【感想・ネタバレ】医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法のレビュー

あらすじ

◎著者・近藤誠

第60回菊池寛賞受賞!



◎医療と薬を遠ざけて

元気に長生きするための47の心得



病院に行く前に、かならず読んでください


【構成】

■第1章 どんなときに病院に行くべきか

心得1「とりあえず病院へ」。あなたは医者の“おいしい"お客様

心得2「老化現象ですよ」と言う医者は信用できる

心得3 医者によく行く人ほど、早死にする

心得4「血圧130で病気」なんてありえない

心得5 血糖値は薬で下げても無意味で、副作用がひどい

心得6 世界一売れるコレステロール薬の「病気を防ぐ確率」は宝くじ以下

心得7 がんほど誤診の多い病気はない ほか



■第2章 患者よ、病気と闘うな

心得12 一度に3種類以上の薬を出す医者を信用するな

心得13 軽い風邪で抗生物質を出す医者を信用するな

心得14「抗がん剤を使えば寿命が延びる」と言う医者を信用するな

心得15 がんの9割は、治療するほど命を縮める。放置がいちばん

心得16「医者から薬をもらう」を習慣にしてはいけない ほか



■第3章 検診・治療の真っ赤なウソ

心得20 がん検診は、やればやるほど死者を増やす

心得21「乳がん検診の結果は、すべて忘れなさい」

心得22 胃を切り取る前に、知っておきたいこと

心得23 1センチ未満の動脈瘤、年間破裂率は0・05% ほか



■第4章 100歳まで元気に生きる「食」の心得

心得27 体重、コレステロールを「減らさない」健康法を選ぶ

心得28 ピンピン100歳への体づくりは「毎日タマゴと牛乳」から

心得29 ビールは1日にロング缶2本までなら「百薬の長」

心得30 ビタミン・ミネラルの摂りすぎで早死にする



■第5章 100歳まで元気に生きる「暮らし」の心得

心得34 22時から2時にどっぷり眠る。「超」早寝早起き健康法のすすめ

心得35 石けん、シャンプーを使わないほど、肌も髪も丈夫になる

心得36 大病院にとってあなたは患者ではなく被験者

心得37 「手当て」でストレスを癒す ほか



■第6章 死が恐くなくなる老い方

心得42 ポックリ逝く技術を身につける

心得43 いきなり進行がんが見つかったらどうするか

心得44 喜怒哀楽が強い人ほどボケない

心得45 100歳まで働き続ける人生設計をする ほか

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Posted by ブクログ

・乳がんを乳房を切除せずに
・医者がストライキ起こしたら死亡率が下がった
・薬は全て対処療法。直すものはほとんどない

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2019年05月06日

Posted by ブクログ

"カルチャーショックを受けた。今まで常識と思っていたことが覆される。しかも著者も医者でありながら、医者に殺されないための心得を書いている。
薬の副作用、手術のリスク、治療方法など、いろんなことを知ることができた。
この本を鵜呑みにすることなく、気になったところを調べていくことも大切。
医学書にも今後注目してみたくなった。"

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2018年10月28日

Posted by ブクログ

この本はすごい、すごすぎる。
医者と薬が大好きな日本人が皆読んでみるべきだと思った。
薬は極力飲まない方がいいという説はよく聞くが、本書はそういうレベルではない。
医者に行った方が死期を早めるとか、言っていることがかなり過激である。

自分なり家族のことで、医者にかかるべきかどうか、また、どの医者にするか、という選択を、いずれは迫られるわけだが、根本的にそういった問題について考えさせられる良い機会となった。

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2021年08月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

医療事務として働いている私がとても納得して読んでしまう本だった。

大した症状もないのに病院に行くと病名をつけて薬を出される。
日本人は心配性の人が多いからか、やたらと検診をやりたがる。しかし検診をしてもそんなに大きな病気は見つからないどころか、検査によるひばく(レントゲンなど)で体に悪影響をおよぼす。

そもそも軽い風邪で病院にくる人が非常に多いが、軽い風邪は体を休めることが1番早く治る方法だ。
わたしは実際に風邪をひいて病院にかかり薬を飲んでみたことがあるが、そんなことをしてもしなくても風邪をひいている期間は変わらない。
むしろ本来なら熱で病原菌を殺すのに、解熱剤によって菌がなかなか死なず、風邪が長引くことも多い。

医療事務として働いていて思うのは、「糖尿病や高血圧などの特定疾患の病気の人は一生大量の薬を飲むのはおかしい」ということ。
医師曰く「長年の不摂生が原因でその病気になったから簡単には治せない」と言っていた。
しかしそれでは医師は病気を治したのではなく薬でおさえているだけ。
なぜならそれが一番儲かる方法だから。
また、日本の医療費は安すぎること、高齢者は1割負担、生活保護や障害者は負担ゼロであることも、軽い気持ちで病院にかかってしまう原因だと考える。
確かに日本は世界一の長寿国だが、「生きているのではなく、薬漬けで生かされている老人」が多いと思う。医療業界が儲けるために。

著者は医師として長年働いていた立場だが、このような本を出した勇気はすばらしいと思う。
彼のいうとおり、よっぽどの大病をしない限りは病院にかかるべきではない。軽い症状であれば、人間の「自然治癒力」で治せるのだから。


この本を病院で配りたい。

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2024年08月14日

Posted by ブクログ

がんは治療するものだと思っていたが放置する方が痛みと闘わず長生きできる可能性があるというのは新しい発見だった。
自分の判断基準を持って医者に任せずに治療するか放置するかを判断することが大事なんだと考え直せた。
実際に老化現象ですと言ってくれた病院もあったのでそういうった医者を見つけて相談できる場所を増やしていきたい。

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2022年12月24日

Posted by ブクログ

衝撃的でした。読めば読むほどこれまでの考え方が、ガタガタ崩れていく思いです。
医者が書いたこの本を他の医者達は、どう思っているのかが、とても知りたいと思いました。
医療が進化している中、日本と海外との意識の違い治療法の違いがこんなにもあるとは、驚きです。
もし、明日風邪を引いて高熱が出たら、また今年の冬にでもインフルエンザにかかったら、私は病院に行かず薬も飲まず耐えることができるのか、、、!?
とても考え深い一冊でした。

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2019年06月05日

Posted by ブクログ

基本的に著者の主張に賛成で、薬を飲まないとか、医者にかからないとか、健康診断の結果はアテにならないとか、ガン治療はしないとか、割と過激な事を書いていますけど、製薬会社の利権とか、医者の誤診が多いのは、仕事柄よく知っていますし、最近では薬の副作用に注目して警鐘する人も増えています。
ただ一点気になるのが、医者によって殺される(寿命が縮まる)と著者は主張しますが、ではなぜ日本が世界一の長寿国なのでしょうか?医者に殺される患者が多ければ平均寿命は短くなるはずですが、俄然日本人の寿命は伸びています。この矛盾を解説していれば、本書の信憑性は高くなるのですが、残念ながらその事については触れられていません。
それでも本書は一読の価値ありですし、帯にあるように、本書を読んでから病院に行くのもアリだと思います。
僕の評価はA+にします。

・医者によく行く人ほど、早死にする
・「血圧130で病気」なんてありえない
・血糖値は薬で下げても無意味で、副作用がひどい
・世界中で売れているコレステロール薬の「病気を防ぐ確率」は宝くじ以下
・がんほど誤診の多い病気はない
・健康な人は医療被ばくを避ける。CT1回でも発がんリスクあり
・医者の健康指導は心臓病を招く
・一度に3種類以上の薬を出す医者を信用するな
・「抗がん剤を使えば寿命が伸びる」と言う医者を信用するな
・がんの9割は、治療するほど命を縮める。放置がいちばん
・がん検診は、やればやるほど死者を増やす
・コラーゲンでお肌はぷるぷるしない。グルコサミンはひざに直接届かない
・「高血圧に塩はダメ」はウソ。自然塩より精製塩のほうが安心
・石けん、シャンプーを使わないほど、肌も髪も丈夫になる
・大病院にとってあなたは患者ではなく被験者
・インフルエンザ・ワクチンを打ってはいけない
・「ほっときゃ治る」を、いつも心に

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2019年05月31日

Posted by ブクログ

一度は目を通した方がいいと思う本。読んでみて「医者を疑い、自分で調べて考える」と著者が書いている通りだと思った。
薬害、ムダな手術など、無知でいると取り返しがつかないことになる事を教えてくれる。
後半の元気に生きる心得は参考になります。

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2018年09月07日

Posted by ブクログ

薬や手術の弊害がデータをもとに紹介されている。脳内の血管にできたコブを取る手術をした女性が手術のために半身不随になってしまった例、高血圧の基準をどんどん厳しくして患者を増やし薬を従来の4倍になったなど説得力のある事例も多い。
ただこの人の話だけを信じて良いかは疑問が残る。

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2017年05月17日

Posted by ブクログ

すべて鵜呑みにはできないとは思うが、同感ということが多かった。

本物のがんとがんもどきの違いやそれぞれが発生する機序がわかればより受け入れやすくなるように思った。

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2017年04月30日

Posted by ブクログ

近藤誠医師(1948年~)は、1980年代から、癌の治療に関して基本的に放置すべきという「近藤誠理論」を提唱する医師。2012年には、「乳房温存療法のパイオニアとして、抗がん剤の毒性、拡大手術の危険性など、がん治療おける先駆的な意見を、一般人にもわかりやすく発表し、啓蒙を続けてきた功績」により菊地寛賞を受賞している。
本書は2012年に出版された、近藤医師のベストセラー、かつエッセンスがまとめられたもの。
近藤医師は、従来医師があまり積極的に開示しなかった以下のような主張を展開する。
◆医者の医療行為・処方する薬の多くは、根治療法ではなく、対症療法である。
◆検診は基準値の設定次第で“正常”、“異常”が変わる。高血圧や高コレステロールの判断はその典型。
◆(一般の)病院も製薬会社も健康食品会社も営利団体であり、患者・利用者が存在することによりビジネスとして成り立つ。
◆癌については、切除をせずに様子を見るという選択肢がある。
一方、近藤医師の過激かつ医学界への敵対的な主張に対しては多数の批判があり、自説にとって都合のいい根拠ばかりを集めてくる、少数のケースを一般法則にすりかえるなどと指摘されている。
いざ病気(癌に限らない)になったときに最終判断をするのは自分である。そうしたときに、医者や病院の言いなりにならずに、自分自身で判断できるよう、様々な考え方(近藤誠理論だろうが反近藤理論だろうが)を知っておくことは無駄ではないだろう。
(2014年2月了)

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2017年12月22日

Posted by ブクログ

タイトルは過激ですが、内容を読むと、著者は、患者本位のお医者さんだと思います。医者を簡単に信じないで、自分で調べて考える癖を身につけること、医療と薬を遠ざけることを薦めていらっしゃいます。「ほっときゃ治る」でしょうか!w 信用してはいけないことは、①軽い風邪で抗生物質を出す医者 ②一度に3種類以上の薬を出す医者 ③抗がん剤を使えば寿命が延びると言う医者 だとか。薬の作用はすべて「主作用」で、「副作用」というのは薬害が起きた際の口実だそうですね。「老化現象ですよ」という医者は信用できるそうです(笑)

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2015年12月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

健康診断を受けない方がいいと思えてくる本。でも、やっぱり必要な治療や手術はある訳で、見極めは難しいと感じました。人間ドックを受けたら要精密検査となり、やはり検査しにいこうと思っている私。
でも、こういう考えがあると知っておくのは悪くないかな。「がんより怖いがん治療」とあわせて読むと近藤先生の包括的な考えが知れてよいと思いました。

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2015年04月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

乳房温存療法のパイオニアとして抗がん剤の毒性、拡大手術の危険性など、がん治療における先駆的な意見を発表、啓蒙し第60回菊池寛賞受賞。
(著者紹介より)

この本はどう思おうとも一度は最後まで読むのをオススメしたいです。
…というのもあたしは途中でわからなくなってしまった。
この人、何が言いたいんだろう…と。
矛盾してくるからだ。

でもそうではなくて。
だって、医学は日々進歩していて。というコトは
人間の体はまだまだわからないコトが沢山あって。

結局のところ、
『自分はどう死にたいか?』
ではないだろうか、とあたしは思う。いや、
『自分のQOLをどこに保ち、どう死んでいくのか』
かなぁ。
病名とかの問題でなくて、体調不良に対して自分がどう係わっていくのか。

この本の前に読んでいた『薬をやめれば病気は治る』と
共通するところも多くみられていて、
特に『ドクターズルール』は興味津々です。

こちらは世界的に見た医療についても詳しく書かれている。海外ではとっくに解っているコトが日本では広く知られていないとか。

がん、高血圧、気になる方は一度読んでみて欲しい一冊。
あたしも病院へ行って
『それは老化現象ですよ』
って言われてみたいです!!

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2015年04月17日

Posted by ブクログ

医者である近藤誠氏の本。
素人である私たちは医者の言うことを信じがち。
この本の内容は新鮮。
鵜呑みにしないで、しっかり考えてみようと思った。

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2015年03月08日

Posted by ブクログ

最近本屋にだーっと大量に並んでいて話題の本だったので気になっていました。著者は長年40年?放射線科の医者として多くの経験をし、また父親も医者であったり、アメリカへの留学、アメリカの文献資料などにも詳しく、その上で日本の医療制度に問題が多くあり、お金の為に患者の健康が害されている真実を数多く語っており、えっそんなことあるの?!と驚きます。それは真実かもしれないけど、医療技術が果たす役割や治療のメリットも特に自分の力がどうにもならないときに効いてくれる薬は一時しのぎとはいえ、大きなメリットがあると思うので、全く医療を利用しないでほうっておけばいいというのは極論だと思います。違う本で近藤氏本人の話が出ており、完全否定しているわけではないという感じなので、他にもいろいろ読んでみたいと思います。本を売る為に編集側で誇張した可能性もあるかと。とにかく病院にいく必要がないようにつくづく生活習慣、生活態度を改めなくてはと思いました。

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2014年12月12日

Posted by ブクログ

少々極端な気もするが、筆者が医者ということもあって説得力はある。
CT]も発ガンリスクあり/薬を飲まずに歩け/切るとガンが暴れる/モルヒネは正しく使えば中毒にならない/骨転移で痛む場所が一ヶ所の場合は、放射線照射で劇的に痛みを軽くする/胃がん、肝臓がん、食道がん、子宮がんは放置しておけば最後まで痛まない/脳ドッグは害の方が大きい/毎日タマゴと牛乳/コーヒーでガンリスク激減/抗がん剤は避ける/リビングウイルを残す

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2014年12月12日

Posted by ブクログ

「がんは原則として放置したほうがいい」「健診を受けることで、かえって健康をそこねる」など、医者にあるまじき主張がたくさん出てくるけれど、読み進めるうちに、これは頭のおかしな医者の戯言ではない、ということがわかってきた。
筆者が言う、がんの手術をしたり、抗がん剤の投与をすることで、余計に寿命が短くなったり、QOL(クオリティーオブライフ)がいちじるしく低下する、というのは本当にそのとおりだと思う。それを、感情的な根拠で主張しているわけではなく、この本で述べられている説明は、非常に科学的でロジカルだ。
これまでの常識で、がんは早期に発見出来れば幸運なこと、抗がん剤なるあらゆる手段を使ってでも延命をするべき、と勝手に思い込んでいたけれど、医者に言われるがままに、何も考えず手術や投薬を受け入れることが、どれほど危険で取り返しのつかないことかというのがよくわかった。

筆者の肩書は、慶応大学医学部の講師。年齢はもう65歳を超えているから、普通であれば、教授になっていてもまったくおかしくない歳であるのに、いまだに講師の地位にあるということからも、この筆者がいかに、医学会のメインストリームから疎まれている、異端の人かということが察せられる。
筆者が言っていることをすべて信じるというのも極端なことと思うけれど、どのような悲惨な生活状態になっても一日でも長く生かすことを医療の本分と考える、多くの医者よりは、ずっと共感が出来るし、一般の人の感覚に近いところがあるんじゃないかと思う。

日本人の3分の1はがんで亡くなりますが、実は、がんほどまぎらわしく、誤診の多い病気はありません。
ただのおできや炎症を「がん」と決めつけられて、胃や乳房をごっそり切り取られたり、命を落としたりしている人が山ほどいます。くれぐれも気をつけてください。
「この方法でがんが治った」「末期がんから生還した」という話は、星の数ほどあります。しかしどれも、「そもそも本当にがんだったのか」が極めてあやしい。(p.47)

よく「がんが見つかったけど早期だったから、手術できれいに取ってもらえた。おかげで5年たった今も、再発せずに元気でいる。私はラッキー」と言う人がいますが、実は無駄な手術で損をしたんです。どんな最新鋭機を使って早期発見をしても、本物のがんはそのはるか前、できてすぐに、あちこちに転移しています。(p.53)

薬は毒物です。すべてに副作用のリスクがあります。少量、短期の服用なら、肝臓や腎臓が薬毒を処理してくれることが多い。しかし習慣化すると、副作用が確実に現れます。そして短期でも、少量でも、服用する人の健康状態にも関係なく、薬が毒物である以上、いつ副作用となって現れるかはまったく予測がつきません。(p.69)

昔、家庭で亡くなっていた人の「自然死」の大部分はおそらく、がんだったと思うんです。もし診断をしたとしたら、男女ともに胃がん、女性ならそれに次いで子宮がんが多かったでしょう。
この2つは、どちらも治療しなければ最後まで痛みがなく、ラクに亡くなるんです。それから、病院に行かないお年寄りたちの「老衰死」。それこそ、枯れるように死んで、診断のつかない死。その老衰死の中にも、がん死はいっぱいあったと思います。医療が発達するとともに、自然死や老衰死を身の回りで見なくなって、忘れられてしまった。代わりに、医療による悲惨ながん死のことばかり見聞きするようになった。それが、現代人がこんなにがんを、そして死を恐れるようになった、いちばん大きな要因のような気がします。(p.95)

がん病巣には、直径1ミリに育った段階で、約100万個のがん細胞があります。本物のがんならそれ以前に血液にのって、あちこちに転移しています。0.1ミリでも転移する能力があるほど、がん細胞は強力です。
分子生物学の研究が進んで「がんは当初から転移する能力がある。がんが大きくなってから転移するという説は間違い」と判明しています。
今の医学でどんなに「早期」にがんを発見できても、直径1ミリ前後から。そのときすでに、がん細胞は最低でも10億個に増えて、とっくに転移もし終えています。世間でいう「早期がん」は、がんの一生の中では熟年にさしかかっているんです。(p.130)

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2020年07月15日

Posted by ブクログ

医者に頼りすぎる時代はいつから始まったのだろう。体の不調を感じればすぐ病院へ薬をもらえば安心する。医療は命を救うが過信すれば命を縮めもする。検査や投薬が常に最善とは限らない。食事、睡眠、心の穏やかさ――本来の治癒力を信じることが真の健康への道だという。転じて長生きとは延命ではなく「自分らしく生き切る」こと。人の体にはまだ医者にも計り知れぬ力が宿っている。

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2025年10月09日

Posted by ブクログ

著者の近藤医師が、自分の信念を持って患者に対して対応してきたことをベースに、日本人の病気や病院に対して抱いている考えを見直して欲しいと言うもの。
つまり緊急事態を除いて病院には行くな、薬は飲むな、予防接種はするな みたいな。

自分も、病院や薬はよっぽどのことでない限りは、世話になりたくないと思っているので、共感するところはあるのだが、ちょっと過激。
いろいろな情報を積っ込んでいるが、その出処の記載が乏しいのも気になる。嘘ではないだろうが、客観的に集めた情報なのだろうか?

扁桃体は、五感を通して脳に入った情報への「好き」「嫌い」「うれしい」「こわい」などの情動反応(喜怒哀楽)を処理する。この扁桃体と結びついた心を強く動かされた体験は、記憶に深く刻まれて、いつまでも覚えている。逆に心が動かなかったことはすぐ忘れてしまう。
喜怒哀楽が強いほど脳はすばらしく活性化して、記憶の引き出しも増える。ボケを防ぐには、脳トレドリルより、意識して喜怒哀楽の振り幅を大きくして、いろいろなことに好奇心を持ち、感動を表に出すことだ。

定年後を豊かに過ごすための心得
・社会環境に合ったスキルを先取りして身につける
・長く健康で働けるように、自発的な健康管理を心がける
・これまで培った「人的資産」を、次世代に還元する方法を考える
・会社員時代の地位やプライドは百害あって一利なし

なんか、気になる内容だ。

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2023年12月26日

Posted by ブクログ

主張も一理あるかな?って感じ
わかる部分もある、どこまで結果論?って部分もある。
鵜呑みにしても自己責任なので、ちゃんと勉強して、納得して、病気との付き合い方は決めていきたい。

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2022年11月24日

Posted by ブクログ

「抗がん剤は一時的な効果だけ」「医者には行くな、ほっときゃ治る」と豪語する強気な内容。

書いてあることすべてを鵜呑みにしていいかわからないが、知識として頭に入れておいて損はない。
医者の言うことは鵜呑みにするな。自分で判断しろ。

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2022年05月26日

Posted by ブクログ

両親の本棚にあった本。読んでみたけれど、疑問点もあった。
こういう本は、病院に通うようになると読みたくなるんだろうなというのが感想。
この先生のアドバイスが正しいかどうかは不明だが、主治医の見解を鵜呑みにするのではなく、自分の病気を違った視点で見る事は必要だと思う。もし病気になったら、もう一度読み返してみたい。

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2021年01月03日

Posted by ブクログ

現代の医療に疑問を投げかける本。
がんには「本当のがん」と「がんもどき」があり「本当のがん」は治療をしても既に転移しているので手術しても無駄。「がんもどき」はそもそも悪くならないので、手術する必要がない、という理論。手術や抗がん剤を使えば、むしろ寿命を縮める可能性の方が高い。早期がんは治ったのではなく「がんもどき」である可能性が高い。がんになっても、そのままにしておくのがいい。
この理論が正しいのであれば、現代の医療を根本から否定することになる。ただし、近藤理論は科学的な根拠が薄いため、科学的な理論として確立してほしい。

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2019年03月03日

Posted by ブクログ

この本を読んで、改めて、検査受けない、薬飲まない、手術受けないことを誓った。ホント恐ろしくてやってられない。多少同意できないところもあるが、全体的には肯定できる話しが多い。

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2018年11月12日

Posted by ブクログ

ベストセラー本読んでみた。
中村仁一先生の『大往生したけりゃ医療とかかわるな 』
とよく似た内容だと思ったら
『どうせ死ぬなら「がん」がいい 』中村先生との共著対談本
が出てた。

血圧、コレステロールは高い方が長生きするのはよく聞く。
がんの9割は、治療するほど命を縮める。放置がいちばん。
でも実際、診断されても素人では判断できないし難しい。

近藤先生、川島なお美さんの件で結構叩かれてますね。
難しいなぁ

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2017年01月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

抗がん剤は固形癌には効かない。

漢方は偽アルドステロン症に注意する 甘草の取りすぎ

ビタミン剤は無駄 証拠はない

熱があっても風呂は大丈夫 疲れやすいので長風呂はしないこと
高熱の時はおでこではなく体を冷やす 首下、わき、足の付け根、太い血管が通っているところ

飲み過ぎの薬は1週間にひとつずつ減らす

頭痛は、緊張型、片頭痛、群発頭のの3つ。
薬物乱用による頭痛 治すには早起き、深呼吸、運動

欧米では胃がん、肺がん検診は行わない
健診もガン検診もやめると医療産業が傾く

リードタイムスバイアス=検診で早期発見すると生存期間が延びる=当たり前

インフルエンザはむかしは流行性感冒
スペイン風邪の死因はアスピリン。

余命は簡単にはわからない。幅が広い。治療しないでも5年10年生きることを目指す

唾液の殺菌作用 耳の下のマッサージをすると唾液がでる

動物性タンパク質で細胞膜を強くする
癌は免疫細胞では防げない=外から入ってきたものではないから
コレステロールこそガン防止、長寿薬となる

幹細胞療法や免疫細胞療法は嘘

治療指針はガイドライン厳守だからセカンドオピニオンも同じようになる

子宮頸がんゼロ期はおできと同じ

抗生物質の使いすぎ=耐性菌を生む

ガン放置は固形ガンはの対処
胃がん肝臓ガン食道がん子宮がんは最後まで痛まない
痛み止めアセトアミノフェンをのむ、リン酸コデイン、モルヒネ、フェンタニル
痛みをコントロールすれば食欲もでて延命につながる

遺伝子治療は効果がない
粒子線、免疫治療も同じ

腹ペコ療法=鬱病に効果あり ご飯のことしか考えなくなる
そうなったら焼き肉=徳川家康の薬食い

ベジタリアンでは100歳を超えられない
玄米菜食と断食は早死にする

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2016年11月18日

Posted by ブクログ

①病院との付き合い方は?
・老化現象ですよという医者は信用できる
・医者によく行く人ほど早死にする
・一度に3種以上の薬を出す医者を信用するな、5種は危険

②健康を維持するためには
・日本人はコレステロールが高いほうが長生き
・血糖値を下げるくするは飲まない→歩く
・がん検診をしてもしなくても死亡率は一緒(米国での実験)
・食事療法などで、急にやめると癌が増殖しやすい

③気づき
・高血圧のガイドラインは下記の様に変化
 160→140(2000)→130(2008)
 血液降下剤2000億円売上(1988)→1兆円(2008)
・がんで苦しむのではなく、がん治療のせい
・口を動かす人、体を動かす人ほどボケない
・1980年、がん検診をやめた村(信州泰阜村)
 胃がんの死亡率が6%→2.2%に減った
・早期がんはがんもどきが多い
・全身CTで0.08%の人が被ばくで発がん
・ヨーロッパではインフルエンザでも薬を出さない
・マンモグラフィー検査法と死亡率の関係はない
・ほとんどが乳腺症
・カロリー20%オフのアカゲザルはSTDと寿命が変わらない(NIAアメリカ国立老化研究所2012)
・高齢でも脂肪摂取が長寿の秘訣
・コーヒーはがん、糖尿病、脳卒中、ボケ、胆石、しわを遠ざける
・5杯で肝臓がん発症率1/5
・早寝早起きは最高のダイエット
・路上生活者にハゲなし
 1か月髪を洗わないと、ツンドラ状

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2015年06月07日

Posted by ブクログ

病院には行くな。薬も飲むな。目からウロコの養生術。医学の落とし穴、そして、やっぱり医者もビジネスマンなのだと実感。

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2015年03月05日

Posted by ブクログ

わたしにはここに書かれていることが全て正しいのかはわからない。がん治療に対して否定的なことばかり書かれているので、どうなんだろって思う。
ただし医療だけじゃなくて、一般論とされていることをたまには疑ってみるとか自分で決断することの大切さを少し考えた。

自分の健康は自分で管理することが大事。

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2015年01月11日

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