アーサー・C・クラークのレビュー一覧

  • グランド・バンクスの幻影

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     「神の鉄槌」では幻滅したが、こっちは良かったなぁ。1990年の作品だが、とても良かった。

     筋書きは、タイタニック号を引き揚げるという近未来のSF。もちろん、これにまつわるさまざまなドラマが展開される。私には無駄と思える登場人物も沢山いるが、それはそれなりにクラークがいいたいことを代弁させる役割として許してしまえる感じ。

     中身は非常にハード。ハードSFと言う言葉が一斉を風靡した頃の流れがここにある。日本では(今はどうしているんだろうか)堀晃氏等がハードSFをよく書いており、私も好きだ。ハードSFって明確な定義は知らないが、要するにひとつふたつの虚構(仮定)を除けば、かなり理論的な展開が

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    2011年11月29日
  • 宇宙への序曲

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    副題:PRELUDE TO SPACE
    著者:アーサー・C・クラーク/山高昭訳
    出版:早川書房
    価格:480
    初版:1992-3-31

     クラークの近未来小説。月への人類初の旅について語る処女長編。1947年に書かれた作品。

     歴史学者であるダークの目からみた、はじめての月旅行までの道のりが題材。ストーリー性から言えば、同じアーサーのヘイリーなら、もっとうまく小説にしただろうと思われる部分(最後に反対派が破壊工作に来る部分など)が非常に多くあるが、初期のクラークの作品という事で
    許してしまおう。最後のエピローグでは、ダーク(これはどうしてもダーク・サイド・オブ・ザ・ムーンを連想してしま

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    2011年11月29日
  • 2061年宇宙の旅

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    ネタバレ

    ハレー彗星と共に、着陸を禁じられた衛星・エウロパについて焦点が当てられています。
    第二の太陽となった木星の光のもとで発展した生物たちの描写は面白いですが、前作・前々作に比べると盛り上がりに欠け、散漫な印象を受けました。
    また、続編の3001年へと続く幕引きとなりますが、そちらまで読んでみると、このラストの意味深な会話に本当に意味があったのかやや疑問。ウッディいないし。

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    2011年06月28日
  • 3001年終局への旅

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    無慣性駆動などの未来技術の細かな描写にはやはり引き込まれますが、いまいちすっきりとしない終わり方だったり他にも細かな点で納得の行かない部分が残ります。ていうかウッディは?

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    2011年06月03日
  • 3001年終局への旅

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    ネタバレ

    やはり「数学」の強さだなー。
    でもこの物語自体が数学に支えられている感じはしない。。
    ID4と平行だったというのはシンクロニシティの面白さというか、「どちらも」宇宙戦争と言うことなのでしょうか。

    1000年後の人々が何をして生きているのかをもっと知りたかった。
    やはりどうしても全身タイツの幻影しか生まれない。。。

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    2012年03月22日
  • 2061年宇宙の旅

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    ネタバレ

    なんだかSFばかり読んでいたんだなあ
    簿記ばかりしていたから現実逃避したかったんだろうか

    それはともかく古本屋で2010年が見つからないので先に読んでしまう
    金額は不明


    2001年の時も感じたけどこの人も発想力が命なのかなあ
    文章が下手なわけではないけどこの一言凄いなあとかは特になかった
    ああでも、こんなあり得ない世界観を過不足なく説得力を与えて書いている時点で凄いのか

    とりあえず2010年と3001年も読まなきゃなあ

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    2011年03月27日
  • 渇きの海

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    SF好きと称しながら、クラークしか読んでいないのは偏食というもの、だけど彼を読み尽くすだけで人生おわっちゃう、ってくらいたくさん本がある。

    「2001年宇宙の旅」「幼年期の終わり」は、あまりにも有名。どちらも大学時代に読んで哲学書とみまごうほどに、(そういえば、大学のインド哲学通論の教授が、ウパニシャドを研究するなら「幼年期」を読めとおっしゃっていました) 内容が華麗だったので以来手に取って、読めるものは読む。長そうなら断念。


    月に塵のような小さな粒子で出来た湖があり、そこを観光船が遊覧している道中、予想もつかなかった出来事が起こる。

    その塵をとりまく、人間の攻防や心理状況がリアルに描

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    2010年05月04日
  • 宇宙のランデヴー

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    ヒューゴー賞、ネビュラ賞受賞ということだけど、
    私は★3で。

    えーっと、良さは頭では理解できている、と、思う。
    だけど私的にはもう少し小説的面白さが欲しかったかなあと。
    一つの物語というよりは、
    記録の集積のような感じで盛り上がりに欠ける。

    安易に宇宙人とコンタクトするようなドラマよりは、
    未知の物体だけとの邂逅や結局解き明かしきれなかった高度な科学など
    ずっとあり得そうな設定が好感を持つし
    そこが私がクラークを好きな理由の一つなんだけど、
    それは逆を言えば
    物理的法則に留まらずあくまで現実に起こりえる可能性に則していて欲しいということで
    若干ストーリー展開にご都合主義が感じられたんだよね

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    2009年10月07日
  • 2061年宇宙の旅

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    ぱらぱらとページがめくれてしまう、不思議。
    2001も、2010も、2061も、
    全部ちがう小説だと思えるけれど、
    2001年以降は読者サービスだよね。

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    2009年10月04日
  • 神の鉄槌

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    地球の運命を地球からではなく火星から宇宙の中で
    どうにかしようとする活劇
    なんというか、爽やかに潔いと思える船員の魅力は
    もう少し書き込んで欲しかったけど
    揺籃の星とはまた別視点で読み比べてみるのも一興。

    ちびとら欲しいわ。

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    2009年10月07日
  • 火星の砂

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    現実にはまだ火星に人類が到達していないいま
    若干の甘いファンタジーのような要素を入れながら
    うっとりと読むのもいいのではないでしょうか。
    道中の描写も悪くないし。
    なにしろ1950年代の作品よ。

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    2014年10月05日
  • 渇きの海

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    色々な人が乗り合わせるから心強くも、不安にもなる。この本の登場人物はあまりドキドキの要素にはならなかったが、一難さってまた一難の救出劇はドキドキ。

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    2009年10月07日
  • 2061年宇宙の旅

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    2001年宇宙の旅、2010年宇宙の旅につづくシリーズ3作目。前2冊はどっかにいってしまってコレだけ残ってるのはなぜだろう。正統派の宇宙モノであるが、そこはクラーク、ちょっと哲学入ってるわけで。単体で読んでもオッケーだが、やはりシリーズを通して読むのが面白い。

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    2009年10月04日
  • 宇宙のランデヴー

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    これは探検小説なのだ。ホントに探検するだけで話が終っちゃうけど、その緻密な描写がグイグイとラーマへ引き込んでくれます。

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    2009年10月04日
  • 宇宙のランデヴー

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    宇宙の深淵から飛来した謎の物体。
    調査隊が乗り込むが、その結果は…。

    2001年シリーズのような難解な解説はなく、謎の物体に対する探検に主をおいている。

    宇宙は謎に満ちている。
    我々の思いもよらぬ事がおきる可能性を常に秘めている。

    と、宇宙への想いをかき立たせる一冊だと思います。

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    2009年10月04日
  • 宇宙への序曲

    購入済み

    つまらん

    クラークの悪いパターン。大した山場がなく終わる。

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    2025年05月20日