夏目大のレビュー一覧

  • 天才科学者はこう考える―――読むだけで頭がよくなる151の視点

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    特に面白いと思ったエッセイは

    ジョナ.レーナー
    4歳の頃、マシュマロを食べずに15分間待つことの出来た子供のSATスコアは、30秒しか待つことの出来なかった子供より、平均で210ポイント高い結果となった。ここで待つことの出来た子供は、机の下に隠れたり歌を歌ったりして注意を逸らした。
    注意のスポットをうまく制御できれば、否定的な思考に捉われそうになっても、危険な誘惑に負けなくなる


    ジョン.マクウォーター
    キーボードの配列は、使用頻度の多い「A」をわざと力の入れずらい小指の位置に置いてある
    (早く打ちすぎるとアームが絡まるため)
    1列目に「TYPEWRITER」に含まれるアルファベットを配置

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    2020年07月17日
  • 脳はいいかげんにできている その場しのぎの進化が生んだ人間らしさ

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    読みおえるまで時間がかかったが、興味深かった。
    目から鱗のことが多く、新しい知識を得た。

    「進化の道筋が曲がりくねっていたにもかかわらず、その場しのぎの対策だけで作られたにもかかわらず、我々はこれだけの思考力と感情を持ち得た、などと考えるのは正しくない。真実はまったくの逆で、進化の道筋が曲がりくねっていたからこそ、その場しのぎの対策の寄せ集めだったからこそ、我々は今のような姿になったと考えるべきである」。

    なるほど~~

    自社で扱っているシステムは、二十年前ぐらいから色んな人が色んな部位をその場しのぎで手を加え、致命的なバグが今も絶えず、そのつどまたその場しのぎ。。。なんでこんなシステムを

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    2020年04月23日
  • タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源

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    現時点における進化の最終形態は人間だと思いますか?
    立派な神経系をもっているのは人間だけだと思っていますか?

    いえいえ、人間でなく哺乳類でもなく、脊椎動物でもない、頭足類「タコ」の神経系のなんと密なこと!

    タコが好奇心旺盛であること。いたずら好きで好き嫌いもあって、自分を研究する気に入らない研究者には容赦なく水をぶっかけたりすること。闖入者である自分の手を引いて海底散歩をしたことなど。
    微笑ましいエピソードと進化ツリーの話が交互に語られています。
    タコとの触れ合いに関してはとても興味深くて、カンブリア紀以前からすでに進化を着々と進めていたことなど、「へーーーー!」とワクワクしながら読みまし

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    2020年03月26日
  • タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源

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    タコって面白い!タコは知性的だけど進化の過程は脊椎動物と大きく異なる、その事実にハッとさせられた。そして著者の専門は哲学とのことで、切り口が新鮮。興味深く読めた。
    後半の「心」や「老化」をテーマにした章はやや消化不良。

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    2020年01月05日
  • 人類が絶滅する6のシナリオ

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    世界を滅ぼすスーパーウィルス、繰り返される大量絶滅、突然起こり得る気候変動、生態系の危うい均衡、迫りくるバイオテロリズム、暴走するコンピュータ。

    戦争とか核が外れて、地球環境や自然が脅威になってきた。どれも、説明を読んでいくと結構やばくて怖い。

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    2019年12月18日
  • CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる

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    ・対策が立てられないような深刻なミスの場合、それについて報告するような馬鹿正直なことはしないほうがいい
    ・情報を引き出すためには、相手に「いま自分は重要なことを話した」と意識させないことが大切だ。そのためには、会話の流れをどうするか、事前によく考えておく。無難なことから話はじめ、少しずつ話題を移していく
    ・組織内の注意や行動を外向きに保つ方法?いいことも悪いことも、何もかも正直に話す?現実的で達成可能な目標を提示する?できる範囲で現実的な対策を講じ、仕事に集中してもらう
    ・社内でどれほど異常なことがおきたとしても、危機に伴って社内に生じる混乱に現場で働く社員が巻き込まれないよう、守らなければな

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    2018年11月04日
  • あなたの人生の意味 先人に学ぶ「惜しまれる生き方」

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     大好きな水野敬也氏がお薦めの著書。後述の問題意識の元、フランシス・パーキンズ、ドワイト・アイゼンハワー、ドロシー・デイ、ジョージ・マーシャル、ランドルフとラスティン、ジョージエリオット、アウグスティヌス、サミュエル・ジョンソンとモンテーニュ以上、10人の生涯を通じて、現代人が忘れている内的成熟の価値と「生きる意味」を根源から問い直す。

     訳者あとがきより。
     本書で著者が最も訴えたかったこと、それは「人間には本来、二つのプロフィールがあるが、現代はそのうちの一方だけが偏重されている」ということだ。二つのプロフィールとは、「履歴書に書かれるプロフィール」と「追悼文に書かれるプロフィール」だ。

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    2021年08月08日
  • ゴビ 僕と125キロを走った、奇跡の犬

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    ゴビ砂漠ウルトラマラソンに挑むディオン。レースの途中から子犬に出会う。子犬(ゴビ)はディオンに懐き、ディオンとともに走り始める。ディオンはゴビをディオンの住むエディンバラに連れて帰ろうとするが、数々の困難が待っていた。ノンフィクション。愛情のエピソードはそんなに多くなく、ゴビを連れて帰るまでの物語の感じです(物語の後半はそれです)。ゴビのことだけでなく、ディオンの過去、ウルトラマラソンでのライバル・仲間との出来事もあり、内容はたっぷり、でもマラソンのように一定のペースで面白く読めました。何か感ずるものがあったのでしょうが、一匹の犬がたまたま出会った一人の人に懐き、一緒にマラソンをするっていうの

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    2018年07月14日
  • あなたの人生の意味 先人に学ぶ「惜しまれる生き方」

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    長かった。が、マーシャルのエピソードとか面白かった。
    履歴書向けプロフィールより追悼文向けプロフィールを充実させるべし

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    2018年06月21日
  • 脳はいいかげんにできている その場しのぎの進化が生んだ人間らしさ

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    推薦は池谷さんがしているものの、彼の書く本のほうが面白い。インテリジェントデザインとかって、日本人的にはどうでもいいしなあ。あと最後の方の理論づけがだめな西洋の人のまとめの典型みたいな感じで脳のことだけしゃべってればいいのにと思いました。ただ、夢の85%は悪い夢ってのはすごく参考になりました。いつも追っかけられている夢を見るのはやましいことをしているからなのか?とか反省してたんだけど、そもそも人間というのはそういう夢を見るらしい。グッドニュースをエンタメにできない理由がこれだね。

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    2018年01月04日
  • あなたの人生の意味 先人に学ぶ「惜しまれる生き方」

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    ネタバレ

    「履歴書向きの美徳」(アダム1)ではなく、「追悼文向きの美徳」(アダム2)を説く。アダム2を象徴するような10人の生き様が綴られるが、どの人も聖人ではなく、欠点も多い。順風満帆に生きて、徳を得るのではなく、困難や失敗を克服した先に大切なものを掴むストーリーが多く、読んでいる我々にもアダム2を得るための希望を抱かせてくれる。

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    2017年10月29日
  • CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる

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    CIAにいたことを自己肯定するために書かれたと感じてしまう。
    社内の出世競争のテクニックには共感。出世しそうな同僚と友好関係を結ぶ。
    佐藤優氏の解説は分かりやすくありがたい。

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    2015年04月26日
  • CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる

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    CIAも結局のところ信頼を大切にしているのが面白いと思った。

    CIAと一般企業での勤務経験から書かれており、一般企業の労働者として実践的な内容である。

    セキュリティ部分は日頃の業務でやっているので目新しいものはなかった。

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    2015年03月29日
  • CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる

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    ○元CIAのエージェントであったカールソン氏の作品。
    ○CIAの職員が、どのようなトレーニングを積み、実際の現場でどのように活用しているのかを紹介しつつ、ビジネスの場での活用方法について、解説したもの。
    ○読み物としては面白いが、ベースがアメリカなので、なかなか日本社会では実現が難しいものが多い印象。実践するために読むと言うよりも、知識として読むと面白い。

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    2014年11月28日
  • CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる

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    筆者は9.11以降、CIAの体質は変わったと言う。それまで幾多の書物で描かれてきたような、どうしようもない組織としてのCIAではなくなったのだろうか。9.11の時に訓練中だったという稀有なタイミングで自組織の変質を目の当たりにできた筆者は幸運。

    古くからのスパイ、諜報員像は陳腐化し、地域に特化したスパイの資金、任務は大幅に削除されているという。
    10年選手では組織の上の本当のところはわからないだろうが、逆に現場感がある。
    ビジネスに使えるかというと、かなりの一般論であったり、逆にCIAならではの特殊事情が制限条件となり、微妙。

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    2014年09月17日
  • オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史3 帝国の緩やかな黄昏

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    ネタバレ

    アメリカ史の、冷戦終了後から、現在まで。
    イラク戦争、フセイン、タリバン他テロリストに対する、アメリカ政府の対応が、一部の人々のために行われてきた、その側面を語っています。そしてそれを引き継いだオバマ政権が、何も出来ていない現実。非常に衝撃を受ける内容です。
    どんな人々、政権にも、良い面と悪い面があると思います。この本は、悪い面を強調して書かれています。真実が書かれているでしょうが、これだけで判断してはいけないと思います。それだけ良く出来ています。この本は。

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    2014年01月11日
  • オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史3 帝国の緩やかな黄昏

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    「オリバーストーンが語る…」全三巻を読み通した。
    第一次世界大戦から始まる二十世紀=戦争の世紀から二十一世紀のオバマ政権まで、世界においてアメリカの果たした役割でありながら、アメリカ国内における歴史認識とはいささか異なる面を語る。

    日本人にとってわかりやすいのは、ヒロシマ、ナガサキの原爆投下の話だろう。現在のアメリカの一般的な歴史認識では、百万人以上の死傷者を生んだであろう言われる日本本土決戦を回避するために必須であったとされる事が多い。しかし、実際に当時のアメリカ、トルーマン政権は日本は既に戦争継続の国力を欠いており、ソ連へ終戦交渉を始めている事知っていながら、戦後の冷戦時代を見越して、ソ

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    2013年08月26日