ユッシ・エーズラ・オールスンのレビュー一覧

  • 特捜部Q―吊された少女―
    特捜部Qのこのシリーズは、第6作を迎える。
    不思議なことに、回を重ねるごとに読後の余韻が深くなる。中毒症状かもしれない・・・。
    犯罪者は捕まるまで同様の犯罪を繰り返すという作者のメッセージで成り立つ特捜部Qが扱う事件の内容も面白いが、助手アサドの来歴がどう明かされていくのかが楽しみで仕方がない。過去...続きを読む
  • 特捜部Q―吊された少女―
    デンマークの人気ミステリ、特捜部Qのシリーズも6作目。
    個性的な特捜部の面々は、またしても思わぬ成り行きに巻き込まれる。

    17年前の事件をとりつかれたように捜査していた刑事が、退官式で自殺してしまう。
    ボーンホルム島で、少女がひき逃げされた事件だった。
    後を託されたと張り切る助手のローサらに、しぶ...続きを読む
  • 特捜部Q―檻の中の女―
    未解決事件を再捜査するために発足した特捜部Q。機能することは期待されず、予算と政治のために発足した部署で、責任者は主人公カール警部補。
    今回の事件は、5年前に発生したフェリー上からの行方不明事件。船上からの入水自殺ということで片づけられていたが、実は誘拐・拉致されていた。現在の特捜部Qの捜査と、5年...続きを読む
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(上)
    シリーズものを3作連続して読む機会は、今まで無かったと思う。小説の面白さもあるが、入院に伴う時間の流れ方が今までにないものだったからだ。

    今回の事件の発生は7年前だった。誘拐された少年が犯人の目を盗み、助けを求める手紙を書き、瓶に封入して海に流したのだ。その手紙はスコットランドの漁師、スコットラン...続きを読む
  • 特捜部Q―吊された少女―
    カールとアサドとローセ、特捜部Qの個性的で有能な仲間。17年前の少女轢き逃げ事件を捜査していく。今回は特にカールとアサドの友情が胸熱である。
  • 特捜部Q―吊された少女―
    このシリーズの難は、キャラがたちすぎてる事やと思う。だいぶこなれてきたし面白いんは間違いないんやけど。
  • 特捜部Q―キジ殺し―
    今回の作品では、犯人は最初から提示されているので、カールが犯人を追い詰めていくところと、犯人グループの追われる心理状態を描いている。寄宿学校って物語の中でしか知らないけど、やはり独特な雰囲気があるんでしょうねえ。犯人達は本当にゲスの極み。動物や人間に対する虐待描写が若干つらいものがあるけど、そこまで...続きを読む
  • 特捜部Q―吊された少女―
    続巻が楽しみなシリーズ。個性豊かな登場人物の秘密もまだまだのこったまま。カールとアサドの関係にグッとくる。本筋の捜査のほうも小刻みな場面切り替えで飽きさせない。
  • 特捜部Q―檻の中の女―
    北欧ミステリ。主役が分かりやすいヒーローではなく、やさぐれた訳ありくせ者の中年のおじさん。そしてワトソン役として存在感を出しているのがシリア系のアサド。今後のシリーズでアサドの過去や経歴も明らかになっていくようでし楽しみ。事件捜査中に銃撃に遭い、三人のうち自分を除く一人が死亡、一人が重傷で寝たきりと...続きを読む
  • 特捜部Q―吊された少女―
    大好きなシリーズの6作目。新しい人も加わり、常連の人たちは相変わらず個性的で楽しい。
    内容は、深い。毎回のこととはいえ一筋縄では行かないというか、後半かなり二転三転して急展開だった。みんな最後の方で色々あって心配!!
    最初の作品の事件もまだ展開中なのに、よく覚えていないのでまた1作目から読んだ方がい...続きを読む
  • 特捜部Q―吊された少女―
    すっかりおなじみの特捜部のメンバー、特にアサドが気になる。意外な犯人・・・はミステリの王道だが、犯罪者には生きて罪を償うべき義務がある。生の方が死よりも困難だとしても。
    それにしてもなぜ北欧の人名は覚えられないのか。男か女かもよくわからない。
  • 特捜部Q―吊された少女―
    シリーズ6作目。主人公たちの関係性や、会話それ自体が面白く魅力になるのは、シリーズものの醍醐味だと思う。今作も、過去の事件とある時点でリンクするんだけども、ハラハラ、ドキドキする物語のスピード感はなかった。
    ***
    とにかくやりきれない結末。本当に人を信頼するとは、そして大切なひとを守るとはどういう...続きを読む
  • 特捜部Q―カルテ番号64―
    犯罪者や移民は子供を産むべきではない、異常な選民主義の医者が昔、施設送りにした女性と、農場で育ち無知なために15歳で妊娠流産、施設に送られる。
    島の施設に集られた女性達は知能が足りない、社会に受け入れられない堕落した女性として、一生そこに閉じ込められるか、出られたとしても不妊手術をされる。

    とにか...続きを読む
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)
    スコットランドに流れ着いたボトルメール。そこから数年越しでデンマークへたどり着いたメッセージ。
    カルト、洗脳、虐待、誘拐殺人。
    犯人側の目線と立ち向かう家族と捜査に駆け回る警察。
    ほどよく切り替わるので長編なのに飽きずに一気に読めます。
    冷酷な犯人の行動が計算され過ぎて気味悪い。
    さらに特捜部Qのメ...続きを読む
  • 特捜部Q―知りすぎたマルコ
    今回は完全にQ課トリオが少年マルコ一人に食われてしまった感があったが、それによって面白さが損なわれるようなことはなかった。

    訳者あとがきにも書かれているとおり、読んでいくうちに最後まで無事でいてほしいと願いたくなるマルコの魅力が最大の見所。
    スリや物乞いで生きていかなければならない身であっても、心...続きを読む
  • 特捜部Q―キジ殺し―
    厳格な寄宿舎の同級生の1人の女性と5人の男達。
    凶暴で狡猾で金があり、権力にコネもある。

    特捜部Qのデスクにいつの間にか置かれた20年前の兄妹殺しで当初容疑者とされた彼らのうち3人は国内でもトップクラスの成功者となっていた。

    このシリーズは残酷な内容であっても、なぜか重苦しくなりすぎないのが良...続きを読む
  • 特捜部Q―知りすぎたマルコ
    個性的な警察官達、やっぱり日本とは味が違う感じ。マルコの危機回避能力にはビックリします。スーパーマンみたい。大人になったら彼はどんな人になるんだろう?楽しみです♪♪
  • 特捜部Q―知りすぎたマルコ
    面白かった( ´ ▽ ` )ノ
    今回も暗がりから殴られるんじゃないかとビクビクしてたら
    逆にマルコの縦横無尽、ハリウッドばりの華麗なる逃避行で楽しめた。
    ハーディが起きた‼︎
    いろんな人がいろんな濃いキャラで読むほど親しくなってく感じ。
  • 特捜部Q―カルテ番号64―
    てか、カールくんもアサドくんも、
    単独活動する時は後ろに気をつけよーぜ‼︎
    どんだけ毎回殴られてるんだ…
    一番ムカつくのは個人的にはギデだけど
    せっかくならヴァズは生きて堕ちて欲しかった。

    仲良しトリオが好きになりましたな( ´ ▽ ` )ノ
    つられて映画版の配役みたらアサドかっこよすぎだった。
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)
    今回も、良く良く考えると非常にご都合主義的ではあるのだが、あまりその辺りのことを気にせず一気に読める良作。ただ、毎作とも誘拐絡みのテーマだというのが、マンネリへの道程のような気がしてならない。