ユッシ・エーズラ・オールスンのレビュー一覧
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特捜部Qはこじんまりとした部署である。責任者兼唯一の捜査官(つまり警官)であるカール・マーク警部補。警部への昇進セミナーに断固として出席しないと上司に交換条件を持ちかけて意地を通したので、警部補のままである。その唯一の捜査官であるカール、助手のアサドはシリア人らしく、警察官ではなくあくまでも秘書と言...続きを読むPosted by ブクログ
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ここからは、日常的にBLを嗜んでいる人間が読むと、決して「匂い系」作品ではないのだが、脳内がガチムチ系女子にはそこはかとなく香ってくるそれっぽさが「やっぱりだったか」と言う部分を書いておく。
カール・マークは(四十路)睨んだ通り男にモテる、と言う事実が裏付けられた描写有り。1作目から狙ってた精神科医...続きを読むPosted by ブクログ -
人気シリーズ5作目。
デンマークの警察ものです。
利発な少年マルコの登場でスピード感がアップし、いつもとちょっと違うさわやかな読後感。
未解決事件を扱う特捜部Q。
カール・マークは恋人にプロポーズしようとして上手くいかず、殺人捜査課の上司は退職予定でしかも後任が天敵と知る。
新人のゴードンはちょっ...続きを読むPosted by ブクログ -
2014.2.28.2008年秋デンマーク政府がカメルーンのある地域で進める開発援助プロジェクトのリーダー、ルイ・フォンが殺される。外務省の上級参事官ヴィルヤム・スタークはそのルイ・フォンから意味不明のショートメッセージを受け取り、上司のレニ・E・イーレクスンに報告する。事情を知るレ二 はヴィルヤム...続きを読むPosted by ブクログ
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面白かった。
まさかニーデがね〜。確かにギデの描写はなかったけど。
それはそうとアサドは回復するのかな〜Posted by ブクログ -
大好きな特捜部Qシリーズの5作目。待ってました。
アサドとローセにはなんじゃこいつらと最初の頃は思わされたけど、今は三人のやりとりが楽しくて・・・・
今回は特にマルコの存在がいつもより明るくしてくれてました。
カールの恋愛への判断私は良かったと思う。
まだまだシリーズが続くことを願います。Posted by ブクログ -
のっけからカメルーンでの殺人事件が描かれる。そしてデンマークでは銀行頭取と外務官僚によるカメルーン開発援助プロジェクトに関わる不正が密やかに進行する。スケールの大きい事件ではあるのだが、いきなりステージは一転する。
イタリアから不法入国したジプシーのような犯罪一族の生態に作者のペンは向けられる...続きを読むPosted by ブクログ -
第1作と比較するのは難しいが今までのシリーズ中で一番楽しく読めた。マルコという非常にクレバーでバイタリティあふれる青年のキャラクターに引き込まれる。カール達特捜部Qに生まれた不思議な連帯感も好ましい。今までの犯罪に比べると陰湿さが若干薄れた感じだが、どれも国内の社会問題に絡めているところは注目できる...続きを読むPosted by ブクログ
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カールとゆかいな仲間たちにまた会えた!
今回は魅力たっぷりの少年、マルコがメイン。
シリーズで読んでいるとアサドやローセももちろん、家の住人たちも顔見知りのような気がしてくるのでホンのちょっとしたことも気にかかってしまい丁寧に舐めるように読んでしまう。
それぞれの人間たちの抱える闇までもが見え隠れ...続きを読むPosted by ブクログ -
これまでの2作に比べたら犯罪の描写がきつすぎないので、なんとか読めました。
カール、アサド、ローセ、ユアサがますます魅力的に描かれ、興味がいっそうわきました。
このシリーズの前はミレニアムシリーズを読んでいたので、北欧の世界観・空気感が少し身近になりました。北欧ミステリーをさらに試そうと思います。Posted by ブクログ -
これまでの2作に比べたら犯罪の描写がきつすぎないので、なんとか読めました。
カール、アサド、ローセ、ユアサがますます魅力的に描かれ、興味がいっそうわきました。
このシリーズの前はミレニアムシリーズを読んでいたので、北欧の世界観・空気感が少し身近になりました。北欧ミステリーをさらに試そうと思います。Posted by ブクログ -
周りには第1作目の「檻の中の女」を読んでいる人が居るので、語りたい気持ちをぐっとこらえる。ガマンガマン。
あ~早く話したい。「もっと・・・・」とか「こんな・・・」とか「それからね・・・・」とか「あの件は・・・」とか。
く、苦しい!
早く続きも読みたい!Posted by ブクログ -
上巻から、ほとんどノンストップ。
描かれる状況が一つ一つパズルのピースが合うように揃ってくると現れてくるのは恐ろしい犯罪。
まさかのカーチェイスの場面も満載でこれほどまでにのめり込むようになるとは。
まだまだこのシリーズから目が離せません。とはいえ、あと一冊・・・
手元に置いてまた頁をめくりたい本で...続きを読むPosted by ブクログ -
章ごとに場面(年代も?)変わって行く進行に慣れてきているので、特に読みにくさは感じなかった。むしろノンストップで残りのページが少なくなることに慄き、妄想デンマークへの旅は下巻へと続く。
フィヨルドの美しい風景に脳内トリップ。しかもまたまた笑わせてくれる謎めく助手たちの素性が・・・・Posted by ブクログ -
1作目を読んで、このシリーズは意外な動機に、意外な殺し方を読ませるミステリーだと(勝手に)思って今作を読むと、動機も殺し方もありふれていてちょっと残念でした。おもしろくて読み始めたら止まりませんでしたが。次作はどんな話になってるのか気になるので早く電子書籍化してください。
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殺し方や、犯行の動機が変わっていてラストまで先が読めず一気に読んでしまった。主人公のキャラは最初不快だったが、読み終える頃には好きになっていた。シリーズ化してるようなので、さっそく次の『特捜部Q』を読もうと思う。
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本当に凄惨な内容で、もう読むのをやめたいと何度も思うのですが、特捜部三人のなぞとキャラに魅かれて読み通しました。
最後はしみじみ・・・。Posted by ブクログ -
面白かった!
ローセが毎度いいタイミングで役に立たないのは何故なんだ!
毎度カールが痛められ過ぎだ!
そして、デンマークの爺さん婆さんが元気過ぎる!
シリーズで10作予定のうち、昨年末に本国で出版された第5作目 "Marco Effekten" の翻訳本が待ち遠しい!Posted by ブクログ -
デンマーク・スプロー島
1923年から1961年までこの島には女子収容所が実在しました。
収容所には法を犯した者を始め、当時の倫理観にそぐわない者や軽度知的障害者とされた女性が収容され、彼女たちが収容所から出ようとすれば、不妊手術を受け入れなければいけませんでした。
特捜部Qシリーズ第4弾の本書...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ第四作は言わば二つの犯罪の物語。社会正義、公共の利益の名のもとに行われてきた組織的犯罪と、その犯罪に対する復讐のための殺人。ニーデの人生が壮絶過ぎて、哀しすぎて胸が痛みます。デンマークもゲルマン民族の国、それにしても第二次大戦が終わりナチスが断罪された後もそんなことが行われていたとは…。特捜...続きを読むPosted by ブクログ