岸政彦のレビュー一覧

  • 図書室

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    小学生のあの頃、、、
    懐かしい記憶が蘇る、、、
    そんな一冊


    土曜日は半ドン
    昼から半日だけが休みだった
    途中から第2、第4土曜は休みになったはず


    給食の牛乳は複雑な三角形をしたパック
    途中からビンに変わったはず


    好きな女の子にちょっかいを出す
    度が過ぎて泣かしてしまう
    途中から後悔したはず


    違う小学校に友達ができる
    サッカーをしていたから
    最初の頃は話はしないけど
    途中からめっちゃ仲良しになったはず


    嫌な感じのおばちゃん先生がいたり、、、
    ときどきうんざりする友達がいたり、、、
    学校は楽しいけど行きたくないときがあったり、、、


    あの頃の懐かしい記憶が蘇る、、、
    そんな一

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    2024年08月28日
  • 大阪

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    柴崎さんはともかく、岸さんのパートは大阪ワナビーのおっさんの自慢とも蘊蓄とも取れない昔語りだった
    若い頃はやんちゃしてたな〜おっさんになってからもこんな悪い友達がいたんだぜ〜みたいな、飲み屋で隣に座ったおっさんが聞いてもないのに延々と語ってくる様に似た読後感

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    2024年08月06日
  • 質的社会調査の方法――他者の合理性の理解社会学

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    ◾️他者の合理性を理解する
     こうした、私たちにはあまり縁のない人びとの、一見すると不合理な行為選択の背後にある合理性やもっともな理由のことを、ここでは「他者の合理性」という言葉で表現したいと思います。社会学、特に質的調査にもとづく社会学の、もっとも重要な目的は、私たちとは縁のない人びとの、「一見すると」不合理な行為の背後にある「他者の合理性」を、誰にもわかるかたちで記述し、説明し、解釈することにあります。

     質的調査の社会学の仕事は、いろいろありますが、つきつめて考えると、この「行為の合理性の理解」ということに尽きます。人びとの行為や相互行為、あるいはその「人生」には、必ず理由や動機が存在

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    2024年07月26日
  • 大阪

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    たしか座間味に行ったんだと思う。夕方、誰もいない浜辺で撮った写真が、たしかかあったはずだ。どこに行ったんだろう。彼女はたしか黄色いワンピースを着ていたと思う。たしか、たしか。思う、思う。

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    2025年10月21日
  • にがにが日記

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    「自分のエクストリームな体験や当事者性やアイデアで書けるのは一冊だけ。あとは『型』と『練習』。音楽でも文章でも学問でも同じ」(p.49)
    すきな作家はいつも、同じことを違う言葉で書く。それが彼らの「型」なのだ。
    電車が停まったとき、誰か亡くなったのかなと思える感性をうしなわずいたい、と綴る筆致はやわらか。一方で、「生きづらさをなくそう」「居場所をつくろう」といったふよんふよんした言説には一つ線を引く。わたしが引かれた哲学も確か、じゃなくて、殴ったら殺されそう(殺せそう)な煉瓦みたいな硬質な思想であった。
    白眉は書き下ろしの「おはぎ日記」。実家の犬の最期も不思議だった。家族がそろえる日を選ぶかの

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    2024年06月01日
  • 所有とは何か ヒト・社会・資本主義の根源

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    面白かったけどなかなか難しかった。
    3〜5章は特に。
    5章は、世界システム論から所有を語っているということで大変関心を持って読んだ。
    世界システム論と所有の接続ポイント(「外部の内部化」=収奪)まではよく理解できたが、その後、リオリエントのくだり以降は議論を追えなくなってしまった。
    1章は、新聞記事を並べるだけじゃなくてもう少し論じてほしかった。
    あの新聞記事と所有権の解体には飛躍があるのに、そこを埋める議論が抜けている。
    戦後沖縄の空気感はよく伝わった。

    圧倒的にわかりやすく面白かったのは2章。
    さすが小川さやかさん。
    どうしたら私は所有の欲望まみれのこの私から解放されるだろう?という問い

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    2023年08月08日
  • 所有とは何か ヒト・社会・資本主義の根源

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     岸政彦さんのファンなので(文章も好きだし、Twitterのぼやきも好きだし、声も好きだし、顔も大好き)、岸さんが書いたもの、関わった書籍は全部読むと決めている。でもこの本は専門性が高くて、特に岸さん以外の方の論文は、門外漢の私にはどれも難しすぎた。何回か中断と再開を繰り返してなんとか読破したけれど、ここに書けるような感想は得られず、「読み終わった」という事実だけが残った。しょぼん。

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    2023年07月21日
  • ビニール傘

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    描写が細かくて人の人生を覗き見しちゃった感。
    ちょー良い。途中まですっごい共感してたのに最後ちょっとよく分かんなくて掴めない感じ。
    良い。
    あと写真がなんかエモくて良い

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    2023年07月13日
  • ビニール傘

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    作者が岸政彦さんの初小説という事で読んでみた。 何かしら短編映画のワンシーンを文字に表した感じの内容だった。始終、諦念感が漂う話でした。

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    2023年07月01日
  • 図書室

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    小学生の頃に通った図書室の回想とそこそこに歳を重ねてひとり暮らす主人公の何でもない静けさが良かった。作者の自伝エッセイも良かった。

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    2023年01月09日
  • ビニール傘

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    7年前の大坂が舞台。時間が移動しながら物語が進む。二つ目の作品は、少し悲しくて、主人公が生きる気力を取り戻してくれるのかしら。人が大事にされない、不安定な世の中を映している。
    息子の残して行った本。息子を思いながら読み終えた

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    2023年01月07日
  • リリアン

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    ネタバレ

    この著者初めて知りました
    社会学者なんですって

    大阪弁がええなあ
    会話と風景が切り離されてなくて
    静かにそして重く淡々と進んでいく
    日常
    二人の今と過去
    浮遊するような沈むような

    ジャズの知識はぜーんぜんないけど
    なんか音が聴こえてきた
    しらんけど

    リリアンは覚えてるで
    はやっとったから
    すっかり忘れとったけど

    ≪ 大阪は おもろい街や しらんけど ≫

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    2022年08月02日
  • ビニール傘

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    「ビニール傘」
    大阪の片隅に暮らすどうしようもない若者たち。語り手が次々にかわり、話と話が繋がっているような繋がっていないような、よく掴めない。そういうものとして読めてくる。

    「背中の月」
    喪失と向き合う男性の心情。隣の席の看護師が話してた、どうでもいい会話を繰り返す思い出すのもリアル。

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    2022年07月08日
  • ビニール傘

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    ビニール傘の役割をどう理解するかによって、解釈の違いで出てくる作品だと思った。

    ・いくらでも替えが効く関係性
    ・世界と2人を隔てる薄い膜、境界線

    正反対の性質だけど、どっちにもとれる。

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    2022年06月12日
  • 図書室

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    <大阪の下町>という場所に宿るノスタルジックな感傷を綴った二編。
    時代も生まれも育ちも違い、縁がないはずなのに、なんだか「ここに帰りたいなあ」と思ってしまう不思議な魔力がありました。
    子ども時代や青春の回想って、たとえ見知らぬ場所だったとしても、その土地に根付いた暮らしが丁寧に描写されるほど、心の繊細な部分を呼び起されるなあと思います。

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    2022年01月18日
  • ビニール傘

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    ネタバレ

    大阪の最下層で暮らす男と女。安い、ゴミにようなものに囲まれ、食べ物すらゴミを食べているかのように感じられる生活。
    詳細に描写される汚い部屋や無為な生活に感覚が麻痺しつつ、嫌悪感に満ちる男の眼差し。
    ああ、この人はもっと上から落ちて来たんだろうと思った。最初から安い暮らしで育ったならばここまで皮肉に思わないのじゃないか。
    あとで著者が博士を取る前に4、5年日雇生活を送り、その時の体験をもとに書いたと知る。なるほど納得。
    底辺のパワーや生命力がなく、静かに日々を消化する。そして密かにちょっとずつ傷ついていく。そんな気がした。
    話の筋はわかりにくい。男が複数いるようにも思え、女がどの女だかわからなく

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    2021年11月19日
  • リリアン

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    くたびれたジャズベーシストと、年増のスナックホステスの恋愛譚。
    本当になんてことない話なのだけれど、妙に胸に迫るのは年が近いからか。年増のホステスと僕ほぼ同い年なんですね。
    人生に対する諦めや、まだ先が有るのではないかという希望と、愛情なのか友愛なのか分からない好意。何も妨げるものは無いのに、どうしてか踏み切れない。
    音楽で食べて行けているけれど、先細りは必至だし技術的にもこれ以上は見込めないというくすぶりと、誰かの心を背負う事の重さにおびえる気持ちなのでしょうか。
    最後まで読んでも心の動きの深い所は書いていないので、読んで推し量るしかありません。色々考えてしまう本だし、淡く記憶に残って消えて

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    2021年11月15日
  • 図書室

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    一人暮らしの女性が、40年前くらいの小学生だった頃を回想する話とエッセイがひとつ。
    スナック勤めの母親。でも、寂しい小学生時代とは感じられなかった。この子には図書室があった。猫もいた。母の作ってくれたカレーもあった。
    母親を早くに亡くしてしまっても、引き取ってくれた親戚の人達は良くしてくれたし、今、この歳で独身でも決して不幸ではない。
    人によって、価値が異なるということを強く感じた。
    何が幸せなのかは、自分で決めるものなんだなぁ。

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    2021年09月12日
  • 図書室

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    表題作の方は、小学生の会話と行動がどうにもしっくりこず、最後まで入り込めなかった。土曜日の半ドンの風景や空気感のリアリティは自分も同様の経験がありよく描かれていると思えるのだが、小学生二人の距離感と感情の細部が読み取れなかったのが残念。
    給水塔の方は小説ではなく、著者の実人生と大阪の街々との関わりを描くエッセイ。80年代から今までのが街の変遷やそれでも変わらない性格が浮かび上がる。

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    2021年09月12日
  • リリアン

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    心の隅に追いやっていた過去や、期待を抱かなくなった未来を無理せず自然にこぼすことのできる相手がいるのはいい。日々を穏やかに支え合って過ごせる関係。

    会話の中に生まれる波長、湿度が綺麗に編み込まれていて、リリアンのように長くか細く美しく連なっている。
    鉤括弧のない会話が独特で心地よさあり。

    閉園後の暗闇でのデートがとても素敵だった。
    二人の脳が一瞬繋がって溶け合う感覚。

    情景、手の動きで心に訴えてかけてくる文章。
    ドラマチックな出来事はない。心が穏やかになる小説。人生に疲れを感じ始めた人や、関西が恋しい人は好きかもしれない。

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    2021年09月12日