ユッシ・エーズラ・オールスンのレビュー一覧

  • 特捜部Q―吊された少女―
    デンマーク・コペンハーゲン警察内にある、未解決事件を扱う〈特捜部Q〉のメンバーの活躍を描くシリーズ第六作。

    今回捜査するのは17年前に起きた、少女が車に撥ね飛ばされ木に逆さ吊りになったまま絶命した凄惨な事件。
    この事件を生涯をかけて個人的に捜査していた警察官ハーバーザートが、自らの退官式で拳銃自殺...続きを読む
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)
    シリーズ三作目。長いが相変わらず飽きさせない、定番の主人公達に、今回はローセの姉、ユアサが登場。こういったところが作者の上手いところ。一貫して描かれる弱者と宗教をテーマにして、人間の弱さと弱さに漬け込む醜い欲望を描いている。北欧の作家に共通して感じるのは登場人物の生活を丁寧に描いているところ、日本の...続きを読む
  • 特捜部Q―キジ殺し―
    未解決事件を掘り起こし解決する正義の組織「特捜部Q」とは名ばかりな
    厄介者刑事を地下に閉じ込めるために即席で、上司の予算目当てで作られた。
    そして変人助手しかいない部署のメンバーが活躍する
    シリーズの二作目

    シリーズ全体の中でも、評価が低いらしい
    (平均点は高い)
    読んでみて、解説にもあったが、す...続きを読む
  • 特捜部Q―知りすぎたマルコ
    面白かった。
    マルコがんばれー。
    アサドとローセが増々冴えてくるなー。
    それにしても警察ものはみんな上司がむかつくなー。
  • 特捜部Q―カルテ番号64―
    面白かった。
    なんか、ますますカールを含めスタッフ一同ハチャメチャになっていくような・・だけどええ仕事するんやなー。。
    シリーズ最高かな。
  • 特捜部Q―檻の中の女―
    バディものですぐに浮かんだのがデンマーク発の警察ミステリシリーズ第一弾のこの作品。仲間の死傷で捜査への情熱を失った刑事カールは捜査の第一線から外され未解決の重大事件を扱う新設部署を任される。オフィスは窓もない地下室。部下はシリア系の運転がめちゃくちゃで天才的頭脳を持っているかに見えて常にどこかズレて...続きを読む
  • 特捜部Q―檻の中の女―
    デンマーク産警察ミステリ
    イギリス以外も紹介されるようになってきたのは結構なこと
    『クリスマスのフロスト』シリーズのような
    無理に前向きでも卑屈に後ろ向きでもない主人公の活躍が素直に気持ちよい
    日本だと「組織のせい」に終始するが
    こくみせいだしねしかたないね
  • 特捜部Q―自撮りする女たち―
    特捜部Qシリーズ第七作。

    特捜部Qのメンバー、ローラの過去が明らかになる作品。
    長年、父親から精神的虐待を受けていたが、
    その父親は圧延工場で事故死した。
    すぐそばにいたローラは犯人なのか。

    ガンに罹患してしまった社会福祉事務所の女性が、
    自分の担当の生活保護を受けている女性たちを殺していく話も...続きを読む
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)
    (上巻より)

    しかし、
    カール刑事と変人のアサドともう一人のアシスタントのローセの姉が、
    メッセージを読み解き、
    手紙の主を探し出し、
    続けられていた誘拐を止める。
    やはりちょっとロマンティックだったかも。

    アサドだけでも謎は多いのに、
    姉と名乗っていたユアサはローセと同一人物と、
    アシスタント...続きを読む
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(上)
    特捜部Qシリーズ第三作。

    壜に詰められたメッセージが海を渡り、見知らぬ人に届く。
    ロマンティックというか、
    夢があるというか、
    奇跡的ともいうべき話。

    だが、それは誘拐された子供が必死に血でしたためたもので、
    見知らぬ人に渡った時には、
    もうその子は誘拐犯に殺されてしまっていた。
    彼の必死のメッ...続きを読む
  • 特捜部Q―キジ殺し―
    特捜部Qシリーズ第二作。

    時々読書の神様は意地悪なことをする。
    閉鎖的な学校での暴力がエスカレートし、殺人に至る。
    そして復讐、という似通った主題の作品を立て続けに読むことになってしまった。

    とはいえ、主人公の刑事のタイプが全く違うし、
    学校と行っても子供の学校と大人に近い学校と舞台も異なってい...続きを読む
  • 特捜部Q―檻の中の女―
    ネットで見かけて。

    ドキドキ、ハラハラした。

    5年も監禁されていた女性議員が無事助かるかどうかではなく、
    予算目当てで新設されたQ特捜部の行く末でもなく、
    仲間の刑事を死亡させ、もうひとりを重傷にしたのは自分だと思っている刑事が立ち直るかどうかでもなく、
    頭が良く、推理力もあり、仕事の手際の良い...続きを読む
  • 特捜部Q―自撮りする女たち―
    シリーズを読み重ねてないと何のことやらさっぱりわからないと思います。事件よりも主人公たちにまつわるエピソードの比重が大きい。ちょっとやり過ぎと思わなくもないがシリーズのファンとしては非常に楽しめました。
  • 特捜部Q―檻の中の女―
    長いあいだ読みたいと思っていて、手をつけなかったものをやっと読めた。北欧ミステリーは割と相性がいい。登場人物が個性的過ぎてちょっとついていけなかったが、だんだん慣れてきた。最近は男性の恋人が女性とはかぎらないし、女性のパートナーが男性とは限らないので、ときどき混乱してしまう。主人公の相棒アサドがわけ...続きを読む
  • 特捜部Q―自撮りする女たち―
    このシリーズがもう7作目になるとは!
    とは言え読んでいく内に登場人物の事情をだんだん思い出して行くという体たらく。北欧ミステリはスウェーデンもデンマークも何でこんなにボリュームが多いの?
    そして主人公たるカールがあまり好きになれないのが困る。こいつは物分かりが悪いし勘が鈍いしイライラする!その倍アサ...続きを読む
  • 特捜部Q―キジ殺し―
    11月-8。4.0点。
    特捜部Q第二弾。犯人が服役している、暴力殺人。
    なぜかカール達の捜査に。昔の事件、容疑者達は
    社会的に成功している。
    また、特徴的なホームレス女性。
    次々と明らかになる過去の事件、真犯人は。

    面白い。主人公のキャラも確立され、助手も。
    600頁一気読み。
  • 特捜部Q―檻の中の女―
    10月-8。4.0点。
    事件で撃たれ、同僚一人死亡、一人下半身麻痺の主人公。
    未解決事件捜査班特捜部Qを新規立ち上げ。
    謎のシリア人が相棒。掲示では無く事務担当。

    面白い。すごい。
    現代と、檻に囚われた女性のシーンが交互に。
    地道な捜査で段々と真相へ。
    結末も非常に良い。
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)
    下巻は誘拐犯と被害者&カールによる攻防で手に汗握る展開でした。絵面を思い浮かべると結構グロイ場面(ナメクジとか、ナメクジとか、ナメクジとか)もあるし、事件も陰惨だけど、特捜部Qの面々が個性的でシリアスと柔らかい場面のバランスが丁度よく、相変わらずのリーダビリティでした。今回ローセの新たな一面を見るこ...続きを読む
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(上)
    前作の終わりに示唆されていたとおり、ハーディを引き取ったり、有能になってきたローセに代わり双子のユアサが来たり、アサドは相変わらず謎めいている特捜部Qです。今回は子供の誘拐の話で、犯人はもう姿を現していて、ここからどうカールたちが追い詰めるか、火災事件とは関連があるのか、というところで下巻へ。
  • 特捜部Q―吊された少女―
    特捜部Qシリーズ第六作。きっかけはボーンホルム島に勤務する警官からカールにかかってきた一本の電話だった。退職を前に心残りの事件の再捜査を依頼するものだったが、相変わらずやる気のないカールはすげなくあしらう。翌日、定年退職を祝うパーティーの席上で、電話の相手ハーバーザートが拳銃自殺してしまう。むげに拒...続きを読む