七草のレビュー一覧

  • しにがみのバラッド。(2)

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    しにがみのバラッド。第2巻です。続編というか、刊行順と云うべきでしょうか。収録されている作品は、全て共通する物語ではありません。伏線を気にするようなら、1巻ずつ読んでいくといいでしょう。ただし、最後に収録されている、英題「momo extra」に関しては、世界観を共通しているため、ここだけ抑えておけば、他の作品を読んでも問題なく読めると思われます。

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    2016年03月02日
  • しにがみのバラッド。

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    一遍毎に、主人公と物語が変わる短編集のような書籍。ライトノベルでこのような形を取っているのは、とてもユニークだと感じる。物語に共通して登場する、死神の”モモ”と仕え魔の”ダニエル”はあくまで、各々の主人公たちのアシスタント役であり、主役ではない。この書籍だけなら、どの物語から読んでも違和感なく読めるかなと感じる。私が一番感銘を受けたのは、”傷跡の花”

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    2016年02月22日
  • しにがみのバラッド。(2)

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    再読。
    全体的に暖かくて心に残る話が多い。
    個人的には「スノウリバース」が好き。

    [水のないプール]
    姉を亡くし、もう少し先に死ぬと死神少女に宣告された無気力男子高生と、プールに入りたくない女子高生の話。
    相手がもうすぐ死ぬかもしれないと宣言されながら「ソレでもいい」と言えるってのは凄いなって思った

    [あさっての未確認レインボウ。]
    女子高生と近所の知り合いだった幽霊男子の話。
    「彼女が"強がり"で、"寂しがり屋"で、"ちょっぴり弱い"ってことを知っている」って言ってもらえるっていうのはきっと素敵なんだろうな。
    たとえ相手がすでに

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    2015年05月06日
  • テルミー2 きみをおもうきもち

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    中途半端に終わってしまった前巻の続き。内容は前巻と同じく、死んでいった人たちの最後の願いを叶えるお話。
    前巻と違い方向性が決まってきたのか、だいぶ話にまとまりができてきた。
    ただ、仕方のないことだが一人一人に時間を割くので完結までの巻数が多くなりそう。10巻程度か。
    全体的に内容に整理も付いてきて感動もできたので良かった。

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    2013年12月16日
  • テルミー1 きみがやろうとしている事は

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    ハッピーエンドで終わると断言されている印象的な書き出しで始まるお話。
    死んだ人たちの心残りを解消していくという設定。残された人たちが立ち直っていく様は泣かされる。
    ただ24人のエピソードを丁寧に一人一人やっていこうとするのはどうかと思う。
    今後の展開はどうなるのだろうと期待して読み進めていたが、途中から何か違うのではと思わされた。
    終わりも中途半端で後書きには「次回作でお会いしましょう」と書いてあったので困惑したが、続刊があるのでそちらを読んでみないとなんとも言えない。

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    2013年12月06日
  • テルミー1 きみがやろうとしている事は

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    ネタバレ

    表紙の淡い幻想的なデザインが印象的。
    物語自体はこれから1人ずつ幸せになって消えていくスタイルなので、暖かな気持ちになりたい時にはオススメです。

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    2013年08月20日
  • テルミー2 きみをおもうきもち

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    25人の鬼塚テルミー,にさつめ.
    死者の代弁者として
    交通事故で亡くなった24人の心残りを解消していく.
    今回も面白かったわー.
    しかしアレだ
    死者の代弁者だなんていうと
    ドクペ大好きの某ニート探偵が出てきそうだな.
    アレとは違って
    コレはホントに死者の言葉を伝えているわけですが.
    代弁していないクラスメイトがまだまだ居るし
    続きも出るのでしょうか.

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    2013年07月30日
  • しにがみのバラッド。(7)

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    きれいごとじゃない?って所がいくつかあったけど、死を否定するでもなく、忘れるのでもなく不器用に前を向いていこうとする姿が良かった。綾が残したMDには涙が出た。

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    2013年03月09日
  • テルミー2 きみをおもうきもち

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    まさか次巻がこんなに早く出るとは!!
    読み切りが並んでいる感じで読みやすい。
    ただ感動するシーンが途中にあるけど、長く続かない。
    あっさりと章が終わっていく。
    でもこういったもの特有のモヤモヤした終わり方じゃなく、しっかり終わっているのでスッキリ感がいい!
    このまま最後までいってほしい。

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    2011年09月16日
  • しにがみのバラッド。(12)

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    ラストスパート・・・?ちょっと難しいです。
    今まで出てきたキャラがかなり大勢出てきます。
    個人的には1話目の「幾間大輝」君を出して欲しかったな!

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    2011年04月16日
  • しにがみのバラッド。(9)

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    しにがみのバラッド。全巻の中で一番薄い本。
    「ニノ。」はちょっと怖いお話。
    「午後の猫。」は素敵。
    3話目の「金魚の泪。」がお気に入り。親近感が沸きます。

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    2011年04月16日
  • しにがみのバラッド。(8)

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    1巻で出てきた2人と、2巻に出てきた女の子に会えます。
    「てのひら銀河。」の前編と後編、お気に入りです。

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    2011年04月16日
  • テルミー1 きみがやろうとしている事は

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    絶望から始まり、ハッピーエンドへつなぐ。
    むずかしいことです。
    それを一人じゃなくなったテルミーは思いを伝えていきます。
    いい作品です。
    でも続刊してほしいです。
    まだできます。

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    2011年04月04日
  • テルミー1 きみがやろうとしている事は

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    ストーリーも展開も、十分に楽しめたんですが、単巻として考えると、終わった感が足りない感じ。そこだけが残念。

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    2011年02月01日
  • しにがみのバラッド。(5)

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    あのときそのとき〜が1番好きでした。栞と桜介のやり取りが微笑ましくて可愛い…!暖かなハッピーエンドという感じで癒されます。それと対照的に、アリスのお話はラストがつらかった。皆いずれは迎えが来るのだから、それまでは生きる。そんな感情が見えた気がして寂しくなりました。これから彼は何を力に生きるのだろう。

    モモの話も気になるところで終わってしまった…あと今回の刊はモモとダニエル以外の登場人物も非日常的(?)な設定が多くて驚きました。そんなところを含めて、面白かったです。

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    2012年03月29日
  • しにがみのバラッド。(4)

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    哀しくて、温かくて。とても綺麗なお話だった。キャラクターたちの想いが本当に純粋で。個人的に今回1番ぐっときたのは星くずのため息。の最後の辺り。主人公と共感できる部分が多くて、だからこそ私も、いい加減耳を塞ぐ手を離さなくては。走り出してみようかな、と思わされました。ハセガワさんの詩のような言葉はやっぱり綺麗で透明な水のよう。すっと静かに心に染み込むのです。

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    2012年03月29日
  • テルミー1 きみがやろうとしている事は

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    「バス事故で亡くなった高校のクラスメイト24人の最後の願いを、その事故でただ一人生還した鬼塚輝美が、叶えてまわり成仏させる」というストーリーに少しでも興味を持てば、購入して損はないかと思います。もちろん表紙絵に惹かれてでも(笑)

    気になったのは、一人一人のバックストーリーに重点を置くのか、輝美がクラスメイトを成仏させる過程に重点を置くのかが中途半端になっている点とプロローグとまえがきがごっちゃになっている点、「かならずハッピーエンドになる」と2回も念押しする必要があったのかどうか。

    とはいえ、読後感は程良く、続刊希望です☆
    アニメとかになれば、一話一話やりやすくてブレイクしそう☆
    歌も歌う

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    2010年08月10日
  • しにがみのバラッド。リバース。

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    なんでもない日常をまるで宝物のように描くこの人の文章はすごいと思う。
    出てくる死に神も、優しくて、死んだということをそれほど未練がましく思ったり、後悔したりとか、そういったことを思うこともなく静かに迎えてくれるその瞬間がすごく切なくて、でも、不適切かもしれないけれど、綺麗だと思う。

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    2010年07月30日
  • しにがみのバラッド。(3)

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    小さくて広い僕たちの世界。今回は2組のカップル可愛さに悶えっぱなしでした。いちゃいちゃベタベタというわけではないのに、甘い。そして読者を幸せな気持ちにさせてくれます。後、カンタの感情表現がとても豊かで読んでいて面白いですね。
    終盤のハセガワさんの紡ぐ言葉には本当に切なくて、優しくて、涙腺を刺激されました。言葉の真意は曖昧にしか捉えられなかったけれど、ただ静かに響く不思議な言葉です。

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    2012年03月29日
  • しにがみのバラッド。(2)

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    死と命、生を主題に巡る、冷たいのに温かい、雪のようなお話。読み終えた後でとても優しい気持ちになれます。モモの物語も少しずつ語られてきたのが気になるところです。

    しにバラは毎回読んだ後に心地よい余韻が残って、感想を言葉にできない作品だなと思います…。
    とりあえずこれだけは書いておきたい。2刊では個人的にスノウリバースがすごく好きです。

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    2012年03月29日