近藤誠のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
お医者さんの養老先生と、近藤先生の対談集。
タイトルにあるとおり、犬バカと猫バカとの対談。
でも、人とペットの老いの問題、介護の問題、看取りの問題、
色々と参考になる。
最近の動物医療はかなりの進歩をとげ、
具合が悪くなれば、すぐに診察し、手術や投薬や、至れり尽くせりだ。
人が具合悪くてもガマンしてしまうが、愛するペットだと、我が子のようにすぐに受診に駆け込む。
先生方は、果たしてそれがペットたちにとっていいことなのかとおっしゃる。
ワクチン接種でさえ、ペットのストレスと苦痛を与えているという。
確かに、ゲージを見ただけで逃げ回る愛猫たちにいつも胸が痛むが、やはり、飼い主は安心が欲しいのだ。
連休が明けたら、このミッションをこなさねば・・・
自分の終末に関してなら、無理な延命や治療はせず、枯れるように終わりたいと思う。
具合が悪い時は、何も口にしないで、ただひたすら眠るといつの間にか回復しているので、それが自然の力なんだと思う。
高齢者ほど、ペットがいるといいといわれている。
たしかに誰かに世話を焼くことは、自分がしっかりしなくちゃと鼓舞できる。
でも、万が一、自分で世話ができなくなったら、頼める人を必ず見つけておかなければ、ペットが不幸になると思う。
健康診断はしばらく受けていないが、
先生方の話しで、なんだかほっとした。 -
Posted by ブクログ
確乎たる世界観、人生観をお持ちで、医者という観点から広く世の中の動きを客観し、俯瞰されているお二人の対談、実に愉快で、楽しく読むことが出来ました。
近藤誠氏の、人生の大先輩である養老孟司さんへのリスペクトは言葉の端々に感じられました。
中身を念のため列記しておきます。
第1章 さて、健康とはなにだったか?
間違いだらけの健康情報にご用心
健康診断が人びとを不幸にする
長生きは医療のおかげ、じゃなかった!?
ここで、病気とは何か、を考えてみよう
第2章 はて、医療とは何だったか?
かつて、名医がいた
余命宣告に律儀に従う必要なし
「脳化社会」は、まず医療から始まった
戦後の保険制度が「医を算術」にした
第3章 私たちが医者を目指したころ
生きものは「情報」になっていく
身体の成り立ちはあまりにも複雑だ
第4章 日本人はどこへ行く
狭いところで窮屈に暮らす日本人
無理して嫌なことばかり思う国民性
天下りと利権のため法律はできる
本当は自立できる日本人
第5章 結論 医療に何を期待する?
事故や怪我、やけどの治療はすばらしい
健康診断をどう切り抜ける?
どうしても何かしたいなら、身体に害のないことをしよう
嫌なことはしない、健康診断は受けない
最後に一言
メメントモリ、カルペディエム でした(笑)。 -
Posted by ブクログ
人生75年も続けていると、人生の最後は、安楽にあの世に逝きたいものである。
人間、おぎゃーとこの世に生まれてきたのだが、その瞬間は大変リスキーなものであるが、本人は、まったく無意識のうちに誕生してくるのである。
はてさて、人間の終焉も、近藤先生の説に寄れば、何万年物人間の歴史の中では、自然死というのは痛いことも痒いこともないらしい。
脳みそに大変ありがたい物質が現われ、そうなるらしい。
ところがおっとどっこい、長い人間の歴史から逸脱した医療行為がその妨げになっているとのこと。
日本人が従来培ってきた「死」に対する観念も歪められてしまっているとのこと。
そこらあたりをうまく解説してくれているのがこの本です。
中身ですが、
第1章 「安楽死で死にたい」という願い
第2章 日本で実施されている“安楽死”
第3章 延命治療で失われる「尊厳」
第4章 医療から遠ざかるという選択
第5章 いまの時代のさまざまな死に方
第6章 がん治療は「苦痛死」を引き寄せる
第7章 不用なクスリはボケ、早死にのもと
第8章 ぼくにとって最高の死に方
先生の亡くなり方ですが、「虚血性心不全」、あっという間のお迎えでした。
もっともっと長くご活躍して欲しかったですが、こればっかりは致し方ありません。
合掌
特別対談 中村仁一×近藤誠
とっても爽やかな対談でした。
特別収録 リビングウィル
これについては、私も一筆したためようと思っています。
長男と次男に連署してもらおうかなぁ(笑)。 -
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実に明快に健康について、エビデンスを下に一貫して書かれた本です。
この本のエッセンスは、あとがきの最後の方に書かれています。
それを紹介します。
だから元気でご飯がおいしいときは、長生きするために病気を早期発見する、という考えを捨て去りましょう。
そして、なにか不都合な自覚症状がでてきてから、対処法を考えるのです。
症状がでるのは、からだの調湿システムが無理している証拠だからです。
そのように、医者や医療を遠ざけて暮らせば、そうしない場合よりも断然、安全に長生きできるものです。
有名なラテン語の箴言に「メメント・モリ」があります。
「死を意識せよ」ですね。
ただそれに続く、対になった言葉があまり知られていない。
「カルペ・ディエム」、「一日を摘め」です。
つまり「今日を楽しめ」。
どうか、体と医者の言葉に抵抗力をつけて、充実した人生をお過ごしください。
真摯に誠実に医者道を全うされた近藤誠先生からの遺言と受け止めています。
で、書かれていた内容を以下に書いておきます。
第1章 人間ドックは「病気」をつくる場所
第2章 なぜ医者は、事実を「言わない」のか?
第3章 正しい「医者との付き合い方」
第4章 高血圧薬は使わないほうがいい
第5章 中高年のがんは、ふつうの「老化現象」
第6章 医者から、がんだと告げられたら
第7章 病院では安楽な最後は迎えられない
第8章 世間に溢れる「健康法」のウソ
江戸時代に逆戻りしているのが現代の医療のビジネス化です。
「医は算術」が大手をふっていた時代に戻ってしまってはいけません。
「医は仁術」という本質に戻せるのは良識ある我々の責任でもあるのです。
アホなテレビ、アホな新聞などの情報にだまされないようにしなくてはならないのです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ著者は90年代からがん治療の矛盾について発言してきた。本書刊行直後に亡くなったようで、これが遺言というか総決算の本になるが、私は著者の書籍は初めて読んだ。
・健診や人間ドックをやっているは日本だけ。他国がなぜマネしないかと言うと、やったほうがいいというエビデンスがないから。
・厚労省は健診を受けさせることに躍起。そもそも20代も60代も基準が同じなんておかしいと感じていたが、要するにこれで「異常」が発見されると病院に送って、根拠のはっきりしない「正常値」に保つために薬漬けにするというシステムが出来上がっている。
・抗がん剤は利かない。がんは手術すると逆に暴れることあり。
・日本の高血圧の基準値には根拠がなく、降圧剤は飲むと逆に血流が不足して脳梗塞を起こす危険性を高める。高齢による高血圧は自然な老化現象。
・同様に高脂血症や糖尿病などの生活習慣病も治療が悪影響になることも。
・がんには休眠しているがんや転移しないがんがあり、これらを早期発見して切除すると他の眠っているがんを呼び覚まし逆にステージが上がる。
・BMI30以上からは減量が必要だが、過度な減塩や減量は害悪。 -
Posted by ブクログ
医師は健康診断や人間ドックを受けない。医者(自分)に不利益な情報は漏らさない(世界共通)。事実を言わない(がんを治療したために亡くなることは多々あるが、公的にはがん死で、治療死は1人もいない)。近藤誠「医者が言わないこと」、2022.7発行。①生活習慣病の薬は全部やめていい。降圧剤の重大な副作用は「脳の血流不足」 ②中高年のがんは老化の一種 ③減塩は意味がないというより有害 ④ひとつの食材・成分を大量に摂らない(有効なサプリはひとつもない)⑤太腿の筋肉を鍛えるのに最も優れているのは「スクワット」⑥病院は病名をつけてなんぼの世界。そして、病名がつけば、治療が始まる。病院での老衰死はない。老衰死は自宅や介護施設での死。 日本人は体形ひとつ見ても健康的で、平均寿命も最長。なのに、健康に関する自己評価は世界で最低レベル。不要な病院通いと薬をやめること!