春日太一のレビュー一覧

  • 役者は一日にしてならず
    このインタヴューの男優の人から、よく名前が挙がる
    高倉健、若山富三郎、勝新、大瀧秀二、志村喬
    やはり俳優としてだけじゃなく、生き方、人柄も魅力的だったんだろうな。

    蟹江敬三、夏八木勲なもう他界してしっまったね。
    このインタヴューが読めてよかった。
  • 役者は一日にしてならず
    ま、つまり、年配の男優さんのインタビュー集なんです。
    ただ、一応ねらいとして、女性遍歴とかではなくて、「芝居と言う仕事に取り組んできた歴史」という切り口が意識されている、ということですね。
    夏八木勲、蟹江敬三、平幹二朗、松方弘樹、千葉真一、中村敦夫、林与一、近藤正臣、前田吟、平泉成、杉良太郎、綿引勝...続きを読む
  • なぜ時代劇は滅びるのか
    役者・監督・プロデューサー・脚本家、実名を出して歯に衣着せぬ評論を展開している。著者の時代劇に対する熱い思いを感じる。
  • なぜ時代劇は滅びるのか
    時代劇がほとんどやらなくなった今どうしてこんなに衰退したのかどうか論じた本。役者と制作サイドを経済的な支えみたいなものがなくなったせいでどんどんとクオリティーが下がったという意見はほぼ同意。まあ、それは時代劇だけじゃなくて、他のテレビ番組に言えることだけどね。あと、大河がどんどんと朝ドラ化している、...続きを読む
  • なぜ時代劇は滅びるのか
    分析は平板なのだが、個人的には色々考えさせられた。時代劇が本質的にファンタジーなら、今、その遺伝子は漫画やラノベに息づいていて、「るろうに剣心」がその後継者なんだろう。
  • 仲代達矢が語る 日本映画黄金時代
    1932年生まれの、俳優・仲代達矢さん。

    仲代さんがご自分のキャリアを振り返り、語った内容を。日本映画史研究家・春日太一さんが、書いて本にしました。
    春日さんは1977年生まれ。お若いですね。でも、最近、割と精力的に日本映画史の本を出しているような気がします。
    どれも、視点は定まっているし、好感が...続きを読む
  • 仁義なき日本沈没―東宝vs.東映の戦後サバイバル―
    マンションで読む。再読です。題名と中身は異なります。本来、戦後日本映画史だと思います。でも、面白いです。
  • 仲代達矢が語る 日本映画黄金時代
    仲代達矢氏へのインタビューを再編し、名監督・名優たちとのエピソードを交えながら日本映画の全盛期の様子を伝える。数多くの出演映画に関する内容から映画俳優としての氏の強い存在感を再認識するとともに、演技に対して妥協を許さない役者としての矜持が窺われる。
  • 仲代達矢が語る 日本映画黄金時代
    読み進むうちに、日本映画を見てみたくなった。でも洋画を含めても、『椿三十郎』を凌ぐラストシーンは、私には思いつかない。いいなぁ、室戸半兵衛…
  • 天才 勝新太郎
    イオンモールで購入する。バスの車中、ドトールで一挙に読む。正直、期待ほど面白くない。ただし、面白くないわけではない。期待が高すぎただけです。僕のこの俳優への認識は、「迷走地図」、「中村玉緒」、「大麻」です。多分、この認識が世の多数派でしょう。第1に、幹部候補生ではなかった。最初は、ゲテモノ映画ばかり...続きを読む
  • 仁義なき日本沈没―東宝vs.東映の戦後サバイバル―
    1973年までに至る、東宝と東映の歴史を描いている。

    戦後の日本映画の歴史を辿るには最適の一冊と言える。
    と同時に、この当時に形作られたシステムが現在にまで
    及んでいる事が分かる。

    映画ファンには必須の本と言える。

    いずれ映画も、また衰退の時期を迎えると思うが、
    そんな中でもいかに時流をつかむ...続きを読む
  • 仁義なき日本沈没―東宝vs.東映の戦後サバイバル―
    「仁義なき戦い」と「日本沈没」が制作され、大ヒットを飛ばす直前の東映、東宝両社の混迷ぶりがよく分かった。
  • 天才 勝新太郎
    どんな仕事でも期日などの制約のため、質を犠牲にしているのに、
    勝新はそれに耐え切れなかった。
    そればかりは、耐えているやつにも我慢ができなかった
    仕事がなくなり、部下の交友関係にも影響がでてもなお、自分の理想を求めるところは、狂人と呼びながらも尊敬してしまう。
  • 天才 勝新太郎
    「妥協をするくらいなら、何もしないことを選ぶ。それが勝の生き方。勝新太郎を満足させられるのは勝新太郎しかいない。」