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健康診断はこんなに危険! 欧米に健診はない!
日本人の多くは「健康」のため職場健診や人間ドックを受診していますが、欧米には存在しません。
「より健康になる」とか「寿命をのばす」という効果を証明するデータがないからです。
著者の近藤誠さん本人も、慶大病院で在職した40年間、執行部から強い圧力がありながらも、一度も受けませんでした。検診は有効というデータがないからです。
にもかかわらず、日本では、医学的な根拠がないままに健診が義務化されています。
健診は危険がいっぱいです。CTや胃エックス線撮影には放射性被ばくによる発がんリスク、子宮がん検診には流産や不妊症のリスクなどがあります。
異常値が見つかった後に行なわれる肺や前立腺の「生検」も極めて危険です。手術後に「がんではなかった、おめでとう」と平然と述べる医者もいます。
さらに危険なのは、「過剰な検診」が、過剰な薬の処方や手術など「過剰な治療」につながるからです。
人間ドックには「早く見つけるほど、早く死にやすい」という逆説があります。
実際、中村勘三郎さんや川島なお美さんは、人間ドックで「がんを早期発見され、早期に亡くなってしまった」のです。
「検査値より自分のからだを信じる」こそ、健康の秘訣です。健康なときに健診など受けるものではありません。
本書は、さまざまなデータや論文に基づき、「健康診断が有害無益である」ことを徹底的に明らかにします。
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Posted by ブクログ
90年代に話題を呼んだ「患者よがんと闘うな」という本の著者、医師の近藤誠先生による、健康診断を受ける危険を喚起する本。
会社勤めをしている多くの人には年1回の健康診断が義務付けられているのではないだろうか。私も日本で会社員をしていた時には、詳細な人間ドックを受けた記憶がある。
近藤氏によると、人間ドックを受けた9割の人は、何らかの検査で異常値が出るそうだ。そしてそこをさらに詳しく調べ、薬を処方されたり、必要のない手術を勧められたりする。
身内が体調不良で病院に行ったとき、すぐに全部検査ということで全身くまなく調べた。呼吸器科、循環器科、泌尿器科関連で懸念ありということになった。症状Aに対処する薬を飲むと副作用Bが出て、それを消すために他の薬をと、次々進み、最後には15種類ほどの薬を飲む羽目になり、もはや何を治そうとしているのか不明という事態になった。近藤氏によると、高血圧や血糖の標準値は製薬会社やそれと癒着のある医者が薬が売れるようにと決めたものだそうだ。そのため、多くの健康な人が病気と診断され、不必要な薬を飲んでいるという。
高血圧や糖尿も、身体がそうなるほうが良いと判断するからそうなっているのであって、それを無理に標準値にしようとすると、不健康になる。ガンも、たちが悪いものは見つかった時にはすでに手遅れ、たちがいいものは放置してよいということで、健康診断は全く不要とのこと。比較的若く、そしてがん発見からすぐに亡くなってしまった有名人たちも挙げ、彼らも診断を受けなければ助かっただろうと言っている。
彼は最後の方で、いわゆる日本の誰もが知っている医師たちを名指しで批判しているが、なかなか勇気が要ることだ。身内の経験を通じて、近藤氏の言いたいことはよく理解できた。
Posted by ブクログ
12月初旬、職場の健康診断を受けた。毎年受診日の数週間前から何となく憂うつになり、結果を待つ間も落ち着かない。来たら来たらで開封するのにも覚悟が必要…。年々じわじわいくつかの項目が”基準値”ギリギリになっている。とにかくこの不安を払拭、元気づけるために読んでみた。結果、読んでよかった。なんかずっと重い気分だったのがスッと楽になった。著者のお名前はずいぶん前から知っていたけど(「なんか変わったこと言うお医者さんだなぁ」ぐらいの認識ですが)、今回初めて著書を読んで、その魅力、というか決して変わり者の先生でも珍説を唱える方ではないとよくわかった。自分は著者のように検診拒否はとてもできないけど、検診とうまく折り合いをつけるというか、“基準値”の裏にあるカラクリを知り、慌てず騒がず、自分の身体を知り、信じること、”病気”に対する心構え(老化現象と割り切るのも一つ、だとか)をしっかり持つことが大事だと思わされた。
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