夏目大のレビュー一覧
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●2025年6月25日、Yahooフリマで「高たんぱく・低糖質! rakoの美味しくてやせるおかず」のカテゴリー変更を断られた人がほかに出してた本。750円。
冷静なA先生と、不機嫌になるN先生の差。
●2026年5月31日、ツィッターでフォローさせていただいている「kuto(Bil)(@kutobill)」さんが以下をツイートで挙げてた。「シンク・シビリティ 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である」と「悪いヤツほど出世する」の2冊。前者に対しての批判で、後者がおすすめってことかな?
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「「礼儀正しさが大切」というのは大まかに同意するんだけど、同時にきわめて有能でありながら傲岸不遜、無礼な人間もいることを忘れてはならない。たとえばJPモルガンは名門出身だがガラが悪い人物だったそうだし、ビル・ゲイツ、ジェフ・ベゾス、アンドリュー・グローブ、イーロンも非常にキツイタイプだ。フェファーは「成功者は聖人君子というのは幻想だ」という議論をしている。」 -
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1-4章までは、無礼な態度は損するよ、礼儀正しいと得するよ、という話。ここは正直当たり前だから重要ポイントの部分を読むだけで良さそう。
その後の章では、礼儀正しい自分であるために
・客観的なフィードバックをもらうこと
・精神的にも身体的にも健康でストレスを溜めないこと
・笑顔を絶やさない
・相手を尊重する
・人の話に耳を傾ける
などのアドバイスが並ぶ。
どれも当たり前のことなので、新鮮さには欠けるが具体的な事例とともに記載されているので説得力はある。
第7章のアンコンシャスバイアスの話は面白かった。
〇〇だから、ーーだろう。
〇〇は、ーーだ。
という考えがバイアスによるものかもしれない。と考えると発言する前に少し立ち止まれるかもしれない。
第8章、リソースの分け与え方も参考になった。人的リソースは簡単に分け与えて良いものではない(時間など)が、その代わり社会的リソースや情報リソースは積極的にシェアするのが良い。 -
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対人関係、組織づくり、家族や友人との関係においても、より良い人生を送る上で「礼節」が極めて重要だという。一般的に考えてそうだろうと思うが、深く検討してみると色々なことがわかってくる。例えば、自分では丁寧な人間であろうとしても、近しい人間や商売相手が粗雑で無礼だと、その後の自分の思考や行動に影響が出てしまうということ。また、これはよほど注意しないと避けられないらしい。だから、自分が無礼な行動をとると、それは感染してより広がってしまうということ。反対に、自分が礼節を持って行動したり、持っている様々なリソースを与えていると、周囲もそのような人間になる。自分の言動に自覚的になること、無礼な人からは遠ざかることが大切なようだ。
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購入済み
エンタメ性の高い読み
3巻目、ストーンの強い反体制・反帝国主義のスタンスが顕著に表れている。ウォーターゲート事件、レーガン時代、湾岸戦争、9/11テロ事件後の戦争など、アメリカの政治・経済・軍事政策を厳しく批判しているが、その見解はかなり偏っていると考えた方がいいかもしれない。ストーンが歴史をドラマチックな語り口で綴るのでエンタメ性の高い読み物となっている。
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人間の美徳には大きく二つあるという。一つは偉くなりたい、出世したいといったキャリア志向。もうひとつは他人に愛を注ぎ自己犠牲を厭わない、普遍的な真理に生きる志向。現代は前者が優勢な世界であるが、後者も大事にしよう、そのために自己の欠点を克服し人格を陶冶すべしというのが本書の論旨だろう。
私自身はそもそも特段キャリア志向ではないけれども、そのとおりと思う。紹介された10人の伝記も、非常に共感できる。私もかくありたい、と思う。しかし、思うだけではいけないのだ。これら伝記の先達にように自分の欠点を見つめ、克服することを実践しなければならない。だが、なかなかできるものではない・・。 -
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会社で勧められて読みました。内容は礼節(礼儀正しさ)がビジネスを進める上で、最も重要だということをさまざまな企業でのケーススタディも踏まえながら論理的にまとめた本です。
働いていると色々な人と関わりますが、正直今の僕は、本当の意味で礼儀正しい一流の人と仕事をしたことがないと思っています。その一方で、礼節をわきまえない、わがままな性格ゆえに仕事がうまくいかない人には数多くあってきました。そういう意味では再現性の高い本です。
でも、今まで色々な書籍の中で、心理的安全性みたいな話は何周か回してきたし、業務の中でも試行錯誤しながら取り組んでいるので、そういう意味ではそんなに新しいと思える内容は少なく、ざーっと読み飛ばしてしまいました。自分と自分の周りの半径5メートルくらいをじっくりと思い巡らせながら、ゆっくりと読んだ方が良い1冊だと思います。 -
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科学史、科学哲学という分野。概念的な哲学ではなく、科学からスタートする意識の探索は、ある意味分かりやすくて面白い。タコを中心に頭足類の観察からの考察だ。
他の無脊椎動物と比べても、頭足類の神経系の規模は異常に大きく、短期記憶と長期記憶に明確な区別があり、目新しいものや、食べることはできずすぐに役立つわけではないものに興味を示し、コウイカにはREM睡眠らしきものがあるなど、人間の知性との類似点も見られるのだそうだ。
「身体化された認知」というのは面白い。脳だけではなく、身体も賢さの一部を担っていて、周囲の環境がどうなっているか、それにどう対処すべきかという情報は、実は身体にも記憶されていると考える。例えば手足の関節のつくりは、歩行などの行動を自然に生むようになっている。適切な身体をもっていれば、正しく歩くための情報のかなりの部分がそこに記憶されている、と。
頭足類のコミュニケーションを考察しながら、いったい何のためにこの信号(色が変わったりすること)を発しているのか?理由があるはず、と著者は考えるが、受け手となる相手がいなくても、なんだかつぶやいているような…という未だ解明されていない部分が神秘的で、素人にも面白い。
この本の原題は、”Other minds”. マインドという言葉を心、知性ととらえると、その境目はあいまいだ。著者のいう「主観的経験」、~になった気分、という考え方は面白かった。生きものの寿命も、持っている特徴も、すべてを「進化」というものさしの中で測る。ゴールも方向もない、試行錯誤を繰り返す生きものたちの中に人間もある。こうやって相対的に捉えて傲慢にならないことが、今の人間にとって一番大事なのかもしれない。 -
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ネタバレ難しかった。松尾先生の解説で、何となく全体像は見えたかも。因果関係という当たり前と思える事象に統計学が対応できたのはつい最近らしい。独自の因果モデルを作れば馬券ソフト開発に役立つか?
・相関は見られたが、因果については何も言えない 時代が続いた。
・因果について表現する言語を発明→因果ダイアグラム
・相関を解析するのには交絡因子が課題。主流はランダム化比較試験(RCT)
・RCTができない場合が多いので、交絡因子を調整して因果効果を推論する
・コライダー(結合)を調整してしまうと、元の変数が独立から従属に変わる。
・モンティホールパラドックスは司会者のドア選択がコライダーとなり新車の位置と出場者のドア選択に影響
・Do演算子を導入して数式化。ある薬(drug)Dを患者に与えて それが寿命(lifespan)Lに与える影響はP(L|do(D))と表現(Pは確率)
・患者が自主的に薬Dを服用したのを観察した際の数式P(L|D)と P(L|do(D))
は別物。Do演算子は介入を表す。
・Do演算子の数式を解くには、交絡因子を調整する。介入と結果の間の交絡因子を含むバックドア経路を交絡因子を調整することによってブロックする方法が一般的だが、介入と結果の経路に中間因子があれば、介入データを調整することで介入→中間因子→結果の因果効果を推定できる。
・因果ダイアグラムを用いると、観察データや実験データを使い、現実ではない筋書き=反事実的なシナリオについて情報を引き出せる。もし〇〇だったら、××だったのにという仮定法過去を定量化できるようになる。 -
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物理学、化学、IT、心理学、社会学等あらゆるジャンルの知者が無慈悲にも次々と登場し、一つのエッセイを読むたびに深く息をついてひと休みしなくてはいけないから、とても読むのに時間がかかる本だった。
科学者には3タイプあるように思う。この本にはその3タイプすべての人が登場する。一つめは、科学絶対信仰の信者みたいな人。ビジネスマンや宗教者が嫌いで(エッセイなんだから気軽に書けばいいのに)、見えない敵に喧嘩を売るような文章を書く人。科学は万能、証明や再現できないことはすべて愚かと考えるような人だ。こういう人は自分の正しさを証明するために科学を道具にしているんだろうなと思う。子供の視野だ。二つ目は科学がただただ大好きで、読者おかまいなしに専門用語や「私の造語」でひたすら自分の研究分野を熱く語る。キラキラした青年みたいな視野だと思う。三つ目は、科学は万能ではない、ただ今私たちが手にしているモノサシがこれなだけだ、私たちにはまだ知らないことがたくさんある、という哲学を持った視点から自分の研究を語る人。豊かな成熟した大人の視野だと思う。こういう人が実は一番科学を愛していて、科学の未来に希望を持っているのだと思う。人類は小さく盲目で、自分たちがどこから来て、どこへ行くかすら知らない。それどころか明日がどんな日かも分からない。そんな存在なのだ。