時代を超えて読み継がれる“幸せに生きるための知恵”
「幸福論」と名のつく本は、世の中に多く存在しています。なかでも世界中で翻訳され古典的に読み継がれているのが、ヒルティ、ラッセル、そしてアランによるもので、これらはよく、世界の三大幸福論と言われています。
とりわけアランによる『幸福論』は、「哲学を文学に、文学を哲学に」変えようとする独特の文体によって日本でも昔からファンが多く、学生からビジネスマン、経営者まで幅広く親しまれてきました。
本書は、93編のプロポからなる原典(英語版)から、とくに印象的で、わたしたちの心に響く200の名言を訳出し、7章に分けて再構成したものです。
ここに収められた、短くも含蓄の深い考察、そしてその軽妙な語り口は、現代においてもけっして古びていません。むしろ、あふれる情報ときびしい競争社会に生きるわたしたちにとってこそ有用となるであろう「人生の知恵」に満ちた内容となっています。
本書があなたの人生の幸福のヒントとなれば、これほどうれしいことはありません。
(「はじめに」より)
Posted by ブクログ 2018年10月23日
珠玉の格言集。アランの英知の結晶が、綺羅星のごとき輝きをもつ。こういう場合、私の稚拙な解説よりも抜粋のほうが、本書を説明できると思うので、そうする。「想像力はなにもつくりだすことができない。なにかをつくりだすのは、行動である」「本物の音楽家とは音楽を楽しむためのことであり、本物の政治家とは政治を楽し...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年12月27日
装丁の美しさにつられて購入。
(思わず目をひく純白な本!)
>老人とは年をとって苦しんでいる若者ではないし
人が死ぬ、という事は
生きている人が死の世界に入る事でもない。
だからこそ死について悲嘆に暮れる事が出来るのは
生きている人だけであり
不幸の加減を云...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月30日
「世の中でもっとも美しい本のひとつである」
そう帯に書いてありましたが、決して誇張表現では
ないと感じています。
幸福とは何なのか、が大きなテーマですが、
幸福でいるためにはどうあればいいのか、
どう振る舞えばいいのか、何を持って幸福というのか、
ひとつひとつの文章がとても素敵でスっと身体に入っ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月08日
フランスの哲学者アランの幸福論。
原典である「幸福論」から200のトピックを抽出し、カテゴリーに分けてあります。
人は様々な不安を抱えます。アランはそれを「病気の一種」だと思い、あまり拡大解釈しないように言います。
そして、今なすべき「行動」へと移す。あえて困難を選び、努力して成し遂げ、獲得して...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
まだ全部読んでないけど
自分駄目だな…とか、何か頑張ってみるか!
って思った時に気になった箇所を読んでる。
新装版のハードカバーがシンプルで綺麗だったのも良し。
説教めいた教訓のほとんどが現実的で
本気で凹んでる時に見たら「そう言われたらどうしようもない」
「それが出来れば苦労しない」と言ってしま...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
仕事が忙しく、被害妄想的なマイナス思考スパイラルを切り抜ける為に、読んでみました。
この「アランの幸福論」を読み進めるだけで、心が落ち着きます。
心の持ちようによってではなく、
行動によって心をコントロールし、心を作っていく。
そして周囲に影響されることなく、しっかりと自分の道を歩んでいく。...続きを読む