左巻健男のレビュー一覧

  • 怖くて眠れなくなる化学

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    化学無知だが、やさしい文調で読める。地球上後から登場した人間が都合のいいように作った化学物質。それが、地球を壊し、生物を壊し、しっぺ返しをくらっているのが読み取れる。爆発踏切ともんじゅの項目が化学無知の自分には衝撃だった。

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    2022年02月16日
  • 図解 身近にあふれる「元素」が3時間でわかる本

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    元素について身近なモノを例に挙げてわかりやすく書いた本です。
    洗剤や染料、宝石、プラスチック、蛍光灯…身の回りにある生活必需品には色々な元素が関わっているのだと改めて実感しました。
    また便利な一方で、カリウムに置き換わり害を加えるタリウムやかつて起こった公害など人間にとって害のある元素もあるのも知ることが出来て良かったです。
    勿論そう言った元素も使い方次第で便利になるとフォローもあります。
    しかし最低限の知識(特に序盤)がないと混乱すると思います。
    第1章は知識のないに等しい自分にとってはほんとにわかりづらかったのでもう少しわかりやすくしてほしかったなぁと。
    それでもスマホとかで検索したりすれ

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    2022年01月30日
  • 水はなんにも知らないよ

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    「水からの伝言」やら、クラスターの小さい水やら、マイナスイオン水やら、世の中の怪しい水ビジネスを、ホントらしく見せかけるニセ科学について、科学的根拠を示して解説した良書。

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    2022年01月23日
  • 怖くて眠れなくなる地学

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    自然災害の多い国である日本において、将来起こり得る災害の紹介。そして、それらの災害に対してどのように備えるべきか、どのような観測体制をとって予測を試みているかについて丁寧に教えてくれる本。

    災害について正しく恐れるということの大切さを学べました。また、地学的な観点から数々の自然災害が起こる原理について分かりやすく解説されていて、初学者にも親切な内容となっていました。

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    2022年01月02日
  • 学校に入り込むニセ科学

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    「ニセ科学を学校に入り込ませてはならない」という、ある種、当たり前の主張をしているだけの本ですが、そう主張しなければならないほど、科学リテラシーの低い先生が多い、ということだと思います。
    その一方で、巧妙なニセ科学もあるので、科学リテラシーが低くない先生も、ニセ科学に騙される危険性をつねに頭の片隅に置いておくことは大切かと思います。

    科学リテラシーの低い先生、ということでいえば、少し前に、仕事の関係で、中学校の先生からいろいろと問い合わせを受ける機会があったのですが、数学や算数に関するリテラシーの低さを感じる問い合わせがたくさんありました。
    先生の研修にはいろいろなものがあると思いますが、科

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    2021年11月15日
  • 始まりから知ると面白い物理学の授業

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    ただ計算するものになりがちな物理を、身の回りのものと結びつけて書いていて、イラストなども見やすい一冊。
    ただ、もう少しかみ砕いたものだとなお良かった。高校物理を一通りは学んだ人向けの本。

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    2021年11月11日
  • 学校に入り込むニセ科学

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    よかれと思って行ったことが…という事例は珍しいことではないけれど、教育の場においては致命的なことになりかねない(人が学ぶ時間というのは限りがある場合が多いから…)。
    冷静かつ慎重に検証することが大切だよね。

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    2021年09月19日
  • 面白くて眠れなくなる理科

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    あ、そうだったんだ。知らなかった。という事がたくさんありました。
    イネが水田で育てられる理由、ロウは気体になる等、大人でも勉強になります。

    植物、昆虫、天文学まで広く振り返る事が出来ます。

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    2021年09月14日
  • 学校に入り込むニセ科学

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    ネタバレ

    「水からの伝言」やEM(有用微生物群)が科学的な根拠が無いことやTOSS(教育技術法則化運動)が掲載している多くのニセ科学への注意喚起が込められていた。

    実際に教育現場で教える教員でもニセ科学を信じ、それを子供たちへ伝えるというのは危険だと感じた。
    3歳神話やゲーム脳、脳トレの効果など科学的に根拠の無いものを信じ込まないようにしたい。

    「人間は、自分の信じていることと矛盾する証拠をむししたり、曲会する傾向があるだけではなく、自分の信じていることを裏付ける証拠な議論ばかりに目を向け、認知する心的傾向」
    これを認知バイアスと呼び、自分に都合のよいことだけでなく、その情報に対する批判も見るように

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    2021年09月13日
  • 図解 身近にあふれる「元素」が3時間でわかる本

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    文部科学省発行の元素周期表には、「自然も暮らしも全て元素記号で書かれている」とのキャッチフレーズが書かれているが、本書はそんな元素について、元素とは何かに始まり、元素周期表の解説から、宇宙、地球、人類史、事故・事件、キッチン・食卓、快適生活、および先端技術等々の様々な観点から、元素がそれらにどうかかわっているかをわかりやすく解説している。

    本書を読んで、先述の文科省のキャッチフレーズは正にその通りと、あらためて納得した。

    ちなみに、元素は今のところ118番までしか発見あるいは生成されていないが、これで終わりではなく、本書によれば119番、120番の元素を合成すべく、日本を含め複数の国で挑戦

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    2021年09月05日
  • マンガと図鑑でおもしろい! わかる元素の本

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    漫画形式で話が進んで行って、難しい言葉もほとんど使われていなかったのでとても読みやすくて分かりやすかったです!身の回りの物の主要元素とその利点や、生物にもマグネシウムや銅などの金属が少量含まれていること、ルビー・サファイアはアルミニウムや酸素からできているということ、人工的な元素の作り方など面白い情報がたくさん書かれていました!化学が苦手という人にもおすすめです

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    2021年09月05日
  • 暮らしのなかのニセ科学

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    ネタバレ

    私の周りに、本書で「ニセ科学」と取り上げられているもの「ホメオパシー」「EM」を利用している人がたくさんいる。我が家には「プラズマクラスター」製品が複数ある。「経皮毒」について大真面目にアピールしている人もいる。(合成洗剤とかの毒素が皮膚から体内に吸収されますよとかいうやつ)
    普段から「ちょっとオカシイ」とは思っていたので読んでみた。
    結論から言えば、「○○ですぐ健康になれる」とかいうのはだいたいデタラメだということ(そりゃそうだ)。クロレラだかウコンだかサメの軟骨だかなんだか知らないけど、サプリメントで健康になったりしないし、本当に健康になりたければバランスの良い食生活と適度な運動がなにより

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    2021年08月06日
  • 身近な科学が人に教えられるほどよくわかる本 「朝起きてから、寝るまで」のサイエンス

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    かなり前に左巻健男さんの本でEM菌について科学的なことを教わった。あろうことか学校のプールに団子を投入することが良いことのように報じる新聞があって疑問に思っていたのがスッキリしたのを覚えている。
    科学的であろうと努めることは気候変動やコロナ禍をのりこえるための必須の武器であろうと思う。

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    2021年05月21日
  • 図解 身近にあふれる「物理」が3時間でわかる本

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    ネタバレ

    年を取ると高い音が聞こえなくなる。
    短い波長=宇宙線、X線、紫外線、ここまでは危険なもの。
    可視光線
    長い波長=赤外線、マイクロ波、ラジオテレビ、音。

    酸素が紫外線の働きでオゾンになった。紫外線のうち有害なものを吸収する。生物が陸上へ進出できた。

    下位蜃気楼=だるま夕日、だるま太陽、オメガ型太陽など。
    上位蜃気楼。水平方向蜃気楼もある。
    砂漠で水のように光っている見えるものは青空。

    角膜の屈折力は水晶体の2倍。角膜と水の屈折率はほぼ同じ。水中では角膜は働かないのでよく見えない。

    空が青く見えるのはレイリー散乱のせい。太陽の光が窒素分子や酸素分子のゆらぎで、レイリー散乱がおこる。波長が短

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    2023年03月09日
  • 身近な科学が人に教えられるほどよくわかる本 「朝起きてから、寝るまで」のサイエンス

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    身近な現象をわかりやすく科学的に説明しているので、楽しいうんちく。飛行機が空を飛ぶ理由が本当はわかっていない、という話、昔少し流行ってから否定されていたが、やはりよくわかっていないと言っている。他の現象の説明がわかりやすい上意外だったりするので信憑性も感じる。どうなのだろう。
    今の東京の水は塩素でなくてオゾンで処理しているからうまいというのもなるほど。

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    2020年11月20日
  • 怖くて眠れなくなる地学

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    脅しや悲観主義ではなく
    リアルにいつ起こってもおかしくない
    ということがよくわかるだけに
    読むほどに 怖くなってきます
    災害が起きてすぐは 気を付けよう
    備えよう と思うんですが
    ついつい 災害の多さに
    マヒしがちですからね
    今までの知識が
    生半可だったな と感じますので
    落ち着いて考えられるときに
    ゆっくり読んでいただきたい本でした

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    2020年10月16日
  • 学校に入り込むニセ科学

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    科学リテラシーって何、を考えさせられる本です。
    ニセ科学とされるものは、以下の通り。
    ・水からの伝言
    ・EM菌関係と比嘉照夫
    ・TOSSという教育団体と向山洋一

    特に商品で以下のキーワードは注意する。
    波動、共鳴、抗酸化作用、クラスター、エネルギー、活性や活性化、免疫力、即効性、万能、天然

    奇跡のリンゴ関係ネタで、無農薬で育てていると、リンゴ自体が自ら農薬を作り出して、虫食いに対抗することがある、と知れたのはよかった。木村秋則の話は、いわゆる実験室レベルの成功であって、再現性は確認されてないとのこと。これはこれで感動するお話しと思えば良い。

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    2020年10月08日
  • 面白くて眠れなくなる理科

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    夜、大人が静かに、知識を再確認しながら読むような本です。



    P29 ドライアイスと水を入れた水槽にシャボン玉を吹くと、空気よりも二酸化炭素の方がずっと重い気体なので、空気の入ったシャボン玉は下に落ちない。

    P71 稲は、なぜ水田で育てるか?
    畑で育てると稲は必ず雑草に負けてしまう。稲は水田で育てると、根に空気が通れる独特な組織(破生通気組織)ができて、どんどん成長できるが、雑草の根は水田の水の中では窒息して死んでしまう。

    弥生時代の、まだ除草剤もない時代からコメが主食として人間を支えられたのは、水田によって稲が雑草に打ち勝ち、実ったから。

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    2020年09月27日
  • 世界を変えた微生物と感染症

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    ネタバレ

    もうちょっと書くのかなと思うところでやめるのがすごい。ライターさんが何人いるのか気が付かずに読ませるのもすごい。

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    2020年09月17日
  • 図解 身近にあふれる「物理」が3時間でわかる本

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    流石、左巻先生の本、読みやすいです。
    たまに説明の意味が分かりづらいところもありました。(読者の理解力によるものと思います)
    身近なことに関わる(きちんと説明しようとすると難しい)物理の話を分かりやすく解説してくださっています。
    一つひとつの項目が数分で読めてしまうので、通勤・通学のお供にオススメです。

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    2020年08月31日