しにがみのバラッド。(2)

しにがみのバラッド。(2)

583円 (税込)

2pt

ある日、ひとりの少女が目を覚ましました。その少女は、人間ではありませんでした。手には、鈍色に光る鎌を持っていました。傍らには、奇妙な黒猫がいました。少女は――「死神」でした。そして、死を司る少女には、他の仲間と違うところがありました。その姿が、雪のように真っ白なこと。その心が、春のようにやさしいこと。これは、白い死神の、哀しくてやさしい物語です。

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しにがみのバラッド。 のシリーズ作品

1~13巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~13件目 / 13件
  • しにがみのバラッド。
    649円 (税込)
    目を覚ますと、少女は死神でした。少女は、死神でありながら、その真っ白な容姿ゆえに仲間から「変わり者」と呼ばれていました。しかし、少女の持つ巨大な鈍色の鎌は、まさしく死の番人のものです。少女の使命は人間の命を運ぶこと。死を司る黒き使者である少女は、仕え魔のダニエルと共に、人の魂を奪いにいくのです。死を司る少女は、様々な人と出会い、そして別れていきます。哀しくてやさしいお話。
  • しにがみのバラッド。(2)
    583円 (税込)
    ある日、ひとりの少女が目を覚ましました。その少女は、人間ではありませんでした。手には、鈍色に光る鎌を持っていました。傍らには、奇妙な黒猫がいました。少女は――「死神」でした。そして、死を司る少女には、他の仲間と違うところがありました。その姿が、雪のように真っ白なこと。その心が、春のようにやさしいこと。これは、白い死神の、哀しくてやさしい物語です。
  • しにがみのバラッド。(3)
    583円 (税込)
    少女は届けます。人から人に、届けます。哀しい「気持ち」を。やさしい「想い」を。少しだけでもいい。前に向かって歩いていきますように。やわらかな想いで、世界が満ちますように。願いが、伝わりますように。そして、真っ白な雪のような姿の死神は舞うのです。人々の想いをのせて――。これは、白い死神の哀しくてやさしい物語です。
  • しにがみのバラッド。(4)
    605円 (税込)
    白い死神は尋ねます。キミは何処に行くの? キミは誰に逢いに行くの? キミは何処まで歩いて行くの? キミは何処まで、飛んでいけるの……? 人と死神の不思議なふれあい。それは、前ばかりじゃなく後ろを振り返る勇気と、あと一歩踏み出す心の強さを、ほんのすこしだけ与えてくれるのです。白い死神は尋ねます。――キミは何処に行くの? 聴こえますか? これは、白い死神からの哀しくてやさしい唄。
  • しにがみのバラッド。(5)
    627円 (税込)
    永久の花よ、来たれ――。「――――?」名前を呼ばれた気がして、白い少女は振り返りました。しかし、そこに求める姿はありませんでした。そこにはただ空があり、何処からか風に飛ばされてやってきた淡い白い花びらが一枚、目の前を通り過ぎるだけでした。少女は大きな瞳でその花びらの行方を追います。風に舞って、ゆらりゆらり宙をたゆたう。風に乗って、ふわりふわり遠くまで。名前を呼ばれた気がしたのです。少女を、よく知る声が――。これは、白い死神の哀しくてやさしい物語。
  • しにがみのバラッド。(6)
    561円 (税込)
    ――来たれ、白き花よ。永久に枯れぬ花よ。それはまるで、真っ白い花のよう――。白い少女が振り返ると其処は、灰色の街でした。迷い人の園。虚無と現実の果て。少女を呼ぶ声。白い花を呼ぶ音。――来たれ、白き花よ。永久に枯れぬ花よ。――見付けておくれ。――この、散りゆく花の音を。そして白い少女は扉を開き、枯れ逝く花の声を聴いたのです。これは、白い死神と黒猫の哀しくてやさしい物語。
  • しにがみのバラッド。(7)
    605円 (税込)
    何処かで鈴の音が聴こえて、ふわりと咲く風になりました。風は真っ白い花をたずさえて、空に浮かびます。真っ白な花だと思われていたそれは、真っ白な少女でした。少女で、そして――死神でした。そのまわりを、黒猫が、ぱたぱたとコウモリのような羽根で飛んでいました。少女はやさしく微笑み、黒猫をそっと抱えて、ラララ、と唄いはじめました。――空には、雨あがりの虹が架かっていました。これは、白い死神と黒猫の、哀しくてやさしい物語。
  • しにがみのバラッド。(8)
    627円 (税込)
    まるで、“光”と“影”のような二人の少女。その白と黒の死神に仕える黒猫たち。彼らの想いは、通じ合っているはずなのに、すれ違ったままでした。彼らの主人である少女たちも、外見はうり二つでしたが、心はすれ違い続けました。あるとき。灰色の街に住む白い花は、枯れ逝くまえに、ことばを届けます。“光”と“影”へ。けっして交わるはずのないふたりへ。そして、黒猫たちは……。――これは、白い死神と黒猫の哀しくてやさしい物語。
  • しにがみのバラッド。(9)
    539円 (税込)
    真っ白な少女は、空にたゆたっていました。そこは、不思議なくじらが舞う世界。忘れものの森。電波塔の上。海が近い街のどこか……。傍らには真っ黒な猫の姿をした仕え魔がいました。少女は、死神でした。それは、ひとびとの命を運ぶ存在。真っ白な少女は、ひとびとと関わり、交わり、そして変えていくのです。これは、白い死神と黒猫の、哀しくてやさしい物語。
  • しにがみのバラッド。(10)
    605円 (税込)
    行ってくるね。真っ白な少女は、精一杯に笑った。仕え魔のダニエルは哀しそうに、行ってらっしゃい。と応えた。白い少女の向かう先は、光が塗り替えた世界。そこは、何も無い世界。少女は、透明な空に、透けるように少しずつ消えていく。そうして、ここから、離れていった。――少女を待っていたのは、赫い血の色の空。鈍色に光るのは、その空に浮かぶ存在が手にした巨大な鎌。その少女は、死神だった。真っ黒の。そして、はじまる。はじまりの終わり。終わりのはじまり。これは、白い死神と黒猫の哀しくてやさしい物語。
  • しにがみのバラッド。(11)
    671円 (税込)
    真っ白い花びらが、風にたゆたって、泳いでいる。そんな何処かの空から、真っ白な女の子がふわりと現れた。私の心に触りにやってきた。その子は、自分のことを「死神」なんて言うけれど、私は思う。天使じゃないかって。本当は、哀しいことを告げにきたのに。たいせつなものを失くしてしまうと、教えてくれにきたのに。私の心に触れにきた。かわいらしい黒い猫をその胸に抱いて。そして私は、どうしてか言ってしまったんだ。「友達に――なって」なんて。これは白い死神と黒猫の哀しくてやさしい物語。
  • しにがみのバラッド。(12)
    649円 (税込)
    ダニエルは、モモのいなくなった世界で、ひとりぼっちで旅をしていました。モモが残した“想い”を拾い集めながら。何処かでまたモモに逢えるんじゃないかと想いながら――。モモとアンは魂を扱うことで、この世のバランスを保つ存在でした。その二人が、今はいない――。ならば逆に、くずれたこの世のバランスをもう一度取り戻すことで、もしかすると、もう一度モモに逢えるかもしれないとダニエルは考えました。そして、ダニエルは、モモと関わった人間たちが残す“想い”をさがしはじめます。これは、“真っ白い花”が世界に残した、“想い”をたどる物語。
  • しにがみのバラッド。リバース。
    715円 (税込)
    ヒカリが溢れて、淡い色のやさしい光になって、すべてをつつみこみます。真っ白い女の子と黒猫が舞い踊るとき、魂は、空へと導かれていきます。白い死神モモは、涙を流しながら、人の命を奪っていくのです。そこには、人々の様々な想いのカケラたちが詰まっていました。忘れることのない、大切な想いのカケラたち――。これは、今までのお話では語られることのなかった、秘められたエピソードを紡いだ物語です。あなたの大切な想いのカケラを、白い死神モモと黒猫ダニエルと一緒に探してみませんか。

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しにがみのバラッド。(2) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    モモという「しにがみ」が贈る、笑いあり涙ありで読み終わったら胸がほっこりと温かくなる・・・・

    そんな小説だと思います。

    おススメは「水のないプール。」

    0
    2010年12月16日

    Posted by ブクログ

    あたしのお気に入り☆彡
    スノウリバース。とひどく綺麗な透明な空。が特に好き。
    モモのサイドテールに萌え♡
    あずりとせいごの関係もGOODだし。
    水のないプールのモモが少しかっこいい。

    水のないプール。 あさっての未確認レインボウ。 スノウリバース。 ひどく綺麗な透明な空。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    しにがみのバラッド。第2巻です。続編というか、刊行順と云うべきでしょうか。収録されている作品は、全て共通する物語ではありません。伏線を気にするようなら、1巻ずつ読んでいくといいでしょう。ただし、最後に収録されている、英題「momo extra」に関しては、世界観を共通しているため、ここだけ抑えておけ

    0
    2016年03月02日

    Posted by ブクログ

    再読。
    全体的に暖かくて心に残る話が多い。
    個人的には「スノウリバース」が好き。

    [水のないプール]
    姉を亡くし、もう少し先に死ぬと死神少女に宣告された無気力男子高生と、プールに入りたくない女子高生の話。
    相手がもうすぐ死ぬかもしれないと宣言されながら「ソレでもいい」と言えるってのは凄いなって思っ

    0
    2015年05月06日

    Posted by ブクログ

    死と命、生を主題に巡る、冷たいのに温かい、雪のようなお話。読み終えた後でとても優しい気持ちになれます。モモの物語も少しずつ語られてきたのが気になるところです。

    しにバラは毎回読んだ後に心地よい余韻が残って、感想を言葉にできない作品だなと思います…。
    とりあえずこれだけは書いておきたい。2刊では個人

    0
    2012年03月29日

    Posted by ブクログ

    白いしにがみと、黒猫の仕え魔の哀しくてやさしい物語第2弾。アズリ嬢(嬢!?)がたまらないですv話の中では「水のないプール」が大好きッスv

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    一巻と同様に不思議な気持ちになったが、今回について考えさせられることが多かった。命は無限ではなく有限で、早く死んでしまう人もういれば長く生きる人もいる。だからって、軽く自分はどうせ死ぬんだなどと言ってはいけない。そして、死んでしまったら、その人はもう帰ってこない。残された人はとても悲しい思いをする。

    0
    2010年01月18日

    Posted by ブクログ

    1巻に続き、文章の書き方やイラストはとっても好き。
    でも話の内容やキャラがそんなに好きではなかったです。
    『スノウリバース。』は私の好みでした。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    「水のないプール。Pool Side Girl」「あさっての未確認レインボウ。rude rainbow」「スノウリバース。Snow Rebirth」「ひどく綺麗な透明な空。I'm waiting for my girl / momo extra.2」

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    ・水のないプール。
    ・あさっての未確認レインボウ。
    ・スノウリバース。
    ・ひどく綺麗な透明の空。

    0
    2009年10月04日

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