大江戸リサイクル事情

大江戸リサイクル事情

704円 (税込)

3pt

4.1

人口100万を数え、近世では世界最大の都市といえる江戸。膨大な日常消費は草の根レベルの活発なリサイクルで支えられていた。藁、竹、灰、みな太陽エネルギーの有効利用でよみがえる。現代では忘れられ、失われてしまった江戸庶民の合理的でムダのない暮らしの知恵を描いた「大江戸事情」シリーズ第4作。(講談社文庫)

...続きを読む

大江戸リサイクル事情 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2015年02月24日

    洗練の極致に達した、持続可能な文化だった。
    何も増えず減らず、
    廃棄物も、大気や水の汚染もほとんど発生しない。
    筆者の文章が、すごくスパイス効いています。
    おいしい、いや面白いです(笑)。
    説明は細やかです。※

    0

    Posted by ブクログ 2015年01月16日

    江戸時代のリサイクルの仕組みに驚嘆しました。
    この生活は私にはとても勤まらにけど、
    できることはしたいなと思いました。

    手間をかけるって素敵だなと思いました。

    0

    Posted by ブクログ 2012年02月25日

    前から気になっていた「大江戸シリーズ」をようやく読みました。期待よりも良かったです。「本当の循環型社会は、前年の太陽エネルギーのみで生活する」ということが、江戸時代の具体例とともに分かりやすく書いてあります。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    この本があることを知ったのは、「NHK知る楽」のテキストに掲載されていた広告を見てのことであったと、思う。
     「江戸時代はリサイクル社会であった」と、キーコピーがあったようにおもうが、記憶が定かではない。最近、講談社文庫で読んだ。

     太陽の恵みがエネルギーのすべて、それが植物に働き、≪数年で再...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年02月17日

    持続可能な社会のお手本は、日本である。もちろん、持続可能な社会を手放しで推奨できる体では、僕らはなくなってしまったけれど、世界が本気で持続可能な社会を目指すなら、江戸文化を輸出すべき。

    0

    Posted by ブクログ 2018年10月31日

    あらゆる植物を利用していた江戸時代の生活が詳しくまとめられている。

    那珂川沿いの乾燥した平野では、綿が栽培された。木綿が普及する前、庶民向けには大麻、藤、楮、葛、シナノキなどの丈夫な繊維が使われ、上等の衣服にはしなやかな苧麻が使われた。

    武蔵野の原生林が消えて、ススキの原になったのは、古代から焼...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年06月12日

    人口100万人以上と推定され、当時世界有数の大都市だった江戸。
    それほど大勢の人が集まりながら、同時代のパリやウィーンが屎尿タレ流し・汚臭たちこめまくりの汚都市だったのに比べ、ごみや糞便臭はほとんどなかったという。

    なぜか?

    それは、江戸人のリサイクル意識が発達していたから。

    もちろん、彼らが...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年05月20日

    江戸時代の社会が非常に上手く循環していたことを表す一冊。ただ、全ての章に筆者の意見が組み込まれていることがよくないと感じた。

    江戸の社会において、多くの物は植物を元にしている。つまり太陽エネルギーから生まれたものである。そしてそれを利用する人間もまた太陽エネルギーから生まれた植物や動物を摂取する。...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年07月28日

    今、稲わらについて読んでるのだが、馬に蹄鉄の代わりに草鞋!を履かせたんだってさ!4-5Kmで駄目になるらしく、街道の道端に使用済みが捨ててあるけど、ちゃんと回収されて、肥料にされたとのこと!すごい!。
    ・・・1年に草鞋・草履何足必要か?なんて書いてあって、なかなか興味深いです。
    著者の実体験も織り交...続きを読む

    0

大江戸リサイクル事情 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社文庫 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

石川英輔 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す