春日太一のレビュー一覧
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昨年、「大学で学ぶ 東北の歴史」という本を読んで、鎌倉後期から室町の始まりについてまったくわかっていないことに気づき、興味持ってきたあたりで、たまたまNHKBSで日曜朝「太平記」の再放送に出くわしました。まさに早起き高齢者向けのプログラムだと思いますが、いよいよ自分もその領域に入ってきた感じで途中から毎回録画でした。苦笑です。しかし、1991年の放送の時にはまったく大河ドラマを見る、という習慣は自分のライフスタイルからは消えていたので、ノスタルジー視聴ではないのです。(でもゴクミの北畠顕家のところは終わってて残念!)大河ドラマって、テーマの主役だけじゃなく時代の流れと時代の群像が、主人公だった
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面白かったです。腐女子もBL好きも多種多様。テレビでたまにBL好きな人の話とか聞くと自分と全然違うのに腐女子はこうだ!みたいに言われてる気がして嫌だったのですが、この本では自分と違う意見も大前提に人それぞれが成り立っていたので気になりませんでした。そして納得できる部分もすごく多かった、自分が何でBLにひかれるのか理解が深まった気がするし、なんかこれ読んでから平気で私BL好きだよって言える気になった。これきっかけで窮鼠は…買って読みましたが面白かったです。私も同級生あまり味しないタイプだったので。それと時代劇ベストカップルの新選組血風録の話、読んでるだけで泣けてきた、これ絶対やばいやつ。新選組血
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再開されたNHK朝ドラ「エール」で主人公の従軍体験や戦闘シーンが話題になったけど、コロナ禍による制作スケジュールの延期が無かったなら、たぶん、8・15あたりに合わせてオンエアされていたような気がします。戦争には向き合い続けなくてはいけないけど、なんとなく「戦争もの」というコンテンツは夏の季節物になっているのような気もします。一方で米中の対立とか世界の分断とかで「歴史の終わり」の終わり、新たなる「戦前」の始まっているよな気分になったり、いわゆる日本社会から「戦中派」という戦争体験をフィジカルに持った世代が消え「戦争を知らない子供たち」だけで構成されることに、一抹の不安を感じたりしているタイミング
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ネタバレはじめに とところで三國連太郎のインタビューについて触れている。三國連太郎の演技の原点は阪妻にあったという話だ。この話を聞いて、名優から話を聞くことの意義を感じて、この企画はスタートしている。実際これだけの名優さんの演技に関する取材ってされてなかったですね。どれも興味深いし、芸の深さを感じることができる。少し印象に残ったところを抜書きする。
千葉真一(高倉健について)「あの人はいつでも人生に感謝している人なんだと思います。だから絶対に偉ぶらない。どんなぺーぺーの俳優さんが来ても、立ちあがって『高倉です』と挨拶される。僕も、あの人のおかげで人間を変えられました。僕は健さんの足元にも及びませんが -
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試し読み
購入済み歴史の裏事情がわかる本
双方とも幼少のみぎりから関わりを持ってきた映画会社だが、特に気になっていたのが時代劇を売りにした東映がやくざ映画に落ち込んでいったプロセスであった。東宝が日本最大の映画会社に躍り出るまでの背景と共に裏の事情がよくわかる本であった。
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町山智浩さんのいわゆる外国映画講義は何冊か読んでいるのだけど、不思議なことに日本映画については読んだことがない。映画館で年間100-140作観る私が常に感心するのは、町山さんの映画評だけだ。必ず面白い話が聞けるーそう確信して本書を紐解いた。WOWOWの『町山智浩の映画塾!』の書籍化。
残念なのか、流石というべきか、戦争・パニック映画を講義して大きく扱うのは7作品だけだ。『人間の条件』『兵隊やくざ』『日本のいちばん長い日(1967)』『激動の昭和史 沖縄決戦』『日本沈没(1973)』『新幹線大爆破』『MIFUNE THE LAST SAMURAI』である。2作は未見だが選択は納得する。
『人 -
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戦後日本で多く作られた戦争・パニック映画から見る映画史。基本的には有名作品がほとんどだが、黒澤明と三船敏郎、小林正樹と仲代達矢、田中友幸と田中収、橋本忍、長坂秀佳ら、人間関係や人間像に焦点化しつつ作品を読み解いていく視点はとても勉強になる。個人的には、『兵隊やくざ』シリーズの勝新太郎にしても、初期黒澤映画の三船敏郎にしても、戦後日本映画は、じつは〈かわいい少年のような純粋な男たち〉を一貫してヒーローとして描いてきたのだ、という発見もあって、面白かった。
かねてから、戦後日本の戦争映画が作ってきた「戦争」の表象と記憶について考えてみたいと思っていたが、本書はその入口として相応しい内容と思う -
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文庫化してからようやく入手できました。文庫に追加された内容もあってラッキー。
当初、サンキュータツオが指導者、春日太一が受講者として出発したBL講義が、途中春日さんのナニカが開眼してあるカムアウトをすることで、一瞬攻受が逆転し、後にお互いがお互い対等な関係になっていく姿に心打たれました。
(タツオ×春日→春日×タツオ→タツオ⇔春日)
BLという現象(とあえて書く)についてロジックを学ぶと共に、共著の二人の関係性の変遷を通してBLがどういうものか間接的に読み取れる、二倍おもしろく読めました。
…しかしつくづく自分の中では、オリジナルなカップリング妄想する種というか元が枯渇したんだなー…と実感した -
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ベテラン俳優インタビュー集、第2弾。
「週刊ポスト」に連載されているが、かなりカットされている。春日太一はあまり登場せず俳優の言葉をつなげているスタイル。春日太一が深い知識と愛情があるのでこれだけの言葉を引き出させているのだということが分かる。スターにはスポットライトがあたるが、こうした名バイプレーヤーの言葉を集めたものがなく、もったいないことがよく分かる。含蓄ある言葉のなんと多いことか。
今回は、織本順吉、加藤武、宝田明、山本學、左とん平、中村嘉葎雄、上條恒彦、山本圭、石坂浩二、藤竜也、橋爪功、寺田農、江守徹、西郷輝彦、武田鉄矢、火野正平、勝野洋、滝田栄、中村雅俊、笑福亭鶴瓶、松平健、佐 -
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試し読み
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春日太一『仁義なき日本沈没』再読
昨年シネ・ヌーヴォで行われた「生誕百年 追悼 橋本忍映画祭』で恐らく40ン年ぶりにスクリーンで観た『日本沈没(1972)』に激しく心を揺さぶられたので『日本沈没』の製作過程を追体験したくなり本書を久しぶりに紐解く。
全六章の内『日本沈没』そのものについて語られるのは実は第四章のみ。
本書の主眼は東宝と東映の栄枯盛衰を俯瞰で線状に記録していく事にある。
だからこそこの第四章における現場の声の記録が生々しくて面白い!
特に特技監督中野昭慶(30代)が橋本忍(50代)に語る言葉のカッコ良さと言ったら‼️
2018年3月に大盛堂書店で行われたイベント
「これまで -
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著者のトークイベントで購入。
時代劇研究家である著者が、自らの映画遍歴(「泥沼」体験)を語るエッセイ。週刊文春のコラムが元になっている。この手のコラムは往々にしてセンチメンタルな自分語りになりがちだが、本著は研究者らしくあくまでもドライな文体だ。その中で、作品への熱い思いがかいま見えるのがおもしろい。また、著者と自分が同じ歳なので、同世代人の記録として共感する部分も多かった。
文末のライムスター宇多丸との対談では、「映画ファン」である自分と「映画の有識者」である自分の葛藤や、読者・リスナーとの距離感の話が興味深い。
本職である時代劇研究の取材の裏話も豊富。ラジオを中心とした著者の語り仕事し