松下隆一のレビュー一覧
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そうだ!腹いっぱい食え清四郎!
少食なお前なんて見たくないんだよ、ばかやろう。゚(゚´Д`゚)゚。
はい、見習い同心佐々木清四郎の成長物語は巻の四でございます
そりゃあもう成長著しい!成長著しいのですが、ちゃんと三歩進んで二歩下がる清四郎
しっかりせい!
しかし今回はもう色々あった
いやもちろん毎回色々あるんだが、今回はそれはもうね
でも良かった!うん、良かったよ〜。゚(゚´Д`゚)゚。
それにしてもまさか清四郎をこんなに好きになるとは思いもしなかったね
第一巻を読んだときには、このクソ坊主!としか思わなかったのに
いやもちろんそうよ
だって清左の息子だもの!そして左平次の息子だもの!もちろんわいの息子でもあるもの!!
みんなの息子清四郎の成長をこれからも見守っていくぜ!
そして次巻は間違いなくキュンキュン回や!楽しみやで〜! -
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神と言われた元同心左平次と見習い同心佐々木清四郎の物語は佳境、そう、まさに佳境へと至ったようです
左平次が同心を辞めるきっかけとなり、左平次の妻子の命を奪った丹波笹野藩の不正の中身も明らかになり、復讐に燃える左平次だが、相手は大名、そこには常に命を狙われる危険が…
そして清四郎も否応なく巻き込まれていく中、怒りに燃える左平次!
いやいいところで終わるなや!
四巻が楽しみ過ぎるやろ!
はい、そんな松下隆一さんの『落としの左平次(三)』ですが、読み終えた感想を言います!
今、言います!
「ひゅーひゅー、もうくっついちゃえよ〜♪~(´ε` )」
いや、冒頭の緊迫感溢れるあらすじどこ行った?!( ゚д゚ )クワッ!!
だって〜
清四郎と行きつけの料理屋”みくら”の女中お花の初々しい感じがキュンキュンしちゃうんだもんw
若い二人がねお互い好意を持ち合ってるのは明らかなんだけど、身分の違いもあってか、なかなか距離が縮まらないのよ
もうおじさんムゴムゴしちゃって(どんな心中の擬音やねん)
と、とにかく清四郎の恋の行方も気になる第四巻!急いで読まなきゃ!
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みんみんの本棚から
。゚(゚´Д`゚)゚。
。゚(゚´Д`゚)゚。
。゚(゚´Д`゚)゚。
また、新しいシリーズに手を出してしまった!ってそっちかーい!
そっち違うわ!( ゚д゚ )クワッ!!
これまた大好きなやーつです
しかしわいはクレームを入れたい
カスハラ(カスタマーハラスメント)ぎりぎりと思われるがそんなことは気にしていられません
分かるでしょうよ!
だいたいもう分かるでしょうよ!
こんなん青臭い同心見習いが、神様と呼ばれた元同心の弟子となり、絆を深めながら成長していく
そんな物語大好きに決まってるでしょうよ!
虫なんかすすめてるひまあったらもっと強くこっちを推しなさいよ!(# ゚Д゚)
(まさかのみんみんへのクレーム)
もう好き
好き違う惚れました
漢が漢に惚れるやつです
分かる
わいも漢の中の漢的人生を生きてきたので分かる
左平次の気持ちは分かる
実はとっても照れ屋さんなの
そういうかわいいところもあるの
わいと左平次共通点その一な
以降の共通点についてもおいおい明かしていこうと思う
第二巻を待て!(誰も楽しみにしてないわ!) -
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いやいや最初のうちは 清四郎何やってんの!
何やってんの!
と本を閉じ こりゃ進まないわ。
という状態でしたけど
左平次が牢に入れられたり
左平次の犬が 痩せ細ってご飯も食べずにいるのを
清四郎が抱いて帰り
寒さの中に置くのも忍びなく 布団に入れてやり
朝方には冷たくなっていた。
えー!
38年もいなくなった娘を探し求めている老母の話しを清四郎が聞いてやる。
そこから 思わぬ捕物に発展!
老母は娘に再会できた。
みくらで働いているお花に 縁談
名医で評判の玄庵先生
自分に自信のない清四郎は みくらにも行けなくなる
嫉妬で玄庵を調べていたら 思いがけない展開に
牢にいた左平次の容態が急変
玄庵も駆けつける
評定所の中で 左平次へのお裁きはどうなるか?
持たされた軸の中身は
お花は 玄庵に嫁ぐのか?
それは次回になるらしい
最後に表紙を見ると白い犬を撫でてやっている
この犬が死んじゃうなんてねえ!
最後に布団にいれてやってよかった!
犬好きの私の気持ちです。
最初もたもた 後は怒涛の展開でした。 -
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松下隆一『落としの左平次 三 忘れ去られた女』ハルキ文庫。
来月にはシリーズ第四弾が刊行されるようなので立て続けに第二弾、第三弾を読んでいる。
書下ろし時代小説シリーズの第三弾。表題作『忘れ去られた女』、『恨みのかたち』、『怒りの左平次』の三篇を収録。
左平次が清四郎に厳しく当たるのは清四郎に見所があるが故のことか。左平次が廻り方としての心構え、探索のやり方だけでなく、人としての道までも教えようとするのは、清四郎の父親との約束と左平次自身が辛い思いをしたからに違いない。
今も昔も組織というものは全てが正義とは限らない。どんなに立派な企業であっても密かに不正やコンプライアンス違反を行う輩が居るのだ。
清廉潔白、勤勉実直に生きようとすればするほど、そういう悪い輩が目に付いて嫌になる。それを糾弾すれば、ハラスメントと言われかねないから本当におかしな世の中である。
本郷左平次は大名の不正を暴こうとして、家に火を付けられ、妻子を失い、同心を辞めて町人になったと言う。
『第一話 忘れ去られた女』。表題作。左平次の父親の権十郎も登場する。権十郎もやはり切れ者の元同心で食にも造詣が深いというなかなかの人物のようだ。清四郎はまたも事の真相を読み違え、左平次の助けにより救われることになる。長老寺の裏の草むらで頸を締められた若い女性の遺体が見付かり、清四郎は左平次の力を借りず、独りで咎人を探し出そうとする。遺体となった女性の着物の裏には綺麗な蒔絵の施された高価な櫛が縫い付けてあり、それを手掛かりに咎人を探す清四郎だったが……
『第二話 恨みのかたち』。何という展開だろう。清四郎が左平次と共に何者かに襲われ、背中を斬られるのだ。次の『第三話 怒りの左平次』で事の真相が明らかになるに違いない。鼠取りの毒を飲み、自害を図った若者の遺体が見付かり、咎人と思われる仲間が大店の息子であることから左平次扱いとなる。清四郎は現場にあった鼠取りの毒と角樽を見て、大勢の命が狙われているのではないかと危惧する。
『第三話 怒りの左平次』。自分も若い頃は血気盛んで怒りに任せて動いていたが、還暦を過ぎると不条理なことが多く、正義ばかりがまかり通る世の中ではないのは解るようになった。それでも意趣返しをしたいと思い、策を練るようにもなった。清四郎が長い療養の末、快復する。清四郎と左平次を襲ったのは左平次との因縁浅からぬ丹波笹野藩の刺客と思われた。清四郎は左平次のために単身で丹波笹野藩の不正を明らかにしようとする。そんな清四郎の姿を目にした左平次は見たことがない鬼のような形相で清四郎を叱り付ける。それでも清四郎は恩人である左平次のために力になれないかと動くのだが……
本体価格740円
★★★★★ -
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松下隆一『落としの左平次 二 消えた左平次』ハルキ文庫。
書下ろし時代小説シリーズの第二弾。『清四郎の反乱』、『二人拐かし』、表題作『消えた左平次』の三篇を収録。
見事なまでに巧い造りの時代小説になっていることに感心する。佐々木清四郎の同心として成長していく姿を描きつつ、かつて『落としの左平次』と呼ばれた元廻り方の本郷左平次の過去の秘密を少しずつ明かしていくという、読者の興味を深々と擽り続ける筋書きの時代小説になっているのだ。また、余り語らぬ左平次が次々と咎人の正体を暴き、様々な手を使いその罪を自白させる様が非常に面白いのだ。
『第一話 清四郎の反乱』。清四郎に考えるだけ考えさせながら、危機とみれば救いの手を伸ばす左平次。過去に清四郎の父親と左平次との間に何やら因縁があってのことか。それにしても現代社会でもあり得るような殺しの真相には驚いた。定町廻り同心としてなかなか成長出来ず、左平次預かりとして本郷左平次に付いて廻り方の仕事を学ぶ佐々木清四郎は、手掛けていた政吉殺しの調べで、手柄欲しさに暴走し、謹慎処分となる。
『第二話 二人拐かし』。何時も無口で傍若無人な態度の左平次が清四郎に人の心の大切さを説く。またも清四郎の暴走をまるで最初から知っていたかのように左平次が救う。清四郎の知らぬ間に女中の竹、母親の妙らが動き、密かに清四郎の縁談が進んでいた。そんな中、札差信濃屋の二人の息子が行方知れずとなり、三千両もの大金を要求する信濃屋に投げ文が入る。重大事件とみた筆頭同心の浅沼は廻り方全てに大金の受渡し場所付近の警固を命じ、咎人を炙り出そうとする。これは左平次預かりの大事件と逸る清四郎に浅沼は左平次にはこのことを相談してはならぬと申し渡す。
『第三話 消えた左平次』。表題作。過去に大名の悪行を暴こうとして、何者かに家に火を付けられ、妻子を失い、廻り方を辞した左平次を清四郎が慮る。中橋天王祭の日、北番所で鉄砲と火薬、弾五十発が盗まれる。今朝見掛けた左平次の表情に清四郎は左平次が鉄砲を盗み、大名に復讐しようとしているのではないかと考え、左平次が暮らす長屋に向かうが、不在だった。そんな中、大名が二人暮らしの姉妹の姉のお美代に手を付けたことからお美代は自害し、妹のおなつが大名屋敷で狼藉を働くという事案が起きる。
本体価格740円
★★★★★ -
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松下隆一『落としの左平次』ハルキ文庫。
貯まっていた古本屋のポイントを消費しようと思い、古本屋を物色していたところ、以前から読みたいと思いながら、失念していた本作を発見し、手に入れた。来月には第四巻が刊行されるようなので、慌てて第二巻、第三巻も新刊で購入した。
松下隆一は、前に読んだ『羅生門に啼く』『侠』が面白かったので、気になっていた作家である。
文庫書下ろしの時代ミステリー小説で、後にシリーズ化されている。この第一巻には三話が収録されている。
時代小説はたまにしか読まないが、非常に面白い。読みながら、亡き父親が時代小説のことを『ちょんまげ物』と言っていたことを思い出したのは左平次の人柄故か。
齢十八歳で定町廻り同心となって三年経つのに、まだ見習い同然の佐々木清四郎は、ある日上役に呼ばれ、左平次預かりの命を受ける。本郷左平次は、優秀な廻り方で『落としの左平次』、『神さま』と呼ばれていたが、理由あって引退し、今は町人の身分で、亡くなった清四郎の父親の元同僚だった。
奇抜な手段で下手人を落としていく左平次の手腕。左平次の活躍が光れば光る程、深まる左平次の謎に包まれた過去。
『第一話 二人の神さま』。まずは佐々木清四郎が左平次預かりとなり、初めての事件に遭遇する。首を吊って自殺したという白石屋の女中の遺体は清四郎が見ても明らかに他殺であった。清四郎は左平次に怒鳴られるばかりで、下手人は一向に判明しなかった。下手人を落とすために左平次が使った手段とは。
『第二話 清四郎の恋』。武芸に秀でた同心の息子を盗賊に殺害され、盗賊改元同心の父親が奉行所の前で切腹死する。父親は息子の死には謀が隠されているので突き止めて欲しいという遺書を遺していた。再び左平次に声が掛かり、清四郎も同行することになる。しかし、盗賊改から横槍をが入り、左平次と清四郎の下手人探しは暗礁に乗り上げる。
『第三話 千両殺し』。神社で大工の男が刃物で刺され、殺される。三度、左平次預かりとして清四郎は下手人探しを行うが、その殺人には富籤の千両もの当選金が関係していた。
本体価格740円(古本0円)
★★★★★ -
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落としの左平次第3弾
忘れ去られた女
恨みの形
怒りの左平次
佐々木清四郎は 左平次の手から離れて1人で事件を解決したい!
と思っています。
だが なかなか難しい!
け、思いつきで言うんじゃねえよ!
これがどうゆうことかよく考えろ!
と左平次は清四郎に言います。
だけど まだ見習い同心の清四郎には なんのことやら さっぱりわからない
これ 読んでる私も ここまでの話しでそう言われても さっぱりわからない
この死んでる女は おふじ だと清四郎も読者の私も
思い込んでいる。
どこを見てるんだ!
なんて言われても さっぱり!
清四郎は 考えてみて努力はしている。
最後に 生きたおふじが現れる
えー!この死んだ人 おふじじゃなかったの?
恨みの形
犯人とされてる富太郎の身の上に 清四郎は深く同情する。鰻と卵の入った弁当を 牢の中の富太郎と一緒に食べたりする。
左平次と清四郎は 夜道 何人かの侍に斬りつけられる。背中を斬られた清四郎を左平次はおぶって医者^まで 連れて行ってくれる。
清四郎は 父親の代から繋がりのある いろんな人たちの愛情を受けて成長している。
なんか 育っていく子を見守るように 読んでいく。
奉行所の上役 先輩 みんな 死んだ清四郎の父親とも親交があった。
左平次の父親も愛情溢れた人だった。
あったかくて 食べ物が美味しそうな本です。
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1巻目より面白い!
清四郎は まだ19歳なんですね。
嫁取りの話しが持ち上がる。
八丁堀小町といわれる娘
ところが 会う日には 拐かしがおきて お見合いどころではない。
札差の息子 松太郎と新吉がふたりとも攫われる。
このふたりの息子は しっかりもので
自分の店が阿漕な金儲けをやってること
こんな店は継ぎたくない
と 思っていた。
そこにつけこまれた事件
左平次がいつもいくお店 みくら
美味しい鰻や豆腐が出てくる。
そこのお店のお花が 清四郎のことが大好きなのだが うとい 清四郎は気がつかない。
この父親のような左平次の他にも
清四郎が生まれる前からつかえてくれるお竹
小者の仙太
この仙太が溺れて意識が戻らなかった時
清四郎は必死で呼んだ
意識が戻った時 仙太は
あの若の声でこの世に帰ってこれた!
という。
未熟な清四郎を 左平次 他 周りの人たちが
あたたかく育てる
私の希望としては お花ちゃんに嫁に来てもらったらどうだろう!
なんて思うけど どうなりますかね!
シリーズで読みたいお話しです。 -
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また素晴らしい一冊に出会えました。本書は単なる江戸の人情噺ではありません。訳あり蕎麦屋老店主の、孤独で不器用かつ執拗で頑なな生き方を通して、人間の業の深さを描ききっています。感情を排して客観視した筆致は、燻し銀のような味わいで長い余韻を残し、読後暫し呆然としてしまいました。
江戸の片隅で寂れた蕎麦屋をし、欲もなく生きる齢六十の銀平。博奕の名人ながら蕎麦屋になるまでの波乱に富んだ前半生と、死期を悟り命の価値と向き合う銀平の日常と心情が、著者の冷徹な眼差しで綴られます。余命をどう生きるかではなく、どう死ぬかを問われているように感じました。
命懸けの博奕の大勝負描写の緊迫感も素晴らしいのですが、やはり人生の皮肉な巡り合わせがやるせなく切ないです。会話の間や描写の余白に、人の愚かさ、誠実さ、不条理と少しの希望など、核心となる暗示が多く隠れている気がしてなりません。傑作と言える作品だと感じました。
松下隆一さん初読で、偶然にも『トリカゴ』に続き、大藪春彦賞受賞作品を読むことになりました。脚本家出身の良さが遺憾なく発揮されていました。
【侠】 と書いて「きゃん」。「おきゃん」の方がお馴染みです。任侠や侠気だと男性、おきゃんだと活発で粋な言動の女性イメージですね。にんべんに一本筋を通し、人・人・人で「俠」…奥が深いですね。
ただ本作に限り、【侠】 と書いて「きょう」と読ませてほしかった、と思うのは私だけでしょうか。 -
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松下隆一『侠』講談社文庫。
第26回大藪春彦賞受賞作。
『羅城門に啼く』が面白かったので、本作も読んでみることにした。
読んでみれば、感動の人情博奕時代小説であった。後半に描かれる銀平が三十年ぶりかで博奕を打つシーンにはハラハラした。沢木耕太郎の小説に『波の音が消えるまで』という傑作があるが、あのバカラ賭博のシーンが蘇るかのようだった。
人間というのは様々な過去を背負いながら、やっと生きるちっぽけな存在だ。そんなちっぽけな存在でも、何事にも素直に真っ直ぐに生きていれば、何かしら良いことが起きるのかも知れない。そんな前向きな気持ちにさせてくれる非常に良い作品だった。
幼少期に苦難を味わい、本所一帯の普請場に人足を手配する親分の忠兵衛に拾われた銀平は親分の元で名うての博徒となる。親分が亡くなる際の言葉を守り、銀平は博徒から足を洗って蕎麦屋になるが六十歳になると病を患い、人生の黄昏時を迎えていた。
寂れた銀平の蕎麦屋には桜の下で死ぬことを願う乞食のような坊さん、同心の元で小間使いをする勘次、夜鷹のおケイ、物乞いの親子など様々な人びとが訪れるが、その人びとに応じて心を尽くしたもてなしをする。
そんな銀平の蕎麦屋に三十年前に別れた元女房のおようが訪れる。
さらには賭場でテラ銭を盗み、逃げて来た清太という若者を銀平が助けたところ、清太は店に居つき、銀平の蕎麦屋を手伝い始める。これまで二十杯分しか仕込まなかった蕎麦を清太の助けで五十杯も売るようになり、店は客で賑わいをみせた。
しかし、清太は店の売上と銀平の着物を持って出奔してしまう。全てを失った銀平は……
本体価格700円
★★★★★ -
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いやいやいや ツボにはまる話しです。
新米同心清四郎と 同心をやめた凄腕左平次
左平次について事件を解決するたび
清四郎は 捜査や関係者の人間性に気がつかされていきます。
美味しい鰻丼やお稲荷さん あぷたま丼(油揚げとネギと卵)が お話しを身近なものにしていきます。
左平次は 清四郎の父親と仕事をしていた。
母親とも顔見知り
過去に何があったかは 最後まであかされません。
左平次の飼ってる白い犬は 昔 清四郎が拾ってきて飼っちゃいけないと言われていた犬
左平次の清四郎に対する愛情が あちこちから伝わってきます。
池波正太郎以来の王道のシリーズ という言葉にもひかれました。
楽しみな話しです。 -
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松下隆一『羅城門に啼く』新潮文庫。
京都文学賞受賞作。
何というストーリーと結末なのだろうか。世の諸行無常を見事に表現した佳作である。
舞台となった荒れ果てた平安の都は現代日本の大都会とも重なるところがある。私腹を肥やす政治家や一部の悪党たちが暗躍し、今の時代を謳歌する現代の日本。災害と感染症に苦しみ貧富の格差は広がり、賃金も上がらず、物価上昇は止まらず、いつの間にか世界経済にも大きく遅れを取ったことにやっと気付いた愚かな日本。松下隆一の描いた平安の都は、そんな現代の日本を嘲笑うかのようだ。
舞台は荒れ果てた平安の都。都大路には骸が転がり、雅な生活を楽しむ貴族たちと飢えと疫病に苦しむ多くの民との貧富の格差は激しかった。
19歳のヤマと17歳のクマの3人で人を殺め、盗みを働きながら生き延びる19歳のイチ。イチは親に名前も付けてもらえぬままに捨てられ、人に買われて奴婢となり、その時、左眼に焼きごてを当てられ、一生消えない傷を負っていた。
ある日、イチはヤマとクマの3人で油商人の屋敷を襲い、主人とその妻を殺め、その娘の左耳を切り落とした。しかし、3人は追手に捕まり、まさにその首を斬られようとしていた。凶行をイチとクマのせいにして、罪を免れたヤマ。初めにクマの首が刎ねられ、次はイチの番という絶体絶命のは危機を救ったのは空也という名の上人だった。
イチは上人の元に留まり、反発しながらも都に放置された骸を拾い、弔う日々を過ごす。そんな中、イチは死に掛けた遊女を救う。まるで上人に導かれるようにイチの人生はこれまでと真逆な方向に進んでいく。
本体価格550円
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