岸政彦のレビュー一覧

  • ビニール傘

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    描写が細かくて人の人生を覗き見しちゃった感。
    ちょー良い。途中まですっごい共感してたのに最後ちょっとよく分かんなくて掴めない感じ。
    良い。
    あと写真がなんかエモくて良い

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    2023年07月13日
  • ビニール傘

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    作者が岸政彦さんの初小説という事で読んでみた。 何かしら短編映画のワンシーンを文字に表した感じの内容だった。始終、諦念感が漂う話でした。

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    2023年07月01日
  • 図書室

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    小学生の頃に通った図書室の回想とそこそこに歳を重ねてひとり暮らす主人公の何でもない静けさが良かった。作者の自伝エッセイも良かった。

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    2023年01月09日
  • ビニール傘

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    7年前の大坂が舞台。時間が移動しながら物語が進む。二つ目の作品は、少し悲しくて、主人公が生きる気力を取り戻してくれるのかしら。人が大事にされない、不安定な世の中を映している。
    息子の残して行った本。息子を思いながら読み終えた

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    2023年01月07日
  • 東京の生活史

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    ネタバレ

    家、ついて行ってイイですか?みたいな本。

    1,200ページあり、二段書きなので読み応え十分。

    書き出しを読んで斜め読みで終わらせるストーリーと、じっくり読んじゃうストーリーと、色々あった。

    太平洋戦争を挟んだ話や、在日、LGBT、風俗、生活保護、どら息子、男女雇用機会均等法、バブル、東日本大震災、、、
    色々あって、今がある。

    なんとなく道ですれ違った人にも、こんなストーリーがあるのかな??

    自分の人生は幸せなんだろうか??

    など、色々考えさせられる本。

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    2022年08月08日
  • リリアン

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    ネタバレ

    この著者初めて知りました
    社会学者なんですって

    大阪弁がええなあ
    会話と風景が切り離されてなくて
    静かにそして重く淡々と進んでいく
    日常
    二人の今と過去
    浮遊するような沈むような

    ジャズの知識はぜーんぜんないけど
    なんか音が聴こえてきた
    しらんけど

    リリアンは覚えてるで
    はやっとったから
    すっかり忘れとったけど

    ≪ 大阪は おもろい街や しらんけど ≫

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    2022年08月02日
  • ビニール傘

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    「ビニール傘」
    大阪の片隅に暮らすどうしようもない若者たち。語り手が次々にかわり、話と話が繋がっているような繋がっていないような、よく掴めない。そういうものとして読めてくる。

    「背中の月」
    喪失と向き合う男性の心情。隣の席の看護師が話してた、どうでもいい会話を繰り返す思い出すのもリアル。

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    2022年07月08日
  • ビニール傘

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    ビニール傘の役割をどう理解するかによって、解釈の違いで出てくる作品だと思った。

    ・いくらでも替えが効く関係性
    ・世界と2人を隔てる薄い膜、境界線

    正反対の性質だけど、どっちにもとれる。

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    2022年06月12日
  • 図書室

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    <大阪の下町>という場所に宿るノスタルジックな感傷を綴った二編。
    時代も生まれも育ちも違い、縁がないはずなのに、なんだか「ここに帰りたいなあ」と思ってしまう不思議な魔力がありました。
    子ども時代や青春の回想って、たとえ見知らぬ場所だったとしても、その土地に根付いた暮らしが丁寧に描写されるほど、心の繊細な部分を呼び起されるなあと思います。

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    2022年01月18日
  • ビニール傘

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    ネタバレ

    大阪の最下層で暮らす男と女。安い、ゴミにようなものに囲まれ、食べ物すらゴミを食べているかのように感じられる生活。
    詳細に描写される汚い部屋や無為な生活に感覚が麻痺しつつ、嫌悪感に満ちる男の眼差し。
    ああ、この人はもっと上から落ちて来たんだろうと思った。最初から安い暮らしで育ったならばここまで皮肉に思わないのじゃないか。
    あとで著者が博士を取る前に4、5年日雇生活を送り、その時の体験をもとに書いたと知る。なるほど納得。
    底辺のパワーや生命力がなく、静かに日々を消化する。そして密かにちょっとずつ傷ついていく。そんな気がした。
    話の筋はわかりにくい。男が複数いるようにも思え、女がどの女だかわからなく

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    2021年11月19日
  • リリアン

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    くたびれたジャズベーシストと、年増のスナックホステスの恋愛譚。
    本当になんてことない話なのだけれど、妙に胸に迫るのは年が近いからか。年増のホステスと僕ほぼ同い年なんですね。
    人生に対する諦めや、まだ先が有るのではないかという希望と、愛情なのか友愛なのか分からない好意。何も妨げるものは無いのに、どうしてか踏み切れない。
    音楽で食べて行けているけれど、先細りは必至だし技術的にもこれ以上は見込めないというくすぶりと、誰かの心を背負う事の重さにおびえる気持ちなのでしょうか。
    最後まで読んでも心の動きの深い所は書いていないので、読んで推し量るしかありません。色々考えてしまう本だし、淡く記憶に残って消えて

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    2021年11月15日
  • 図書室

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    一人暮らしの女性が、40年前くらいの小学生だった頃を回想する話とエッセイがひとつ。
    スナック勤めの母親。でも、寂しい小学生時代とは感じられなかった。この子には図書室があった。猫もいた。母の作ってくれたカレーもあった。
    母親を早くに亡くしてしまっても、引き取ってくれた親戚の人達は良くしてくれたし、今、この歳で独身でも決して不幸ではない。
    人によって、価値が異なるということを強く感じた。
    何が幸せなのかは、自分で決めるものなんだなぁ。

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    2021年09月12日
  • 図書室

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    表題作の方は、小学生の会話と行動がどうにもしっくりこず、最後まで入り込めなかった。土曜日の半ドンの風景や空気感のリアリティは自分も同様の経験がありよく描かれていると思えるのだが、小学生二人の距離感と感情の細部が読み取れなかったのが残念。
    給水塔の方は小説ではなく、著者の実人生と大阪の街々との関わりを描くエッセイ。80年代から今までのが街の変遷やそれでも変わらない性格が浮かび上がる。

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    2021年09月12日
  • リリアン

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    心の隅に追いやっていた過去や、期待を抱かなくなった未来を無理せず自然にこぼすことのできる相手がいるのはいい。日々を穏やかに支え合って過ごせる関係。

    会話の中に生まれる波長、湿度が綺麗に編み込まれていて、リリアンのように長くか細く美しく連なっている。
    鉤括弧のない会話が独特で心地よさあり。

    閉園後の暗闇でのデートがとても素敵だった。
    二人の脳が一瞬繋がって溶け合う感覚。

    情景、手の動きで心に訴えてかけてくる文章。
    ドラマチックな出来事はない。心が穏やかになる小説。人生に疲れを感じ始めた人や、関西が恋しい人は好きかもしれない。

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    2021年09月12日
  • ビニール傘

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    (いま感想文用のノートに手書きで書いているのだけど、「傘」っていう漢字が全然上手に書けなくて悲しみ。)

    「断片的なものの社会学」以来、それまで全然知らなかった岸政彦さんという社会学者/作家の方にすこぶる興味を持って、著作をあれこれ読み漁っている。

     この小説は、おそらくカップルと思われる男女のそれぞれの視点から、彼らの出会いや日常生活が淡々と語られる。前半が男性側、後半が女性側。決して裕福ではなく、ほとんど定職にもついていないような二人。汚い部屋。塞ぎ込む彼女。日雇いの肉体労働。付き合ってすぐの頃の思い出、明るかった彼女。波打ち際。だらだらと始まってだらだらと終わる関係。自分と無関係なよう

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    2021年09月02日
  • リリアン

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    会話調で、急に話が飛んだり、終わったりの不思議な文体。大阪やジャズや夜の商売のやるせなさ感はよく出ている。

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    2021年08月27日
  • 社会学はどこから来てどこへ行くのか

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    社会学者4人がリレー形式で行った対談の記録。

    理論、量、質という異なる領域の専門家が対談することで、ひとことで社会学といっても、研究の対象や手法などがかなり広く、どれか1つが正しいというものでもない、ということがよくわかる。
    でも、こうした交流を通じ、より多角的な分析、理解に繋がるとよいと思う。

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    2021年06月26日
  • ビニール傘

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    繋がりが難しいが、所々既出のフレーズでリンクしている部分が面白かった。
    不思議と読んでいられた
    嬉しいときよりも、不幸な時の方がどうしようもなく2人に感じる、みたいな部分が、真理かもしれないと思った

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    2021年06月16日
  • リリアン

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    地元の大阪の土地柄というか、大阪の街が
    表現されていることろが、心に残る感じです。
    万博・北新地・西天満・南森町・大阪北港・我孫子・
    天王寺・蒲生・・・・・・
    粘着性のある土地の感覚。
    お話しの内容は、淡々と大阪の街を歩きながらながれていく感じ。

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    2021年05月01日
  • リリアン

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    大阪の片隅で出逢った、音楽で細々と生計を立てるジャズベーシストの男と、小さなバー『ドミンゴ』でアルバイトをしている美沙。
    二人の他愛のない会話文がシーンの半分ほどを占めており、鉤括弧をつかわずに羅列されるそれらはとても象徴的で、見事に独特な雰囲気をつくりあげていた。
    そのなかに、"もっかいリリアンの話して。"と美沙が幾度もくりかえしねだるエピソードがある。
    男が小学生だったころ、仲間はずれにされていたクラスの女の子が独り無心でリリアンの紐を編み続ける姿。その光景がむしょうに忘れられずに折に触れて思い出してしまう、という話。
    言葉ではうまく説明はつかないけれど意味を持つ、男の

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    2021年05月27日