近藤誠のレビュー一覧

  • 孟司と誠の 健康生活委員会

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    確乎たる世界観、人生観をお持ちで、医者という観点から広く世の中の動きを客観し、俯瞰されているお二人の対談、実に愉快で、楽しく読むことが出来ました。
    近藤誠氏の、人生の大先輩である養老孟司さんへのリスペクトは言葉の端々に感じられました。
    中身を念のため列記しておきます。
    第1章 さて、健康とはなにだったか?
     間違いだらけの健康情報にご用心
     健康診断が人びとを不幸にする
     長生きは医療のおかげ、じゃなかった!?
     ここで、病気とは何か、を考えてみよう
    第2章 はて、医療とは何だったか?
     かつて、名医がいた
     余命宣告に律儀に従う必要なし
     「脳化社会」は、まず医療から始まった
     戦後の保険制

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    2024年12月30日
  • 最高の死に方

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    人生75年も続けていると、人生の最後は、安楽にあの世に逝きたいものである。
    人間、おぎゃーとこの世に生まれてきたのだが、その瞬間は大変リスキーなものであるが、本人は、まったく無意識のうちに誕生してくるのである。
    はてさて、人間の終焉も、近藤先生の説に寄れば、何万年物人間の歴史の中では、自然死というのは痛いことも痒いこともないらしい。
    脳みそに大変ありがたい物質が現われ、そうなるらしい。
    ところがおっとどっこい、長い人間の歴史から逸脱した医療行為がその妨げになっているとのこと。
    日本人が従来培ってきた「死」に対する観念も歪められてしまっているとのこと。
    そこらあたりをうまく解説してくれているのが

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    2024年12月23日
  • 医者が「言わない」こと

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    実に明快に健康について、エビデンスを下に一貫して書かれた本です。
    この本のエッセンスは、あとがきの最後の方に書かれています。
    それを紹介します。

    だから元気でご飯がおいしいときは、長生きするために病気を早期発見する、という考えを捨て去りましょう。
    そして、なにか不都合な自覚症状がでてきてから、対処法を考えるのです。
    症状がでるのは、からだの調湿システムが無理している証拠だからです。
    そのように、医者や医療を遠ざけて暮らせば、そうしない場合よりも断然、安全に長生きできるものです。

    有名なラテン語の箴言に「メメント・モリ」があります。
    「死を意識せよ」ですね。
    ただそれに続く、対になった言葉が

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    2024年12月21日
  • 医者が「言わない」こと

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    ネタバレ

    著者は90年代からがん治療の矛盾について発言してきた。本書刊行直後に亡くなったようで、これが遺言というか総決算の本になるが、私は著者の書籍は初めて読んだ。

    ・健診や人間ドックをやっているは日本だけ。他国がなぜマネしないかと言うと、やったほうがいいというエビデンスがないから。
    ・厚労省は健診を受けさせることに躍起。そもそも20代も60代も基準が同じなんておかしいと感じていたが、要するにこれで「異常」が発見されると病院に送って、根拠のはっきりしない「正常値」に保つために薬漬けにするというシステムが出来上がっている。
    ・抗がん剤は利かない。がんは手術すると逆に暴れることあり。
    ・日本の高血圧の基準

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    2024年11月01日
  • やってはいけない健康診断 早期発見・早期治療の「罠」

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    毎年の健康診断も最小限にしようって思えた。
    医者から遠ざかり、予防薬は飲まずに楽しく人生過ごすことが大事と。胃や腸はむやみに切らない、ガン治療しないが長生きの秘訣だと。確かにエビデンスなかったら何も信用できないもんなぁ…

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    2024年01月27日
  • やってはいけない健康診断 早期発見・早期治療の「罠」

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     どう見ても不摂生な生活をしている元上司の健康診断結果がほぼAだったことが疑問を持ったきっかけ。私も先日妊娠中の健康診断にも関わらず、問診の先生が数値だけ見て話してこられ話が噛み合わなかった経験から疑問がさらに膨らみ読んでみた。標準値・基準値がそんなに適当に決められていたなんて。1から10まで鵜呑みにするのは微妙だが、血圧は年齢が上がるにつれ高くなるのは当たり前、とはどこかで聞いていたので納得する部分も多かった。ただ私はオーバー気味ではなく、不足or下回っているのでBMI標準を目指さねば。

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    2023年08月10日
  • 医者が「言わない」こと

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     医師は健康診断や人間ドックを受けない。医者(自分)に不利益な情報は漏らさない(世界共通)。事実を言わない(がんを治療したために亡くなることは多々あるが、公的にはがん死で、治療死は1人もいない)。近藤誠「医者が言わないこと」、2022.7発行。①生活習慣病の薬は全部やめていい。降圧剤の重大な副作用は「脳の血流不足」 ②中高年のがんは老化の一種 ③減塩は意味がないというより有害 ④ひとつの食材・成分を大量に摂らない(有効なサプリはひとつもない)⑤太腿の筋肉を鍛えるのに最も優れているのは「スクワット」⑥病院は病名をつけてなんぼの世界。そして、病名がつけば、治療が始まる。病院での老衰死はない。老衰死

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    2023年01月21日
  • 医者の大罪 医療サギに殺されない39の心得

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    全ての人に目を通してみていただきたい本。
    できれば、この本とは反対の立場の本も併せて読みたいが、どんな本がこの本とは反対の立場なのか、いい例がわからなかった(-_-;)

    響いたことの幾つかを記載します。(自分の解釈含む)
    ・高血圧は万病のもととは限らない
    ・基準値は曖昧
    ・総死亡数で判断すると、様々な治療の意味が失われる
    ・がんは刺激(治療)すると転移しがち

    この本では検診に否定的な見解もあるが、私は検診は巨骨確認という意味で肯定的です。

    払ってもいい金額:1,400円
    貼った付箋紙の数:7

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    2022年05月01日
  • もう、がんでは死なない 二人に一人ががんになる時代の最高の治療法

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    近藤先生の著作は、そろそろ集大成へと向かっているように感じる。
    本書もこれまで各著作で論じられていたものを一つにまとめ上げたような印象を受ける。「糖質制限」に関する氏の見解が自分にとってもっとも受け入れ難いものであったが、氏なりの論理がわかったことはよかった。

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    2021年02月08日
  • がん治療に殺された人、放置して生きのびた人

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    がんはとったら暴れる
    がんは自分自身、
    ほんとそうだろうなぁ。
    臓器一個とるって
    簡単じゃない、

    もっと治療法考えるんだったーとか思う

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    2020年07月15日
  • 健康診断は受けてはいけない

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    ビックリ‼️今年の健康診断辞めようかと考える。
    WHOも言っていること正しいと思ったが、新型コロナの発言の事も考えて、鵜呑みにするのは危険だと感じる。他にも図書を読み自分で判断出来るようにしないとね。

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    2020年03月08日
  • 医者の大罪 医療サギに殺されない39の心得

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    論じられていることはこれまでの著作で論じられてきていること。ここで新しく出てきたと思うのは、現在の医療の問題の背景にはなにがあるかまでを明確に記したことだろう。これについてもこれまで示唆されてきていることであるが、すべての医療関係者がそうではないと思いつつも、だいたい納得できることであった。

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    2019年10月19日
  • 眠っているがんを起こしてはいけない。

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    病気になってしまうのならがんが良いなと思う。
    どうせ老人病なのだからあきらめればいいし、
    死ぬまでにマガあるから色々準備もできる。
    心配はしなくていいのかも?

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    2019年07月31日
  • このクスリがボケを生む!

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    実際に薬害にあった人間として。医者のいうことを鵜呑みにしない、そのためには信頼できる情報が必要。その意味で有用な一冊です。

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    2019年07月12日
  • 孟司と誠の 健康生活委員会

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    養老孟司氏はなんとなくとっつきにくかったのだが、対談だと多少はその人となりを理解しやすくなるのか(それでもフィットしきれないものがあるが)、近藤氏と価値観、問題意識を共有していることが見て取れた。医療、製薬業界の問題は、人のQOLに直結する。ある意味では公共工事よりも始末に負えないかもしれない。

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    2019年06月26日
  • 眠っているがんを起こしてはいけない。

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    「近藤理論」を分かりやすく総括的に記述した図書です。なぜ医者ががん治療において手術・抗がん剤への引き込むのか? 最近医薬業界と医者の「癒着」が東京新聞で特集されていますが、そうした報道を見るにつけ、さもありなん、という感じです。医者を前にして、異なった考え方を主張し、拒絶することはかなり難しいだろうと思いつつ、つまるところ自分の心身の問題なのだ、ということを忘れたくないです。

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    2019年06月05日
  • 医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法

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    ・乳がんを乳房を切除せずに
    ・医者がストライキ起こしたら死亡率が下がった
    ・薬は全て対処療法。直すものはほとんどない

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    2019年05月06日
  • やってはいけない健康診断 早期発見・早期治療の「罠」

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    ★4.7(4.20)2018年3月発行。毎年受けていた健康診断が日本だけの奇習だったとは。というか、健康診断の正常レンジというのが、学会がいい加減に基準値を定め、それを外れた人を病人呼ばわりして、薬漬けに。その際たるものが高血圧。75歳以上の人は血液を脳に届けるため180以上の人が一番長生きすると。胸部X線の被ばくも日本人だけ。WHOは日本にこれを止めるよう勧告。どうも製薬会社と医者が金儲けの為に、健康診断により次々病人を作り出していたとは。日本人はこの本を読んで医者の金儲けを止めさせないと寿命を縮めることになりそうですね。

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    2019年03月02日
  • やってはいけない健康診断 早期発見・早期治療の「罠」

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    わかっていた事?が結構あったが改めて。
    本当に医者はこんなことでいいのかな?
    正直誰のための病院?医者?薬?

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    2018年11月17日
  • がん放置療法のすすめ 患者150人の証言

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    症状がなければ、治療は不要。これが、がん放置療法の思想。症状がないうちは、「もどき」である可能性がある。生活を改善すれば癌が消えることも大いにありうることと思う。もし、癌を見つけられてしまったら、この本を読んで、放置を実践しようと思う。


    ・マンモグラフィは絶対に受けては行けない。
    →これほど強く言い切っているとは思わなかった。アメリカで、40歳以下の人は、マンモグラフィを受けないことが推奨されていることは知っていたが、推奨ではなく、禁止とは、びっくりした

    ・がんは原発部分が発見された時点で、すでに転移している。
    →発見できないもっと小さいときに、転移はしている。

    ・もどきが非常に多

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    2018年11月12日