左巻健男のレビュー一覧
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人類の歴史と紐づけて、化学現象を解説する本。
歴史と化学(科学)を合わせて見ることで、見えてくるものがある。
例えば
・火が人類に与えた影響
・人類が扱うエネルギー源の変遷
・後から悪影響があることがわかる物質
などは、時間の流れの中で俯瞰して見ないと、その重要性が分からない。
特に、DDT(殺虫剤)は善か悪か、という話は印象的だった。
夢の物質と言われたものから、後に重大な欠陥が見つかり得るという事実は、大変示唆深い。
このように科学の利点ばかりではなく、負の面もきちんと書いているのは本書の良い点だと思う。
ただし化学方面に関する描写は薄く、表面的な現象を解説するだけにとどまっていたように感じた。
「なんでそうなるの?」まで深堀りしてほしかったので、そこは残念だった。
それでも「へー、そうなんだ」とパラパラ眺める分には、十分楽しめる本だと思う。 -
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ネタバレニセ科学を一刀両断しているのだが,効果の有無に賛否両論あるものについてはダメに振り切っていて残念。
水からの伝言とかEM菌とかの真にニセなものは一刀両断で構わないのだが,脳関係のはっきりと分かっていないものについてはダメに振り切りすぎ。ちゃんと両論を併記しないと。
食育に関する部分も振り切っている。おかしな教育に対抗しようとして墓穴を掘っている感もある。
最後の方にある「ニセ科学にだまされないセンスを!」にかかれている方法でこの本の主張を調べてみると怪しい主張が結構ある。左巻は「さまき」でなくて「ひだりまき」と読まれてもしょうがないかもしれない。 -
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エアコン・冷蔵庫・電子レンジの仕組み、飛行機の揚力やスマホのタッチパネルなど、身近に当たり前のように存在する機器の基本的な原理をとても分かり易く紹介してくれる本。
文系出身の身としては「気になっていること」が沢山紹介されていて、とても新鮮だった。特に冷暖房の解説を読んで、最近耳にするようになった「ヒートポンプ」の原理をようやく理解した。某メーカーの「羽無し扇風機」の仕組みはとても単純なものであったが、正直驚いた。
子供の頃は、「テレビの中に人がいる」と本気で思い込んだりするなど、周囲に何かと興味を持っていたが、大人になってからは、初めてスマホを使った時など、何も疑問を抱かなくなっている。この年齢になって今更恥ずかしくて聞けないことをコッソリ確認するための情報が満載されている一冊であった。 -
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タイトルには無理があるが(笑)、基礎から組み立てていき、歴史的背景を紹介しながら、理解の手助けにする手法には工夫が見られる。日常生活において、カタカナ語で化合物名が氾濫しているが、それを原子レベルに落として説明している。正直なところ読者の何割が理解できるのか?タイトルからますます乖離していく感覚に満ちた後半である。有名なアボガドロの法則「同温・同圧で同じ体積の気体は、気体の種類に関係なく、同数の分子を含んでいる」。これは0℃、1気圧では気体1モルの体積は、気体の種類に関係なく22.4Lになる、という結論だけで、その不思議さについては触れられていない。タイトル通り啓蒙するのであれば、説明を尽くして欲しかった。
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ネタバレ知っていることがほとんどだったが、数値や用語の確認のため、読んだ本。
備忘録
・髪は1か月で役8mm、1年で約11cm伸びる。
また、髪の寿命は男性で3〜5年、女性で4〜6年。
・日本人の成人の髪の平均本数は10万本。理論上、脱毛数は1日に50〜100本。
・髪質改善トリートメントとはあくまでトリートメントの範疇で髪の内部の栄養を補強し、癖などを落ち着かせる程度に整えることができる。
・脱毛の原因はさまざまだが、毛包の血行を良くすることで改善できるという点は同じなので、毎日の頭皮マッサージは効果的。
・頭皮のターンオーバーは肌と同じ28日。 -
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面白いです。面白いんですが、対象読者が誰だかわかりません。
特に頭から読み始めると、高校のときの教科書を読んでいるようで、非常に退屈です。世界史ではなくただの科学史ですね。
理系科目をよく勉強していた人にとってはまあどっかで聞いたことあるよね、という感じで退屈、全くの素人にとってはもう全然意味がわからなくて退屈、という感じだと思います。
5章の水の話や、6章のカレーライスのあたりからは、結構面白くなってきます。
恥ずかしながら、古代ギリシアの時点で原子論は提唱されていて、ドルトンがそれを復活・発展させたというのは知りませんでした。
・古代ローマ滅亡後のハイヒール、マントは、汚物で汚れないようにするため、香水は入浴していない体臭を消すために使われていた。
・じゃがいも、玉ねぎ、にんじんは明治以降に普及した新顔の野菜、肉も仏教の肉食忌避の影響が薄れた明治以降から大っぴらに食べられ始めた。
・中国の磁器がヨーロッパで再現できず、ドイツのアウグスト強王が錬金術師を軟禁して作らせた。それがカオリンを使う白磁製法で、いまも続く名窯マイセン。
・イオン化傾向が小さい金、白金、水銀、銀、銅は、単体として産出されるため、昔は鉄よりも価値が低かった。
・いまの製薬化学は、染料から始まった。合成アリザリンを作っていたバイエルが、より高付加価値な化学製品の開発に転換した。
・そんな感じでいろいろな薬が開発されてノリで使われていたが、サルファ剤(の溶剤)で薬害が起こって以降、FDAの権限が強化された。 -
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《感想》
面白かった、が、難しいな…。大学受験以来化学には一切触れてなかったのでそう感じるだけかも。いやしかし「中学生にもわかる」はさすがにウソだと思うんですが…。よくある出版社側都合のコピーかなと邪推。題材が豊富で非常によくまとまっているのは間違いない。化学についてよく復習したらもう一度読みたい。が、やはりどうもタイトルと中身のギャップが気になるので評価マイナス1。
《メモ》
①化学は物質についての自然科学の一部門。特に、物質の「構造」「性質」「化学変化」の3つを研究している。
②ヒトが火を使い始めたのはおおよそ150万年前。原人の時代。(猿人→原人→旧人→新人)
③「賢者の石にまつわる謎がなかったら化学は今ある姿になっていなかっただろう。なぜなら、賢者の石のようなものが存在しないという事実を発見するために人々は地球上のありとあらゆる物質を詳細に調べる必要があったからだ」(賢者の石とは、鉛などの卑金属を金に変える際の触媒となると考えられた霊薬)
④原子の大きさを東京ドームとすると、原子核の大きさは1円玉程度。
⑤原発の燃料はウラン型原子爆弾と同じウラン235だが、核分裂はゆっくりと持続的に続けばいいので、3%程度の低純度のものを使う。したがって、原子炉が爆発を起こしても原子爆弾のような核爆発ではない。 -
Posted by ブクログ
生きていて目にすることのあるいろいろな現象や物質についてそれを「化学」でやさしく説明してくれている一冊。
結構わかりやすくて通勤のお供に読むにはおススメの一冊、また1つうんちくが増えました!
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個人メモ
・海や湖とかの水、超波長光(赤色)をより吸収、青色の光は水の中で散乱しやすい→海や湖は青~緑に見える
・水は気体あるいは固体としても存在する訳で、「水は0〜100℃ではない」が正解。最近のオーブンは水蒸気で魚を焼く。
・一般に物質は個体のほうが比重が大きいが水は逆(氷が水に浮く)。理由は水分子は水素結合、氷の状態は液体よりも密度が大きい為。
・-OH(ヒドロキシ基):水に溶けやすい
・燃焼(燃える物質+酸素+高い温度[引火温度])
(引火温度:物質が自然に燃え出す温度)
・三大素材(金属、セラミックス(陶器)、プラスチック等の高分子)
・土を焼くと原子が共有結合して巨大な分子になって固い陶器ができる
・(その他いろいろ)
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