【感想・ネタバレ】図解 身近にあふれる「科学」が3時間でわかる本のレビュー

あらすじ

科学ってわかるとおもしろい!

私たちの身の回りは、科学技術や科学の恩恵を受けた製品にあふれています。

たとえば、リビングを見渡してみると、液晶テレビ、LED電球、エアコン、ロボット掃除機、羽根のない扇風機などなど。

ふだん気にもしないで使っているアレもコレも、考えてみればどんなしくみで動いているのか、気になりませんか?

そんなしくみを科学でひも解きながら、やさしく解説します。

本書はすべて身近にあふれる55項目で構成。文系の人でも読める内容にまとめているから、気になるところから楽しく読める一冊です!


●もくじ

第1章 『リビング』にあふれる科学

01:羽根のない扇風機はどうやって風を出しているの?

02:エアコンはどうやって快適な空気をつくっているの?

11:次世代ディスプレイの有機ELって何? etc


第2章 『掃除・洗濯・料理』にあふれる科学

13:ロボット掃除機の頭脳はどうなっている?

15:酵素入り洗剤はふつうの洗剤と何がちがうの?

16:電子レンジはどうやって食べ物を温めているの? etc


第3章 『快適生活』にあふれる科学

24:紙おむつはなぜたっぷり吸収してももれないの?

29:体脂肪計はお風呂あがりに使うと誤差が出る?

30:ヒートテックはなぜ薄いのに温かいの? etc


第4章 『健康・安全管理』にあふれる科学

31:紫外線はカルシウムの吸収を助ける?

32:栄養ドリンクはどのくらい効果があるの?

33:水素水はただの清涼飲料水にすぎない?

36:かぜ薬はウイルスや細菌を退治するわけではない? etc


第5章 『先端技術・乗り物』にあふれる科学

43:太陽電池はどうやって発電しているの?

44:ドローンはラジコンヘリとは全然ちがう?

51:タッチパネルはどうやって指の動きを検知しているの? etc

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Posted by ブクログ

身近に溢れた科学の原理を利用した家電製品などの紹介が中心の内容。
普段から疑問を抱くことの大切さ、そこから自身でさらに調べることでより理解が深まる。勉強を始めるにあたり重要な内容が多く感じた。

バーコードは規格で数字の意味が決まっておりわかっていれば少し視座が高い感じがしたり日常的に見えているものが変わっていく気がする.

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2025年07月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

似非科学や怪しいスピリチュアルに騙されないためにも必読の一冊だと思います。

世間には遠赤外線の効能を謳った鉱物が売られているが、結局はその温度に応じた波長の光を出しているだけなので、遠赤外線に関する効果は同じ温度の石ころと大差ない。

物質と物質の境目を界面という。
その界面を変化させるものが界面活性剤。

水素は体内で多量に作られている。
作っているのは大腸の水素生産菌。発生するガスは毎日7~10リットル。おならとして外部に出るものを差し引いても体内に1リットル以上の水素を人は含んでいる。水素水1リットルにはせいぜい数十ミリリットル程度の水素しか含まれないから、水素水を飲んだところで何も変わらない。
おならは400~2リットル一日あたり放出される。その中には水素が10~20%含まれている。窒素の次に多いのが水素。

一酸化炭素は血液中のヘモグロビンと結びついて体内に酸素が循環することを妨げてしまう(酸素と結びつく力の200倍の力で結びつく。)空気中に0.32%あるだけでも30分間で死に至る。

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2020年02月22日

Posted by ブクログ

買ったのは前だったが、積読になってしまっていた。
各トピックが4ページほどに収まり、非常にテンポよく読むことができた。雑学として面白いのはもちろん、コンパクトにまとめているのは誰かに話す上でも役立つと感じた。

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2019年04月13日

Posted by ブクログ

身近な疑問を科学で解明!というキャッチコピーの通り、様々な「製品」について、その仕組みを科学的に解説しているものです。
一つのテーマ当たりの分量も多くなく、文系人間にはありがたいボリューム感でした。
中学・高校時代の理科の授業で教わった知識などを思い出しながら「なるほど!」と納得できるものも多くありましたが、学生時代に苦手だった分野の話になると、解説が理解しにくいところもがあったり、解説で省略されている部分があって少し理解しにくかったりするところもありました。

ただ、タイトルにもある通り「思わずだれかに話したくなる」ようなネタばかりでした。
ひょっとすると、理系の人には物足りないのかもしれませんが、

なぜ、羽のない扇風機が風を送ることができるのか
アルカリ電池とマンガン電池はどう違うのか
接触させるだけで充電できるスマホのしくみは

などの身近な疑問が解決できたので、個人的には満足しています。

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2017年10月21日

Posted by ブクログ

エアコン・冷蔵庫・電子レンジの仕組み、飛行機の揚力やスマホのタッチパネルなど、身近に当たり前のように存在する機器の基本的な原理をとても分かり易く紹介してくれる本。
文系出身の身としては「気になっていること」が沢山紹介されていて、とても新鮮だった。特に冷暖房の解説を読んで、最近耳にするようになった「ヒートポンプ」の原理をようやく理解した。某メーカーの「羽無し扇風機」の仕組みはとても単純なものであったが、正直驚いた。
子供の頃は、「テレビの中に人がいる」と本気で思い込んだりするなど、周囲に何かと興味を持っていたが、大人になってからは、初めてスマホを使った時など、何も疑問を抱かなくなっている。この年齢になって今更恥ずかしくて聞けないことをコッソリ確認するための情報が満載されている一冊であった。

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2025年06月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ガスの火は燃えると二酸化炭素と水(水蒸気)ができる。冷えて水になると、焼き鳥が水っぽくなる。炭火は赤外線で熱するので水っぽくならない。そのため炭火のほうが旨い。

こたつのランプが赤いのは、稼働がわかり消し忘れ防止にもなるから。赤外線だけでは暗い。
テレビのリモコンは赤外線、車のリモコンは電波。
ンセントは大きいほうが設置側。小さいほうに触ると感電する。

マンガン電池は、使わないとき回復力が強い。1秒ごとに針を動かす時計、ボタンを押されたときだけ動くリモコンなどに向いている。電圧の落ち方が早い。アルカリ電池は強いパワーが長く続く。欠点は液漏れ。過放電や長く使うと液漏れする。マンガン電池は今は液漏れの心配はない。入れっぱなしの場合はマンガン電池のほうがいい。

食事のエネルギーのうち75%は熱になって発散する。残りの25%が体内の働きに使われる。

LEDの寿命は蛍光灯の4倍。効率は50%程度。少しずつ暗くなる。初期の光度の70%になるときを寿命としている。

圧力なべは1.5気圧をかけて、120度で沸騰させる。
ガスコンロは熱効率は40~50%、IHヒーターは90%。
便座ヒーターは3.5%程度しか使われていない。センサーで6秒で便座を温める方法、トイレに流す水流で電気を起こす仕組みが実用化されている。

お風呂の二酸化炭素の泡は発砲し終わったときが溶解したタイミング。お湯が高いと溶けにくい。37~38度が効果的。血行促進には濃度は高いほうがいい。天然の炭酸泉は1000ppm。これを高濃度炭酸泉という。入浴剤は100ppm未満。なるべく高濃度のものを使う。

ヒートテックは水蒸気を吸って熱を出す。水蒸気が水になるときの凝縮熱。

紫外線のジレンマ=ビタミンdの生成、殺菌効果、カルシウムの摂取、日焼けや皮膚がん、白内障。
栄養ドリンクはビタミンB群が含まれる。光に当たると分解されるので褐色のビンに入っている。栄養ドリンクで過剰摂取になると尿として排泄される。尿が黄色っぽくなる理由。
水素水はただの清涼飲料水。

バーコードはJANコードという共通商品コード。一つの数字を7本の組み合わせで表現する。13桁で、最初の二けたが国(日本は49または45)、次の7桁が企業メーカーコード、次の3桁が商品コード、最後はチェックコード。左右対称に同じ番号が記載されている。

トンネルドンを避けるために700系でエアロストリームが採用された。N700系ではさらに1.5m伸びてエアロダブルウイングと呼ばれる。

飛行機の推進力は機体重量の1/4程度の力しかない。揚力を空気から得ている。

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2023年03月23日

Posted by ブクログ

身近で使っていて、原理とか特に考えたこともなかったようなものの説明が書かれてある。中で感心したのが紙おむつ。日本で開発された高吸収性ポリマーが砂漠緑化に流用するため研究されているのは知っていたけど、生分解性機能の機能追加の開発については知らなかった。だから最近下水道に紙おむつを流す実験をしてるってニュースでいってたのかと納得。

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2018年12月25日

Posted by ブクログ

身の回りの家電品等のしくみを簡単なイラストもに、できるだけ平易に解説した本。取り上げられている製品は、羽なし扇風機、エアコン、赤外線コタツ、リモコン、コンセント穴、他全55品。なのにPCは取り上げられておらず、もはやPCは「身近にあふれる『科学』」から外れてしまったのかと、時代の流れの速さを感じる。
あと、こんなにやさしく書かれているのにエアコンのしくみが未だ理解できず、自身の理解力の低さに少々自己嫌悪となった。

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2017年12月16日

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