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Posted by ブクログ
社会学者・岸政彦さんの小説。
大阪を舞台にした2作品『リリアン』『大阪の西は全部海』が収録されている。
岸さんの『断片的なものの社会学』という本がとても面白かったので、どんな小説を書いているんだろう?と気になって読んでみた次第。
決してバッドエンドなわけではないが、優しさの中にもの哀しさが漂う読後感。
岸さんの研究手法は、街中でごく普通に暮らす人々にとにかくインタビューをしていくというもので、関係があるかは分からないが小説の中にも印象的なエピソードがたくさん盛り込まれていた。
動物もよく登場するので、『断片的なものの社会学』で岸先生の人となりを知った後だとついつい重ねて読んでしまう。→優しさの要素?
北新地、淀川、和歌山、万博公園など地名が出されることによって実際にあった出来事のように感じる。→哀しさの要素?
ジャズ、太陽の塔好き、妊娠や子ども関係で辛い思いをしている人におすすめしたい。
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