あらすじ
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度量衡の単位としてグローバルスタンダードとなっているメートル法。一方、日本古来の単位「尺貫法」は、身体の部位の長さや米の収穫量など、生活に根づいた感覚から生まれています。そういった「人間の感覚」由来の単位を学ぶことは、昔の日本人がつちかっていた生活感覚を想像し追体験する面白さにつながることでしょう。イラストをふんだんに使った親しみやすい造本で、多様で豊かな単位の文化をわかりやすく伝えます。現代生活に今も残る単位の名残(畳数や坪数など)や、覚えておくと役立つ知識(1坪は何平米かなど)もふくめます。また、フィートやポンドなど、世界中にある身体基準の単位についての豆知識も掲載します。
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Posted by ブクログ
かつて使われていた度量衡や暦について、たくさんのイラストと共に解説した本。なんとなく知っていた単位も、その上下の単位とあわせて明確に解説されているので解りやすい。何より、影絵風なイラストがかわいいし、見出しのフォントがレトロかわいい。特に、注釈のフォントが手書き風文字なのがわたし的にすごくツボでした(そこかい)。暦についても多少は知っているつもりでしたが大小暦は知らなかったし、ましてやそれが浮世絵の発展に貢献したものだったとは初めて知りました。絵本のようなデザインで、気軽に読めるのがいいです。
Posted by ブクログ
古来から現在まで、日本で使われている様々な単位や尺貫法を解説。
「ニッポンのサイズ 身体ではかる尺貫法」を底本に、再編集。
・メートル法について
1章 長さの単位・・・尺・鯨尺・寸・分・厘・毛・間・尋・丈、等。
2章 面積の単位・・・畳・坪・畝・反・町。
3章 量の単位・・・升・合・勺・斗・石。
4章 重さの単位・・・匁・貫・斤。
5章 お金の単位・・・両・分・朱・匁・文。
6章 時間の単位・・・刻・旧暦。
・度量衡換算 早見表
主な参考文献有り。
日本の単位いろいろを分かり易く、されど詳しく説明しています。
個性的なイラストとフォントがその一端を担っています。
身体とその能力が基本になっていたり、伝来が様々だったり、
その時代の権力者によるものだったりと、豆知識が豊富。
雑学としても面白い。5円玉の重さが1匁なんて初めて知ったし。
尺を統一したのが伊能忠敬とは!
1フィートと1尺がほぼ同じなのも、なるほどと思いました。
手元にあれば、時代小説に出てくる単位を調べるのに便利(^^♪