アーサー・C・クラークのレビュー一覧
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ネタバレ10億年後の未来.人類は銀河から撤退し,地球に閉じこもって永遠都市ダイアスパーを建設した.アルヴィンはダイアスパーの暮らしに違和感を感じ,都市の外の世界への探索を試みる.しかしそれは都市の市民達が恐怖とともに忌避する行為だった.ダイアスパーの外にはしかし,リスという全く違う考えをもった人々の住まうもう一つの都市があったのだ.そこでアルヴィンは銀河帝国最後の砦だったシャルミレインの湖で太古のロボットや巨大生物との邂逅を経て宇宙船を手に入れる.この宇宙船の登場シーンがまさにファイナルファンタジー.アルヴィンはリスで友人となったヒルヴァーとともに星間旅行に出発,「七つの太陽系」で驚異的な体験を重ねる
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Posted by ブクログ
ネタバレフロンティアを宇宙ではなく海に求めた作品。クジラを食料とすべく海を牧場として育てている。現在から見ると複雑な気分になるが、この事の是非が問われることになる。また、クジラを守るための調査過程で現れる、正体不明の巨大海洋生物の謎が加わる。挫折した元宇宙航空士の再生と、彼の同僚であり親友の死などのドラマも描かれる。このドラマ部分はとってつけたというような感じがするが、海を舞台とするハードSFの単調さを補う助けとなっている。
もっとも興味深いところは、物語の後半で仏教の最高位の人物と主人公の元宇宙航空士とのやり取りだった。人間のためにクジラを殺し続けるか否かという問題である。未来に出会うであろう人間 -
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Posted by ブクログ
2001、2010、2061に続く4作目です。少なくとも2001年宇宙の旅を読むか映画を観ていないと楽しさ半減ですから先にそちらをどうぞ。
以下ネタバレあり。
1000年後の未来。先行種族により接近を禁止されたエウロパを除いて人類は太陽系をほぼ支配しています。テクノロジーは進化し、言葉とやメンタルも変化しています。2001でハルにより宇宙に放出されたプールが土星付近で発見され蘇生されたことで、21世紀と31世紀の世界の違いが際立ちます。
やがてモノリスに取り込まれたハルとボーマンにより、人類が先行種族により「除草」されるかもしれない可能性が示唆されます。人類はモノリスを消失させ、先行種族 -
Posted by ブクログ
SF界の大御所、アーサー・C.・クラークにより1993年に発表されたディザスター・ハードSF小説。
西暦2109年、アマチュア天文学者によって発見された小惑星は8カ月後に地球に衝突することが判明、インド神話の死と破壊をもたらす女神である「カーリー」と名づけられる。地球連邦は生存をかけてカーリーにマスドライバー(推進装置)「アトラス(ギリシャ神話の「歯向かう者」を意味する)システム」を備え付け、地球軌道から逸らせるために ロバート・シン艦長の航宙艇「ゴライアス」に「アトラスシステム」を搭載、カーリーへ向かわせる。しかし、地球において、カーリーの衝突は「神が与えたもうた試練」とする宗教団体「クリス