堀晃のレビュー一覧

  • 遺跡の声

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    銀河の外縁で、恒星系に進出することなく滅んだ文明の遺跡を調査する主人公と、その相棒、結晶生命体のトリニティの出会いと成長と別れの物語。

    さまざまな惑星で遭遇する苛酷な環境と文明の痕跡が、静かで硬質な文体で描かれています。

    印象的だったのは「ペルセウスの指」。
    情報技術だけが高度化し、宇宙へ進出するエネルギーも知識も散失してしまった文明の末路が、わたしたちの未来と重ならないことを祈るのみです。

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    2011年10月06日
  • 遺跡の声

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    トリニティ・シリーズ集大成

     結晶体生命体「トリニティ」との出会いと別れを綴る作品集。先の「地球環」と対を成す作品だ。
    (ここがとても詳しく、正確)

     収録作品は「太陽風交点」「塩の指」「救助隊II」「沈黙の波動」「蜜の底」「流砂都市」「ペルセウスの指」「遺跡の声」。

     このうち、「救助隊II」「流砂都市」が本書だけの短編だが、残念ながらそれぞれ期待するほどのものではな%

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    2011年09月16日
  • 遺跡の声

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    結晶生命体トリニティとの宇宙遺跡調査員の物語。堀さん得意のハードSFの短編を集めた作品集。各々の話とも、きっちりとした科学ネタが盛り込まれていて、SFとしてのだいご味を感じさせる作品集です。

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    2010年10月28日
  • 遺跡の声

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    宇宙に散在する遺跡を巡る調査員の"わたし"と結晶生命体トリニティの活動を綴る連作短編集。イメージ豊かに語られる遺跡がどれも壮大で、美しさすら感じさせる。硬質で静かな文体も良かったね。

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    2010年09月23日
  • バビロニア・ウェーブ

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    SF 長編小説。バビロニア・ウェーブという無尽蔵のエネルギー源が発見されるというお話。地球から 3 光日の距離にあるというレーザー光によるエネルギー源。現実にあったら、地球のエネルギー問題はすべて解消できるのだが...。本作は間違いなく SF 小説だが、バビロニア・ウェーブを解き明かすミステリーの要素もかなり強くでている。確かにおもしろいのだが、もう少し謎解きをしてほしいなと思う。せっかく壮大なお話なのだから。

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    2009年10月04日
  • バビロニア・ウェーブ

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    なかなか面白いと思った。
    400Pあまりを2日で読ませるんだから、そりゃあスゴイよ。

    日本人らしい小説だと思った。
    アメリカSFだったら、バビロニア・ウェーブは、はるかに進化した神のごとき宇宙人が構築したものとして説明されているよね。それに謎解きの話で長編1冊は書かないだろう。大部分を占める謎解き部分は1,2ページを使って説明して、本書ではたった1章の終章部分を膨らませて書くんだろうなあ。
    ハードSFだからあえてそうしたのかも知れないけど、登場人物がそろいも揃って影が薄すぎる。主人公も色々生い立ちとかが書き込まれてはいるけれど、なんだか淡白すぎる。
    結局ゴジラと同じだよね。人間ではなんともな

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    2009年10月04日
  • バビロニア・ウェーブ

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    太陽系近傍で発見された銀河面を貫く直径1200万キロ、全長5380光年のレーザー光束。"バビロニア·ウェーブ"と呼ばれる謎の光束からエネルギーを取り出すための送電基地に到着した連絡宇宙船の乗員が見たものは…。壮大な構想のハードSF。
    「バビロニア·ウェーブ」(1988)堀晃
    #読書好きな人と繋がりたい

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    2025年08月31日
  • バビロニア・ウェーブ

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    ネタバレ

    設定は壮大。スペースコロニー(宇宙植民島)生まれの主人公の生理の地球生まれの人間との違いの考察は興味深い。話の展開はちょっと地味に感じた。

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    2024年09月18日
  • Genesis 一万年の午後

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    ■個人的なメモ

    [△]久永実木彦「一万年の午後」/ヒト絶滅後、一律なマ・フたち、聖典、宇宙の地図づくり、変化しないこと。
    [▽]高山羽根子「ビースト・ストランディング」/ビースト挙げ競技、旧野球場。
    [○]宮内悠介「ホテル・アースポート」/宇宙エレベーター、ホテル、殺人事件。
    [△]加藤直之「SFと絵」/ゲーム「ディガンの魔石」以来ファンです。
    [○]秋永真琴「ブラッド・ナイト・ノワール」/旧吸血鬼の「夜種」、人間は王族、ローマの休日、好みのキャラ、好みの設定、好みの会話。
    [△]松崎有理「イヴの末裔たちの明日」/技術的失業、AI、ロボット、ベーシックインカム、治験、星新一さんっぽいオチ。

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    2023年06月11日
  • Genesis 一万年の午後

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    おもしろいシリーズだから愉しみ

     最初に大好きな堀晃作品を読んだ。土地勘あるからスラスラ読める。堀さんの近況報告みたいなものかな。

     最も楽しみにしていた久永作品を最後におき、順番に読む。高山羽根子作品は最初から乗り切れずパス。宮内悠介作品はミステリー感覚て肩透かし。秋永麻琴作品がとても楽しかったぞ。これ別作品も読みたいってことで発見のワクワク感で持ち直す。松崎有理さくひんは少しトーンダウンて、次の生首って作品はさっぱり乗り切れずに少しコーヒータイム。

     リフレッシュ後の宮澤伊織作品は、これまた秋永作品同様にアクションつぽくてとても良かった。これも発見だ。アンソロジーはこれが醍醐味。

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    2022年04月02日
  • Genesis されど星は流れる

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    SF。短編集。
    どの作品もまずまずな感じ。
    メンツ的にもハズレはないか。
    異様な世界観が魅力の、空木春宵「メタモルフォシスの龍」。
    爽やかな青春SF、宮西建礼「されど星は流れる」。
    上記2作品が好き。

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    2022年02月01日
  • Genesis されど星は流れる

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    数学は苦手だが松崎作品が読めて嬉しい。表題作のように、今の世の中はSF作家の腕の見せどころではないだろうか。

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    2021年01月26日
  • Genesis されど星は流れる

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    理解しやすいSFが、減った気がする。設定が複雑過ぎて読むのが億劫になる中、この作品集は、サクサク読める。これ、とても大切。難しい事を易しく表現するのは、作家の技術です。偉い!楽しく読めた。

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    2020年11月01日
  • Genesis 一万年の午後

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    魅力あふれる6つの異世界。没入した頃に物語が終わるので現実世界に取り残された気持ちになる。
    年1,2回ペースで続刊予定ということで楽しみ。

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    2019年04月27日
  • SF JACK

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     SF界隈での著名人・新人引っくるめてのアンソロジー集です。SFにはあまり馴染みがなく、フィリップ・K・ディックは好きですがそれもアニメ『PSYCHO-PASS』の影響で最初からというわけではなかったので、慣れる、と言うか、映画は好きなんですが小説はなかなか食指が伸びず、アンソロジーならまだ読めるかな?と言う気持ちで購入しました。
     冲方丁さんは、『マルドゥック・スクランブル』を読んでいましたし、新井素子さんは名前くらいは聞いたことがあるなあ、『グリーン・レクイエム』は読んだっけな、夢枕獏さんは『陰陽師』だなあ、とか。
     個人的に好きなのは宮部みゆきさんの作品。ロボットとの哀愁漂う感じが好き。

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    2017年05月14日
  • SF JACK

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    SFアンソロジー。
    新しい作品ばかり。こういうの読みたかった!
    苦手なのもあったけど、全体的には十分に満足。

    吉川良太郎「黒猫ラ・モールの歴史観と意見」:中世ヨーロッパ的な雰囲気とSFの組み合わせが斬新。
    上田早夕里「楽園(パラディスス)」:意識の移植?人格のお話?ちょっと切ない。
    小林泰三「草食の楽園」:別の惑星での文明の発達のお話。読みやすい。好き。
    新井素子「あの懐かしい蝉の声は」:第六感。哀愁漂う感じ。
    宮部みゆき「さよならの儀式」:ロボットとの別れ。切ない。
    夢枕獏「陰態の家」:オカルト。これはSF?ファンタジー?

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    2016年08月07日
  • SF JACK

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    いろんなジャンルのSFがある。
    楽しくてワクワクってよりも、ちょっと手を伸ばすのに躊躇してしまう怖さを含んでいるかのような。

    山田正紀著
    「別の世界は可能かもしれない」
    以降はそんな感じに思えた。

    宮部みゆき著
    「さよならの儀式」
    はホロってくる感動作

    夢枕獏著
    「陰態の家」
    有名で知ってはいたけど初読。読みやすいし、傀儡(くぐつ)屋の妖的な話に引き込まれる。

    新たな作家さんの発掘にもなったかな。

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    2016年05月11日
  • バビロニア・ウェーブ

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    銀河系を垂直に貫く全長5380光年(端から太陽系まで届くのにもバビロニア以前に発信されていることに!)、直径1200万Km(水星軌道の1/10もの直径!)のレーザー定在波(終端で反射している!)が太陽から3光日(遠いような近いような微妙な距離!)はなれたところに発見される。これは自然のものなのか?観測ステーションに研究者たちが執りつかれたように謎を解こうとするのですが、不可解な事故が・・・

    何でそんなに深宇宙にあこがれるのか共感できないまま、物語は進んでいきますが、もはやそんなことはどうでもいい。
    直径5Kmの反射鏡を備えたレーザー推進の遠距離連絡艇で、直径100mの観測基地に向かい、遠心重

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    2015年02月08日
  • 遺跡の声

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    初めて読んだSF物。宇宙への興味は有るものの、なかなか難しい。読み物としては面白く読むことができた。

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    2013年11月11日
  • バビロニア・ウェーブ

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    地球から三光日の距離に発見されたエネルギー源、バビロニア・ウェーブをめぐる物語。

    宇宙SF小説読んだのって、ガンダムと銀河英雄伝説ぐらいやなw
    でも、いわゆる本格的SFって初めてかな?

    面白かった。
    全般的にミステリーっぽいところも読みやすかったのと、宇宙に関する細かい設定や説明が、コズミックフロント見続けてきたおかげで、うんうん!って納得できたのも大きいかなw
    逆に言うと、あまり宇宙について知らなかったらちょっとわかりづらいかも。。。(僕もわからないとこあったし、、、)

    もう少し各キャラの内面が分かりたかったかな、と言うのと最後の結末がもう少しわかりやすかったら、もっと最後にスッキリで

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    2013年09月13日