澤村御影のレビュー一覧
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ネタバレ百物語の夜
幽霊の正体見たり枯れ尾花。妹の霊の真相はあらかた予想が着いたが、今回の見所は沙絵の再登場。やっぱり沙絵は本当の怪異を暗示させるための存在だったのだ。沙絵はこの世ならざるもの。そのものが言う。試練が待っていると。そして。異界の扉が遂に開く。
死者の祭
ドラマ以上にドキドキした。ある程度の筋を理解していても怖かった。夢か現実かわからないような世界に迷いこんで平然としていられるか?平然としていられなければ「とられる」わけだ。深町はギリギリのところで高槻の手をとることができた。だから何とか帰ることができた。でもドラマと違い高槻も怪異の制約には抗えなかった。抗えたのは沙絵がいたから。こ -
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ネタバレ四時四十四分の怪
高槻先生の話はある程度真相を考えやすいから読んでいて楽しい。真相が全くわからないから楽しい本もあるが、楽しみ方は本それぞれ。まぁ連鎖する呪いの正体は大抵こんなものさ。この手の話の難しいところはどれが偶然でどれが人為的なものかを見定めるところだけど、深町がそれを整理してくれるから気にせず読める。石田のこともすぐにわかったし自尊心向上に役立つ本だ。でも遠山のことはわからなかった。ドラマとは違いここで出てくるか。社会で成功しても果たして幸せか。その答えを深町が出すのはいつか。
人魚のいる海
がちもんの怪異がここで出てきたか。ある意味「4」巻に相応しい話なのかもしれない。深町の -
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2023.11.12 Audibleにて完聴
異世界に行く方法を試した男子学生が消えたのは、本当に異世界に行ったからなのかを調査する話
遠山さんからの依頼で、沼のヌシを探る話
人魚の料理を出すレストランがある⁉︎の真相を調べる話
の3つ
以下、ネタバレあり
3つ目の人魚の話は、いろんな意味でドキドキした。このシリーズってこういう終わり方すんの?って焦った。
人肉かー言われなきゃ分かんないかもだけど、知らずに食べて、食べた後知ったら、肉全般食べれなくなりそうだけどなあ。
相変わらず、ふっと笑えるところがあって、マスクしないと外で聞けない作品。
ストーリーやテンポはもちろん面白いんだけど、他 -
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番外編第二弾!今回も皆の優しさが滲む素敵な物語。
智樹くんの子供心と親心、遠山さんと猫ちゃんのお話と共に、尚哉くんへの父性にも似た想いとか、難波くんのおおらかな心、健ちゃんの守る決意等々、どれも読みだすと止まらくなる。
智樹くんのお話は自分も息子を持つ親でもあるので、どちらの立場もわかる。でも親になるとついこ口うるさくなっちゃうんだよ~と、少し耳が痛くも(笑)。
難波くんはいつもいつでもいいコだし、遠山さんは登場する度に距離が近くなっていく感じで嬉しく、健ちゃんの決意は涙が滲んでしまう。
本当に皆には心から笑っていてほしい。そう読む度に思う。 -
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2023.10.07 Audibleにて
どんどん面白くなってく気がする。
今作は、死者の祭りからの帰還後から始まる。
フカマチくんが、どんどんササクラさん並みに、過保護化してくの面白いなぁ。
概要は、
フカマチくん初めての遊園地!!
お化け屋敷の噂の真相は!?
高槻先生の従兄弟の婚約者が人面瘡になったので見て欲しいと依頼される高槻先生と従兄弟の20年以上?ぶりの再会!?
久々、サイトに投稿された、お母さんが鏡の中に入っちゃったのでは、という紫鏡にまつわる依頼の話
の3本立て。
以下、ネタバレあり。
遊園地回良かったなぁ~
フカマチくんが最初に何乗るかって、後の3人が一所懸命話し合った末 -
購入済み
各サブキャラがメインの話
遠山さんは読んでて好きになったし、智樹くんはいろいろと大変だったんだねと思ったり(もう中学生になったなんてびっくりでした。)、難波くんのは最後泣いてしまったし、佐々倉さんのではトリオによる浅草観光が見られました。
だいたい満足です。
ただ、これまでの話を彷彿とさせる展開がところどころ見られました。
まあ、話の展開に無限大はないでしょうから仕方ないとはいえ、もうネタ切れだったら残念です。 -
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物語は嘘を見分ける耳を持つに至ったその祭りへと迫るが。
まずは百物語。聞いたことはあるがやった事は無い。学生時代にこんな授業があれば面白かったと思う。最後はちょっと良い話で終わるのが良い。
次に田舎の祭りを調べるため田舎の村へ。そこでは死者のための盆踊りが行われていた。迷い込んだ異界で過去の記憶が呼び起こされるが。
主人公の過去は解明されていったが、高槻彰良の謎は更に深まった感じがする。今後は前段で少々民俗学的なストーリー、プライベートなストーリーの構成になるのだろう。
今回はかなりオカルト寄りの話になったがもう少し民俗学的な要素が欲しい。