齋藤慎子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ人生何度目かの「落ち込みマックス」の時期に出逢って,マックス過ぎて読めなくて,「積ん読」になってたのを,「それほどでもない,っていうか,状況が悪いにも拘わらずまぁまぁ」な今になってようやく読んでみた.
で,読み始めてすぐ思ったのが,「え?ネクラ?ネクラのな!?」っていうのと,「何?メランコリーって,落ち込みとかじゃなくてネガティブ思考?」ってこと.
3分の1ぐらい読んでも「え?ネクラ?」って笑.
でも,「天文学とメランコリー」あたりから,「まぁそうだよなー.いわれてみれば・・・いわれなくったってそうだよね」ってなって,「セックスとメランコリー」から「50歳とメランコリー」までの中盤で一気に「これだ!これだよ!そうそう!」に変わった.
特に「50歳のメランコリー」の辛辣さと率直さは,もう笑うしかない,まいったね笑.
もうさ,ダメなのよ.何をやっても自分自身が「気持ち悪い」んだもの,最近.
衰えをカバーするための筋トレも,フィットネスも,息子から奨められたスキンケアや頭皮のケアも,そうやって「対策」しているのが既に虫酸が走るほど姑息で気持ち悪くて,どうにも身が入らないの.
純粋に健康でありたい,とか,個人の美学として筋肉質であり続けたい,動けて,走れて,泳げる体を維持したい,って思ってるだけなのに,つい「他人目線なもう一人の自分」が割り込んできて,
「若作りしてんじゃねーよ,ジジー」とか,
「今更鍛えて何を意識してんの?気持ち悪いんだよエロジジー」って非難してくるのよ・・・マジで.
人を好きになるなんたぁもってのほか!そんな感情なんか持ったら,後ろから撃たれかねないもんね?
いやぁ「恋愛禁止」されるなんて世界中で,女性アイドルとおじさんぐらいですよ!
つまりは,世間の目が怖いのですよ,50代.
そう言うの,短い文章の中から溢れ出してきちゃって,苦笑が止まらない感じ.
そして,ますますメランコリーになってしまう,と言う・・・笑.
でも,それがそんなに不快じゃなくて,「まぁまぁ,そんなもの.人生なんてそんなもの」っていい感じの叡聖感につつまれて・・・あ,オレ,じーさんなんだ,って.
人間,半分卒業ですから笑.
じゃ,だからもうやらないか?っていうと,そうじゃなくて.世間を代表して責めてくる自分に対して,「人の目を気にしても仕方ないさ,あいつの愚痴や中傷も聞き飽きた」ってなったよ.
やっぱり,「抗いたかったら,抗う.ただし,現実を受け止める文脈で」でいいんじゃないかと.
「政治的意見とメランコリー」にははっとさせられると同時に,現実社会を振り返った時にゾッとしすぎてメランコリーマックスになってしまった.
本書では,保守とリベラルはおおむね「ロマンチスト派」(リベラル)と「メランコリー派」(保守)と位置づけられていると思うのだけど,現実の世界では今,保守を掲げる人たちが「ロマンチックに国家主義,排外主義を隠そうともせず」語り,リベラルとされる人たちが必死に「穏当で現状維持,ゆっくり変化」を訴えるという,あからさまな逆転現象.
本来保守派とは,メランコリックに穏当に「みんなで」進んでいくはずなのに,「保守」を掲げる人たちが「急進的に」かつ「個の自由」を制限する方向に爆走している恐ろしさ.
保守とは名ばかりで,「懐古趣味のパラノイア」が跋扈する時代・・・本当に気持ちが悪い.
50代の僕の筋トレよりずっと気持ち悪い.
ロマンチスト派にもメランコリー派にもどっちにもいいところがあって,これがきちんと折り合い付けて進んでいけば,それが一番理想なんだけど,足の引っ張り合いとぶっ叩き合いが延々と続いてて・・・まぁ,残念至極.
そんな残念感を抱えたままたどり着いた最後の章が「園芸とメランコリー」で・・・
「え,〆が園芸?」と思って読んだけど,内容はヴォルテールについて.
これこそ〆にふさわしくて,イスラムの庭園に見える穏当なイスラムの思想は,根底で緩やかに,マルクスの描いた人類の行き着く先だという「ミニマムな自給自足共同体」の地平に繋がる.
足下を見つめて,自ら自分の畑を耕す生活.「足るを知る」生き方.
西側諸国のムスリムに対するステレオタイプとは根本から異なる「穏やかな宗教観」で締めくくられる本書は,全面的にフェアな良書,だと思った. -
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ラオスから難民としてアメリカに来たモン族の一家の子リア・リーがてんかんの症状でカリフォルニア州の病院に運ばれる。家族も病院スタッフもどちらも少女を救おsうと懸命に努力するのだが、文化の違いや言語の壁などから行き違いが積もってしまっていた。
著者はリアの両親や家族、治療に当たった医療関係者等にインタビューを重ねるなどして、どのような状況であったのか、どのように考え、どのように対処したのか、相手方の気持ちや態度をどのように感じていたのか、などを丹念に明らかにしていく。
本書のタイトル「精霊に捕まって倒れる」とは、モン語で<カウダぺ>、魂の喪失によって引き起こされる病として受け取られている。それに対し病院での診断はてんかん。同じ現象を見ていても、モン族の人間と西洋医学の専門家である医者とでは異なる考え方を持つであろうことが、このワード一つからもうかがわれるところだ。
現代医学では薬の投与は基本的な治療方法だろうが、嫌がる子どもに薬を飲ませるのは大変だし、言語の壁があり正確な意思疎通を図ることが難しい中で、良く分からない薬を定期的に服用させることは困難だった。それが薬を飲ませない=虐待であると医師側からは思われてしまい、親子は法的手続を経て、一時引き離されてしまうという悲劇まで生じてしまう。
本書を通して、異文化理解の難しさ、患者・患者家族の気持ちに対して現代医療はどのようにあるべきなのか、といった重い課題を考えさせられた。
それにしても、当時実際に治療に当たった医療従事者が、あまり語りたくはないであろうことまで率直に話してくれている態度にはー著者のインタビュー能力の高さもあるのだろうがーかなり驚いた。
また、モン族の人々がなぜアメリカに来ることになったのか、ベトナム戦争という時代背景も学ぶことができた。 -
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著者の邦訳はほとんど読んでいる。生きる慰めとなる哲学を普段使いの言葉で提示する人、という印象。
不完全な世界、不完全な人生を生きる助けとしてのメランコリー。
本書が指すメランコリーの定義は明確にはされない。自分は「前向きな悲観主義」と了解した。楽観的ではない、さりとて失望して拗ねてもいない。
メランコリーな人は内向的で感受性が強い。家にいるのが大好き。静寂、穏やかな日常を好む。花も好き。朗らかさを求められたりパーティーに出るのは苦手。なんだ俺のことか…と思うがこんなの世の中の半分くらいの人はそうじゃないのか? さすがに中年にもなって自分を「感受性が強い」と思うのには気恥ずかしさがある。
向精神薬、天文学、歴史、50歳、園芸についての章がとくによかった。生きるのが苦しくなったら宇宙や歴史に思いを馳せて無限の広さや滅亡の繰り返しと我が身を比較すれば問題が些細に思えて楽になれるかもしれない。地球には大量絶滅が5回あった。宇宙には400億の惑星系がある。太陽は何十億年後かに寿命を迎えて地球を飲み込む。地上ではローマ帝国をはじめとする多くの繁栄した国家が滅亡してきた。
そうした大きい視野を持つ一方で、目の前の物事に集中することも生きる苦しさを和らげてくれる。仕事、園芸、趣味、アートなど。人生の苦しみに対処するには大きい視野と小さい視野を使いわけるのが大事。
著者の本は基本的に経済的に不自由がない人に向けて書かれており本書も例外ではない。低賃金労働や貧困や非モテのメランコリーについては述べられない(一方で性交に関する章は二つある)。いい本なんだけどそのアプローチの狭さがちょっと物足りなかった。 -
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京都の蔦屋で表紙見て気になった『アランの幸福論』(アラン 齊藤慎子 山口昌弘)。
【幸福】に関する本を見るとだいたい「胡散臭い」と思ってしまうのですが、これはそんな事はなく…
スッと「読みたい本リスト」に追加でしてました。
世界の三大幸福論の1つに数えられるアラン(本名:エミール=オーギュスト・シャルティエ(Emile-Auguste Chartier))の『幸福論』ですが、
そんな人だと露知らず。
19世紀〜20世紀にかけて活躍されたフランスの哲学者であり、
第一次大戦前後に約5000編のコラム寄稿を新聞や雑誌に発表された方だそうです。
ちなみに残り2人はヒルティとラッセルという方々。
本書に書いてある事は、以前読んだ自己啓発書の内容と変わりはありません。
原点はもしかしたらアランにあったかもしれませんね。
読んだと言っても、読んだ事を実生活に取り入れる事ができているかというと、
恥ずかしながらほとんどできていないです。
ですが、中には「これはもしかしたらできているかも」と思う事もあったので、
復習、過去の振り返り、継続予定のポイントという点で本を読みながらいろいろ考えてました。
仕事に関しちゃ、【与えられるのは嬉しいけど、言われるがままは嫌だし、自分で動きたい】という気持ちでモヤモヤしていたので、
この本読んで元気もらいました。
趣味分野に関しては、習得したい楽器がある事が浮かび、
そちらもそちらでやってやるぜッッ。 -
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ネタバレアランはペンネーム
世界の三台幸福論、アラン、ヒルティ、ラッセル
不安は飲み込まず吐き出す。
病気の真似事ではなく健康の真似事をする=想像力の力
感情ではなく態度をコントロールする。感情を追い払うことはできないが、態度は変えられる。
自分を役者と捉える。うれしいときも悲しいときも。
その場にふさわしい行動をする。態度と行動は自分で変えられる。
済んだことは後悔しない。「後悔は罪である」スピノザ
寒さに負けない方法は、寒さを喜ぶこと。喜びをもって生きる。
過去をあてにしない。もっと~しておけば、は怠け者の言い訳。今すればいいのだから。
人は運命の袋を背負って生きている。袋の中には、それについて回る運命が入っている。
進んで行動する=困難を進んで受けて立つと幸福になる。
微笑む。どんな状態も喜んで見せる。
礼儀正しさを学ぶ。礼儀とは習慣。学んで身に着けること。
希望を抱く前に、始める。始めなければ希望も起きない。
駆け足で物事を見ない。みんな同じ景色に見えてしまう。
不幸になることは簡単、幸せになることは難しい。だから努力する。
幸せの一つの秘訣は、不機嫌を気に留めないこと。
まずこちらがほほ笑む。
幸せになると決意する。すぐに幸せになれる。
自分の不幸を話さない。 -
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人生の義務はただひとつしかない。それは幸福になることだ。ヘルマンヘッセ。
リラックスする時間を予定に組み込む。
モノを整理する。
カフェイン、甘いもの、お酒などの刺激物に頼らない。
何か作ることは、脳や体に良い影響を与える。
睡眠は大事。
やるべきこと。ではなく、やりたいこと。を考える。
ネガティブな思考をやめて、良いところを探す。人からどう見られているかを気にするのをやめる。
ノーと言う勇気を持つ。
今ここ。を感じるためには呼吸に集中する。
今あるモノに感謝する。
状況は選べなくても、自分の態度は選べる。
各章ごとにサマリーがあり、簡単に読むことができる。 -
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1990年頃までアパルトヘイトが行われていたことすら露知らなかったが,当事者として南アフリカで育った経験を元に書かれていたこの本は,とても勉強になった.
白人が現地民をコントロールするために,分断が起きるように一部の民族にだけ特権を与えたり,言語を統一しようしなかったりする対応をしていたことも,そういう効果があるのかと感心した.
一方で,見た目が違えど,同じ言語を使えば人は仲間に入れてくれようとする.それだけ言語というものは仲間意識を形成するのに重要なものなのだと感じた.
また,自分の仕事に照らして考えてみると,
自分が外国籍の人と話をするときに相手の言葉で話をしようとする努力がとても大事なのだということも理解できたし,同じ日本人でも相手の使う言葉は自分とは微妙に違っているので,出来るだけ相手の言葉を理解して使うようにすることが,距離を縮める秘訣なのだろう.
これを知って,ヴィトゲンシュタインの言語ゲームを思い出した. -
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精霊に捕まって倒れる。この不思議なタイトルは、モン語の〈カウダペ〉の直訳だ。突然けいれんして失神する事象を指す。それはつまり、医学用語でいう「てんかん」のことである。
1982年、ラオス難民のリー家の末っ子で生後3カ月のリアが、てんかん症状で病院に運び込まれた。その日から繰り返される入退院。その度に医師たちは、投薬をはじめ近代医学を駆使して懸命に救命を試みる。一方で、モン族の父と母は、悪い精霊に娘の魂を奪われたのだと理解する。そして、自分たちの儀式や伝統医療を認めないアメリカの医師たちに不満を抱き、彼らの薬こそが娘の回復を阻んでいるのではないかと不信感を募らせる。やがて、両者のすれ違いは、リアの悲劇へと結びついてしまう。
モン族。もしかするとミャオ族というほうが聞き覚えのある人はいるかもしれない。読み始めは難民であろうが何だろうが無償で最新の医療を施すアメリカという国の懐の大きさを感じた。ところが読み進めるうちに、それは大きな勘違いで、矛盾だらけであることに気づかされる。ラオス難民を生み出したのもまたアメリカ自身なのだ。
医療者と患者の関係性はいかにあるべきか。本書にも登場するクラインマンの著作は医療関係者の必読の書となっている。医療者と患者の関係がある種のパターナリズムに陥りやすいのはよく指摘される。本書の場合、さらに相手は「未開の」難民なのだ。この「上下関係」に異文化の衝突という図式が加わり、事態は複雑となる。
筆者のファディマンは、モン族、医療・福祉関係者たちから丁寧に聞き取り調査を行い、この事件の意味を深く掘り下げていく。第18章で紹介される、命こそ救われるべきとする医師と、いや魂こそ救われるべきとする心理士のやり取りは重い。どちらが正しいということでも間違っているということでもないのだ。
「15周年記念版に寄せて」という後日談で、その後数10年を経て、社会や病院施設では明るい兆しが見えていることが著者から語られる。異文化間の調停者こそが求められている。 -
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ネタバレ難民としてアメリカに移住してきたモン族一家に生まれた赤ちゃんリアが、てんかんの発作を起こしたところからこの一家と病院との長い付き合いが始まる。医師は当然てんかんを脳神経の異常であり薬によって治療するものととらえていたが、両親は度重なるてんかんの発作を「魂を喪失した」ことによるもので、取り戻すためにはチネン(シャーマン)の供儀などが必要だと考えていたのだ。リアを守りたいという強い思いは一致していたものの、言葉の壁以上に世界観や文化の違いが大きすぎてお互いの考える治療はうまく進んでいかない。
両親の投薬不履行が虐待とみなされて裁判所命令が下り、リアが里親の家庭に一時預けられるという大事件の後もその溝は埋まらず、最終的にリアは致命的な大発作を起こして植物状態になってしまった。しかし家に連れて帰れば2時間で死ぬと言われたリアは、モン族的治療と家族の献身的な介護によってその後20年以上も生きるのだから驚く。
リアに関わった人たちの話の合間にモン族の歴史、特に両親やモン族が巻き込まれた戦乱と過酷すぎる運命が書かれている。自分たちの暮らしも尊厳も家族の命も失い、ようやくたどり着いた異国はまるで別の惑星のよう、そこでただのごくつぶしとして漂うように生きることを強いられている、ということがだんだんわかってくると、やるせなさがつのった。もちろんそれだけではなく、医者や看護師たちにも受け継いできた文化があり、守ってきた命があり、人生がある。この本で様々な人の証言を克明に記録しているのは誰が悪いとか、あの時こうしていればとか(そんなポイントは無数にあるのだが)、そういうことを突き止めたいのではない。医者とモン族患者それぞれの背後に巨大な岩のようにして存在する文化と人生を浮かび上がらせることで、「異文化」とはどういうことなのかを見せてくれている。
言葉の壁をなくそうとか、お互いを思いやろうだとか、そんなレベルの話をはるかに超えて、倫理を含めて全てが違っているのはこれほど難しい状況なのだ。いや、本当は人が人と理解し合うということ自体が思ったよりずっとずっと難しいのだろう。医者たちの間でさえ、リアに関する事柄への理解も感情も全然違っていた。それでも悲観的な結論ではなく、この先に進むために書かれているのがすごい。最後までお互いがリアのために尽くしていることを理解できず、折り合うことのなかった父親と主治医の一人がシンポジウムで手を取り合う姿は感動的だけど、それでめでたしめでたしというわけではない。考えさせられる本だった。 -
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ネタバレ挿絵がとてもいい。心を落ち着かせてくれる。そしてこれを読んでいるだけで、いろんなことを気にしすぎていてもしょうがない、さぁあしたを生きようという気持ちになってくる。自然と活力が出てくるような本。
・大げさに考えない。
・遠くに目をやる。
・今ある状況を新しい観点でとらえる。
・すべての道は正しい道
・人との繋がりの場は、自らが魔術師となって雨を降らせたり、良い天気にしたりするような、奇蹟の場である。
・相手の存在を認めて、その人がその人自身であることだけを求める。
・自分で自由に選んだやりたい仕事は、自分の能力を発揮するだけではなく、そこからまた新たな能力が生まれるような仕事
・自ら実行する
・意志の力は、人が思っているよりずっと幸せをもたらす大きな要因である。
・欲しいものは、自らとりにいく。
・自ら求める。
・進んで行動する。
・障害に闘志を燃やす。
・自分から選んで自由に働く。
・問題の核心に迫る。
・困難こそ喜びをもたらす。 -
Posted by ブクログ
長らく読みたい本リストに入ったまま放置してたけど、英会話の教材にさせていただいてるアメリカのTVショーのホストがトレバー・ノアで、「あれ?この人あの本の人じゃん」と思い出しようやく拝読幼少期の話と、母の話を知った上でいまの彼をみると奇跡を見ているようだし(それほどに悲惨な社会かあることを知らずに生きていた私はほんとうに恵まれてるなとも感謝するし)、日本ではあまり顕在化しない(見えない場所に蓋をされてる)人種差別を考える機会にもなった。また、訳も良い。ノアのもともとの軽快な語りをうまく受取った日本語だと思う。
彼が言葉を自在に使えるようになった経緯が印象的だった。語学学習をきっかけに知った彼の生い立ちにおいて「言葉」がいかに生き残るためのツールなのかというのを思い知る。英語一つにまだまだ苦戦している身だが、わたしはこの言葉を通してどう生きていきたいんだろうか…。いろいろ考えてしまう。 -
Posted by ブクログ
ダイレクトマーケティングの第一人者、ダン・ケネディ著。個人的には、「最強のコピーライティングバイブル」のほうがセールスライティングについて体系化されていて理解しやすい。
○書く手順
・顧客をしっかり理解する
・提供するものをしっかり理解する
・下書きを書く(コピーライティング重視)
・書き直す
○顧客をしっかり理解する
1.お客が抱えている、夜も眠れないくらい心配な消化不良の問題は何か?
2.お客は何に不安を感じているか?
3.お客は何について、誰に対して、怒っているか?
4.お客の毎日の不満の上位3つは何か?
5.お客のビジネスあるいは生活上の、今の風潮とこれから起こる風潮はどんなものか?
6.お客が密かに一番熱望しているものは何か?
7.お客の意思決定の仕方に、特有の傾向はあるか?
(例えば、技術屋=非常に分析的など)
8.お客の使う専門用語はあるか?
9.同じようなものを売ろうとしているのは他にどんなところがあり、どのように売ろうとしているか?
10.同じようなものを売り込んだのはどんなところで、なぜ失敗したか?
○提供するものをしっかり理解する
・特徴と利点をリストアップする
・特徴と利点は全然違う。利点は顧客にとってのもの
┗ 人が買うのは物そのものではなく、その物が提供してくれる価値
○下書きを書く(コピーライティング重視)
・ひたすらうなづかせながら読ませる
・「うんうん」という勢いをつくり、同意形成を測る
○書き直す
・感情を込めて書き直し、冷静に編集する
・買うのは感情。それから自分の選択を理屈で正当化するのが人間。これをエモーショナルロジックという
・ドラフトとサンプルを比べる
┗ 複数の良サンプルをためておく。参考と同じように文章がスムーズか、読み手をひきつけているか、ターゲットに向かって話しかけているか、筋がとおっているのか、わかりやすいか、読み手を刺激して行動に繋いでいるか