二木真希子のレビュー一覧
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あー、これで本当に終わってしまった。
しかし仕事に追われる日々から異世界に心を飛ばす時間を作ってくれました。ありがとう守り人シリーズ。
あとがきにあった言葉に納得。
里に根づき、子供や孫にかこまれて一生を終えるという人生から外れてしまった人々ー流れ行く者たちーの、人生の行く末。
なかなか現代日本...続きを読むPosted by ブクログ -
守り人シリーズ、そして旅人シリーズの集大成となる最後の物語。今までの話が統合されて出てくる感じで、一気読みしてきた身としては感慨深いものがある。何年もかけて読んでいたら登場人物を忘れてそう(笑)
チャグムの足跡を追いかけて、いつもぎりぎりのところまでたどり着くのになかなか会えずにもどかしく感じたが、...続きを読むPosted by ブクログ -
最強に見える人でも、当然こども時代はあったし、最強になる前の時代があったわけだし、最強に見えても決してそんなことはない、ということを示していて面白い。トロガイの話なわけだが、そんな弱いところを見せたシーンで弟子が活躍する、というのも王道で良いね!
ただ、サグとナユグという2世界で理解していた中で、ナ...続きを読むPosted by ブクログ -
これまでのシリーズ史上もっとももどかしく、だからこそ人間味があるというか、共感する内容となっている。というのも、バルサもトロガイも出てこないため、「ここでうまくやっつけてくれる!」という人がいない。そのため、チャグムやシュガが自らの能力を限界まで発揮しつつも、勧善懲悪とはならない感じ。だがそれがよい...続きを読むPosted by ブクログ
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こうあるとワクワクする、という内容を楽しめる巻です。何度目か読ですが、忘れっぽいので、今後どうなるんだっけとソワソワ。Posted by ブクログ
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ここ2週間は精霊から順番に守り人シリーズをイッキ読みしてきて、蒼路の旅人を読み終わった後は一旦休憩しようと思ってたのに、、出来ないじゃん!!
圧倒的力を持つタルシュ帝国。
どう足掻いてもタルシュ相手に勝ち目は無さそうで、、どう収束させるのかと思ったら、、まさかのチャグム!!!
はいもう次を読みま...続きを読むPosted by ブクログ -
TVでは最終章がはじまったところで、書籍で最初から復習。
小説といえば、北方水滸伝シリーズを読んでいますが、上橋さんのは文章がサラリと流れていく感じで、これが重さを感じさせるドラマにも出てくれたらと思います。Posted by ブクログ -
テレビでそれも私の大好きな綾瀬はるかが主演するということもあって、そちらから入りました。何部作ということで現在はその2期目が途中終了したのでしょう。テレビが終わってからなんとなく作者を見ると、独特な作風の上橋菜穂子でした。長編小説の第1巻であり、変な名前や独特の地名など覚えることばかりですが、2巻ま...続きを読む
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バルサが13歳くらいの時の短編集。
バルサもタンダも幼い(年の割にはしっかりしてるけど!)頃の話にしては、彼らの目から見た大人たち(バルサの場合は主にジグロ)のやり取りを描く話が多いからか、全体的にビターな読後感。
彼らの未来を知ってる立場からすると、微笑ましかったり切なかったり。Posted by ブクログ -
ヒュウゴとチャグムはよく似ている。民を想う心、先を見通す力、現状に甘んじない強さ。
蒼路の旅人をまた読み返したくなった。
後書きを読んで納得、炎路の旅人は蒼路の旅人の前に書かれたものだった。Posted by ブクログ -
タンダのことが、より好きになってきた。バルサと次の話では、どうなるか楽しみ。人間関係がようやく定着してきて、サクサク読めるようになった。Posted by ブクログ
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カンバルに向かって旅をする2人の物語。シリーズではこれが最後の2人の旅になる。精霊の守り人で旅した頃からなんてチャグムは成長したのだろう。Posted by ブクログ
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蒼路の旅人のチャグムの話から再びバルサのストーリーへ。ここで2人の人生がまた重なり合う。情報を得ながら、時に命の危険に身をさらしながらチャグムを追うバルサ。そしてバルサが襲撃にあうチャグムの命を助け、チャグムの成長振りに驚く。
ここからまた2人のたびが始まる。そのたびを見届けたい気持ちでいっぱいにな...続きを読むPosted by ブクログ -
チャグムの成長に驚いた。
本編はバルサ中心の守り人シリーズとは異なるチャグの物語。シュガがチャグムに誓う場面が印象的。チャグムが「陰謀の存在を知りながら、誰かを見殺しにするようなことを、けっして、わたしにさせるな」と言い、それをシュガが約束する。そして後日「清い、かがやく魂を見に秘めたままで、政を行...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズの途中から重要な役割で出てくるヒョウゴという男の過去と成り立ちを語った炎路の旅人は面白く読んだ。蒼路の旅人のすぐ後に読めたら、もっと楽しめたような気がする。少し残念。
十五の我にはバルサの若き日の回想の物語。ジグロとの関係性や当時の境遇をうかがい知ることができる物語。Posted by ブクログ -
どこの国にも独自の伝説と文化と宗教体系がある。それは現実世界でも同じ。守人シリーズのすばらしいところは設定に無理がなく、ファンタジーといえでも限りなく現実世界の生々しさを感じさせてくれるところ。
アスラの持つ特殊な力と、アスラを救おうとするバルサの感情がたんたんと伝わってくる。後半が早く読みたくなる...続きを読むPosted by ブクログ -
ナヨグの話再び。歌と夢と花といった異次元の世界が交錯するが、違和感なく読めるところがこのシリーズの素晴らしいところ。
トロガイの過去と恋の話がうまくはさみこんであっておもしろい。Posted by ブクログ -
シリーズ第三弾。
児童書だからと敬遠している人がいたらもったいない。
大人のための絵本というジャンルが確立してるので、大人のための児童書ってジャンルも…あ、それは矛盾してるか。(笑)
きっちり作り込まれた世界観で、安心して浸れるファンタジー。Posted by ブクログ -
素晴らしく成長したチャグムの男気溢れるストーリー。
バルサは登場しないが、精霊の守り人シリーズでもおなじみの国々の登場。そしてとある陰謀をチャグムらしく解決していく人間ドラマ。
こんなにも感動させられるとは!Posted by ブクログ