七草のレビュー一覧
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extra以外は全ての物語が突貫通行しているかのようになっている。1ページ目から順番に読んでいく事が望ましいだろう。9巻で登場した「午後の猫」の謎がここで明らかなになります。Posted by ブクログ
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しにがみのバラッド。第2巻です。続編というか、刊行順と云うべきでしょうか。収録されている作品は、全て共通する物語ではありません。伏線を気にするようなら、1巻ずつ読んでいくといいでしょう。ただし、最後に収録されている、英題「momo extra」に関しては、世界観を共通しているため、ここだけ抑えておけ...続きを読むPosted by ブクログ
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一遍毎に、主人公と物語が変わる短編集のような書籍。ライトノベルでこのような形を取っているのは、とてもユニークだと感じる。物語に共通して登場する、死神の”モモ”と仕え魔の”ダニエル”はあくまで、各々の主人公たちのアシスタント役であり、主役ではない。この書籍だけなら、どの物語から読んでも違和感なく読める...続きを読むPosted by ブクログ
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再読。
全体的に暖かくて心に残る話が多い。
個人的には「スノウリバース」が好き。
[水のないプール]
姉を亡くし、もう少し先に死ぬと死神少女に宣告された無気力男子高生と、プールに入りたくない女子高生の話。
相手がもうすぐ死ぬかもしれないと宣言されながら「ソレでもいい」と言えるってのは凄いなって思っ...続きを読むPosted by ブクログ -
中途半端に終わってしまった前巻の続き。内容は前巻と同じく、死んでいった人たちの最後の願いを叶えるお話。
前巻と違い方向性が決まってきたのか、だいぶ話にまとまりができてきた。
ただ、仕方のないことだが一人一人に時間を割くので完結までの巻数が多くなりそう。10巻程度か。
全体的に内容に整理も付いてきて感...続きを読むPosted by ブクログ -
ハッピーエンドで終わると断言されている印象的な書き出しで始まるお話。
死んだ人たちの心残りを解消していくという設定。残された人たちが立ち直っていく様は泣かされる。
ただ24人のエピソードを丁寧に一人一人やっていこうとするのはどうかと思う。
今後の展開はどうなるのだろうと期待して読み進めていたが、途中...続きを読むPosted by ブクログ -
表紙の淡い幻想的なデザインが印象的。
物語自体はこれから1人ずつ幸せになって消えていくスタイルなので、暖かな気持ちになりたい時にはオススメです。Posted by ブクログ -
25人の鬼塚テルミー,にさつめ.
死者の代弁者として
交通事故で亡くなった24人の心残りを解消していく.
今回も面白かったわー.
しかしアレだ
死者の代弁者だなんていうと
ドクペ大好きの某ニート探偵が出てきそうだな.
アレとは違って
コレはホントに死者の言葉を伝えているわけですが.
代弁していないク...続きを読むPosted by ブクログ -
きれいごとじゃない?って所がいくつかあったけど、死を否定するでもなく、忘れるのでもなく不器用に前を向いていこうとする姿が良かった。綾が残したMDには涙が出た。Posted by ブクログ
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久しぶりに再読。 「ヒカリのキセキ」で毎回泣いてしまいます。 父親が不器用さが、子供の心を苦しめ、死を渇望させる。 一言、たった一言あれば、二人はもっと温かで穏やかな関係になれたのではないかと、思わずにはいられません。 他の作品も良かったです。 詩的な文章に引き込まれました。Posted by ブクログ
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まさか次巻がこんなに早く出るとは!!
読み切りが並んでいる感じで読みやすい。
ただ感動するシーンが途中にあるけど、長く続かない。
あっさりと章が終わっていく。
でもこういったもの特有のモヤモヤした終わり方じゃなく、しっかり終わっているのでスッキリ感がいい!
このまま最後までいってほしい。Posted by ブクログ -
しにがみのバラッド。全巻の中で一番薄い本。
「ニノ。」はちょっと怖いお話。
「午後の猫。」は素敵。
3話目の「金魚の泪。」がお気に入り。親近感が沸きます。Posted by ブクログ -
ラストスパート・・・?ちょっと難しいです。
今まで出てきたキャラがかなり大勢出てきます。
個人的には1話目の「幾間大輝」君を出して欲しかったな!Posted by ブクログ -
絶望から始まり、ハッピーエンドへつなぐ。
むずかしいことです。
それを一人じゃなくなったテルミーは思いを伝えていきます。
いい作品です。
でも続刊してほしいです。
まだできます。Posted by ブクログ -
あのときそのとき〜が1番好きでした。栞と桜介のやり取りが微笑ましくて可愛い…!暖かなハッピーエンドという感じで癒されます。それと対照的に、アリスのお話はラストがつらかった。皆いずれは迎えが来るのだから、それまでは生きる。そんな感情が見えた気がして寂しくなりました。これから彼は何を力に生きるのだろう。...続きを読むPosted by ブクログ
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哀しくて、温かくて。とても綺麗なお話だった。キャラクターたちの想いが本当に純粋で。個人的に今回1番ぐっときたのは星くずのため息。の最後の辺り。主人公と共感できる部分が多くて、だからこそ私も、いい加減耳を塞ぐ手を離さなくては。走り出してみようかな、と思わされました。ハセガワさんの詩のような言葉はやっぱ...続きを読むPosted by ブクログ
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「バス事故で亡くなった高校のクラスメイト24人の最後の願いを、その事故でただ一人生還した鬼塚輝美が、叶えてまわり成仏させる」というストーリーに少しでも興味を持てば、購入して損はないかと思います。もちろん表紙絵に惹かれてでも(笑)
気になったのは、一人一人のバックストーリーに重点を置くのか、輝美がク...続きを読むPosted by ブクログ -
なんでもない日常をまるで宝物のように描くこの人の文章はすごいと思う。
出てくる死に神も、優しくて、死んだということをそれほど未練がましく思ったり、後悔したりとか、そういったことを思うこともなく静かに迎えてくれるその瞬間がすごく切なくて、でも、不適切かもしれないけれど、綺麗だと思う。Posted by ブクログ