ユッシ・エーズラ・オールスンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ先に映画を観ているといっても全く安心できず焦燥感を抱えたまま最後まで読む手が止まりませんでした。なんということでしょう……面白かった。。
常に特捜部Qの一歩先を行く犯人だけれど包囲網を徐々に狭めていくのが良いです。そこが繋がるの!?という驚きがあります。映画とは違ってるので安心できない。
被害者となるカルト宗教信者の各家族、宗教的な排他ではあるものの、底には悲しみに共感できる心がちゃんとあるんだなと思えました。敬虔になる人は元々真面目だったり謙虚だったりするんだろう。。特捜部Qに呼び出されたりして犯行が続いているのを知るとちゃんと協力してくれる。
現在進行系の事件が間に合って良かった…けれど、 -
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ネタバレ映画観たので、3作目はカルト宗教ものだとわかっててもキツい。
ボトルメールが何年も放置されてて、でも特捜部Qに回ってきて良かったです。13年前だから経年劣化であれまなボトルですが今は食堂勤務の元鑑識官も手伝っててかなり捜査が進みました。
特捜部Qが、いつもの面々からローセの代わりに姉ユアサが加わっててもドタバタしているので、辛さと笑いが3:1なのがそんなに救いになってないです。カールのセンス良い毒舌は健在だし3人とも変わらず面白いけど。アサドいつも何食べてんだろ。
犯人サイドと被害者サイドはとてもつらい。犯人もカルト宗教育ちなら、被害者もカルト宗教信者のご家庭から選んでいる。上巻で犯人の動機も -
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Posted by ブクログ
未解決事件を調査するはずの特捜部Qのデスクに解決済みの兄妹惨殺事件の書類が置かれていた。犯人は自首して服役中なのだが……。カールとアサドは新メンバーローセとともに再調査を始めるが。→
シリーズ2作目。前作とは違い冒頭からわかりやすい展開。そして出てくる事件の関係者たちが全体的にクソオブクソ(お下品な言い回しで失礼します)
暴力描写がすごくて眉間の皺が濃くなりそうな感じなんだけど、特捜部Q側が逆に明るくて救われる。変人だけど仕事ができるアサドとローセ、最高→
正直前作に比べたら物足りなさはありつつも、特捜部Qメンバー(+α)が魅力的なんで、次も読んでいく!
個人的にはマークス・ヤコプスンとカ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ落ち着かず映画先に見たけれど、原作とかなり違っていたので、焦燥感が改善しないままでした。
案の定、うなされて、何度も起きましたよ。はい。
下巻始まったら、場面転換。
そうよね、今までの流れからしたらそうなるわよね。
で、私の不安は先に持ち越されるわけだ。
イサベルとラーケル
本当に綱渡りですよ。全く。
そしてヨシュア・・・
ヨシュアに、この計画は最初っから無謀だったよね・・・
うまくいくのかと思わせておいて、やっぱり・・・
救いは、その時点ではまだ生きている事。
イサベルには運がある。
でも、これで、お金を手に入れる事は困難となった犯人。子どもたちの運命は?
そして、ミアの事も・・・ -
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ネタバレここで下巻に続くんかい!
あー、心臓に悪いとこで続いてる。
この先の展開考えちゃうよね・・・
悪い方向で・・・
でも、今は続き読めないの。
もう、夜遅いから。
続きは明日・・・読めるかな・・・
やだやだ、怖い怖い。
しかしだな、新興宗教っていっぱいあるんですね。
今、日本でも、なにやら色々問題視されてますけどね。
信仰は自由なので、本人がよければそれでよいと思いますが、他人に強要するのは違ってると思います。
今回の犯人は、親により歪んだ人格が形成されてしまった、ある意味犠牲者ではあるんですけれども、だからといって、こんなことをやっていい理由にはならない。
いやー、真面目にイザベルさん、あな -
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ネタバレ今回も陰惨な事件でございます。
しょっぱなから誰かが必死で逃げているんですが、誰なのかわかんないんです。
でも、これが事件に関わっている事はわかっているので、どういう風に絡んでくるんだろう?と 常に頭の片隅に不穏な感覚を覚えたまま読み進んで行く事になる訳だ。
特捜部Qには、多くの未解決事件があるが、今回は、解決済みになっているはずのものを再捜査させようと誰かに誘い込まれる形で始まる。
上からの圧力もかかり、中止に追いやられるが、それがカールに火をつけた。
カールの性格、分かる分かるw 私もそういうとこあるわwww
やるな!って言われるとやりたくなる。やれ!って言われるとやりたくないw
カール達 -
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『人間の一生は、誘惑の奈落の上を綱渡りし続けることであり、一歩間違えれば、どん底に落ちることもある。』
北欧ミステリーの人気シリーズ【特捜部Q】の第4弾。
本作は50年ほど前に実際にスプロー島に存在した女子収容所と、そこで行われていた非人道的な行いの史実をもとにしたストーリーだ。
映画化もされているが、映画とは違うストーリー展開なので、原作未読の方はご安心を。
本書では収容所出身のニーデの壮絶な過去パートと、現代の複数の失踪事件を捜査するパートが交互で構成されており、なぜ事件が起こってしまったのかを丁寧に描いている。
今回も胸糞が悪くなる内容ではあるが、史実をもとにしているので内容も -
Posted by ブクログ
結局ミステリーの面白さはどれだけ魅力的な敵役を登場させられるかで決まるような気がする
あるいはどれだけ憎らしい敵役を
その意味で本作は合格点だ
今回カールたちが立ち向かうのはとんでもないくそ野郎でアサドやローセの怒りも大爆発だ
それにしても人の歴史とはこんなにも黒いのか
果たして人とは本当にこの地球に存在する価値のある種なんだろうかと思ってしまう
本作に描かれているスプロー島の女子収容所はデンマークに過去に実在していて、倫理的でないと思われた女性や軽度の知的障害を持つ女性を民族衛生法や優生法といった鬼畜な法律を根拠に不妊手術が行われてたのだという
作者のユッシ・エーズラ・オールスンはその -
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【全欧ベストセラーの警察小説.ᐟ.ᐟ】
未解決事件の再調査を行う『特捜部Q』
捜査するのは、はみだし刑事カールと変わり者のシリア人アサド。
このシリーズ作品は映画で観て面白さは先に知っていたのだが、原作も面白かった。
北欧ミステリーは初めて読んだのだが、最初は名前に馴染みかなかったので苦戦したものの、テンポがよく一気に読んでしまった。
ラストのアクションもスリリングで面白い。
本書で垣間見れる、デンマークの政治や生活様式などが知れるのも新鮮だった。
カールの過去に自身と相棒2人を重症と亡くした事件が描かれるのだが、こちらも未解決事件であり、今後シリーズにどう関わっていくのか楽しみだ -
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Posted by ブクログ
特捜部Qを率いるカール警部補がどんどんまともに見えてくるアサドと新しい秘書ローセ
はみ出し者の警部補のはずが二人のペースに巻き込まれていく様がすごく楽しい
今回気になった(実は前作から)のはカールと襲撃事件により半身不随となったカールの元同僚ハーディのカウンセラーの心理学者モーナです
彼女無能すぎません?
彼女に絶賛片思い中のカール目線では彼女の魅力的な唇について語られることが多いので気付きにくいかもしれませんがカウンセラーとしては相当役立たずだと思うんですがこれってゆくゆくは何かの伏線になるんでしょうか?
ラストは新しい展開も迎えて次作への期待も増し増し!
それにしてもカールって人が良 -
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ネタバレ素晴らしかった!
北欧デンマークを舞台とした警察小説。
犯罪者から銃撃を受け、同僚の一人は死亡、もう一人は寝たきり状態。
ただ一人軽傷ですんだカール警部補は、復職したてで新設された未解決重大事件を捜査する「特捜部Q」に配属されます。
最初に手掛けるのは、女性議員失踪事件。
ブグログレビューで高評価を受けていたことから購入。
読む前はドラマの「コールドケース」みたいな感じの短編集なのかな、と思っていました。
が、600ページ近くある長編。
本格的な警察小説でした。
中盤過ぎくらいで犯人や動機がなんとなく予想でき、その段階では、☆3評価だったのですが、後半のスピードで手に汗握らされ、美 -