで紹介したら、懐かしい!!といわれた。有名なのね。でも新訳と旧訳では違うところあり、旧訳読んだ人はちょっと混乱するかもって解説あり。
・ミステリー苦手かなって思ってたけど、楽しく読めた。
・作者が作中に同名でててくるとことか。町の人の噂好きというかミーハーで流されやすいとことかみてて -
Posted by ブクログ
ライツヴィルの民衆の怒りが中盤恐ろしい敵としてヘイト家へ襲いかかってくる。真相で明らかにされた、この町の住人から侮辱を受けることを心底恐れ重婚の事実を妻ノーラに告げたら自殺しかねないと考え、そのことを告げられない夫ジムから伺い知れるように、ライツヴィルという田舎の町が第2の主役になっている。
ただ、ここまでライツヴィルを描いていても、重婚を知らせられないがでも妻から金の無心はできる夫というのが理解できない。金を無心することは重婚を知らせることより罪が軽いのか? この部分は本編の真相の根幹をなす部分で、ここがなんだか納得いかないため、ラストの推理の部分も一気に疑問が氷解した、ということにはならな