石川英輔のレビュー一覧

  • 大江戸神仙伝

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    初出から20年以上になるらしい。
    江戸時代を時代劇的に見る観点とはまた別の視点から見ることができるようになるかも。お勧め。
    シリーズの1作目。

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    2009年10月04日
  • 雑学「大江戸庶民事情」

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    江戸庶民の実態を知るのに、石川さんの本ほど良い物は私は知りません。
    資料としても非常に役立っていますし、人間ってなかなか強かだな、と思います。
    石川さんの本は他にも「大江戸リサイクル事情」など面白いものがあり、小説よりはそちらをお勧めしたいです。

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    2009年10月04日
  • SF三国志

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    G星(魏)、W星(呉)、S星(蜀)の三星を舞台に、三国志の武将が活躍するスペースファンタジーです。桃園の誓いから赤壁の戦いまでを描いています。ですが、三国志演義そのものではなく所々アレンジしています。特に三国志で有名な赤壁の戦いの火計を、火を使わずにSFらしく表現したところは上手いと思いました。そういう所を見ると、作者のSF愛と三国志愛を感じます。三国志を抜いてもSFとして成り立ち、SFを抜いても三国志として成り立つぐらい良く出来た作品だと思います。

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    2009年10月04日
  • 大江戸神仙伝

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    随分昔に読んだ小説ですが文庫本で見つけたので読み直しました。タイムスリップものですが、江戸時代の考証がすばらしい。江戸時代の文化に興味がある方にお勧めです。

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    2009年10月04日
  • 大江戸生活事情

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    江戸時代は太平の世が200年続いたと言われます。我々は時代劇の中の世界観をそのまま江戸時代の暮らしと思い込みがちですが、実際はドラマのように毎週事件起こり、て犯罪者の裁判が頻繁に起こるようなことはなかったようです。
    「切り捨て御免」なんて状況も1件も起こらなかったそう。武士による暴力的な支配がまかり通る世の中なら、外国のように民衆によるクーデターや大規模な一揆などが起こっていたでしょう。そうならなかった事実は、江戸社会の合理的で平和な側面を物語っています。

    本書では年中戦争をして侵略や強奪をしている野蛮な国外の状況と、平和で安定した日本の状況を比較し、安易に西洋を模倣する明治以降の日本の変化

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    2025年11月18日
  • 大江戸省エネ事情

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    面白かった。
    小学生時代に、江戸の暮らしを調べる授業があり、その暮らしの無駄のなさに感銘を受けていました。

    大人になって改めて読んで、やっぱりいいなと思った。
    自動車に乗るのをやめようかなと考え始めました。
    将来は森で暮らしたい。

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    2025年04月24日
  • ニッポンのサイズ 身体ではかる尺貫法

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    メトリックはとても優れてると思うけど、過去の日本の度量衡も知ってみると感覚的に把握しやすいものが多くてそれなりに意義があったなあという感想。尺が歩幅を元にしているとかは確かにわかりやすい。まあ楽しく勉強になった雑学本だね。

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    2024年04月24日
  • 大江戸リサイクル事情

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    持続可能な社会のお手本は、日本である。もちろん、持続可能な社会を手放しで推奨できる体では、僕らはなくなってしまったけれど、世界が本気で持続可能な社会を目指すなら、江戸文化を輸出すべき。

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    2022年02月17日
  • 雑学「大江戸庶民事情」

    購入済み

    思ってたのと違った・・・。

    江戸の人って、なんて元気で堅くて生真面目で、今と違ってほとんどが人力だし大変なことが多いし、でも生きているな。自分では真似できそうにはないけど・・・・。

    #深い #タメになる #萌え

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    2021年12月22日
  • イラストでわかる ニッポンのサイズ図鑑

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    かつて使われていた度量衡や暦について、たくさんのイラストと共に解説した本。なんとなく知っていた単位も、その上下の単位とあわせて明確に解説されているので解りやすい。何より、影絵風なイラストがかわいいし、見出しのフォントがレトロかわいい。特に、注釈のフォントが手書き風文字なのがわたし的にすごくツボでした(そこかい)。暦についても多少は知っているつもりでしたが大小暦は知らなかったし、ましてやそれが浮世絵の発展に貢献したものだったとは初めて知りました。絵本のようなデザインで、気軽に読めるのがいいです。

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    2021年12月18日
  • 江戸時代はエコ時代

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    江戸時代は、太陽エネルギーだけを使って、生活の全てを賄っていたことが本当にすごいと思う。古着を着たり、川の水を飲んだり、食べものを捨てなかったり、家を持たないで借りたり、いろんなことが人の力だけでできていたのがすごいなと思う。
    今は便利になって、環境に影響が出ているから、もっと人とか自然の力で生きていける社会ができればいいと思う。

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    2021年06月12日
  • 大江戸番付事情

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    いつの時代もランキングが気になるようで、江戸時代には様々なことを番付にしていた。





    福島で地震と原発事故が起こってから今年で10年経過した。「世中当座帳」という震災景気で得をする人と損する人が分かる番付がある。





    2021年にこのような番付を出すと大炎上しそうだが、現代と違って、江戸の庶民にとって火事が起こると社会を活性化する作用があった。





    右が得する人で、左が損する人が載っている。一段目は、右が土方人足で、左が風雅聞人だ。聞人とはゆうめいじんを意味する。二段目は、右が材木屋で左がぜいたくやというぜいたくな商品を扱う商売を意味する。




    何が得して損するのか想像が

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    2021年05月08日
  • 大江戸省エネ事情

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    一日一人当たりのエネルギー消費量を江戸時代は0キロカロリー、現代は化石燃料だけで100000キロカロリーとして、基本的な衣食住だけでなく、江戸時代の文化、生活様式を比較しながら現代の「豊かな生活」に警鐘を鳴らす一冊。読みやすく、面白い。
    「目先の安楽のために膨大なエネルギーを使いながら発展成長し続けることが、はたしていつまでできるのだろうか。」

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    2020年08月04日
  • イラストでわかる ニッポンのサイズ図鑑

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    古来から現在まで、日本で使われている様々な単位や尺貫法を解説。
    「ニッポンのサイズ 身体ではかる尺貫法」を底本に、再編集。
    ・メートル法について
    1章 長さの単位・・・尺・鯨尺・寸・分・厘・毛・間・尋・丈、等。
    2章 面積の単位・・・畳・坪・畝・反・町。
    3章 量の単位・・・升・合・勺・斗・石。
    4章 重さの単位・・・匁・貫・斤。
    5章 お金の単位・・・両・分・朱・匁・文。
    6章 時間の単位・・・刻・旧暦。
    ・度量衡換算 早見表
    主な参考文献有り。
    日本の単位いろいろを分かり易く、されど詳しく説明しています。
    個性的なイラストとフォントがその一端を担っています。
    身体とその能力が基本になってい

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    2020年04月09日
  • 大江戸生活事情

    A

    購入済み

    興味深く読めました

    江戸時代について、
    当時の人々がどんな暮らしをしていたのか考えてみると
    今一具体的なイメージがわかないものです。
    そんなに遠い昔でもないのに、不思議に思っていましたが、この本を読んでなんとなく理由がわかったような気がします。
    それはともかく、
    江戸時代の暮らしの様子が生き生きと描かれていて、面白かったです。
    江戸時代の生活も、思っていたより楽しそうです。

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    2020年04月08日
  • 実見 江戸の暮らし

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    江戸時代の普通の暮らしを、小説の挿絵、地誌類の挿絵、絵本類を使用して「見て」いく。想像以上に暗かった照明器具(でも種類は多い!)、とても自由でお洒落な着こなし(今だったらだらしないで終わる)の着物の着方、テーブルなんてなく、床に置いた食事。食べ物やお金、暦…。絵で見ることによってすっと入ってくる。時代劇のウソを上書きしながら、もっと知りたくなりました。

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    2019年11月11日
  • 大江戸妖美伝

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    石川英輔 著、大江戸シリーズ№7「大江戸妖美伝」、2006.2刊行、2009.3文庫化。「大江戸神仙伝」7年後「大江戸仙境録」、それから「大江戸遊仙記」、「大江戸仙界紀」、「大江戸仙女暦」、1996年奥様の美知子様が亡くなられ筆があまり進まないなか「大江戸仙花暦」を書きあげられ、そして、読者の期待に応えて、その3年余後「大江戸妖美伝」が完成しました。本作品は、主人公の速見洋介、東京の流子のもとより、江戸のいな吉の世界での時間が殆どです。文庫版のあとがき(2009.2)で第8作に向けて努力中と。待ってます!

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    2018年05月15日
  • 大江戸仙花暦

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    「東京には東京の良さがあり、江戸には江戸にしかない良さがある」石川英輔さんの大江戸SFシリーズ第6巻「大江戸仙花暦」、1999.12刊行、2002.12文庫化です。中秋の名月は陰暦八月の満月。江戸の人たちは、満月を楽しむと共にいろんな月を楽しんでいました。二十六夜待ち、細くなって早朝に東の空から昇って来る月、あと3、4日で晦日(みそか)碗を上向きにしたような形、受け月というそうです。日本の歴史上空前の芸能ブームだった文化文政期、二十六夜待ちの楽しみ、風流に感じます!私も早朝ウォーキング、逆三日月好きですw

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    2018年05月07日
  • 大江戸遊仙記

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    石川英輔さんの東京~江戸転時(タイムスリップ)シリーズ№3「大江戸遊仙記」、1993.11発行です。速見洋介、3度目の転時、東京では長身で均整のとれた現代美女、37歳の流子と、江戸では意気で気風のいい19歳の芸者、いな吉と、逢瀬を楽しんでいます。現代の便利さと江戸時代の質素な暮らしを比較しながら、化学評論家、洋介の頭と心はくるくる、くるくる回転します。「江戸時代の庶民は悲しいほど無欲。裏長屋に住んで毎日米の飯をたっぷり三回食べられれば、それだけで生きる喜びの大半は満たされる。たまに弁当持ちで遊山に来たりすると、簡単に幸福感が飽和してしまう」最近、私も、ときどき、そんな気持ちになります(^-^)

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    2018年05月02日
  • 大江戸生活事情

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    再読。学校で習った江戸時代は悪いイメージしかなかったが、この本を読むと、江戸時代が稀にみる知恵と工夫にあふれた時代だというのがよくわかる。反面、西洋文明・現代文明への批判も厳しいので、人によってはうんざりしてしまうかもしれない。

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    2017年08月03日