古泉迦十のレビュー一覧

  • 火蛾

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    ネタバレ

    イスラム教についてまったく知らないので、単語の意味がわからなくて何度も見返した‎(;ↀ⌓ↀ)
    後半になると謎解きがおもしろくて引き込まれます。でもやっと理解できたのは、聞き手である詩人ファリードの見解を読んでからでした。
    表現が高度過ぎて読み込めない所が多々ありました꙳⋆(lllᵔ⩌ᵔlll)౨♪
    宗教と謎解きの本は初めてでしたがなかなか興味深かったです。イスラム教について詳しければもっと楽しめたのかもしれません。

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    2025年11月16日
  • 火蛾

    Posted by ブクログ

    イスラム教の知識が無いからこそ、知識欲という意味で読んで良かったと思った。 宗教的な倫理とミステリーの親和性。 興味深い作品だった。

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    2025年02月09日
  • 火蛾

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     第17回メフィスト賞受賞作として2000年に刊行。2001年版本格ミステリ・ベスト10第2位。当時、話題になっているのは気づいていたが、手に取ることはなかった。

     著者の古泉迦十氏の第2作が出ないまま23年が経過し、本作『火蛾』が文庫化された。解説によると、2017年に電子書籍化されている。どうにか読み終えて思う。電子書籍で読んでいたら、最後まで読み通せなかったのではないか?

     これは手強い…。読み始めてすぐに覚悟する。苦手な苦手な宗教ネタなのだから。イスラームにシーア派とスンニ派があることくらいは知っているが、神秘主義などもちろん知らない。文章は平易だが、すっと頭に入ってくるかは別問題だ。

     かなりざっくり言うと、師に従い修業の旅に出た行者が、殺人事件に遭遇する話である。現場の不可解さに一抹の本格らしさを感じるものの、正直地味。時代設定は西暦1100年代後半らしいので、そもそも本格という概念が存在しないのだが。

     ハウダニットとしてはパッとしない。フーダニットとしては意味がない(内容を素直に受け取るなら)。ホワイダニットとして価値を見出せるかどうか。本ミス第2位なのだから業界人受けはよかったのだろうが、一般向け娯楽作品とは対極にある。

     身も蓋もない言い方をすると、これは「夢オチ」の一種だ。一読者に過ぎない自分が、信仰心が薄い人間であることを差し引いても。これほどまでにイスラームに造詣が深い古泉迦十氏。信仰心の持ち主でなければ、こんな作品は書けないはずだ。

     本作に描かれた信仰の究極形の凄まじさは、一読に値するだろう。世俗に塗れた我々はもちろん、メッカへの巡礼者も、カトリックもプロテスタントも、あらゆる宗教の信者たちも、このような境地に達することは決してないのだから。

     古泉迦十氏の第2作が、近々星海社より刊行されるそうである。また宗教を背景にした作品なのだろうか。手を出すべきかどうか悩ましい。

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    2023年05月23日
  • 火蛾

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    舞台設定などが特異なので、お話がどう進むのかが全く見えずに戸惑う。この五里霧中感を愉しむものですね。ミステリとしてはロジカルで緻密な推理が展開する。もちろん、お話的にはだからどうした的に扱われてしまうが。それも含めて最後はきちんと落とし前を付ける。ミステリファンとしては満足だけれど、逆にそれが不満という人もいそうな感じかな。

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    2023年05月21日