左巻健男のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
古代ギリシャの人が、太陽光の入射角から地球の円周を測った話が面白かったな。
あと、最低温度の話は知らなかった。難しい話はあえて排除し、子供でもわかるような要約で解説してくれるので知らない話がちゃんと腑に落ちて面白い。
全く知らないことにも、何となく知っている話にも、ちゃんと科学的な説明がついていくのが興味深かった。
ただ、なんか、もうちょっと説明してくれたら「面白い!」までいきそうなのになーというのも多かった。流石に子供向けすぎたかもしれない。あと一歩踏み込んでくれたら、とちょっと残念に思いながら次の章を読む、みたいなのも多かったかな。
そんなにページ数も無いのに、扱ったテーマが多かったので、 -
Posted by ブクログ
化学の発展が人類の歴史にどんな影響を与えてきたかが簡潔に説明されている。
似たような本に、ジャレド・ダイアモンドの「銃・病原菌・鉄」があるが、こちらは多面的なアプローチが複雑すぎて下巻の途中でギブアップ状態だ。
本書は、化学の成果と歴史の関係をかいつまんで紹介してくれているので理解しやすい。
世界史の話も出てくるが、化学の説明が主なので科学が好きな人にとっては絶好の入門書だと思う。
普段あまり気にしていないことを考えるきっかけにもなった。
例えば、空気に関して、
「密度が異なる酸素と窒素が、高度が違っても同じように混じり合うのはなぜか?」
水と油だと混じり合わなくて、重い水が下で軽い油 -
Posted by ブクログ
ダイヤモンド社
左巻健男 「世界史は化学でできている」
化学史の本。化学が人間の生活を豊かにしたり、病気から守ってくれる反面、麻薬中毒者や戦争被害者を増やし、環境破壊を広げている
ダイナマイト発明者ノーベルや毒ガス兵器研究者ハーバーの「大量破壊兵器があれば、戦争はすぐ終わり、戦死者は 少なくてすむ」という思考がよくわからない
二酸化炭素を排出しない水素エネルギーや鉄鋼製造法、土壌にもどるセラミックスや生分解性プラスチックはもう少し知りたいテーマだった
合成染料技術が医療革命につながったことを初めて知った。日本の有機化学産業や製薬メーカーが 世界から遅れているのは 合成染料技術 -
Posted by ブクログ
以前左巻健男さんの「陰謀論とニセ科学」を読み、とても興味を引いたが、本書も「目から鱗」の内容が多かった。
水とEM菌に関しては、かぶって紹介しているので、かなり気にされていることが分かる。確かに毎日飲む水であり、水道水よりミネラルウォーターの方が美味しく(と錯覚してる?)、安全でミネラルが入っているのだろうと思ってしまうが、実は違うと言うこと。EM菌の開発者はEM菌の効能を放射能を除染できるとか、1200度の高温にも耐えられるとか、使用することで幸せが訪れるなど、科学信奉者でなくても、普通に考えればつい引いてしまうようなことを主張している方らしいが、政治家と結びつき(統一教会の如く)、日本の学 -
Posted by ブクログ
タイトルの通りの本といえば、そうなんだけれど、歴史の中で、化学の発見がどのようになされてきたのか。また、反対に、化学の発見がどのように歴史に影響してきたのか、という本。
当たり前のようになっているけれど、今の私たちの生活は、化学の発見によって成り立っているものに囲まれているわけで、それを改めて、感じさせてくれるいい本だった。
一方で、化学の発見の中には、最初は良い面ばかりと思われていたものの悪影響が後からわかることもあるわけで、また、化学が戦争をより恐ろしいものにしてきた面もあり、
そういった化学の両面をわかりやすく、歴史的な事例を通して教えてくれる本だった。