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銀河面を垂直に貫く、直径1200万キロ、全長5380光年に及ぶレーザー光束――バビロニア・ウェーブ。いて座α(アルフア)方向、太陽系から3光日の距離に発見されたこの光束が、いつから、なぜ存在するのかはわからない。ただ、そこに反射鏡を45度角で差し入れれば人類は厖大なエネルギーを手に入れられる。この想像を超えた光束の傍らに、送電基地が建造された。基地との連絡船運航にあたっていた操縦士マキタは、あるとき緊急事態発生の報を受け一人の重要人物と謎の積荷とを運ぶよう命じられた。だが到着した基地には誰の姿もない。そしてここでは極秘裏に、ある計画が進行していたのだ。日本ハードSFを代表する傑作。星雲賞受賞。
...続きを読むPosted by ブクログ 2019年09月06日
>2年近い調査で明らかになった定在波の姿は、
>両端がレーザーを反射する作用をも持つ重力場からなる、
>直径1200万キロメートル、全長5380光年の、
>銀河系を垂直に貫くレーザー光束だった。
地球から3光日という太陽系の端っこにとんでもないスケールの舞台があって、
そこで不可思議な出来事が起...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年12月30日
―――太陽系から3光日の距離に発見された、銀河面を垂直に貫く直径1200キロ、全長5380光年に及ぶレーザー光束―バビロニア・ウェーブ。
いつから、なぜ存在するのかはわからない。ただ、そこに反射鏡を45度角で差し入れれば人類は膨大なエネルギーを手中にできる。
傍らに送電基地が建造されたが、そこで...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
SF 長編小説。バビロニア・ウェーブという無尽蔵のエネルギー源が発見されるというお話。地球から 3 光日の距離にあるというレーザー光によるエネルギー源。現実にあったら、地球のエネルギー問題はすべて解消できるのだが...。本作は間違いなく SF 小説だが、バビロニア・ウェーブを解き明かすミステリーの要...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
なかなか面白いと思った。
400Pあまりを2日で読ませるんだから、そりゃあスゴイよ。
日本人らしい小説だと思った。
アメリカSFだったら、バビロニア・ウェーブは、はるかに進化した神のごとき宇宙人が構築したものとして説明されているよね。それに謎解きの話で長編1冊は書かないだろう。大部分を占める謎解き...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年02月08日
銀河系を垂直に貫く全長5380光年(端から太陽系まで届くのにもバビロニア以前に発信されていることに!)、直径1200万Km(水星軌道の1/10もの直径!)のレーザー定在波(終端で反射している!)が太陽から3光日(遠いような近いような微妙な距離!)はなれたところに発見される。これは自然のものなのか?観...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月13日
地球から三光日の距離に発見されたエネルギー源、バビロニア・ウェーブをめぐる物語。
宇宙SF小説読んだのって、ガンダムと銀河英雄伝説ぐらいやなw
でも、いわゆる本格的SFって初めてかな?
面白かった。
全般的にミステリーっぽいところも読みやすかったのと、宇宙に関する細かい設定や説明が、コズミックフ...続きを読む
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