【感想・ネタバレ】暮らしのなかのニセ科学のレビュー

あらすじ

水素水、マイナスイオン、デトックス……。その健康法、本当に科学的? 身の周りにはびこるあやしげな科学。健康で長生きしたいという人の願望につけ入るニセ科学を一刀両断。

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Posted by ブクログ

はぁ〜勉強できて面白かった。人に話したくなる事柄ばかりだった。ジョブズのガンへの対応、水に関するビジネス、サプリメントやダイエットについて。宗教のようなニセ科学たち。どうしてハマってしまうのかではなく、なんでハマらない人がいるのかを考えた方がいい。って言葉にハッとした。物事をしっかり見極める力をつけたい。

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2019年05月26日

Posted by ブクログ

水道水に含まれている塩素は、煮沸せずにそのまま直に飲んだ場合は人体にどんな影響を与えるのだろう。その記述を期待してたのだが、なかった。

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2017年10月09日

Posted by ブクログ

以前左巻健男さんの「陰謀論とニセ科学」を読み、とても興味を引いたが、本書も「目から鱗」の内容が多かった。
水とEM菌に関しては、かぶって紹介しているので、かなり気にされていることが分かる。確かに毎日飲む水であり、水道水よりミネラルウォーターの方が美味しく(と錯覚してる?)、安全でミネラルが入っているのだろうと思ってしまうが、実は違うと言うこと。EM菌の開発者はEM菌の効能を放射能を除染できるとか、1200度の高温にも耐えられるとか、使用することで幸せが訪れるなど、科学信奉者でなくても、普通に考えればつい引いてしまうようなことを主張している方らしいが、政治家と結びつき(統一教会の如く)、日本の学校等で使用を推奨されているところがあるようだ。う~ん・・・

その他、一般的に信じられている或いはそう主張する医師がいる、気合で治療するようながん対処法や食事療法(スティーブジョブズ氏もこれにはまった)。さも健康に良いと宣伝されるサプリ、マイナスイオン発生装置。ホメオパシー、血液サラサラ食品、経皮毒、足裏デトックスのウソ。さも恐ろしいと一部書籍で指摘される食品添加物と、逆に背反がないように語られる無農薬野菜のウソと本当。ダイエットは本当に必要か?など、認識を新たにする内容が多かった。

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2023年04月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私の周りに、本書で「ニセ科学」と取り上げられているもの「ホメオパシー」「EM」を利用している人がたくさんいる。我が家には「プラズマクラスター」製品が複数ある。「経皮毒」について大真面目にアピールしている人もいる。(合成洗剤とかの毒素が皮膚から体内に吸収されますよとかいうやつ)
普段から「ちょっとオカシイ」とは思っていたので読んでみた。
結論から言えば、「○○ですぐ健康になれる」とかいうのはだいたいデタラメだということ(そりゃそうだ)。クロレラだかウコンだかサメの軟骨だかなんだか知らないけど、サプリメントで健康になったりしないし、本当に健康になりたければバランスの良い食生活と適度な運動がなにより(そりゃそうだ)。科学的根拠もないのに口コミで「良い」とされて、自分も取り入れたら健康になった!というのはまぁ、気のせい(そりゃそうだ)。
という内容です。
多くの人がけっこう信じちゃってる「血液サラサラ」の嘘がテレビから作られた、という章は面白かった。テレビの影響って大きい。血液がドロドロで血管を通らない!みたいな映像を見せられたら、視聴者は衝撃を受けて信じてしまうけど、それも本書によれば、科学的には嘘ばっかりな内容だったらしい。
メディアの情報や口コミを安易に信じず、科学的思考をしてホンモノを見抜く知識をきちんと持ちたいものだ、と思いました。
あと、けっこう高い値段で売られているペットボトルの「ミネラルウォーター」もあんまり価値がないという説明があって、まぁ浄水器つけてるし、そっか、水道水でいいんだ!と思いました!

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2021年08月06日

Posted by ブクログ

知らないでは済まされない。信奉する前に、真実を知ろう。世の中にはびこる似非科学。ニセ科学は非常に厄介で、学校の中にもはびこっているという現実にちょっとゲンナリ。自分だけは騙されないというのは思い込みで、人間は都合よく騙されるようにできているということを前提に考えないとダメだね。学校支援の仕事をしていた時に直面した課題も描かれていて、共感できる部分が多かった。続編も読みたい。

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2020年03月06日

Posted by ブクログ

TVやラジオ、新聞・雑誌、もちろんネットでも大量に流される「〇〇に効くサプリ」「〇〇病が治る健康食品」の類は、眉つばと思いつつ、でも自分にも同じような症状が表れたり体重が増えてしまったりしたときには、やっぱり買ってみた方がいいのかな…などと一瞬気の迷いが生じることもあったが、この本のおかげでこれからはすべて無視できるようになると思った。息子にも読ませようと思う。

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2017年11月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

世の中には科学の名前を語った詐欺商法が蔓延している。健康になるためにと思って買ったものが健康を害したりする。こんな事にならないためにも、テレビでの放送を真に受けない事が大事だ。

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2017年11月07日

Posted by ブクログ

こういった側面から物事を考えたことはあまりなかった。政治や経済がニセ科学を蔓延させようと学校現場に介入していると言うことは危惧しなければならない。

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2020年01月08日

Posted by ブクログ

サプリメントとか血液サラサラとか、今まで信じてたというか疑っていなかったものが、実はニセ科学だと知ってびっくり。物事を疑うことも大事なんだなあと思った。

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2017年09月15日

Posted by ブクログ

<目次>
読者のみなさんへ
第1章  ニセ科学をなぜ信じてしまうのか
第2章  がんをめぐるニセ科学
第3章  サプリメント・健康食品の効果は?
第4章  あのダイエット法、本当に効果的?
第5章  あの健康法に効果はある?
第6章  食品添加物は本当に危ないのか
第7章  ニセ科学はびこる水ビジネ
第8章  大手企業も次々に~マイナスイオン、抗菌商品
第9章  最も危険なニセ科学、EM
第10章  ニセ科学にだまされないために

<内容>
必死に書かれたと思う、科学者による「ニセ科学」啓蒙書。我々は、高校までに教わった科学的知識を捨て、怪しいニセ科学に惑わされて生きている。身近なダイエットや病気の療法など。後半で著者が書かれているように、営利目的のものから、小学生の教育へと侵入しているニセ科学がとても危険。最後のEMの話は哀しいよりも恐ろしい。政治的な力まで使って、ウソをまかり通そうとするそのエネルギーは何なのか?日本を滅ぼそうとしているのか…。ただ一国の首相もその手の輩のような気がしてきた。

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2017年07月06日

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