あらすじ
「水に“ありがとう”と言うと美しい結晶ができる」「波動水やマイナスイオンは健康に良い」「磁石で水は活性化する」…それってホント?
波動水、
磁化水、
マイナスイオン水、
π(パイ)ウォーター、
トルマリンを使った水、
クラスターの小さな水、
抗酸化性をうたう水…
科学的根拠がないのに、いかにも科学的であるかのような顔をして世にまん延する“怪しい水ビジネス”を、検定外教科書のベストセラーで知られる科学教育の第一人者が徹底検証します。
科学が苦手なあなたにも、「ニセ科学」にダマされないための視点や知恵がしっかり身につく一冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
かの有名な『水は答えを知っている』への皮肉であることは明らか,様々な水ビジネスの問題点を科学的に分析した本で,似非科学全般に言えることが上手くまとめられている。惜しむらくは,騙されそうな人は本書に手をつけないだろうということ。
Posted by ブクログ
あ~~溜飲~~溜飲下がりっぱなし~~~
この手の水商売に!分かりやすい説明をしてくださっています。結果は全部偽物ですよと。
世の中には科学が解らない人がいるのはわかる。社会が解らないのといっしょです。でも、それに付け込んだ詐欺があるのは許されない。ちょっとだけ、考えてみればわかりますもんね。水は流体なんだけどと。塩素はむしろ残ってないと危ないんだよと。みなさんがちょっと考える癖をつけてくれれば…。そういうものなんだで済ませず、どうしてそうなるのと考えてくれれば…この手の水商売は減っていくと思います。
なおこの手の水商売は水商売とは異なります。
Posted by ブクログ
今さら、水の波動だのなんだののニセ科学にだまされる人はいないだろうし、その意味では「今さら読んだ本」。
でもやはり、きちんとした科学の知識を持った人が、ニセ科学をぶった切るのは快感。
古今東西、あらゆるジャンルで「ニセもの」は無くならないだろうが、真贋を判断する指標があればだまされずにすむ。そういう意味で「よくやってくれた」という本。
だいたいムカついてたんだよ、『水からの伝言』とかのシリーズ。
「コーランを聞かせたら、ほらこんなに水の結晶がきれい」って、確かコーランの「アブー・ラハブの両手は滅びてしまえ!」という節じゃねえか。アラビア語がわからないから、コーランならなんでもいい言葉しか書いていないと思いこんだのだろう。結構激しい罵倒が書いてあるんだよ、コーランは。
水そのものについてもとても勉強になった。
Posted by ブクログ
「パイウォーター」や「クラスターの小さな水」等怪しい水商売の説明から、いまや学校教育に取り入れられて問題となっている「水に言葉をかけると内容によって結晶の形が変化する」にまで切り込んでいます。
Posted by ブクログ
「水商売(水や改質機にうさんくさい科学的らしい説明をつけて法外な値段で売ること)」を真っ向から否定する本。
私自身もこの本の作者と同様の意見なので、すんなりと読めます。
しかし、相手に対して科学的な説明をしていないといっているのに、科学的な根拠を明示、もしくは実験をしていないのは残念。
Posted by ブクログ
このタイトルで笑った人は読む必要なし
意味がわからない人は読んでおいた方がいい
本当は、このタイトルで怒るような人たちに読ませるべき本なんだけど
Posted by ブクログ
「水からの伝言」やら、クラスターの小さい水やら、マイナスイオン水やら、世の中の怪しい水ビジネスを、ホントらしく見せかけるニセ科学について、科学的根拠を示して解説した良書。
Posted by ブクログ
「ニセ科学を10倍楽しむ本」の中の一つ「水は字が読める」で参考文献として紹介された本です。もっと詳しく知りたい、読んでみたいなと思っていたんです。そうしたら本当偶然なんですけど、よく行く本屋の古本コーナーの特価品コーナーで見つけたのです。100円ですよ。ラッキーな出会いでした。「本当に読んだの?」というくらいに綺麗な古本でした。「水に”ありがとう”と言うと美しい結晶ができる」「マイナスイオンは健康にいい」聞いたことある。本に書かれて出版されても嘘であることって多いんですね。でも、今でも信じていて、人に話したり、テレビで話題になったり、学校の先生が子供に話したり…。勉強しないと騙されますね。
Posted by ブクログ
今流れている某ミネラルウォーターの宣伝が、どうしても気になる。見るたび福島のことを考えてしまう。日本で売られているミネラルウォーターより、日本の水道水の方が安全基準が厳しい。願望をこめた根拠のないイメージに踊らされないように。。
Posted by ブクログ
私は新書を読むことも、科学的な話題を理解することも苦手なのですが、何故かこの本の内容は頭の中にすんなりと入っていきました。筆者である左巻氏のほかの文章を読んだ際にも感じましたが、左巻氏は非常に文章の構成が巧みで、誰にでも分かるようある程度簡略化して科学について説明をしてくれているのだと思います。ニセ科学については、非常に興味深い話だと思いました。ただ少し前の本のため、東日本大震災が起きてしまった後となっては、水道水は安全だと言い切ることができるのかという点だけが疑問です。
Posted by ブクログ
『水は答えを知っている』を皮肉ったタイトル!
やっと出たか、という感じですが、えせ科学のウソを暴いてくれた功績は大きいと思います。
他にも怪しげな水ビジネスにも切り込んでいてくれて、私たちの生活に欠かせない「水」についての基本的知識を与えてくれます。
Posted by ブクログ
なんでスピリチュアル系の人は、あんなに根拠のないことをあんなにすんなり信じられるんだろ~って、考えてて、そういうことを信じきれない私って、心がすさんでるのかな・・・って悩んだりしたけれど、別にみんながいいって言ってるからって、全部受け入れなくたって、いいんだ。
自分が信じたいことしか、人は信じない。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「水に“ありがとう”と言うと美しい結晶ができる」
「波動水やマイナスイオンは健康に良い」
「磁石で水は活性化する」
…それってホント?
科学的根拠がないのに、いかにも科学的であるかのような顔をして世にまん延する“怪しい水ビジネス”を、検定外教科書のベストセラーで知られる科学教育の第一人者が徹底検証します。
科学が苦手なあなたにも、「ニセ科学」にダマされないための視点や知恵がしっかり身につく一冊。
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
水に「ありがとう」と言うと綺麗な結晶が出来る。まぁ,そう信じるのは自由だが,それを学校の教材に使おうとなると話は別だ。学校教員の質ってそんなもんなんだろうか?まぁ,一握りの阿呆が印象を悪くしている感は否めないが。これでは,進化論に加えてID学説を教えろ主張する米国の状況を笑っていられない。
この本は基本的に”水商売”を題材に,疑似科学を取り扱っている。ちょっと主張にパンチは無いものの,無難にまとまっている。文章も平易であり中高生くらいならば読めるだろう。
Posted by ブクログ
水はなんでも知っているという本が如何に腐っていてインチキなのか分かります。
そのたマルチ商法の商材になっている浄水器関連のホニャララ水の悪事が暴かれます。
ぜひどうぞ。
Posted by ブクログ
「ありがとう」と書いた紙を見せた水を凍らせるときれいな結晶ができ、「ばかやろう」ではきたない結晶になるというエセ科学に対して真っ向から反論した本。エセ科学に対して科学的に反論している。一見科学っぽく見せることによって一般の人を信じ込ませてしまうという例がたくさん挙げられており、興味深かった。
Posted by ブクログ
「水に“ありがとう”と言うと美しい結晶ができる」「波動水やマイナスイオンは健康に良い」「磁石で水は活性化する」…それってホント?
科学的根拠がないのに、いかにも科学的であるかのような顔をして世にまん延する“怪しい水ビジネス”を、
検定外教科書のベストセラーで知られる科学教育の第一人者が徹底検証します。
科学が苦手なあなたにも、「ニセ科学」にダマされないための視点や知恵がしっかり身につく一冊。
Posted by ブクログ
蔓延するニセ科学、特に怪しい水ビジネスに対する警鐘本。なんとか還元水の某大臣の顔が浮かびます。日本の水道水が、そのまま飲めるということにあらためて感謝。あっ でも家の水もπウォーターだったかな?
Posted by ブクログ
ページ数は少なく読みやすかった。
水は人の言葉がわかるとな事だが、
あまりそれらに関しては触れていなく、
体内の数分量、必要とする水分、
水道水とミネラルといった一般的な水のお・は・し。
あさーく、広くて?学びにはなったと思う
Posted by ブクログ
大元の話を知らないと、なんでこんなものかこうと思ったのかすら判らないだろうね。
世の中には、水に優しくすると綺麗な結晶が出来ると説き、それを信じる人がいるということだ。
その他、水にまつわる、変な話への警鐘。
本としては大して面白もんでもなかった。
Posted by ブクログ
「水って情報が伝わるんだ。さすが波動。」と漠然と思っていましたが、何の根拠も無い単なる思い込み(しかも間違った)という事が、よく分かりました。人間て簡単にダマされるものなんですね。それだけ情報が多く、自分で判断できなくなっているのでしょうか?そのへんの見極めが難しいです。
Posted by ブクログ
「水は答えを知っている」という、トンデモ エセ科学満載の本があります。
どうやってもウソと言う結論しかあり得ないのに、本を信じて 学校教育で紹介する人まで出てくる始末でした。指摘されれば反証しろと喰ってかかる始末。まず自分が実証して欲しい。 ちゃんと指摘する本が出てくるのが世間の良識だと思います。
Posted by ブクログ
一世を風靡した水の話。(水に「ありがとう」と書いた紙をみせると、きれいな結晶ができるナド)
この話はさも科学のように、週刊誌に載ったり、学校の道徳の授業でさえ取り上げる先生もいた。
でも実はそれは「怪しい水ビジネス」だった。
科学と科学ではないもの、科学のふりをするものとの見極め方を書いた本。
水はただの分子であって、言葉には反応しない。
医学などでは、二重盲検法という科学的な実験方法のルールに基づいてデータを取らないと、本物として扱ってもらえない。
この「水にありがとう」の実験は、実験とはいえないようなものだった。
擬似科学ビジネス全体への、いい批判本で、しかもタイトルがしゃれてるね。
Posted by ブクログ
水についての、怪しげな定説を覆すべく、科学的根拠の元に、プラシーボ効果やπウォーター、パワーストーン、そして、私が以前読んで、ちょっとポエムな気分に浸っていた、某書籍についても、斬りまくっていた。
正直言って、ちょっとがっかりな点もあったが、やはり、騙されたくないという気持ちの方が強く、こういう本が出てきてよかったのではないかと思う。
でも、水の結晶についてだけは、言霊って本当にあるんだなぁと感心していただけに、このまま知らなくても良かったかも、、と思ったのも事実である。