佐竹美保のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ちょっと教育的指導(笑)が入りすぎている気がしたので
三ツ星ですが、ほんと、悪くはないです。
両親に先立たれたベッツィーはおばさんのところに預けられます。
おばさんはベッツィーをこき使い、意地悪三昧・・・
ということはなくて、とっても親切に、心を砕いてお世話をしてくれます。
けれどもベッツィーは、すぐ泣く、弱々しいやせっぽっちに育ってしまいます。
そんなおばさんのところから、
下品で荒々しいとおばさんが忌み嫌う田舎の農場の親戚のところへ
行かなくてはならなくなったベッツィー。
田舎暮らしで心も体もメキメキ丈夫になるっていう話しです。
子ども自身が持っている力を伸ばすのが教育、
というとても大切なことが書いてあるのですが、
いかんせんその辺があまりに教育的配慮にみちみちていて、
大人はちょっとシラケてしまうかな。
子どもたちはそれほど気にしないで楽しむと思う。
なかなか勇気を持って行動できない女の子の励ましになるかも。 -
Posted by ブクログ
恋をして、そのひとのことで自分の中がいっぱいになってしまうキキ。
とんぼさんが夏休みには帰ってくると考えていて、けれど思う通りにはならなくてイライラしちゃったり、誰かから褒められチヤホヤされたりして、ちょっとふわふわ浮かれちゃう気持ちも判る。
思春期の不安定さが良くでていた巻だった。
仕事は仕事、と本気で取り組んだりせず「少しくらいなら……」と自分に甘えちゃうところとか、
楽しみにしていたことが取り上げられるようで、親切にしてくれる人に疑心暗鬼になっちゃったり、決して聖人君子ではない。そんなキキに「あぁ、もう、そんなことしちゃダメでしょう」とついお節介風吹かせてしまう私。
それでもここにいるキキは、なんて等身大の女の子なんだろうか。
私が彼女の年頃だって、
毎日好きな子のことで頭はいっぱいだったし、
少しでもラクしようとしたり、自分に甘かったりしてたよな・・・って、あれれ。今も変わらないかも、しれない……(汗) -
Posted by ブクログ
ネタバレ小さい頃から親に言われて来た言葉は
こころをしばる、という表現があったのですが
凄く良く分かります。
何か望む時、
それが親の言葉と反するものであったりすると
例えば悪い事ではない事であっても
自然にひかえてしまう、回避したり諦めてしまう。
親から伝わるものって大きいんだな、としみじみ思ったり。
子供が親から受ける影響のなんと大きい事か。
このシリーズ、最初の一冊目はただの児童書という印象が強かったのですが
だんだん深いところに触れて来て
色々思い返したり反省したり
大人になってから読んでも良い本だなあと思いました。
成長して行く心の葛藤や
親の心や思い、
魔女の話なのに魔女、といより「人」を強く感じます。
心の成長、親の温かさ、伝え受け継ぐという事、他人と関わって生きるということ、自分が1人で立つという事…
人生の中のヒントあれこれが詰まった本です。 -
Posted by ブクログ
ふたつの物語が併走して全体が進んでいく。
ひとつは、突然幽霊がクラスメートになって戸惑う主人公の視点、
もうひとつは、その幽霊が何十年も前に大好きだったという幻の連載小説そのもの。
前者は、いわゆる普通の小学校5年生の日常が描かれていて、
後者は、魔女の呪いにとらわれた哀しい少女たちが、
どうにかしてそこから自分たちと世界とを救おうとする話が描かれている。
全くテイストが違う両者なのだが、根底では、
「死んだものがよみがえるということ」という同一のテーマで繋がっている。
淡々としたタッチの魔法の国での話も予想外に惹きつけられて、
一気に全部読んでしまった。
面白い。
のだが、柏葉ファンとしては、
もっと登場人物たちに大胆に冒険して貰いたかったというか、
もっと文量が多くなってもいいから、
幽霊の女の子や「帰命寺」の謎を深めて深めて深めて、
そしてじわじわと紐解いて欲しかった、気もする。
猫のキリコも水上さんも、キャラが立っているだけに、
もっと動き回るところが見たかったなぁ。