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Posted by ブクログ
症状がなければ、治療は不要。これが、がん放置療法の思想。症状がないうちは、「もどき」である可能性がある。生活を改善すれば癌が消えることも大いにありうることと思う。もし、癌を見つけられてしまったら、この本を読んで、放置を実践しようと思う。
・マンモグラフィは絶対に受けては行けない。
→これほど強く言い切っているとは思わなかった。アメリカで、40歳以下の人は、マンモグラフィを受けないことが推奨されていることは知っていたが、推奨ではなく、禁止とは、びっくりした
・がんは原発部分が発見された時点で、すでに転移している。
→発見できないもっと小さいときに、転移はしている。
・もどきが非常に多い。
・組織検査でも1%は誤診(癌でないのに、癌と診断している)がある。
・医者が癌だと思えば、証拠が見つかるまで、検査を繰り返す。挙げ句の果てに、全摘手術をして、良性で良かったですね。という。患者は全摘で命に関わるけがを負うことになったというのに。
・定期検査を受けても、寿命は変わらない。リードタイムバイアスのまやかし。早期発見すれば、発見からの生存期間は長くなるが、後で発見してすぐに亡くなっても、トータルの生存期間は変わらない。
・膀胱癌。進行癌なら、転移ありで全摘しても意味読み終わった。もどきなら、なおさら。
→もっと早くこの本に出会っていれば。
・膀胱癌を放射線治療する場合でも、病変を削らないほうが、放射線を精密に当てることができて良い。削ってしまうとうまく放射線を当てられない。膀胱は放射線感受性が高いため。
・患者の検査をしないと、病院収入は700円にしかならない。
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Posted by ブクログ
「がん」には進行性の恐れのない「がんもどき」があり、これは転移しない。一方、「転移するがん」は、がんが発生したときに既に決まっている。「がんもどき」が「転移するがん」に変わることはない。ところで、「がんもどき」の方が「転移するがん」よりも割合が高いのに、現在の病院では転移進行するがんとして治療を進める。そこには、「がんもどき」と「転移するがん」の識別が困難である医療の現状がある。「がんもどき」はもちろん手術や抗がん剤の治療はすべきではない。「転移するがん」は、、現在の医療では治ることはなく、治療は命を縮めるだけである。従って何れにしても、放置療法が望まれる。以上が、著者が放置療法を進める理由である。目からうろこの情報だった。
Posted by ブクログ
前立腺がんの治療法の一つに除睾術が挙げられているのにビックリしました。もちろん「薬で男性ホルモンの分泌を抑え続ける」のと、「ホルモン分泌の源を切除する」のどちらを選ぶかは本人の考え次第ですが、ふたつの道が示されなければ選びようがありません。
知り合いが前立腺がんのホルモン療法をすすめられた時は「女性ホルモンを注射で補って男性ホルモンの働きを抑える」か「薬で男性ホルモンの分泌を抑える」かの二者択一でした。
生殖期を過ぎた女性が乳がん、子宮がん、卵巣がんを患ったら、切除が選択肢に上がらないことはないのに、男性は違うんですね・・・・。
この本を読むと「経過観察」も立派な療法だと思えて来ます。
ただ、『患者よ、がんと闘うな』も「闘うな」=「あきらめろ」と誤解されたし、今回も『がん放置療法のすすめ』は「すべてのがんを放置するすすめ」と受け取られかねない危うさがあります。印象的なタイトルは、タイトルだけで一人歩きするから、惹句にもなるし、胡散臭いと嫌われることにもなる諸刃の剣ですね。
著者はすべてのがんをいつまでも放置しろとは決して言っていないので、目次だけでもみんなに読んでほしいと思います。目次には「自覚症状が出るまで」放置してよしのがんが並んでいます。
ここに載っていないがんは、近藤誠医師も認める闘う価値のあるがんです。
Posted by ブクログ
がんもどき理論でおなじみの近藤医師の臨床医としてのまとめの本だと思った。2014年に定年退職を迎えるそうで、数々の今までの症例の人のその後を紹介しており、固形がん(血液がんとかは含まない)の部位別に、症例を2~3例ずつその後を含めて紹介している。
部位別とはいえ、がんもどき理論やがん幹細胞についてのことなども時折ふれている。個人的には入門的な説明の本ではなく、それらの本で近藤理論ある程度知った人がその後の最新医療の知識やこの治療方法による患者のその後を知るための本という位置づけだと思う。
医学界に賛否両論を巻き起こした本だが、最近の免疫療法の発達などがんへの治療も進んでいる。少しずつ、癌の本質、治療法が進んでいると感じた本だった。
Posted by ブクログ
現代医学の無力さ、医療界のおかしさを感じた本。
各癌ごとに、標準医療での生存率と、実際に著者が診た放置療法のケースが対比されていて参考になる。
著者は研修医時代から教授になるまで強力な抗がん剤を用いた治療を行っていたが、患者の寿命がかえって縮まっていると、目の前の現実を直視して再構築したのが、がん放置療法。これを大学病院が認めたというのが凄い。この方法だと病院収入は1人700円になってしまうから、全国的に広めるのは難しい。この方法が試みられないのは、病気を放っておくというのが日本では倫理的に許されないこと、医者自身も癌は切って治すとしか思っていないこと(養成制度や研修の問題)、診療加点制ゆえに経営がなりたたなくなることなどがあるだろう。著書は淡々と事例ケースを読みあげているが、このような背景が読んでいるうちに頭をかすめてしまう。
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