ユッシ・エーズラ・オールスンのレビュー一覧

  • 特捜部Q―カルテ番号64―

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    未解決事件を扱う「特捜部Q」シリーズ4作目。
    デンマークの人気ミステリです。
    書き込みが濃厚で、読み応えがあります。

    カール・マークは特捜部Qに左遷されたものの、過去の事件解決に活躍中。
    助手のアサドは中東系の謎の人物で、温厚で有能だが、大変な過去があるらしい。
    秘書のローセもけっこう綺麗で確かに優秀だが、相当な変人。部下のはずの二人のコンビに追い立てられるように捜査にかかるカール。

    1987年に失踪事件が相次いでいることに気づく。
    人口500万のデンマークでは考えられない頻度。何の関連もなさそうな5人に、どんな事情が‥?
    折りしも、優生学的な政策をかかげる老人の極右政党<明確なる一線>が

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    2014年03月01日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(上)

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    特捜部Qシリーズの第三弾。海で見付かった瓶の中のメッセージからカール、アサド、ローセの特捜部Qの面々が恐るべき犯罪に迫る…

    北欧ミステリの最高峰『ガラスの鍵』賞受賞作らしいが、前の二作の方が面白かった。

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    2013年12月11日
  • 特捜部Q―カルテ番号64―

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    おもしろかった!
    登場人物たちがユニークで好き。追いつめて行く、追いつめられて行く様が絶妙に描かれてる。

    ストーリーとは別に、高福祉国家だと思っていたデンマークの、そう遠くない過去にあんなことが行われていたことにびっくりした。

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    2013年11月05日
  • 特捜部Q―カルテ番号64―

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    好きなシリーズの第四弾。事件の過去と現在、主人公たちの過去や秘密と私生活のトラブル、そういったいろんな要素がシリアスにそしてときにコミカルに語られるが、盛りだくさんでもしっかり読ませる。しかし今回の事件もひどい事件だったな。

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    2013年08月24日
  • 特捜部Q―カルテ番号64―

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     シリーズ第4作。情報の少ない海外小説を読む場合、巻末解説はぼくにとって非常に重要なのだが、やはり一つ重要なことが記されていた。本<特捜部Q>のシリーズは、10作を予定しているという。一作一作、極めてダークで印象的な悪党どもとの闘いを余儀なくされている地下室の特捜部だが、気になるサイド・ストーリーの解決の方向性がこれで見えたか、といった嬉しい予感に震撼しそうなニュースだ。

     カール・マークはおそらくエド・マクベインの87分署シリーズのキャレラのようにあるときから年をとらなくなる恒久的なヒーロー像にはなるまい。未解決事件捜査に専念することを旨とする本シリーズは、毎度過去の亡霊たちを現代に引きず

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    2013年07月26日
  • 特捜部Q―カルテ番号64―

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    1920年代から1960年代なかばまで、デンマークでは知的障害があったり、品行の悪い女の子をある島の女子矯正施設に閉じ込めていた。そこは、暴力と性的虐待の巣窟で、かつてそこで一時期を過ごした女性が自分の関わった連中に復讐を計画するが、最大の標的は今をときめく話題の右翼政党の党首になっていた。
    背景に鳴っている話は、実話で現地でもかなりの反響を呼んだミステリ。

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    2014年03月23日
  • 特捜部Q―カルテ番号64―

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    デンマークの警察物第4段。
    読み進めるたびにどんどん謎の深まる助手のアサドと、彼の淹れる飲み物が気になって仕方ない。
    プライベートはイマイチな主人公も、また味がある。

    事件は女性としては重く、切ないばかり。
    オチが途中で見えてしまったものの、読み応えはたっぷり。
    今回は体を張って活躍した助手のアサドがなかなか良かった。

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    2013年06月06日
  • 特捜部Q―檻の中の女―

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    半分惰性で読んだ感じ。主人公は好きにならないし、物語の進行が分かりにくい感じ。2冊買ちゃったので一応読みますが!

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    2025年11月05日
  • 特捜部Q―カルテ番号64―

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    日本で言う優生保護法のもっと酷いデンマーク版の話。断じて許せない話です。
    アサドかっこいい。脇役のキャラが立ってて面白い。

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    2025年06月12日
  • 特捜部Q―檻の中の女―

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    初めて北欧ミステリーに挑戦。デンマークが舞台とのことで、人物や場所の名前の響きが新鮮。ハラハラしつつも、ラストに安堵。シリーズ物らしいので、これからカールはじめ登場人物達がどう育っていくのか気になります。

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    2025年05月30日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(上)

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    下巻で感想を書く

    「しつけ」と「暴力」の境界線、そこに「義務感を伴う信仰心」をくわえたら、どんな怪物が生まれるのか……。

    少し間延びした感があるかなぁ。

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    2025年02月03日
  • 特捜部Q―キジ殺し―

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    不器用で親の愛に恵まれなかった少年少女たちの常識を逸脱した、ゲームのような犯罪。

    ここまでに至る前に、周囲の人が気付けなかったのか。止められなかったのか。

    救われないので、読んでいて苦しい。

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    2024年03月05日
  • 特捜部Q―キジ殺し―

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    『特捜部Q』シリーズ第2巻。今回は20年前に起こって既に解決してしまった事件を、再捜査する話し。

    前作に比べると、少し面白味に欠ける感はありましたが、ラストは息つく暇も無い位展開で、楽しく読むことが出来ました❗

    今回から新たにローセ・クヌスンという女性アシスタントが加わり、ますます目が離せないシリーズとなっています♫秋の夜長にオススメのデンマーク産ミステリーです❗

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    2024年01月09日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)

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    ネタバレ

    Qシリーズ第三弾。
    北欧最高のミステリ賞「ガラスの鍵」受賞作、だそうです。
    でも、正直言って一作目の「檻の中の女」の方が好きだな。

    海で拾ったビンの中に助けを求める手紙が見つかるところから物語は始まります。

    登場人物がそれぞれに魅力的なんですよね~。
    今回もアシスタントのアサドは有能。強くて賢い。なのに親しみやすい。そんなアサドの秘密が少しずつ明らかに、なりそうでならない。彼にどんな過去が秘められているのか、それもまたこのシリーズの引きになってます。
    さらに今回はもう1人のアシスタントのローセにも大きな秘密が!

    凶悪な事件を追うだけでなく、このチームの少しユーモラスなやりとりも魅力でしょ

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    2023年03月05日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(上)

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    いつものように感想は下巻で。

    と言いつつ。

    この本の表紙って良くできてるなぁ~♪
    上下の順でも、下上の順でも、表紙の写真の角がうまく合わさるようになってる。
    考えましたね~^^
    べたべたと平置きしたら迫力あるかも。

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    2023年03月05日
  • 特捜部Q―自撮りする女たち―

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    【消えたローセに一体なにが起きたのか?】

    北欧ミステリーの人気シリーズ【特捜部Q】第7弾。
    今回のテーマはデンマークの社会福祉政策の闇だ。

    デンマークは社会福祉政策が充実しており、教育・医療・介護が無料であるほか、失業者への支援も手厚い。
    しかし、今作にでも出てくるような、狡猾に生活保護の不正受給をしたりする輩が存在する。
    そんな輩を対応しなければならない職員。
    そしてある日芽生えた殺意。

    また時を同じくして、特捜部Qの仲間であるローセの失踪を追うカール達。
    今作では、精神を病んでしまったローセの壮絶な過去が明かされるので、ローセ推しの方は必読だ。

    ローセ編は時に読むのが辛くなるほどで

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    2023年02月18日
  • 特捜部Q―吊された少女―

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    【カール 最大の危機迫る!?】

    北欧ミステリーの人気シリーズ【特捜部Q】第6弾。

    引退間際の警官からかかってきた一本の電話は、カールたちQのメンバーを十数年前に起きた異常な交通事故の捜査へと導いていく……

    前作の【知りすぎたマルコ】と違い、こんがらがった複雑な糸をひとつひとつ解いていくようなストーリーだった。
    展開もゆっくりめで、途中読みにくいエピソードもあったが、ラストの畳み掛けとどんでん返しはさすがである。

    轢き逃げ犯は全く想像していなかった人物だったので、散りばめられた伏線を探す為にも再読しようと思う。

    今作は新興宗教が事件に絡んでおり、ひとりの導師がキーマンとなっている。

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    2023年02月07日
  • 特捜部Q―知りすぎたマルコ

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    【お願い .ᐟ.ᐟ早くマルコを助けてあげて】

    北欧ミステリーの人気シリーズ【特捜部Q】第5弾。

    犯罪集団によって物乞いやスリをさせられてきた少年マルコ。組織から脱走を図った彼は、逃げ込んだ先で腐乱した男を発見する。その死体には、巨悪の思惑が絡み合う国際的な陰謀が隠されていた…

    とにかくマルコが追ってから逃げて逃げて逃げまくる。
    いつも胸糞でイヤミスなシリーズだが、今回はミステリーというより、アクションよりのストーリー。

    マルコ少年が魅力的で、知恵を働かせ逃げまくり、ラストまでノンストップで駆け巡る。

    映画は未視聴なのだが、評価があまりよくないので、観るのが悩みどころ。

    普段ミステリ

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    2023年02月02日
  • 特捜部Q―キジ殺し―

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    【全欧ベストセラー 警察小説第2弾】

    北欧ミステリーの人気シリーズ、『特捜部Q』の第2弾。

    今回は犯人がわかっている中、どう追い詰めて行くのかハラハラしながら読んだ。

    この作品の映画は読む前に観ていたのだが、映画と原作では内容が結構違っていたので驚いた。

    感想としては、事件の内容と犯人にとにかく胸糞悪くなった。
    動機に共感できることが何一つなく、犯人にとって自分の周りの人間全てが狩りの獲物だということ。
    そこにはただ快楽しかないのだ。
    そんな人物の表の顔は有力者なのだからゾッとする。

    イヤミスではあるものの、主人公カールと仲間の掛け合いとカールのツッコミが面白くいいバランスになってい

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    2023年01月21日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(上)

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    シリーズ第三作目。前作「キジ殺し」があまり好みでなく、尚且つ上下巻ということもあり、長らく敬遠していた作品。前作以来およそ四年ぶりなので、登場人物の関係性は記憶の糸を手繰り寄せながら読む。実際、ローセのことは記憶になかった。特捜部の面々が繰り広げるドタバタぶりと、犯人及び周辺人物の陰鬱な心理描写のギャップが凄い。ボトルメールの件はもう一捻りあるようだし、連続放火事件が本筋にどう絡むのか上巻では見通しがつかぬまま。一作目はミステリー、二作目は犯罪小説ときて、今作は両者のハイブリッドという印象。続けて下巻へ。

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    2022年11月20日