あらすじ
世界最大の都市・江戸を擁しながら、ほぼ完全な循環型社会を実現していた、かつての日本。驚異的なエネルギー効率を誇る農工業、民間人がボランティア的に行政参加するスリムな社会システム、季節に応じた知恵溢れる庶民の暮らし……。豊富な図版とともに「究極のエコ社会」江戸を読み解く。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
江戸時代は、太陽エネルギーだけを使って、生活の全てを賄っていたことが本当にすごいと思う。古着を着たり、川の水を飲んだり、食べものを捨てなかったり、家を持たないで借りたり、いろんなことが人の力だけでできていたのがすごいなと思う。
今は便利になって、環境に影響が出ているから、もっと人とか自然の力で生きていける社会ができればいいと思う。
Posted by ブクログ
江戸のリサイクルエコ文化礼賛的な内容で養老先生との対談付き。
電気も使わないし公害も発生しないし物を無駄に使わないので地球環境に良い事は読むと伺える。読んでいて思ったのはでは何故明治時代になったのかという事だが、言わずと知れて外国からの侵略に対抗する為である事は事実だろう。江戸の人達がエコを意識していたかは分からんけど江戸のままでいけばどこかの国の植民地になって結果的にエコでない社会になっていた可能性がある。
2024年現在では生成AIによる電力消費量が跳ね上がる。つまり江戸とは反対の方向に進んでいる。後戻りできないまでも江戸の暮らしのエコ要素を取り入れるのも悪くないかも知れない。