佐竹美保のレビュー一覧
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ふたつの物語が併走して全体が進んでいく。
ひとつは、突然幽霊がクラスメートになって戸惑う主人公の視点、
もうひとつは、その幽霊が何十年も前に大好きだったという幻の連載小説そのもの。
前者は、いわゆる普通の小学校5年生の日常が描かれていて、
後者は、魔女の呪いにとらわれた哀しい少女たちが、
どうにかしてそこから自分たちと世界とを救おうとする話が描かれている。
全くテイストが違う両者なのだが、根底では、
「死んだものがよみがえるということ」という同一のテーマで繋がっている。
淡々としたタッチの魔法の国での話も予想外に惹きつけられて、
一気に全部読んでしまった。
面白い。
のだが、柏葉ファンとして -
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結婚して母親になったその後、といえば、当然子供達の話。
主人公は誰? という状態にはなっていましたが
今までの人達が、そこかしこに登場していました。
当然女の子が産まれると思っていた所に、男女の双子。
しかも性格は正反対で、魔女になりたいと思うのは男の子。
なろうかどうしようかと思うのは女の子。
母親はやきもきするし、娘は特別な自分になろうかどうかとうろうろしてるし
息子はなれないかと悪あがき中。
どうみても(?)娘のやりたい放題に目が行きます。
どこが弟の事を思っているのか、という感じがしますが
そういう文章が出てくる、という事は、思っている…んですよね?
とはいえ、背中を蹴られた状態と -
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離れ離れの日々が続いて、ついに戻ってくるだろう夏休み。
なのに肩すかしをくらって、がっくり状態。
何を意地になって会いに行かないのか…。
とはいえ、何だか微笑ましいものがあります。
子供達も大きくなって、昔撃ち落としてくれた男の子が泊りにきたりで
いつまでも子供は『子供』ではない状態に。
それを横目に、大人はやっと『大人』になった、という感じです。
柔らかくしてあるとはいえ、去って行ってしまった人がいます。
かと思えば、一緒に未来を紡ぐ事になった人もいます。
そして、未来が細くなってしまった…と思った人もいます。
何だか今回は、別れと出会いと出会うべきもの、が
たくさん詰まっていたような -
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ネタバレ魔法呪文作りで名高い二つの家が反目しあう、イタリアの小国カプローナでのトニーノの冒険。
大魔法使いクレストマンシーシリーズの一作。トニーノはあまり魔法が上手に使えないが猫と話ができる魔法の名家の子供。失われた歌を取り戻すことにより、国の危機を乗り越えることができるらしいが、その歌の在処がみんな分からない。途中でトニーノの姉とアンジェリカの兄が結婚していたというロミオとジュリエット的な展開も読める。パオロとレナータも仲良く行方不明になった弟・妹を探すし、両家はおそらく仲良くあっただろう。
人形に姿を変えられ、魔女に見つからないように館を脱出する下りはどきどきしながら読めた。 -
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ネタバレ大魔法使いクレストマンシーシリーズ。主人公は次期クレストマンシー候補のキャット。
もう一人の主人公といえるのがマリアン。彼女はこっそりと魔法を悪用している町に住む少女で、痴呆気味のおばあさんと暮らしている。機械技師になりたい兄はクレストマンシー城に密偵として送り込まれるがクリストファーの息子ロジャーと意気投合して飛行機を作ったり、ジュリアとジャネットがほしがった馬のシラクーザがキャットと心が通うようになったり。わくわくするような日常、古きものを解放する冒険だ。マリアンはきっとキャットにとってのいい伴侶になりそうだし、今後の展開にも期待が持てそう。 -
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ネタバレ大魔法使いクレストマンシーの一作。主人公はコンラッド。
このシリーズはクリストファーといい、大人に振り回される子供がかわいそうすぎる。子供を利用して悪事を企む大人の多さに絶望しそうだ。
今作のコンラッドも金に汚い叔父や無関心な母に振り回される。業が悪いなどだまされて進学する道を閉ざされ、変な屋敷で働くことにされるなんてむちゃくちゃだ。クリストファーとミリーの件は双方のコミュニケーション不足、屋敷でこき使われるのはそれが仕事なのだからそれほど酷いとは思えないが、コンラッドの進路の件はかわいそうすぎる。
可能性の世界を操って悪巧みをする一家は最終的に罰せられるのですっとはする。後、今更ながらキャ -
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大魔法使いクレストマンシーシリーズの第3作。才能のある気の強い姉と才能がない気弱な弟の物語。
もうこの話は姉のグウェンドリンに腹が立ちっぱなしだ。こんなどうしようもない姉はいらないとしか思えないのだが、弟のエリック通称キャットには大切な存在らしい。姉が弟の魔力を引き出して使った上に、弟の命を犠牲に世界を渡る。しかも並行世界のジャネットが身代わりに自分たちの世界に引き込まれる。ジャネット以外の並行世界のグウェンドリンは皆身代わりになった場所により救われているというのもまた救いようがない。それでもその優しさがキャットがキャットである所以、らしさだとは思うのだがスッキリしない展開だった。 -
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大魔法使いクレストマンシーシリーズの第2作。前作でクレストマンシーとして違う世界に呼び出された青年の少年時代の物語。
不思議な夢を渡る能力があったクリストファーだが、その世界は自分のいる世界の並行世界だった。クリストファーはその並行世界のどこにも自分を持たない。そのため、9つの命を持っているとのこと。心を許した伯父は盗賊だし、母親はかまってくれないし、父親はわけがわからないし、引き取られた城は楽しくないし、人生詰んだ感があった彼。しかし、別の世界であった女神になっていた少女と、伯父の使いタクロイを助ける為に城の住人と協力し、成長していく。
タクロイを開放するために自分の命を差し出し、それが捉 -
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キキも19歳。この回で20歳の誕生日も迎えます。
年齢の割りにエピソードが幼いかな?と思われるところもありますが、本来児童書なのだから仕方のないことなのかも。児童書の主人公としては難しい年頃なのかもしれません。
「魔女の宅急便」は4冊セットで売られたりしているようですが、4巻まででやめといた方がよい、ということでしょうか?
でも、ずっとつきあってきた主人公のその後は気になるもの。不安定な乙女心の動きにやきもきしながら読み進みます。
先に読んだ小4の娘の「うぎゃ〜〜」との声に、なんかあったか!!と思ったりします。小学中学年向けですが、本当にそうなのか。もっともっと長いスパンでつきあい