あらすじ
1000両が1日で消えた芝居町。5000人もの遊女が咲き誇る吉原遊廓。大工は4時間半働くだけで1日の手間賃を稼ぎ、魚屋は朝夕2度の仕入れで商いに励む。毎日を楽しみながら生きる、庶民の知恵と江戸の町の暮らしぶりをイキイキとよみがえらせる「雑学」の本。大人気の大江戸事情シリーズ!
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Posted by ブクログ
江戸庶民の実態を知るのに、石川さんの本ほど良い物は私は知りません。
資料としても非常に役立っていますし、人間ってなかなか強かだな、と思います。
石川さんの本は他にも「大江戸リサイクル事情」など面白いものがあり、小説よりはそちらをお勧めしたいです。
思ってたのと違った・・・。
江戸の人って、なんて元気で堅くて生真面目で、今と違ってほとんどが人力だし大変なことが多いし、でも生きているな。自分では真似できそうにはないけど・・・・。
Posted by ブクログ
江戸時代の人々の暮らしを、これまで誤解していた事実を改めることができた。
著者は親よりも上の世代になるので、すでに「見方・考え方」に出てくる「現在」の一部は上書きされているが、そもそもの通説になるほどと思うところも多く、もう少し掘り下げて江戸を見てみたくなった。
Posted by ブクログ
石川英輔 著「大江戸庶民事情」、1998.2発行、タイムスリップの大江戸シリーズでない方の大江戸シリーズですw。時々、速見洋介といな吉が顔を出します(^-^) 長屋の暮らしは長屋全体が一軒の家に近い性格ですね。風呂は湯屋、トイレは共同便所、居間は井戸端。畠山健二さんの「本所おけら長屋」を読んでるとよくわかりますねw。娯楽で一日に千両の金が動いたのは、日本橋の魚河岸、吉原、芝居町だそうです。すべて日本橋地域の歩いて10分の範囲ですね。便利・不便は比較の問題。旬の食事、リサイクル、明るいうちに、いいですね!