堀晃のレビュー一覧

  • 遺跡の声
    結晶生命体トリニティとの宇宙遺跡調査員の物語。堀さん得意のハードSFの短編を集めた作品集。各々の話とも、きっちりとした科学ネタが盛り込まれていて、SFとしてのだいご味を感じさせる作品集です。
  • 遺跡の声
    宇宙に散在する遺跡を巡る調査員の"わたし"と結晶生命体トリニティの活動を綴る連作短編集。イメージ豊かに語られる遺跡がどれも壮大で、美しさすら感じさせる。硬質で静かな文体も良かったね。
  • バビロニア・ウェーブ
    SF 長編小説。バビロニア・ウェーブという無尽蔵のエネルギー源が発見されるというお話。地球から 3 光日の距離にあるというレーザー光によるエネルギー源。現実にあったら、地球のエネルギー問題はすべて解消できるのだが...。本作は間違いなく SF 小説だが、バビロニア・ウェーブを解き明かすミステリーの要...続きを読む
  • バビロニア・ウェーブ
    なかなか面白いと思った。
    400Pあまりを2日で読ませるんだから、そりゃあスゴイよ。

    日本人らしい小説だと思った。
    アメリカSFだったら、バビロニア・ウェーブは、はるかに進化した神のごとき宇宙人が構築したものとして説明されているよね。それに謎解きの話で長編1冊は書かないだろう。大部分を占める謎解き...続きを読む
  • Genesis 一万年の午後
    ■個人的なメモ

    [△]久永実木彦「一万年の午後」/ヒト絶滅後、一律なマ・フたち、聖典、宇宙の地図づくり、変化しないこと。
    [▽]高山羽根子「ビースト・ストランディング」/ビースト挙げ競技、旧野球場。
    [○]宮内悠介「ホテル・アースポート」/宇宙エレベーター、ホテル、殺人事件。
    [△]加藤直之「SF...続きを読む
  • Genesis 一万年の午後
    おもしろいシリーズだから愉しみ

     最初に大好きな堀晃作品を読んだ。土地勘あるからスラスラ読める。堀さんの近況報告みたいなものかな。

     最も楽しみにしていた久永作品を最後におき、順番に読む。高山羽根子作品は最初から乗り切れずパス。宮内悠介作品はミステリー感覚て肩透かし。秋永麻琴作品がとても楽しかっ...続きを読む
  • Genesis されど星は流れる
    SF。短編集。
    どの作品もまずまずな感じ。
    メンツ的にもハズレはないか。
    異様な世界観が魅力の、空木春宵「メタモルフォシスの龍」。
    爽やかな青春SF、宮西建礼「されど星は流れる」。
    上記2作品が好き。
  • Genesis されど星は流れる
    数学は苦手だが松崎作品が読めて嬉しい。表題作のように、今の世の中はSF作家の腕の見せどころではないだろうか。
  • Genesis されど星は流れる
    理解しやすいSFが、減った気がする。設定が複雑過ぎて読むのが億劫になる中、この作品集は、サクサク読める。これ、とても大切。難しい事を易しく表現するのは、作家の技術です。偉い!楽しく読めた。
  • Genesis 一万年の午後
    魅力あふれる6つの異世界。没入した頃に物語が終わるので現実世界に取り残された気持ちになる。
    年1,2回ペースで続刊予定ということで楽しみ。
  • SF JACK
     SF界隈での著名人・新人引っくるめてのアンソロジー集です。SFにはあまり馴染みがなく、フィリップ・K・ディックは好きですがそれもアニメ『PSYCHO-PASS』の影響で最初からというわけではなかったので、慣れる、と言うか、映画は好きなんですが小説はなかなか食指が伸びず、アンソロジーならまだ読めるか...続きを読む
  • SF JACK
    SFアンソロジー。
    新しい作品ばかり。こういうの読みたかった!
    苦手なのもあったけど、全体的には十分に満足。

    吉川良太郎「黒猫ラ・モールの歴史観と意見」:中世ヨーロッパ的な雰囲気とSFの組み合わせが斬新。
    上田早夕里「楽園(パラディスス)」:意識の移植?人格のお話?ちょっと切ない。
    小林泰三「草食...続きを読む
  • SF JACK
    いろんなジャンルのSFがある。
    楽しくてワクワクってよりも、ちょっと手を伸ばすのに躊躇してしまう怖さを含んでいるかのような。

    山田正紀著
    「別の世界は可能かもしれない」
    以降はそんな感じに思えた。

    宮部みゆき著
    「さよならの儀式」
    はホロってくる感動作

    夢枕獏著
    「陰態の家」
    有名で知ってはい...続きを読む
  • バビロニア・ウェーブ
    銀河系を垂直に貫く全長5380光年(端から太陽系まで届くのにもバビロニア以前に発信されていることに!)、直径1200万Km(水星軌道の1/10もの直径!)のレーザー定在波(終端で反射している!)が太陽から3光日(遠いような近いような微妙な距離!)はなれたところに発見される。これは自然のものなのか?観...続きを読む
  • 遺跡の声
    初めて読んだSF物。宇宙への興味は有るものの、なかなか難しい。読み物としては面白く読むことができた。
  • バビロニア・ウェーブ
    地球から三光日の距離に発見されたエネルギー源、バビロニア・ウェーブをめぐる物語。

    宇宙SF小説読んだのって、ガンダムと銀河英雄伝説ぐらいやなw
    でも、いわゆる本格的SFって初めてかな?

    面白かった。
    全般的にミステリーっぽいところも読みやすかったのと、宇宙に関する細かい設定や説明が、コズミックフ...続きを読む
  • 遺跡の声
    久々にSFらしいSF。
    ハードって程でもないかもしれないけど。

    結構面白かった。設定も。
    うん、短編集だったんですが、もう少しいろいろな話が読みたい……値段の割りに、薄いような気が。
  • SF JACK

    やや期待外れ

    そうそうたる作者名一覧を見て購入を決定したが、その割に期待外れの作品が多かった。
    最近はやりのAIがらみの話題を思い出させる上田さんの作品が面白かった。