作品一覧

  • メランコリーで生きてみる
    4.5
    1巻2,200円 (税込)
    世界は不完全で残酷。 だからせめて、悲しみとうまく付き合おう―― 〈メランコリー〉には、現代社会を生き抜くヒントが満ちている。 哲学者アラン・ド・ボトンが、歴史、アート、宇宙、建築、旅……など35のテーマから探るその効能とは? 幸せの押し付けに疲れたすべての人へ送る、深い悲しみに対するなぐさめの書。 「メランコリー」と聞いて、どのような心の状態を思い浮かべるでしょうか。憂鬱、もの悲しさ、気分の落ち込み、ふさぎ込み、哀愁……。これらは誰もが抱く感情でありながら、目まぐるしい現代社会においては重要でないもの、あるいは治療の対象とされ、その効能は見落とされてきました。しかし著者は「メランコリー」こそが、不完全な世界や思い通りにいかない自分の人生とうまく向き合い、よりよく生きるための最善の方法であると言います。 本書では、哲学、歴史、アート、宇宙、性愛、旅、建築、宗教など多様な35のテーマから、「メランコリー」に生きるヒントやその効能をひもときます。  ・人がたくさん集まるパーティーに出かけるよりも、しんとした宇宙や、いろんな国がたどってきた歴史のことを考えるのが好き。  ・ここではないどこかへ行きたいと願いながら、いざ美しい風景を目にすると途端に物悲しさがおそってくる。  ・毎日やるべきことをいっぱいにして自分を追い立てながら、日曜の夜に「自分にはもっと向いている仕事があるはずなのに」と考え込んでしまう。  ・弱っているとき、自分のなかの「内なる批評家」が人生のあらゆることにけちをつけ、不安を煽ってくる。 ひとつでも共感できることがあれば、ぜひ本書を手にとってみてください。 本書の原書は、著者アラン・ド・ボトンも主宰のひとりであり、ウェルビーイングに関する教育・出版活動を行う「ザ・スクール・オブ・ライフ」から刊行されました。
  • 人類は絶滅を逃れられるのか
    4.0
    1巻1,386円 (税込)
    スティーブン・ピンカー、マルコム・グラッドウェル、マット・リドレー……世界最高峰の知性が語る「人類の明日」の姿とは? AI、人口爆発、IoT、気候変動、テロ、核戦争――21世紀、世界を待っている未来は繁栄か滅亡か。「知」の大論戦が明らかにする人類の歴史の真実!

ユーザーレビュー

  • メランコリーで生きてみる

    Posted by ブクログ

    こんなに頷きながら読んだ本はない。私の性格を知りたかったらこの本を読んで!という感じ。(ちょっと当てはまらない章もあるが。)星5は、本や文章の完成度に対してではなく、ここに書かれている内容そのものに対して。最後の章が素晴らしかった。こういう本にありがちなように「しんどいよね〜」で終わるのではなく、大きな道しるべを最後に渡してくれた。

    0
    2025年08月21日
  • メランコリーで生きてみる

    Posted by ブクログ

    この感覚の言語化は嬉しい。シニカルや陰キャで片付けられてしまいそうな危うい感覚を許されたような気持ち。原題をタトゥーにしたいくらいだ。

    0
    2025年03月01日
  • メランコリーで生きてみる

    Posted by ブクログ

    メランコリーで生きる
    ふむふむ。そうなのかも。
    メランコリーな感じが外に出ていると、いろんな場面で、負の印象を持たれガチだけれど、
    この本は、メランコリーな生き方は悪くないんだと勇気づけてくれる。
    特に印象に残った箇所は↓
    「メランコリーな人は、・・・この世界がほとんどの場合、恐ろしくてどうしようもないほど残酷なのを知っている。心をしめるさまざまな苦しみがまだ当分続くことを知っている。それでもなお、絶望してしまわないよう必死にがんばっている。・・・心身が弱っている時は、メランコリーな状態が結局は唯一理にかなっている。苦しみに対する最前の心構え、そして、希望や楽しさを残している何かへと疲弊した心

    0
    2025年02月02日
  • メランコリーで生きてみる

    Posted by ブクログ

    タイトルに魅かれて手に取った。

    メランコリーとは?
    1 気がふさぐこと。 憂鬱 ゆううつ
    2 鬱病 うつびょう

    気分的なものか、医療的に病気かによっても違う。

    誰しも憂鬱になることはしばしば起きる。
    そんなときに、この本をパラパラめくると、
    自分に当てはまるメランコリーが見つかるだろう。

    もし、病気で苦しんでいたら、
    思いつめる前にこの本をじっくりと読んでほしい。

    0
    2024年12月23日
  • メランコリーで生きてみる

    Posted by ブクログ

    MBTI診断で一度でも内向的と診断された人、特にINFJの人は絶対読んだ方がいい。
    自分のことが書かれていると思うだろう。

    良い人のように見られがちだけど心の中じゃ案外毒づいてる、そんな自分の性格をずっとやだなと思ってたけど、それを「メランコリーな人」としてひとつの人生のありかたとして肯定くれる本だった。

    ひとつひとつ章ごとに短く区切ってあるし、絵とか写真の資料もカラーでたくさん載ってるから読みやすい。文章もなかなかズバッと切ってくれるから読んでて気持ちいい。訳者さんが面白いのかな?
    原題:varieties of melancholy(様々なメランコリー)を「メランコリーで生きてみる」っ

    0
    2024年12月18日

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