エラリイ・クイーンのレビュー一覧

  • 十日間の不思議

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    ネタバレ

    ライツヴィルシリーズの3作目。

    【あらすじ】
    ある夜、エラリーの元に旧大戦中に知り合った知人・ハワードが血まみれの状態で現れた。彼は度々、記憶喪失を体験しており、その最中に何らかの犯罪行為に手を染めたのではないかと不安を持っていた。そこでハワードは、エラリーに監視役としてライツヴィルにある自宅に来て欲しいと持ちかける。

    【感想】
     記憶喪失中に起こった殺人事件を解明する為にエラリーが活躍するのかな?と思っていたら違った。ハワードには記憶喪失の病気以外にも色々と秘密があるようで、その秘密が元で脅迫事件等が起こり、そこにエラリーが巻き込まれてしまうという展開になっている。普段は事件を解決に導く

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    2014年09月15日
  • フォックス家の殺人

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    ライツヴィルシリーズの2作目。

    【あらすじ】
    第二次世界大戦の戦績により、ライツヴィルの英雄に祭り上げられたディビィー大尉。しかし彼は、戦争中の血生臭い記憶と、殺人犯の息子—父親が母親を毒殺した—であることの負い目で、精神に異常を来たしていた。
    エラリーはディビィーの妻リンダから、彼の父親が殺人犯で無いことを調べて欲しいと持ちかけられ、再びライツヴィルの地を訪れる。

    【感想】
    12年前に起こった毒殺事件をエラリーが調査し直すことで、当時表になかった事実を引き出し、その結果、事件の確信が明らかになるというプロットになっている。序盤は父親に不利な情報しかでてこず、苦心するエラリーだが、1つ2つ

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    2014年08月14日
  • ダブル・ダブル

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    冒頭にいきなり魅力的な謎が来たのがよかった。
    その後、ちょっと間延び気味かと感じはじめたときの、ふたたび大きな事件という展開もいい。

    でも最後がなあ。ずいぶん無理やり感がある。
    あと、最後に来て一気に物語が進むってのも面白味が無い。
    徐々に徐々に謎を解きほぐすアイテムが出てきてくれないと、僕としては不満だな。

    最近読むクイーンは、ちょっと不満なのが多い。

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    2014年07月15日
  • 十日間の不思議

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    いわゆる「後期クイーン問題」の代表作というイメージの強い作品。スーパーマンではなく、悩める名探偵である。そのあたりを強調するたのか叙述方法にも工夫が凝らしてあったりして、趣向に対する作者のこだわりを感じさせる。

    こうなってしまうと、犯人は一種の神である。この手の「おち」は今となっては決してめずらしいものではない。テレビドラマにだって出てくるパターンだ。クイーンの得意技のひとつでもある。が、それを「意外な凶器」とでもいえるようなレベルにまで持っていくのは、すさまじい力業である。内容はともかく、そのレッテルの貼り方にかなりびっくりした。これでは確かに「悩める名探偵」が生まれざるを得ない。

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    2014年06月29日
  • Yの悲劇

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    こちらも本当に久し振りの再読。内容完全に忘れてた。当時はセンセーショナルな内容だったのかもしれないが、現代では十分起こりえるレベルか。Xのほうが個人的にはミステリーとして出来がイイと思う。

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    2014年04月27日
  • 十日間の不思議

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    ラストは衝撃的。
    涙が出るほどのつらい最後で、ああ、ここから『九尾の猫』のアレになるのか、と納得できる。
    (なので、『九尾の猫』をほんとは先に読んじゃいけない)。

    しかし・・・・・・

    衝撃の最後までが長い。
    これといった事件が起きるのは、物語も中盤に入ってからのこと。
    「クイーンだから、我慢して読めば面白くなるに違いない」という確信のある僕だからよかったものの、クイーン初心者なら投げ出す可能性もあるな、と思う。

    そこんとこ、実に惜しい。

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    2014年02月11日
  • フォックス家の殺人

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    今までのクイーンと比べちょっと異質感があるかな。
    謎が少々小粒だし、「小説」としてはそれほどいい出来ではないかも。いろいろ強引なところもあったし。

    とはいえエラリー・クイーンの作品。面白くないはずはありませんぜ。

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    2014年01月25日
  • Zの悲劇

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     Yの時点で60越えのおじいちゃん主人公だったドルリー・レーンに、心ならずも温かい眼差しを送っていたものですが・・まさか、本作がその10年後になっていようとは(笑) もう、温かいを通り越して介護の視線でした。
     ついでに相棒のサム警部も定年となっては、さしものクイーンも読者の視線を気にしたのか、突如サム警部の娘というにはいささか苦しいハタチの女の子、パットが現れ、しかも何と物語がパットの可愛らしい一人称で進むという・・もう、大変なことになってます。80年前の本ですよ・・これ。
     肝心な物語。クイーンに老人をいたわろうなどという気持ちはないのか、物語の80%は追い詰められて苦しんでました。そ

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    2014年01月16日
  • Xの悲劇

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    自分は正直言うと、古典ミステリは苦手です。特に、殺人事件を、関係者のインタビューによって解決していくタイプは苦手で、とてもページをめくらせる力があると思えない。クリスティもヴァン・ダインも、イマイチ積読から抜け出せないのはそういう理由からです。
    本書も、スタートはその臭いが漂っていましたが、途中の裁判のシーンから劇的に変化し、指に力が込められるようになりました。ドルリー・レーンが痛快と思える推理を見せ始めたところからです。
    結果として、自分的上位に入る本とはなりませんでしたが、古典を読むきっかけにはなりそうな気がしました。すでにYも積読済み。頑張ろう!

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    2014年01月06日
  • ダブル・ダブル

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    ネタバレ

    ライツヴィルものは初読でした。童謡殺人というには括りが少し弱い……けれど、背後にあるなにか得体の知れないものの存在を感じてしまいそうになる。

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    2014年01月05日
  • Yの悲劇

    Posted by 読むコレ

    Xのときもそうですが、我慢して我慢して、ある種修行のような前半の黙読を経て辿り着いた後半戦の勢いと言ったらなんでしょう、この作家の特徴なんでしょうか。。しかも最後の結末と言ったら!偉そうに予想していた結末を完全に覆されて、ただただ唖然とするばかりでした・・面白かったです。
    ただ、ここからはネタバレになりますが、このトリックはちょっとズルい気もしました。これを使えば、大抵の人は犯人をできてしまうでしょ。
    また、この展開なら、もっと「Y」が犯人と思わせるギミックが多くあっても良かったのでは?あれ、死んだはずなのに・・まさか・・?的な疑心が生まれたら、もっと面白かったような気がします。
    ・・ク

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    2013年12月21日
  • ダブル・ダブル

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    町の飲んだくれや大富豪が古い童謡の順番で死んでいくライツヴィルの町。偶然なのか誰かの意図なのか解らないままに進行していく事態に、エラリイが困惑し悩みながら関わっていく。

    読み終わってから色々考えてしまう。
    これ一回でしかできない物語だと思う。
    大きなくくりで見立てものとした場合、本作は奇妙な位置を占めるのでは?
    なんだか異様なものを感じる一作。

    物語としても二ヶ月以上にわたるスパンで描かれていて、あくまでも疑い続けるエラリイの姿が、異邦人である彼の孤独さをさらに浮き立たせる。

    「ライツヴィルでは人々の生活が流れ進んでいく。働き、酒を飲み、争い、和合し、そして死ぬ者もあれば結婚する者もある

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    2013年07月14日
  • 十日間の不思議

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    最後はさすがクイーンと唸ったが、殺人事件までの振りは長くてしんどかった。
    この時期のクイーンは、どこか宗教に傾倒した感がある。

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    2013年03月28日
  • 十日間の不思議

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    ネタバレ

    久方ぶりに手に取ったクイーン。ただ、少々読む順序を間違えてしまったらしく、ライツヴィルが始めて登場する『災厄の町』から読むべきだったのかもしれない。
     
     個人的には本作のエラリイよか、前期のエラリイのほうが魅力的に映る。
    私は、「悩む探偵」を魅力的ではないと思う、とは思わない。クリスティの生んだ名探偵ポアロも時に悩んだ(ことがあったように記憶するが)。

     ただ、本書のエラリイは少々行き過ぎた「悩み方」をしているのではないか。世間一般の話ではなく、探偵エラリイの話として。これは、本書を読んだ直後の感想であるから、私自身の考え方の転向もあろう。

     話としては面白かった。十戒については唐突でな

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    2012年12月22日
  • Yの悲劇

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    初読みエラリークイーン作品
    評価が高いのはわかるけど、探偵が終始白黒はっきりしてくれなくてイライラした
    意図的なんでしょうが、訳が問題なのかクイーンの文章が好みじゃないのか・・・

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    2012年05月04日
  • Xの悲劇

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    本格というのはこういうものかという感じで、ほほうと納得しながらも、翻訳のせいなのかわからないが、読みにくさもある。

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    2011年08月28日
  • ドルリイ・レーン最後の事件

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    これは最初から予想できたし根拠にも気付けた。難易度はかなり低いと思う。
    しかし、うーん、ある身体的特徴が犯人断定の決定的な要素になるわけだけど、これ実は論拠としては不十分なのである。というのも、真犯人と同じ身体的特徴と動機を持っている人なら誰でも犯人になり得るためだ。
    その辺の弱さが気になったが、しかし相変わらず読後の鮮やかさは見事で、さすがエラリークイーンと言ったところ。
    クイーンの小説って読後感が肝だと思う。

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    2011年07月11日
  • Zの悲劇

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    前作2つにくらべると平凡な感じがする。

    楽しめるが心に残る内容ではなかったし、驚きも少なかった。

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    2011年03月08日
  • クイーン検察局

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    クイーンはよく「パズル」と言われるが、小説と言うよりはクイズに近いように思われる。一度読んでオチがわかると、もうおもしろくもなんともない。が、そのわりに何度も手にとってしまうのが不思議。安心感か。

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    2010年09月30日
  • Xの悲劇

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    NYの混雑した市電の中で仲間と一緒に乗り込んだ株式仲買人が殺された。コルクにさした毒物をひたした無数の針により。警察は元シェイクスピア舞台俳優のドルリイ・レーンに捜査の助けを借り捜査をするが、第2第3の殺人が起こる。

    ちょっとばかし古めかしい感じはやっぱりするけど、確かにいわゆる「本格派」という感じではある。ドルリイ・レーンが最初から犯人がわかってるくせして言わないとこなんて、いらだたしいしまどろっこしい。
    東急百貨店のブランド「Drury Lane」ってここから来てるのかな?

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    2010年08月15日